P40 福祉事業の在り方と子ども食堂

要旨

私たちはシングルマザーが置かれている状況とそれを支える福祉事業の在り方について研究をしてきた。この研究は、シングルマザーの現状を知り、私たちなりの解決方法を考えることで、不平等で悩んでいるシングルマザーの力になることが目的である。私たちは①苦しい生活を強いられるシングルマザーの数は年々増加している②福祉事業を利用しにくい環境が出来上がってしまっているという仮説を立てて、ふくしま子ども食堂を運営する江藤大裕さんや明治大学社会福祉学部教授の金子充教授にお話を伺った。その結果、貧困に苦しむシングルマザーの数は年々増加しているが、自分が貧困であることを自覚していないために、誰にも相談できず、助けを求められずにいる人が多くいるということが分かった。これを解決するために私たちができることは、生活に苦しんでいる人への偏見をなくし、福祉事業に積極的に参加し、多くの人に問題を認知してもらうことである。

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