福島コースは福島大学とJICA国際協力機構二本松を訪問した。福島大学では、再生可能エネルギーを主力とし、原子力に頼らない発電について学んだ。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、全国で原子力による発電は一時的に減ったが、現在は各地の原子力発電所を再稼働させる動きが活発になっている。一方で再生可能エネルギー発電は、原子力発電よりも危険性が少なく、燃料も必要とせず、温室効果ガスも排出しないという利点がある。再生可能エネルギーは現在全体の発電量の一部にとどまっているが、主力とすることで地球全体に良い影響を与えることになる。JICAでは発展途上国との国際協力について学んだ。青年海外協力隊という技術支援で名高いJICAだが、資金援助などによっても途上国の社会的不利益解消に取り組んでいる。また、国民全体の生活苦について我々の理解の届かないところが多くあるため、自ら知ろうとする姿勢が重要となる。