現在、地方と都市部において教育格差が生じており、その中でも私たちの身近に差し迫っている大学受験において、地方と都市部では地方の方が不利な状況にあるということを日頃から耳にしている。よって、大学受験で感じられる地方と都市部での教育格差について原因を研究した。
教育格差が生じる原因として「教員1人あたりの生徒数の差」を仮説に挙げた。それを調査するために、都市部として東京都、大阪府のデータ、地方として福島県のデータを用いた。
また、高校に入学した時点で学力のレベルや大学受験をするかはある程度決定されてしまうのではないかという考察が出たため、研究には全国学力調査の中学3年生のデータを使用した。学力平均が最も高かった石川県については、なぜ学力が高いのかを調査した。
結果としては全国的に教員数が減少傾向にあることがわかり、少人数学級の導入や学校外での学習への取り組みが学力の差に影響していると考えられる。