パンチングマシンとは、ポリウレタンやスポンジ製の打撃対象物を殴ることで、そのパンチ力(打撃力やパンチの速度)を測定・評価する体感型ゲーム機の一種である。
本研究は、パンチングボールが打撃された時の最大移動距離を超音波センサーにより測定し、表示装置および音声表現にて打撃力をレベル表示できるワンボードマイコン制御によるパンチングマシンを開発したものである。
製作にあたっては、次の事項を基本方針として研究を進めた。
1.遊び要素を取り入れ、誰もが楽しめ、かつ安全に配慮したものとする。
2.安価かつ一般的に入手可能な部品、部材を用い、特殊な加工を必要としないものとする。
3.学習成果発表という観点から、制御部や電気配線部分は極力隠蔽せず、構成が分かり易い構造とする。
4.筐体の分解・組み立てが容易であり、持ち運びができるものにする。
試行錯誤の上、完成したマシンは現在も改良の余地が多々あり、今後継続研究が必要である。なお、発表会場にて実機によるデモンストレーションも行うので、ぜひ体感して欲しい。