ゼビオグループは環境に配慮した新商品の開発に力を注いでいることを知った我々は、果たしてそのような商品が一般の人々に広く受け入れられるのかという一つの疑問を抱いた。今回の訪問でその旨を尋ねたところ、ゼビオグループは新商品の製作にあたって不要となった衣服を再利用し、リーズナブルな価格を実現しているという。余分な資源の消費を減らしつつ、環境問題に効果的な商品を開発・提供することで持続可能な社会に多大なる貢献をされているのだと感じた。次に宝来屋に関して、宝来屋が抱える課題は主に「少子高齢化による働き手や消費者の減少」と「甘酒ブーム終了後の売上の減少」の二つが挙げられる。これらの課題を解決するために、優秀な人材の確保のためのリクルート活動、仕事の効率化のための製作工程の一部の機械化などを行っており、宝来屋は変化を厭わず現状の最適な策を模索し、実行する強さがあると感じた。