私たちは、アフリカ、サハラ以南の国々の妊産婦死亡率が他のヨーロッパやなどの国々に比べ、異様に高いという現状を知り、その中でもケニアという国に焦点を当て、「私たちにできることは、現状を広め、少しでも多くの人に知ってもらうことで募金活動などに繋げることではないだろうか」と言う仮説を立て、研究を進めた。研究の一環として、拠点をケニアに置き、活動している長崎大学熱帯医学研究所の金子聰教授や、国際協力NGOジョイセフとしてケニアで活動をしていた、松岡さん、藤島さんになどの有識者にお話を伺った。その結果として、現在母子手帳や妊婦健診などの日本の制度がケニアでは採用されつつあるが、国民の意識自体に変化があまりなく、大きな変化は見られていないと言うことや、やはり現状を知らない人が多すぎるので認知を拡大するだけでも大事な一歩であるということを学べた。その認知拡大の場の一つとして今回、生徒研究発表会を活用したいと考えている。