P12 臓器移植の現状と課題

要旨

私たちは、臓器提供数が同じ制度である他国と比べて圧倒的に少なく、意思表示カードに自分の意思を明記していない人が多いという日本の現状を知った。(100万人あたりのドナー数 制度がOPTING INの国 日本0.61  アメリカ38.03  イギリス18.68)そこで「意思表示カードに自分の意思を明記することで臓器提供数の増加が期待できるのではないか」という仮説を立て、研究を行った。オンライン研修や論文から多くの人が意思表示をしたからといって提供数が増加するとは一概には言えないことがわかった。臓器提供者数を増やすことに重きを置くのではなく、まずはドナー、レシピエント、その家族の精神的ケアを行うことが求められているのではないかと考えた。研究発表会では、主に生徒に向けて臓器提供の決定権を迫られる家族の負担を減らすためにも意思表示をすることを勧めたい。

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