患者をどう医療へとつなげ、医療従事者はその患者をいかに治療するか。新型コロナウイルス感染症によりその在り方は急速に変化している。それに加え、医師不足、超高齢社会などの理由から医療はゆっくりと、しかし着実に変化している。
そんな中でも疾病構造の変化に伴い、徐々に患者の主観的な満足を考 慮しなければならない時代になってきている。そのために、医療の在り方について再度考えなければならない。そして、私達はそれを実現するため、今後の医学コースでどのような活動をしていけば良いかを考察した。
様々なお話を通して、①患者の気持ちに寄り添い、同じ目線に立って考えること②医師不足の解消や患者が満足できる医療を提供するために質の良い教育を行うことが特に大切なことだと考えた。そのような医療を今後展開していくため、本校の医学コースでは実際の医療現場に行き、患者の生の声を聞いたり、仕事をしている様子を近くで見てみるなどの経験が必要であると考えられる。