グローバル化が進み異文化と触れる機会が増えている今、海外生活の中でカルチャーショックを受けうつ病などの精神疾患に陥る人も少なくない。カルチャーショックを受けたことで引き起こされるこのような精神的悪影響を防ぎ自身にとって良い経験とするためには「同じ境遇を経験した人とつながる場を設けることが効果的ではないか」という仮説に基づき異文化との関わり方について調べた。留学生へのインタビュー・アンケートともに日常のあらゆる場面でカルチャーショックを経験した人が多く、特に言語におけるストレスを感じる人が多かった。仮説については不安やストレスを相談できる団体を利用したことがある人は少なかったが、知っていたら利用したと答えた人は6割ほどであった。またカウンセラーではなく同じ立場の人や友達と話をすることがより効果的であるということも分かり、やはりそのような機会を設けることが大切だと考えた。