現在の日本では女性は男性よりも正規雇用になりにくく、また女性の方が育休・産休の取得が多いためキャリアアップが難しいという雇用格差問題がある。そこで私達はこの問題を解決するために① 父親・母親の育児の共同参画実現へのワーク・ライフ・バランスの見直し② 産休・育休後の再教育の推奨、クオーター制の導入などによる女性のキャリア継続のサポートという2つの基本方針を主軸にした施策を実行していくのが好ましいのではないかと考え、研究を行った。この研究を通して私達は、産休・育休の問題から見た男女の雇用格差を解決していくためには、男性・女性が平等に、そして共にやりがいを持って仕事と家事・育児を両立できるようにすることが必要だと考えた。また、そのためには現時点での育休制度が職能資格の等級の向上を阻害することが大きな壁になると考え、育休制度を見直して改善することで、最終的には男女の雇用格差の解決に繋がると考えた。