近年注目が集まっているLGBTQ、その中でも特にT、つまりトランスジェンダーに焦点を当てた。偏見による差別やそれによる事件が多く起こってきた一方で、公的な機関による法的な処置も取られるようになってきた。 しかしまだまだ理解が足りないことによる偏見や差別は多く存在している。特に、若者にはジェンダーについて考えている人が多くいるが、年齢が上に行くほど、あまり理解が進んでいないのでは無いかと考える。そこで、特に対応にあたっている複数の機関へのインタビューをすることによって、Tジェンダーの今の状況や公的な対策に関して、より詳しく調べた。また、既存の資料を活用して、ジェンダーに関して悩みを抱えている当人だけでなく、周りにいる人の、Tジェンダーに対する意識や理解度がどのくらい高まっているのかについてもまとめた。