今日の日本で女性閣僚の割合の低さが例に挙げられるように、日本でも男女平等の概念は未だ根付いていないように思う。海外に目を向けてみても国によってその意識の差は激しい。そこで私たちは国に古くから根付く宗教が今の人々の考え方にも影響を及ぼしていると考え、ジェンダー意識の差は宗教と関係しているのではないかと仮定し、大学教授からのお話や文献調査を通して研究を進めた。その結果、当時は男尊女卑の意図はなく決められた経典などが、語り継がれる過程で形を変え、男性優位のものとなったものもあり、ジェンダーと宗教の間に関係がある確率は高いという結論に至った。深く根付いた意識は一朝一夕で変えられるものではないが、今後の社会を担う者たちが、正しい情報を得て偏見を改めていくことが今後の社会を変えていく1歩になると感じた。