私は「ふくしまナラティブ・スコラ2022」という校外活動に参加し、現在の高校生は震災後の福島への関心がどれほど高いのか調べた。まず約70名の福高生に対してアンケート調査を行い、結果は「今後の人生で福島県と関わっていきたい人」が67.6%、「福島県について興味のある側面がある人」が74.6%で予想よりも現在の高校生は福島県に関心があることがわかった。だが関心があっても実際に行動をする人は少ないというのも現状である。では具体的にどのような行動をとればよいのか。
次に福島県の復興に関心がある高校生を対象とした県主催の事業についても調べた。その数は27個で、形式は体験型の施設やオリエンテーションなど様々だ。このように福島県を知る機会はたくさんあるため、今の高校生が長い人生の中で福島県と正しく関わっていくためには、自分にはどういう行動が適しているのか考えること、実際に行動することが重要だと言えよう。