私たちは周囲から「世界史は暗記ばかりで退屈」「将来の役に立たない」という意見が多いことを聞き、「世界史を地政学の見方で学ぶことで興味深く学べるようになる。また、世界史の知識を将来国際政治学を学ぶのに役立てやすくなったり、海外の人と交流する際に必要な教養として身に着けることができたりする」という仮説の元、研究を進めた。研究の一環として国際地政学研究所上席研究員 奥山真司先生のお話を聞き、先生が紹介してくださった本を読んで、地政学についての知識や地政学の見方で世界史を学ぶ方法を研究した。具体的には、ランドパワーとシーパワー、ハートランドとリムランド、チョークポイントという地政学における3つの主要な観点を用いて実際の世界史の出来事に結びつけて考える事で、理解を深め、世界史学習をより興味深いものにすることが出来た。研究発表では、発表を聞いてくれた人に、地政学の見方で世界史を学ぶ良さと面白さを伝える。