小さなお子さま(特に1歳前後)は頭が大きくて不安定のため、転びやすく頭を打ちやすいです。
「転んだら必ず頭を打ってしまう」と思って、まずは転倒・転落がないように気を付けることが大切ですが、
ここでは、もしもお子さまが頭を強く打ってしまった場合どうすればよいのか?をまとめています。
キズナシッターでは、首から上の怪我は病院受診を推奨しています。その流れも把握しておきましょう!
・日本小児科学会 子どもの事故と対策ー子どもを事故から守ろうー(17.18ページ)
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/jikotaisaku.pdf
<STEP1 お子さまを落ち着かせ、患部をしっかり確認>
1.時間を確認し、お子さまの安全確保
まずは打撲が起こった時間を確認、把握しておきましょう。経過を見る上でも重要になります!
その後様子を見ながらお子さまを落ち着かせましょう。
泣いて暴れたり、屋外で他の人とぶつかったりしても危ないので、まずは安全な場所に安静に移動しましょう。
2.患部を確認
発語前のお子さまの場合、どこを痛がっているのか確認しましょう。
傷・出血・腫れ・赤み等がないかをよく目視、触視して確認してあげることが必要です。
■傷や出血がない場合:<STEP2 傷や出血がない場合>へ
■傷や出血がある場合:<STEP3 傷や出血がある場合>へ
<STEP2 傷や出血がない場合>
1. 患部の処置
保冷剤や冷たいタオルなどで患部を冷やしましょう。
2.保護者さまに報告、病院受診を打診
まずはしっかりと謝罪をしましょう。
〇分前に何が起こり、どのような状況なのか、どんな処置をしたのか、現在お子さまはどのような状態・様子なのかをご説明し、
「首から上のお怪我なので念のため病院受診をさせていただきたい」という旨をお伝えする。
その際事前面談で聞き漏れている事があればお伺いします。
(必要な情報は下記の病院受診の流れで再度確認しておきましょう!)
3.病院を受診する
■どの病院に行きますか?
事前にかかりつけ医を聞いていると思いますが、その病院でよいか確認しましょう。
かかりつけ医含め、土日・祝、夜間等もカバーできるよう2~3か所病院を事前確認しておけるとすぐに対応ができます!
■病院まで何で行きますか?
徒歩圏内なのか徒歩圏外なのかで初期対応が変わります。
徒歩圏外の場合は、タクシー等の公共交通機関を利用することを推奨しております。
■何を持っていきますか?
・保険証・医療証・診察券・母子手帳・お薬手帳
・着替え、タオル類
・おむつ・おしり拭き・ビニール袋
・水分
・抱っこ紐やベビーカー
★鍵(合鍵の場所を聞いたり、保護者に置いて行ってもらうよう伝えるのを忘れずに。)
・携帯電話
・お財布(現金)
→皆さま、これらのことを事前面談で把握できていますでしょうか?
緊急時は慌てているので、大切だと分かっていても抜け漏れてしまうことも考えられます。
事前にお伺いしておくのを怠らないようにしましょう!
4.保護者さまに報告(引継ぎ)
まず、お顔を合わせた状態でもしっかりと謝罪をしましょう。
再度本日の怪我の経緯と病院での診断結果、帰宅後のお子さまの様子をお伝えしましょう。
怪我の場合、治るまでの経過観察が必要となりますので、シッターさまが帰宅後も、保護者さまに引き続き様子を診ていただくことになります。
ですので、まず本日の怪我については、
①KIDSNAシッター事務局へ報告するということ
②保険に加入しているので費用がかかった場合は申請もできること
③何かあれば事務局もしくは、私に連絡をください
と今後のフォローについても添えていただけると、保護者の方も安心されると思います。
<STEP3 傷や出血がある場合>
救急受診or救急車を呼びましょう。
1.以下のような症状の場合はすぐに救急対応(救急受診or119番通報)を!
・すぐに泣かずに泣くまでに数十秒以上かかった
・顔色が悪く、吐き気がある
・出血がひどく、頭部皮膚が切れたり、挫傷している
・大きなたんこぶ(大人の親指以上)ができた時や皮下血腫ができてぶよぶよと腫れてきた
・泣き寝入りして目が覚めた後に2-3回嘔吐した時
■特に要注意の症状
・頭部打撲の部分が陥没している
・大量出血、出血が止まらない
・意識がない、名前を呼んでも反応が鈍くボーっとしている
・目の焦点が定まらない
・けいれんがみられる
・首を動かせない、腕のしびれ等がみられる
・嘔吐が激しく、何度も続く
2.救急車を待つ間に注意することは?
・むやみに抱き上げたりゆすったりしない(意識がない場合、どこが損傷しているか不明なため)
・嘔吐があった場合は窒息しないように横向きに寝かせてあげる
起こった出来事をKIDSNAシッター事務局にご報告ください。
<STEP2>でもある通り、怪我の場合は経過観察の期間も必要となります。
その場では大きな怪我や事故・トラブルにならなかったとしても、必ず事務局に報告してください。
▼お問い合わせフォーム
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
頭の打撲は、その時は症状が出なくても後から症状が出てくる場合があります。
保護者さまにも48時間は様子をよく見ていただくようにお伝えをし、その後もメッセージ等でお子さまの状態は問題ないか等のアフターフォローをするようにしましょう。
一人で抱え込まず、可能な限り状況を把握し、下記機関、キズナシッター事務局にお問い合わせください。
■子ども医療電話相談 (#8000)
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
■KIDSNAシッター事務局
0120-689-724(10時〜19時 土日祝 除く)
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
・日本小児科学会 子どもの事故と対策ー子どもを事故から守ろうー(17.18ページ)