検証68

本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。尚、本ページで検証しているサイトは「検証49」「検証62」「検証73」で検証しているサイトと明らかに似ており、同じグループが同じテンプレートから量産したサイトの可能性が高いです。また少なくとも幾つかのサイトについては被害報告が確認されています。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証13」「検証14」「検証15」「検証16」「検証17」「検証18」「検証19」「検証20」「検証21」「検証22」「検証23」「検証24」「検証25」「検証26」「検証27」「検証28」「検証29」「検証30」「検証31」「検証32」「検証33」「検証34」「検証35」「検証36」「検証37」「検証38」「検証39」「検証40」「検証41」「検証42」「検証43」「検証44」「検証45」「検証46」「検証47」「検証48」「検証49」「検証50」「検証51」「検証52」「検証53」「検証54」「検証55」「検証56」「検証57」「検証58」「検証59」「検証60」「検証61」「検証62」「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67に続いて中国系と思われる詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証56ページ目です。「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭、さらにLINEのグループを利用する勧誘については「雑記2」を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。検証対象は順次追加の予定です。


●Gaitame Finest (外為ファイネスト https://www.gaitamefinestltd.com/)

●RH TRADE (RHトレード https://rhtradefx.com/jap/index)

●XM Market Limited (XMマーケットリミテッド https://www.xmmarketlimited.com/)

●Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index)

●Kaerm IM (https://kaerm.net/jap/index)

●Kaerm IM (https://kaermim.net/jap/index)

●Tongli Wealth Incorporation (Tongliウェルスインコーポレーション https://www.tongliwealth.com/jap/index)

●BLOOMS MARKETS LIMITED (BLOOMSマーケッツリミテッド https://www.blmforex.com/jap/index)

●ADCCKC Limited (ADCCKCリミテッド https://www.ahhxsy.com/jap/index)

●Varna Trade (Varnaトレード https://varnatradefx.com/jap/index)

●Arlington Asset Investment Corp Ltd (アーリントンアセットインベストメントコープリミテッド  https://aaicltd.com/jp)

●Nuoanda (https://www.nuoanda.com/#/main)

●Demand FX (デマンドFX https://demand-fx.com/index3.html)

●Tokyo Metal / GYTRVS FX (トウキョウメタル / GYTRVS FX https://www.tokyo-metal.cc/index3.html、スマホ用サイト:https://www.tokyo-metal.cc/h5/#/)

●NASDAQK LIMITED (ナスダックK リミテッド https://www.nasdaquk.net/jap/index)

●UOBE FX (https://uobefx.com/index3.html)

●TNFL FX (https://tnflfx.com/index3.html)

●HCJT Group (HCJTグループ https://hcjtgroup.com/index3.html)

●HYANB Group (HYANBグループ https://hyhlbgroup.com/index3.html)

●IVISION MARKET (アイビジョンマーケット https://ivisiononline.com/index3.html)

●DCO MARKET (DCOマーケット https://dcomarkets.com/index3.html)

●LOXLEY FX (https://loxleyfx.com/index3.html)

●XZDL GLOBAL (XZDLグローバル https://xzdlgloballtd.com/index3.html)


まず以下の9つのサイトをまとめて検証します。

●Gaitame Finest (外為ファイネスト https://www.gaitamefinestltd.com/)

●RH TRADE (RHトレード https://rhtradefx.com/jap/index)

●XM Market Limited (XMマーケットリミテッド https://www.xmmarketlimited.com/)

●Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index)

●Kaerm IM (https://kaerm.net/jap/index)

●Kaerm IM (https://kaermim.net/jap/index)

●Tongli Wealth Incorporation (Tongliウェルスインコーポレーション https://www.tongliwealth.com/jap/index)

●BLOOMS MARKETS LIMITED (BLOOMSマーケッツリミテッド https://www.blmforex.com/jap/index)

●ADCCKC Limited (ADCCKCリミテッド https://www.ahhxsy.com/jap/index)

外為ファイネスト、RHトレード、XMマーケットリミテッド、Kaerm IMはいずれもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。但しKaerm IMというサイトは少なくとも3つ確認されており、Yahoo知恵袋に出てきた質問がいずれのサイトに関するものかどうかは分かりません。Tongliウェルスインコーポレーションはステルスマーケッティング用と思われる架空の新聞社サイトにプレスリリース記事が出ていたサイト、残りの2つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。まずこれらのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用していきます。

2023年10月17日投稿 (外為ファイネストに関する投稿)

「ネットで知り合った方」(外国人かどうかは不明) から外為ファイネストという名称のサイトでの投資を勧められたようです。この質問に対して日本のFX業者である外為ファイネストのサイト (https://www.gaitamefinest.com/) に外為ファイネストのサイトを装ったフィッシングサイトが確認されていて危険だからURLアドレスを確認してアクセスしない様にという警告文が出ているという回答が寄せられています。  この検証を書いている2023年10月下旬時点では外為ファイネストのトップページ (https://www.gaitamefinest.com/) にアクセスするだけで以下に示したような警告文が出てくるようになっています。

この警告文でフィッシングサイトとされているサイトが具体的に示されているわけではありませんが、URLアドレスが似ていることについて触れているのでここで検証対象としている同名の外為ファイネストのサイトに対する警告と考えても矛盾はありません。

2023年10月12日投稿 (RHトレードに関する投稿)

SNSに出てきた広告からLINEのオープンチャットグループに誘導され、株式投資から現在はFX投資を勧められている状況のようです。こうした経緯は「雑記2」でまとめたLINEのグループを利用した勧誘の手口と合致しているように思われます。書籍を無料配布することで集客を行っているようです。

以下の投稿もLINEのグループでRHトレードでの投資を勧誘されたという投稿です。

2023年10月20日投稿 (RHトレードに関する投稿)

どういう経緯で加入することになったのか分かりませんが、石橋孝次と名乗る先生役が主催する「必見 株式投資交流会AI」というLINEグループに加入し、RHトレードでの口座開設を勧められているようです。

次の投稿も同じRHトレードでの投資に関する投稿です。

2023年10月24日投稿 (RHトレードに関する投稿)

情報が少なくて状況がよく分かりませんが、グループに所属してグループの指導者の指示に従い、RHトレードでのFX取引を行って数字の上では利益が出ているようですが、RHトレードの信頼性について疑問を感じているようです。この質問の投稿者もやはり「雑記2」でまとめたLINEのグループを利用した勧誘を受けた可能性が高いように思われます。

以下も状況がよく分かりませんがやはりRHトレードに関すると思われる投稿です。

2023年11月2日投稿 (RHトレードに関する投稿)

情報が少ないですがLINEの「投資勉強会」というグループでRHトレードでの投資を勧誘され、出金出来なくなっているようです。

さらに以下は2023年10月20日投稿と同様に石橋孝次と名乗る人物が主催するLINEグループへの加入を勧誘されたという投稿です。

2023年11月6日投稿 (RHトレードに関する投稿)

おそらく大王製紙の元経営者である井川意高を名乗る人物のLINEから「石橋孝次」さんの投資講座の案内が来たというだけの質問ですが、この石橋孝次という名前は2023年10月20日の投稿に出てきたLINEグループの先生役の名前と一致しています。これもRHトレードでの投資を勧誘する目的のLINEだった可能性が濃厚と考えられます。

さらに以下の投稿でも「石橋孝次」と名乗る人物が先生役を務める「投資コミュニティ」でRHトレードでの取引を指示されて投資したところ出金出来なくなっているという証言が出ています。

2023年11月7日投稿 (RHトレードに関する投稿)

「石橋孝次」に加えて土岐と名乗る先生役、RHトレードのサポート役という名目で永野美英、大隅拓也と名乗る人物が登場して執拗な勧誘が繰り返され、結局押し切られる形で原油先物投資という名目で513万円も入金してしまったようです。そして14日間は出金出来ないという意味不明の説明があり、さらに証拠金名目で34200ドルの追加入金を要求されているようです。入金方法が入金の意思を伝えると10分後に個人名義の銀行口座を指定してくるというパターンになっているのも「検証13」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺のパターンに合致します。

2023年11月17日投稿 (RHトレードに関する投稿)

どういう状況でこの質問を投稿しているのか殆ど情報がありませんが、「石橋」と名乗る人物が勧誘しているものと思われます。上で示した複数の質問投稿で登場している「石橋孝次」名乗る人物から勧誘を受けている可能性が高いものと思われます。

2023年12月1日投稿 (RHトレードに関する投稿)

この質問でも石橋孝次以下、RHトレード担当者・永野美瑛、アシスタント・大隈拓也、先生役土岐だいすけなどと名乗る人物のLINEグループに参加してしまい、RHトレードでの投資を勧められ、出金しようとしたところ、指導料とか個人所得税などの名目で追加入金を要求されて事実上出金不能になっているようです。

次は表題3番目のXMマーケットリミテッドに関する投稿です。

2023年10月23日投稿 (XMマーケットリミテッドに関する投稿)

質問はこれだけで何の情報もありませんが、添付画像から質問対象であるXMマーケットリミテッドのサイトのURLアドレスを読みとることが出来ます。おそらくこのサイトでの投資を勧誘されている状況かと推測されます。

さらにこの検証を書いた後ですが以下も表題3番目のXMマーケットリミテッドに関する投稿です。

2024年2月12日投稿

SNS経由で知り合った自称・シンガポール在住の女性から表題3番目のXMマーケットリミテッド (https://www.xmmarketlimited.com/) での投資を勧誘されたようです。勧誘の経緯は「検証13」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に合致するように思われます。

2023年10月11日投稿 (Kaerm IMに関する投稿)

最初の質問には「知人」からアメリカにあるKaerm IMというFX業者を紹介されたとありますが、返信の方を見ると「グループLINE」でKaerm IMの情報 (URLアドレス) が共有されていないとも書いてあります。状況がよく分かりませんが「グループLINE」が存在していて先生役としてK氏、S氏などいう人物が登場しているようです。「古参メンバー」が紹介してきたFX業者の担当者が直接口座開設の指導をするとも書いてありますから単に個人的な「知人」から紹介されたというよりも加入している「グループLINE」で勧誘されたということかと思います。先生役が登場している点などから考えて「雑記2」で説明したLINEのグループを勧誘の場として利用する組織的な勧誘が行われている可能性が濃厚と考えます。

さらに以下の投稿もKaerm IMというサイトに関する質問になっています。

2023年10月12日投稿 (Kaerm IMに関する投稿)

この質問投稿ではどういう経緯で加入することになったのかは不明ですがLINEのグループに加入していて先生役ではなく、「古参メンバー」がKaerm IMの担当者をグループに招待するという形でKaerm IMでの口座開設を促したようです。残念ながらこの投稿ではグループの登場人物名、Kaerm IMのURLアドレスなどは不明です。しかしこの質問に対して自分もLINEのグループでKaerm IMでの投資を勧誘されたという回答が複数寄せられています。例えば以下の投稿です。質問の投稿者 (1152347640さん) からの返信と共に引用します。

質問の投稿者からの返信によって成田祐輔氏の名前を使った広告を見てLINEのグループに加入することになったという経緯が分かりました。しかしその後、テレビで有名人の名前を語って詐欺に勧誘する手口が紹介されたことによって詐欺の可能性に気が付いたようです。

さらに同じ質問の回答+返信をさらに引用します。

勧誘の場となっているLINEグループは神谷敏◯、杉山義◯などと名乗る人物が先生役を担っているようです。さらに神谷と名乗る人物が関与しているLINEグループが多数存在しているらしいことも分かります。投資に関する知識はそれなりに持っていて説得力があるようですが、Kaerm IMを指定して口座開設を強く推奨していることに不審を抱いているようです。

以下も同じ質問への回答です。

この回答者はKaerm IMでの口座開設まで進んでしまったようですが、入金方法が個人名義の銀行口座を指定されての入金だったことなどに怪しさを感じて入金は思いとどまっているようです。

さらにこの検証を書いた後にもKaerm IMに関する質問が複数出てきています。まず以下の質問ですが誘導されたKaerm IMのサイトのURLアドレスが判明しており、表題4番目のKaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) が質問の対象になっています。

2023年10月28日投稿 (Kaerm IMに関する投稿)

経緯が分かりませんが投稿者はLINEのグループに加入し、グループを主催していると思われる「神谷先生」という人物が経済の動向などについて教えてくれているようです。そしてこの神谷先生という人物からKaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) での口座開設、投資を勧められているようですが信頼出来るかどうかについて疑問があり、この質問を投稿しているようです。そしてこの質問への回答として以下のような投稿が出ています。

この回答者は既に神谷先生と名乗る人物のLINEグループで勧誘を受け、Kaerm IMに入金してしまい、出金出来なくなっているようです。質問の投稿者に注意を促しています。

さらに以下もこの質問投稿に寄せられた回答の1つです。

この回答者も神谷先生と名乗る人物のLINEグループに所属しており、投資を考えていましたが、検索して調べた結果として詐欺であるとの確信を得たとあります。そして中国系のグループが関与している可能性が高いことも指摘しています。「神谷先生」についても日本語に違和感はないが、中国語の漢字を使うことがあり、やはり中国人であろうと指摘しています。そして質問の投稿者に絶対に入金しないようにと警告しています。

次は表題7番目のTongliウェルスインコーポレーションというサイトについてですが、このサイトは福岡新聞 (http://www.fukuoka-ken.com/) という地方新聞社のサイトを装ったステルスマーケッティング目的と思われる偽の新聞社サイトで見つけたプレスリリース記事で見つけたサイトです。この福岡新聞という偽の新聞社サイトについては姉妹サイト「雑記3」にまとめがありますから参照してください。以下にそのTongliウェルスインコーポレーションに関する福岡新聞の記事を記事冒頭部の画像と共に引用します。

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (2023年10月17日付プレスリリース記事) 

このプレスリリース記事はTongliウェルスインコーポレーションを手放しで絶賛するような内容になっています。そして記事の末尾には以下のような記述があります。

末尾の部分を以下に書き出します。

>Tongliは、投資家が初心者であろうとベテランであろうと、プロフェッショナルでわかりやすい取引環境を提供しています。これにより、投資家は容易に取引を始め、より良い取引決定を下すことができます。Tongliは常に顧客を最優先に考え、すべての顧客が優れた取引体験を得られるように努力しています。

>https://www.tongliwealth.com/jap/index

TongliウェルスインコーポレーションのURLアドレスが示されています。これが本項で検証する表題8番目のサイトです。

尚、姉妹サイト「雑記3」には福岡新聞以外にもステルスマーケッティング目的と思われる福岡新聞のサイトとIPアドレスを共有する、同じグループによると思われる偽の新聞社のサイトが複数確認されていることの説明がありますが、それらの偽新聞社のサイトにも同じタイトル、同じ内容のプレスリリース記事が確認されます。一部を引用します。

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (神奈川新聞 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (北海道トラベルネット 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (今日の福井 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (徳島オンライン 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (埼玉ネット 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

Tongli Wealth Incorporation の取引システムは、グローバル取引を可能にするためにアップグレードされました (銀座新聞 2023年10月17日付プレスリリース記事) 

そしてこれらの実在しない新聞社のサイトのプレスリリース記事で取り上げられていたサイトとしては例えば「検証66」で検証しているPROPERFLY (https://www.properfly-limited.com/) というサイト、姉妹サイトの「検証139」で検証した複数のCenciaという仮想通貨取引所のサイトなどの例があります。これら架空の新聞社のサイトはステルスマーケッティング目的のサイトである可能性が高く、手放しで絶賛されている投資先については逆に信頼性に疑問があるということで調べてみると本項で検証対象としている他のサイトや「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトなどと非常によく似ていることが判明したということで検証対象とすることになりました。

残りのBLOOMSマーケッツリミテッド、ADCCKCリミテッドは画像検索で見つけてきたサイトでやはり以下で示すように本項で検証している他のサイトや「検証49」および「検証62」で検証したサイトなどと非常によく似ています。またその後、「検証73」で検証したサイトも非常によく似ています。まずはサイト冒頭部の画像を以下に順に示していきます。

▼外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼RHトレード (https://rhtradefx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼XMマーケットリミテッド (https://www.xmmarketlimited.com/) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Kaerm IM (https://kaerm.net/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Kaerm IM (https://kaermim.net/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Tongliウェルスインコーポレーション (https://www.tongliwealth.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼BLOOMSマーケッツリミテッド (https://www.blmforex.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼ADCCKCリミテッド (https://www.ahhxsy.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

説明するまでもなくこれら9つのサイトの冒頭部は互いに酷似しています。またこれらのサイトは最初に書いたように「検証49」および「検証62」で検証したサイトとも非常によく似ています。以下には比較の為に「検証62」で検証したDecode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index) のサイト冒頭部の画像を再掲します。

デコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

本項の検証対象である9つのサイトがこの冒頭部でデコードグローバルリミテッドなど「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトと似ているのは間違いありません。それから右に示したのは外為ファイネストの言語選択メニューの部分拡大ですが「日本語」の選択肢が「日语」となっており、これは中国語の簡体字表記と思われます。これは外為ファイネストのサイトだけでなく、本項、「検証49」「検証62」で検証対象としているサイトの全てに共通しています。またこれ以外にも日本語表記を選択した状況でも中国語と思われる部分がこれらのサイトにはしばしば見つかります。これらのサイトが中国系のグループによるサイトである可能性を強く示唆するように思われます。

次に各サイトの口座開設画面を比較します。表題最初の外為ファイネスト以下、口座開設画面の画像を以下に示していきます。理由は不明ですが、表題最後のADCCKCリミテッドのサイトについては口座開設のページが未完成なのか表示できないので残りのサイトについての口座開設画面の比較になります。

まず表題最初の外為ファイネストと2番目のRHトレードの口座開設画面を示します。

▼外為ファイネスト口座開設画面 (https://user.gaitamefinestltd.com/register/fast

▼RHトレード口座開設画面 (https://user.rhtradefx.com/register/fast

次に表題3番目のXMマーケットリミテッドは後回しにして表題4~6番目のKaerm IMという名称のサイトの口座開設画面ですが、それら3つのKaerm IMのサイトの口座開設画面はURLアドレスが同じで同じ口座開設画面が3つのサイトで共有されているようです。共有されている口座開設画面をURLアドレスと共に以下に示します。

▼3つのKaerm IMで共有されている口座開設画面 (https://user.kaermim.com/register/fast?lang=ja)

続いて表題7番目のTongliウェルスインコーポレーション、BLOOMSマーケッツリミテッドの口座開設画面を示します。

▼Tongliウェルスインコーポレーションの口座開設画面 (https://user.tongliwealth.com/register/fast)

▼BLOOMSマーケッツリミテッド口座開設画面 (https://user.blmforex.com/register/fast)

これら5つの口座開設画面は記入欄の数とか画像をアップロードする欄の有無や数などに違いはありますが互いにかなり似ています。そしてこれらの口座開設画面とよく似た口座開設画面は以下のサイトでも確認されています。

「検証27」 gsfx (https://kraewd.com/en)

「検証27」 AUSグローバルリミテッド (https://ausglobald.com/)

「検証27」 Auricマーケッツリミテッド (https://auricvip.com/jap)

「検証33」 SHUN YUENリミテッド (http://shunyuenltd.com/jp)

「検証33」 WMグローバルフォレックスリミテッド (https://www.tradingpointuk.com/jp

「検証34」 Kwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/)

「検証42」 ビッグアンクルリミテッド (https://www.biggloballtd.com/ja.html

「検証46」 Allinキャピタルマーケットリミテッド (https://www.allinltd.com/index2)

「検証48」 ETHERマクロキャピタルリミテッド (https://ethermacrocapital.com/)

「検証48」 Starekcoリミテッド (https://www.starekco.com/jp)

「検証48」 ビッグアンクルリミテッド (https://biggloballimited.com/jp)

「検証48」 Carrod セキュリティーズカンパニーリミテッド (https://carrodsecurities-ltd.com/jp)

「検証60」 Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証60」 Huixinリミテッド (https://www.huixinlimited.com/jp

「検証60」 カウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtradingvip.com/jp)

「検証61」 Arakaフィンテックリミテッド (https://arakaltd.com/jp)

「検証61」 リライアンスキャピタルマーケッツリミテッド (https://reliancecapitalltd.com/jp)

「検証61」 Ludaマーケッツリミテッド (https://www.ludamarkets.com/jp)

「検証62」 トレーディングウェブ (https://www.tradingwebpro.com/jap/index)

「検証62」 GMWリミテッド (https://www.gmw-limited.com/jp)

「検証62」 IGグローバルリミテッド (https://igglobal.co/jap/index)

「検証62」 コンセプトリミテッド トレードMT5 (https://newconcept-fx.com/index3.html

「検証63」 LANLASAKI (https://www.lanlasaki.com/)

「検証63」 FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証66」 FTIコーポレーションズ グローバル (https://www.fticorporationsglobal.com/jp)

「検証66」 ARLTインベストメン トリミテッド (https://www.arltinvestmentltd.com/)

「検証70」 YIDUGJ グローバルリミテッド (https://www.yidugj.com/)

「検証75」 Weastarグローバルマーケッツリミテッド (https://weastartop.com/jp/)

「検証78」 Lioppa グローバルマーケットリミテッド (https://www.lioppafx.com/)

「検証79」 DASANGJ (https://www.dasangj.com/jp

これらのサイトは同じグループによるサイトの可能性が高いと考えます。そしてこれらのサイトの幾つかでは出金出来ないなど被害報告が確認されています。

そして後回しにした表題3番目のXMマーケットリミテッドの口座開設画面を以下に示します。

▼XMマーケットリミテッド口座開設画面 (https://trader.xmmarketlimited.com/reg/real)

こちらは「検証62」で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) の口座開設画面 (https://trader.decodeefx.com/reg/real) とよく似ています。以下に比較の為にデコードグローバルリミテッドの口座開設画面の画像を再掲します。

デコードグローバルリミテッド口座開設画面 (https://trader.decodeefx.com/reg/real

これらの口座開設画面は「検証61」で検証したXMグローバルリミテッド (https://www.xmusa.net/jp) およびXMグローバルリミテッド (https://www.xmusafx.com/jp) の口座開設画面とも極めてよく似ています。これらも含めて以下のサイトの口座開設画面はこれと非常によく似ています。

「検証27」 SMK (https://www.radiantfex.com/Jp)

「検証61」 XMグローバルリミテッド (https://www.xmusa.net/jp)

「検証61」 XMグローバルリミテッド (https://www.xmusafx.com/jp)

「検証68」 XMマーケットリミテッド (https://www.xmmarketlimited.com/

「検証78」 グレースケールフォレックス (https://grayfxcenter.com/)

同じグループによるサイトと考えてほぼ間違いないでしょう。


次にトップページに戻って冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分についても本項の検証対象である9つのサイト+比較対象のデコードグローバルリミテッドのサイト、計10個のサイトについて以下に示します。まず最初の3つのサイトについて表題と同じ順、外為ファイネスト → RHトレード → XMマーケットリミテッドという順序で画像を示します。

この部分でもサイト名の部分、3つの項目の3番目が「最適なサービス」になっているか「ベストサービス」になっているかぐらいの違いがあるだけで3つのサイトは互いに非常によく似ています。

同様に表題4~6番目の3つのKaerm IMというサイトについても表題と同じ、Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) → Kaerm IM (https://kaerm.net/jap/index) → Kaerm IM (https://kaermim.net/jap/index) という順で画像を示します。

この3つのKaerm IMというサイトについてはサイト名が同じで3つの画像が互いに全く区別出来ません。

さらに表題7~9番目の3つのサイトについても同じ部分の画像を表題と同じ順、Tongliウェルスインコーポレーション → BLOOMSマーケッツリミテッド → ADCCKCリミテッドという順で示します。

これら3つのサイトでもサイト名と3番目の項目名が「最適なサービス」になっているか「ベストサービス」になっているかぐらいの違いがあるだけで互いに非常によく似ています。またこの部分でもに「検証49」および「検証62」で検証したサイトとも非常によく似ています。比較の為に「検証62」で検証したDecode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index) のサイトの相当部分の画像を再掲します。

さらに以下は外為ファイネストのサイトのやはりサイトの特長を説明している部分の画像です。この部分では6項目の特長が挙げられています。

この部分についても比較の為に「検証62」で検証したDecode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index) のサイトの相当部分の画像を再掲します。

本項の検証対象である他の8つのサイト全てについてこれと非常によく似たサイトの特長を6項目にまとめて説明している部分が存在します。そしてこの部分でとりわけ注目したいのは左上の第1の項目です。その第1項目、「厳格に管理されたブローカー」という金融ライセンスに関する記述がある項目についてのみ以下に画像を示していきます。またそれぞれの場合の添えられている金融ライセンス関連の記述を書き出します。

まず外為ファイネストの第1ですが、日本語版 (左下) と英語版 (右下) を示します。

まず日本語版の記述を以下に書き出します。

>Gaitame Finest總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

文章の大半が中国語の繁体字 (香港語) で書かれていて意味が分かりません。香港語の部分をGoogle翻訳で訳すと以下のようになります。

>外為ファイネストはアイルランドに本社を置き、同社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の金融庁とアイルランドの CBI によって規制されています。

一方で英語版の記述は以下のようになっています。

>Gaitame Finest is headquartered in London, and is regulated by the MSB of the United States and accepts its strict audit and supervision.

こちらもGoogle翻訳で訳してみると以下のようになります。

>外為ファイネストはロンドンに本社を置き、米国MSBの規制を受けており、その厳格な監査と監督を受けています。

記述内容が日本語版 (実際には香港語で書かれた文章) と英語版で明らかに食い違っています。日本語版では本社がアイルランドとなっているのに対して英語版では本社がイギリスのロンドンとなっています。アイルランドとイギリスは隣国ですが明らかに別の国です。また金融ライセンスについても日本語版ではイギリスのFCA、オーストラリアのASIC、日本の金融庁、アイルランドのCBIから得ているとありますが、英語版ではアメリカのMSBからライセンスを得ているとあります。

そこでこれら世界各国のライセンスについて確認を試みました。まずイギリスについてですが「Gaitame Finest」の法人登録を探しても該当なしという結果になりますし、イギリスの金融庁に相当するFCA (Financial Conduct Authority) のサイト (https://register.fca.org.uk/s/) で「Gaitame Finest」の登録を探しても該当なしという結果になります。以下にFCAのサイトでの検索結果の画像を示します。

オーストラリアのライセンスについても確認を試みましたが、オーストラリアの法人登録を検索できるABN Lookup (https://abr.business.gov.au/) というサイトで法人登録を探しても該当がありません。 

一方で日本の金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者のリストには「外為ファイネスト」の登録 (関東財務局長(金商)第102号) がありますが、これは既に上で引用した別個の「外為ファイネスト」のサイト (https://www.gaitamefinest.com/) に対応するものとしか思われません。

アイルランドのCBIでライセンスを得ているという記述についても調べてみるとアイルランドのCentral Bank of Ireland (CBI) のサイトにあるFinancial Service Provider Search (https://registers.centralbank.ie/FirmSearchPage.aspx) という検索ページで金融ライセンスの確認が出来るようです。そこで「Gaitame Finest」の登録情報を探してみましたが以下に示したように該当が見つかりません。

最後にアメリカのMSBでライセンスを取得しているという英語版の記述ですが、MSBのサイト (https://www.fincen.gov/) の検索窓を使って検索してみたもののやはり該当なしです。そもそも本サイトで何度も同じことを書いていますが、MSBはマネーロンダリングなどを監視する組織であって金融ライセンスの管理を業務とはしていません。

結局確認を試みたライセンスは1つとして確認出来ません。ライセンスに関する記述は全てデタラメとしか思われません。

次は表題2番目のRHトレードを後回しにして表題3番目のXMマーケットリミテッドの相当部分の画像を示します。この場合も日本語版の画像を左下に、英語版の画像を右下に示します。

まず日本語版の記述です。

>XM Market Limited 總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

上で示した外為ファイネストの場合と同じで日本版のはずなのに文章の大半が中国語の繁体字 (香港語) で記されています。香港語の部分をGoogle翻訳で訳すと以下のようになります。

>XM Market Limited はアイルランドに本社を置き、その会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。

一方で英語版の記述は以下のようになっています。

>XM Market Limited is headquartered in Ireland, and its companies are regulated by British FCA and Australian ASIC, as well as Japanese FSA and Irish CBI. Accept its strict audit and supervision.

こちらもGoogle翻訳で日本語に訳してみると以下のようになります。

>XM Market Limited はアイルランドに本社を置き、その会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。 その厳しい監査と監督を受け入れてください。

XMマーケットリミテッドの場合は外為ファイネストの場合と違って日本語版と英語版の記述内容が一致しているようです。そしてここでもイギリス、オーストラリア、日本、アイルランドで金融ライセンスを得ているというので「XM Market Limited」の登録の確認を試みました。

▼イギリスの法人登録検索結果:該当なし

▼イギリスのFCAでの金融ライセンス検索結果:該当なし

▼オーストラリアの法人登録検索:該当なし

▼日本の金融ライセンス:金融庁のサイトで公開されている登録業者リストに該当なし

▼アイルランドの金融ライセンス:CBIのサイトの検索窓で検索したが該当なし (以下の検索結果画像参照)

要するにXMマーケットリミテッドについても金融ライセンスを一切確認出来ません。

次は同じ金融ライセンスに関する記述のある部分について表題2番目のRHトレードの画像を左下に、表題4番目のKaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) の画像を右下に示します。

ライセンスに関する記述を以下に書き出します。

▼RHトレードの場合

>RH Trade はオーストラリアに本社を置き、その子会社はオーストラリア証券投資委員会によって認可および規制されており、ライセンス番号は 488828 です。 その厳格な監査、監督の元運営しております。

Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) の場合

>Kaerm IM はオーストラリアに本社を置き、その子会社はオーストラリア証券投資委員会によって認可および規制されており、ライセンス番号は 488828 です。 その厳格な監査、監督の元運営しております。

Kaerm IMという名称の他の2つのサイトの記述はKaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index) の場合と全く同じなので画像は省略します。そしてRHトレードとKaerm IMのライセンスに関する記述は互いに非常によく似ています。いずれもオーストラリアで金融ライセンスを得ていると書いてあるのですが、ライセンス番号 (488828) が全く同じです。これは明らかにおかしいです。

次は表題7番目のTongliウェルスインコーポレーションの金融ライセンスに関する記述の部分の画像を左に示しました。そしてライセンスに関する記述の部分を以下に書き出します。

>Tongli Wealth Incorporation はオーストラリアに本社を置き、その子会社はオーストラリア証券投資委員会によって認可および規制されており、ライセンス番号は 488828 です。 その厳格な監査、監督の元運営しております。

この文章はRHトレードや3つのKaerm IMのサイトの記述とほぼ同じです。サイト名の部分が異なるだけでライセンス番号まで同じです。

RHトレード3つのKaerm IM、Tongliウェルスインコーポレーションの計5つのサイトの金融ライセンスに関する記述がサイト名の部分が入れ替わっているだけでほぼ同じ、ライセンス番号まで同じというのは明らかに異様ですし、有り得ません。「488828」というライセンス番号のライセンスを確認しようとしましたが該当がありません。そもそもオーストラリアの金融ライセンス番号は9桁ではないかと思われます。6桁の「488828」というライセンス番号はデタラメとしか思われません。

最後は表題8番目のBLOOMSマーケッツリミテッドのライセンスに関する記述を左下に、表題9番目のADCCKCリミテッドのサイトの記述を右下に示します。

これら2つのサイトでは共に本社が香港にあって、その子会社がアメリカのMSBおよびアメリカのNFAで登録を得ているという記述になっています。本項で検証している9つのサイトは明らかに互いに酷似していて同じグループによるサイトとしか思われませんが、本社の所在地がアイルランドだったり、イギリスだったり、そして香港だったりとバラバラで矛盾しており、しかも具体的な住所はいずれのサイトにもありません。到底信用出来る情報とは思えません。

そして一応、アメリカのMSBおよびアメリカのNFAに登録があるという記述を確認しようとしましたが、MSBについてはMSBのサイト (https://www.fincen.gov/) の検索窓を使って検索してみたものの該当なしという結果になります。

一方のNFAの登録についても「全米先物協会 (NFA)」のサイト (https://www.nfa.futures.org/)  で検索窓から「BLOOMS MARKETS LIMITED」「ADCCKC Limited 」の登録を探してみました。まず「BLOOMS MARKETS LIMITED」については以下に示した結果が出てきます。

何らかの情報がNFAのサイトにあることは確認出来ますが、

>Not an NFA Member (NFAの会員ではない)

>Non-Member not subject to NFA oversight. (非会員は NFA の監督を受けません。)

という結果になります。これではNFAからライセンスを受けているとか、NFAの監督を受けているから信頼出来るとは言えないでしょうし、そもそもNFA (全米先物協会)という組織は本サイトの検証で何度も書いていますが、アメリカの金融ライセンスを管理する組織ではないと思われます。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが、いずれのサイトでもメールアドレスが記されているだけのようです。例えば以下は外為ファイネストのサイトの脚注部分にあるメールアドレスなどが記されている部分の画像です。

まず上の画像で気になるのは左上に見える「初心者入门」という部分の最後の「门」という漢字の部分です。これは中国語の簡体字と思われ、このサイトが中国系のグループによるサイトである可能性を示唆するように思われます。

そして上の画像の下端の部分にメールアドレスが記されています。画像は省略しますが本項で検証対象としている9つのサイトのいずれでもこの脚注部分にメールアドレスが記されています。以下に記されているメールアドレスをまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

外為ファイネスト (www.gaitamefinestltd.com) support@gaitamefinestltd.com

RHトレード (rhtradefx.com) support@rhtradefx.com

XMマーケットリミテッド (www.xmmarketlimited.com) support@xmmarketlimited.com

Kaerm IM (www.kaermim.com) support@kaermiuser.com

Kaerm IM (kaerm.net) support@kaermiuser.com

Kaerm IM (kaermim.net) support@kaermiuser.com

Tongliウェルスインコーポレーション (www.tongliwealth.com) support@tongliwealth.com

BLOOMSマーケッツリミテッド (www.blmforex.com) support@blmforex.com

ADCCKCリミテッド (www.ahhxsy.com) support@adcckc.com


Kaerm IMという名称のサイトのメールアドレスは全て共通です。メールアドレスが同じということはこれら3つのKaerm IMというサイトの運営元が共通していると考えて間違いないでしょう。そしてメールアドレスのドメイン名 (kaermiuser.com) は3つのKaerm IMのサイトのURLアドレスのドメイン名のいずれとも一致しません。メールアドレスのドメイン名 (kaermiuser.com) を検索に掛けても見つかりませんが、メールアドレスのドメイン名と一致するKaerm IMのサイトがかつては存在していたのかもしれません。

最後のADCCKCリミテッドについてもサイトのURLアドレスのドメイン名 (ahhxsy.com) とメールアドレスのドメイン名 (adcckc.com) が一致しません。この場合はメールアドレスのドメイン名でGoogle検索してみると以下に示すようにメールアドレスのドメイン名 (adcckc.com) と一致するURLアドレスのサイトが存在していた形跡が見つかります。

このサイト (https://adcckc.com/en/) は既に閉鎖されているようなのでどんなサイトだったかは不明ですが、やはり本項で検証対象とした9つのサイトとよく似たサイトであった可能性が高いと思います。


連絡先情報がメールアドレスだけでは話にならないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが、開示されている情報はわずかです。最も開示されている情報が多いのは以下に示す表題最後のADCCKCリミテッド (https://www.ahhxsy.com/jap/index) のWho Is 情報です。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2014年2月20日、アップデート日が2023年8月4日となっています。9年以上も前からサイトが存在していたかどうかは疑問で中古ドメインを再利用している可能性は充分に考えられます。

そして赤枠で囲った部分に登録者 (運営者) に関する情報が記されています。記載内容を以下にまとめます。

登録者名:alis liu

住所:中国・福建省・廈門市 (あもい-し) 

郵便番号:361000

電話番号:[+86] 13504254242

メールアドレス:ocean08168@gmail.com

住所は中国、電話番号も中国の国番号である[+86]から始まっています。メールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。

これ以外のサイトについては電話番号、メールアドレスといった情報は開示されていないのでサイトの登録・開設日と登録者の所在地についてのみ以下にまとめます。


サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地

外為ファイネスト (www.gaitamefinestltd.com) 2023年10月2日 記載なし

RHトレード (rhtradefx.com) 2023年9月18日 アメリカ・ニューヨーク

XMマーケットリミテッド (www.xmmarketlimited.com) 2023年9月21 マレーシア

Kaerm IM (www.kaermim.com) 2023年9月5日 記載なし

Kaerm IM (kaerm.net) 2023年10月2日 香港

Kaerm IM (kaermim.net) 2023年10月2日 香港

Tongliウェルスインコーポレーション (www.tongliwealth.com) 2023年7月31日 アメリカ・アリゾナ

BLOOMSマーケッツリミテッド (www.blmforex.com) 2023年3月6日 香港

ADCCKCリミテッド (www.ahhxsy.com) 2014年2月20日 中国・福建省


サイトの登録・開設日は最後のADCCKCリミテッドのサイトだけ登録から9年以上経過していますが、それ以外のサイトは全て2023年3月以降に開設された新しいサイトです。特に外為ファイネスト、Kaerm IM (https://kaerm.net/jap/index)Kaerm IM (https://kaermim.net/jap/index)の3つのサイトはいずれも2023年10月2日に登録・開設されており、この検証を書いている2023年10月下旬現在で1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトということになります。

一方でこれら9つのサイトは互いに非常によく似ていて同じグループによるサイトとしか思われないのに登録者の所在地情報は記載のないサイトもありますがバラバラです。

改めて結論するまでもなく、これらのサイトは非常に危険と考えざるを得ません。情報公開は明らかに不充分、不適切であり、有効な金融ライセンスも確認出来ません。そもそもこれだけ互いによく似たサイトが多数存在しているというだけ明らかに異様であり、まともなサイトとは思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●Varna Trade (Varnaトレード https://varnatradefx.com/jap/index)

●Arlington Asset Investment Corp Ltd (アーリントンアセットインベストメントコープリミテッド  https://aaicltd.com/jp)

●Nuoanda (https://www.nuoanda.com/#/main)

●Demand FX (デマンドFX https://demand-fx.com/index3.html)

最初のVarnaトレードはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトでそれ以外の3つのサイトも含めて「検証49」「検証62」や上で検証してきた多数のサイトと非常によく似ており、同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトと思われるのでまとめて検証します。尚、表題2番目のアーリントンアセットインベストメントと4番目のデマンドFXについてもその後、被害報告が確認されています。本項末の「※付記2」を参照してください。

まずVarnaトレードについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年11月8日投稿

1件目の質問投稿はどういう経緯で質問しているのか全く情報がありませんが、Varnaトレードの評判を知りたいというだけの質問になっています。一方、2件目の質問ではSNSからLINEの投資関係グループに勧誘され、先生役とかアシスタント役が登場して投資の講義からVarnaトレードでの投資を勧誘されたというこれまでの経緯が示されています。こうした経緯はまさに「雑記2」で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致しているように思われます。

さらにこの検証書いた後ですが、Varnaトレードに関する質問がさらに出てきました。

2023年12月22日投稿 

状況が全く分かりませんが、家族が2000万円もの大金をVARNAトレードに投資してしまったようです。

とにかく2023年11月9日投稿の質問に記されていたURLアドレスのサイトにアクセスしてみました。まず以下にそのVarnaトレードというサイトの冒頭部の画像を示します。

▼Varnaトレード (https://varnatradefx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

指摘するまでもなく、このサイト冒頭は「検証49」「検証62」や上で検証してきた多数のサイトと非常によく似ています。比較の為に上で検証対象とした外為ファイネストのサイトの冒頭部の画像を以下に再掲します。

▼外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

さらに本項で検証対象とする他の3つのサイトについても同様にサイト冒頭部の画像を以下に順に示します。

▼アーリントンアセットインベストメントコープリミテッド  (https://aaicltd.com/jp) [表示言語:英語、香港語日本語]

▼Nuoanda (https://www.nuoanda.com/#/main) [表示言語:中国語、香港語、英語、日本語、韓国語、ベトナム語、タイ語、アラビア語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語]

▼デマンドFX (https://demand-fx.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

互いに非常によく似ているのは明らかです。

さらにこの冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分を比較します。表題と同じ順、Varnaトレード → アーリントンアセットインベストメント → Nuoanda → デマンドFXという順で4つのサイトの画像を示します。

この部分でも4つのサイトは互いに非常によく似ていますし、以下に再掲した外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/) の相当部分と比較しても非常によく似ています。

さらに以下はやはりサイトの特長を説明している部分の比較です。6項目の特長が示されています。やはり表題と同じ順、Varnaトレード → アーリントンアセットインベストメント → Nuoanda → デマンドFXという順で4つのサイトの画像を示します。

この部分でも4つのサイトは互いに非常によく似ています。また以下に再掲した外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/) の相当部分と比較しても非常によく似ています。

そしていずれのサイトでも6つの項目の内、左上の第1項、「厳格に管理されたブローカー」という項目には所在地とかライセンスに関する記述があります。まず左下にVarnaトレード、右下にアーリントンアセットインベストメントの第1項の拡大図を示します。 

さらにNuoandaの第1項を左下に デマンドFXの第1項を右下に示します。

記載されている文章を以下に書き出します。デマンドFXの場合はなぜか文章の大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

Varnaトレード

Varna Trade は米国に本社を置き、その厳格な監査と監督を受けています。

アーリントンアセットインベストメント

Arlington Asset Investment Corp Ltd の本社は香港に設立されており、その子会社は米国金融犯罪執行局MSBの監督下にあり、米国NFAにも登録されています。その厳しい監査と監督を受け入れます。

Nuoanda

ロンドンに本社を置き、米国 MSB の規制も受けており、その厳格な監査と監督を受けています。

デマンドFX

Demand FX總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。(日本語訳:Demand FX はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、日本の FSA とアイルランドの CBI の規制を受けており、監査と監督の対象となっています。 。)

これだけ互いに非常によく似た4つのサイトで同じグループによるサイトとしか思われないのですが、本社はそれぞれ米国、香港、イギリス (ロンドン)、アイルランドとなっており、互いに全て異なります。また簡単に法人登録情報が調べられるイギリスについてはNuoandaの法人登録を探してみましたが該当する法人登録は見つかりません。

これ以外に連絡先情報としてはNuoandaを除く各サイトの脚注部分にメールアドレスだけ記されています。

Varnaトレード

Email : support@varnatradefx.com

アーリントンアセットインベストメント

Email : ssupport@aaicltd.com

Nuoanda

記載なし。

デマンドFX

Email : info@demandfx.email

住所とか電話番号といった連絡先情報はいずれのサイトでも全く見つかりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報がわずかでも開示されているのは表題最初のVarnaトレードと表題3番目のNuoandaの場合のみです。以下にはVarnaトレードのWho Is 情報を示します。

まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日が2023年10月17日となっています。この検証は2023年11月中旬に書いているので登録・開設からちょうど1ヶ月しか経過していない非常に新しいサイトであることになります。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報がありますが、殆どの項目が非開示となっていてわずかに開示されているのは登録者の所在地が香港であることだけです。

本項で検証対象とした4つのサイトについてWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日と登録者の所在地について情報をまとめます。Varnaトレード以外のサイトでも登録者に関する情報は殆どあるいは全く開示されていません。

サイト名 登録・開設日 登録者の所在地

Varnaトレード 2023年10月17日 香港

アーリントンアセットインベストメント 2023年9月12日 記載なし

Nuoanda 2016年1月30日 香港

デマンドFX 2023年9月19日 記載なし

登録・開設日はNuoandaの場合のみ2016年となっていて飛びぬけて古いです。しかしアップデート日が2023年5月29日となっていて中古ドメインを買ってきて使っている可能性があります。実際のサイトの開設日はアップデート日になっている2023年5月末かもしれません。それ以外の3つのサイトは2023年9月あるいは10月に登録・開設となっていて非常に新しいサイトです。そして登録者に関してはVarnaトレードとNuoandaのサイトのWho Is情報に所在地が香港であることだけ記されています。

上で示したようにデマンドFXのサイトにはなぜか日本語表示を選択しても香港語 (繁体字) で記されている部分があります。あるいは上で検証した外為ファイネストの言語選択メニューと同様、デマンドFXの言語選択メニューも右に示したように「日本語」の選択肢が「日语」という中国語の簡体字表記となっています。こうしたことからもこれらのサイトはやはり中国系のグループによるサイトである可能性が濃厚でしょう。

そして最初に引用したように本項で検証したVarnaトレードでは既に出金に困難が生じているという証言が出ていますし、上で検証した明らかに同じテンプレート由来のサイトでもRHトレードやKaerm IMなど複数の被害報告が出ていることなど考えればこれらのサイトはやはり非常に危険なサイトと考えざるを得ません。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記1

以下はデマンドFXのサイトとIPアドレス (43.228.124.237) を共有しているサイトを調べた結果です。

最初の「goldenpeakfx.com」というサイトは既に閉鎖されているようですが、残りの「wxjtssgroup.com」「fuexweb.net」「bkyoglobal.com」というサイトは「検証70」で検証している以下の3つのサイトであることが判明しました。

▼WXJTSS (https://wxjtssgroup.com/index.html)

▼FUEX (https://fuexweb.net/index.html)

▼BKYO (https://bkyoglobal.com/)

これらのサイトはデマンドFXなどのページで検証したサイトと似ているわけではありませんが、FX業者のサイトばかり偶然同じIPアドレス上に集まるとは思えませんから同じグループによるサイトである可能性が濃厚と考えます。これらのサイトについては「検証70」を参照してください。

さらにこれらのサイトとIPアドレス (43.228.124.237) を共有するサイトがその後、さらに見つかってきたので次項で検証しています。参照してください。


※付記2

アーリントンアセットインベストメントについてWikiFX (https://www.wikifx.com/ja/) という口コミ情報サイトに2人の投稿者から3件の被害報告が出ていることに気が付きました。いずれも日本からの被害報告です。

2023年12月25日付の被害報告によれば「日本人社員の井森豊、馬場義博、川島絵里、小林隆之」と名乗る人物に勧誘され、連絡が途絶えたようです。2023年10月19日付の被害報告によればLINEのグループで勧誘を受けていたようで出金出来ないと発言したらグループから追い出されたようです。「雑記2」で説明しているLINEのグループを勧誘の場として利用する手口で勧誘が行われていたものと思われます。


また表題4番目のデマンドFXについてもYahoo知恵袋に被害者からの質問投稿が出てきました。

2023年12月2日投稿

「知人」から聞いたデマンドFXのサイトで50万円を元手にFX取引を行い、1万9000ドルまで増えたところで出金しようとしたところ、出金するには「上級会員」へのアップグレードが必要でその為に4000ドルの追加入金を要求されたということのようです。デマンドFXでの投資を勧めた「知人」がどういう人物なのか情報が全くありませんが、出金しようとすると意味不明の名目で追加入金を要求されたという点はまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と合致します。やはりデマンドFXについても詐欺サイトと考えざるを得ません。


●Tokyo Metal / GYTRVS FX (トウキョウメタル / GYTRVS FX https://www.tokyo-metal.cc/index3.html、スマホ用サイト:https://www.tokyo-metal.cc/h5/#/)

●NASDAQK LIMITED (ナスダックK リミテッド https://www.nasdaquk.net/jap/index)

●UOBE FX (https://uobefx.com/index3.html)

●TNFL FX (https://tnflfx.com/index3.html)

●HCJT Group (HCJTグループ https://hcjtgroup.com/index3.html)

●HYANB Group (HYANBグループ https://hyhlbgroup.com/index3.html)

●IVISION MARKET (アイビジョンマーケット https://ivisiononline.com/index3.html)

●DCO MARKET (DCOマーケット https://dcomarkets.com/index3.html)

●LOXLEY FX (https://loxleyfx.com/index3.html)

●XZDL GLOBAL (XZDLグローバル https://xzdlgloballtd.com/index3.html)

本項では表題の10個のサイトのサイトを検証対象とします。以下で示していきますが、いずれも上で検証したサイトや「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトと明らかに似ており、同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトと考えられます

最初のサイトについてはPC用サイトとスマホ用サイトが見つかるのですが、サイト名がPC用サイトとスマホ用サイトで異なっており、2つのサイト名 (トウキョウメタル / GYTRVS FX) を併記しています。また6番目のサイトは2つの異なるサイト名、HYANB Group (HYANBグループ) とHYHLB Group (HYHLBグループ) という微妙に異なるサイト名が使われていてどちらが本当のサイト名なのか分かりません。URLアドレスからするとHYHLBグループが正しいのかもしれませんが、ここでは使われている回数が多いHYANBグループをサイト名としています。

まず表題最初のトウキョウメタル / GYTRVS FXはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。2番目のナスダックKリミテッドというサイトについては若干複雑な経緯があります。すなわち「検証70」で検証したBKYO (https://bkyoglobal.com/) というサイトに対応するBKYO GLOBAL INVESTMENT CO., LTD というイギリスの法人登録 (会社番号:14848720)経営者情報のページで唯一の経営者として登録されていたCHUNG, Francis Hyunjin というアメリカ国籍、カナダ在住の人物が経営者を兼務している法人を調べて見つかってきたサイトです。すなわちこの人物が経営者を兼務するBKYO GLOBAL INVESTMENT以外の2つのイギリス法人が以下です。

ASEX CAPITAL GROUP LIMITED (会社番号:14852944)

NASDAQK LIMITED (会社番号:14956423)

この内、ASEX CAPITAL GROUP LIMITEDについてはGoogle 検索すると以下に示すように対応するサイト (https://asexcapital.com/) が存在していた形跡は見つかりましたが、既に閉鎖されているようです。

そしてCHUNG, Francis Hyunjinが経営を兼務する3つ目の法人、「NASDAQK LIMITED」を検索することで見つかってきたのが本項で検証する2番目のサイトということになります。

それ以外のサイトは詳しくはまた後述しますが、既に検証したサイトと共通のIPアドレス上にあることで見つかってきたサイトです。サイトが互いに非常によく似ているというだけでなく、IPアドレスも共有しているということからもこれらのサイトの組織的な繋がりがあることは確かでしょう。

まず最初のトウキョウメタル / GYTRVS FXについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年11月23日投稿

出会い系で知り合った男性から投資の勧誘を受けているようです。勧誘役が外国人かどうかは情報がありません。免許証を提示してきたようですが、本人のものかどうかはかなり怪しいでしょう。例えば被害者が提出してしまった免許証などが使われている可能性の方が高いように思います。

とにかくこの質問に出てきたURLアドレス (https://www.tokyo-metal.cc/h5/) にアクセスしてみました。左下にトップページ、右下に設定画面 (https://www.tokyo-metal.cc/h5/#/pages/user/index) の画像を示します。サイト名はGYTRVS FXとなっているようです。

このスマホ用サイト、スマホ用サイトの設定画面には見覚えがあります。すなわち以前に「検証70」で検証したWXJTSSというサイトのスマホ用サイト (https://www.wxjtss.cc/h5/#/) と明らかに似ているのです。以下にそのWXJTSSのスマホ用サイトのトップページおよび設定画面 (https://www.wxjtss.cc/h5/#/pages/user/index) の画像を示します。

さらに左下にGYTRVS FXのサイトの言語選択メニュー、右下にはログイン画面 (https://www.tokyo-metal.cc/h5/#/pages/user/sign_in) の画像を示します。 表示言語の選択肢は英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、韓国語、スペイン語、ベトナム語、タイ語の10言語となっています。

「検証70」で検証したWXJTSSというサイトのスマホ用サイトについても比較の為に言語選択メニューとログイン画面の画像を以下に示します。

表示言語の選択肢は英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、イタリア語、韓国語、ロシア語、スペイン語、ベトナム語、タイ語の12言語となっています。GYTRVS FXのサイトで選択可能な10言語と比較するとポルトガル語とロシア語が加わった形になっていて並び順もよく似ています。また国旗型のアイコンも非常によく似ています。GYTRVS FXのサイトとWXJTSSのスマホ用サイトが同じテンプレート由来であるのは間違いないと考えます。

そしてWXJTSSのサイトにはスマホ用サイトに加えてPC用サイトが存在するのでGYTRVS FXについてもPC用サイトが存在する可能性を考えて探してみると予想通り表題にも示したPC用のサイト (https://www.tokyo-metal.cc/index3.html) が見つかってきました。URLアドレスを一部変更したといってもドメイン名の部分 (www.tokyo-metal.cc) はスマホ用サイトとPC用サイトで同じですから同じサイトです。しかしこのPC用のサイトはWXJTSSのPC用サイトとは全く似ていません。見つかってきたGYTRVS FXのスマホ用サイトに対応するドメイン名が共通であるPC用サイトの冒頭部の画像を以下に示します。

▼Tokyo Metal / GYTRVS FX (トウキョウメタル / GYTRVS FX https://www.tokyo-metal.cc/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

まず奇妙なのはドメイン名が同じスマホ用サイトのサイト名は「GYTRVS FX」となっていたのにこのPC用サイトの名称はどうやら「Tokyo Metal (トウキョウメタル)」となっていることです。スマホ用サイトとPC用サイトは別個のサイト扱いなのでしょうか?そしてこのサイトは以下に画像を示すWXJTSSのPC用サイト (https://wxjtssgroup.com/index.html) の冒頭部とは全く似ていません。

一方でトウキョウメタル / GYTRVS FX のPC用サイト (https://www.tokyo-metal.cc/index3.html) の冒頭部は指摘するまでもないかもしれませんが上で検証した外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/) 以下のサイトや「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトの冒頭部と非常によく似ています。

さらに表題2番目以降のサイトについても同様にサイト冒頭部の画像を順に示していきます。

▼ナスダックK リミテッド (https://www.nasdaquk.net/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼UOBE FX (https://uobefx.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼TNFL FX (https://tnflfx.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼HCJTグループ (https://hcjtgroup.com/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

▼HYANBグループ (https://hyhlbgroup.com/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

▼アイビジョンマーケット (https://ivisiononline.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼DCOマーケット (https://dcomarkets.com/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

▼LOXLEY FX (https://loxleyfx.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼XZDLグローバル (https://xzdlgloballtd.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

トウキョウメタル / GYTRVS FX のPC用サイトを含む本項で検証対象としている10個のサイトの冒頭部が互いによく似ている、さらに上で検証したサイトや「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトと比較してもこれら冒頭部がよく似ているのは間違いありません。

さらに以下は冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分の比較です。まず表題の1~5番目の5つのサイトについて画像を表題と同じ順、トウキョウメタル → ナスダックK リミテッド → UOBE FX → TNFL FX → HCJTグループという順で示します。

次いで表題6~10番目の5つのサイトについても表題と同じ順、HYANBグループ → アイビジョンマーケット → DCOマーケット → LOXLEY FX → XZDLグローバル という順で同じ部分の画像を示します。

この部分でもここで検証している10個のサイトは互いに酷似していますし、「検証49」「検証62」で検証した一連のサイトと比較しても非常によく似ているのは間違いありません。

さらに以下はトウキョウメタルのサイトでやはりサイトの特長を説明している部分の画像です。

画像は省略しますが、本項で検証している10個のサイトにはこの6項目の特長を説明している部分が共通して存在します。そして上で検証した一連のサイトでも取り上げましたが、左上の「厳格に管理されたブローカー」という項目に所在地や金融ライセンスに関する情報が含まれているので以下に拡大して示していきます。まず左下が表題最初のトウキョウメタル / GYTRVS FX、右下が表題2番目のナスダックK リミテッドの画像です。

それぞれ記されている文章を以下に書き出します。トウキョウメタル / GYTRVS FXの場合は大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

トウキョウメタル / GYTRVS FX

>Tokyo Metal總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:トウキョウメタルはアイルランドに本社を置き、子会社は英国のFCAとオーストラリアのASIC、日本のFSAとアイルランドのCBIの規制を受けており、監査と監督の対象となっています。 。)

ナスダックK リミテッド

>NASDAQK LIMITED はオーストラリアに本社を置き、その子会社はオーストラリア証券投資委員会によって認可および規制されており、ライセンス番号は 488828 です。 その厳格な監査、監督の元運営しております。

次は表題3番目のUOBE FX (左下) と4番目のTNFL FX (右下) の相当部分を示します。

同様に記されている文章を以下に書き出します。いずれの場合も文章の大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

▼UOBE FX

UOBE FX總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:UOBE FX はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。 。)

TNFL FX

>TNFL FX總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:TNFL FX はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、日本の FSA とアイルランドの CBI の規制を受けており、監査と監督の対象となっています。 。)

次は表題5番目のHCJTグループ (左下) と6番目のHYANBグループ (右下) の相当部分を示します。

同様に記されている文章を以下に書き出します。いずれの場合も文章の大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

▼HCJTグループ

>HCJT GROUP總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:HCJT GROUP はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の金融庁とアイルランドの CBI によって規制されています。 。)

▼HYANBグループ

>HYHLB Group總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:HYHLB グループはアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の金融庁とアイルランドの CBI の規制を受けています。 。)

次は表題7番目のアイビジョンマーケット (左下) と8番目のDCOマーケット (右下) の相当部分を示します。

同様に記されている文章を以下に書き出します。いずれの場合も文章の大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

▼アイビジョンマーケット

>IVISION總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:IVISION はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。 。)

DCOマーケット

>DCO MARKET總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:DCO MARKET はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。)

最後は表題9番目のLOXLEY FX (左下) と10番目のXZDLグローバル (右下) の相当部分を示します。

同様に記されている文章を以下に書き出します。いずれの場合も文章の大半が香港語 (繁体字) になっているのでGoogle翻訳の結果も示します。

LOXLEY FX

LOXLEY FX總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:LOXLEY FX はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、日本の FSA とアイルランドの CBI の規制を受けており、監査と監督の対象となっています。 。)

XZDLグローバル

XZDL GLOBAL總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

(日本語訳:XZDL GLOBAL はアイルランドに本社を置き、その子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。 。)


10個のサイトの記述を比べると2番目のナスダックK リミテッドを除く9つのサイトの記述が互いに酷似していることが分かります。9個のサイトではいずれの場合も記述の大半が香港語 (繁体字) になっていますが、アイルランドに本社があって英国の FCA とオーストラリアの ASIC、さらに日本の FSA とアイルランドの CBI から金融ライセンスを取得しているという内容は全く同じです。一方でナスダックK リミテッドの場合のみはオーストラリアに本社があってオーストラリア証券投資委員会から金融ライセンス (ライセンス番号488828) を取得しているとなっています。しかし本社がアイルランドあるいはオーストラリアになっていると書いてあっても具体的な住所とか電話番号といった情報はありません。明らかに情報開示は不充分、不適切です。

そしてまず10個のサイトに共通してオーストラリアの金融ライセンスを得ているという記述があるのでオーストラリアの法人登録、金融ライセンスの確認を試みました。法人登録についてはABN Lookup (https://abr.business.gov.au/)、金融ライセンスについてはAustralian Securities & Investments Commission (ASIC https://asic.gov.au/online-services/search-asic-s-registers/) から検索を試みています。 例えば以下は「Tokyo Metal」の金融ライセンスを検索した結果です。

上の画像の一番下に

>0 results found for "Tokyo Metal"

という結果が出ています。要するに「Tokyo Metal」という名称での金融ライセンスは確認されなかったということです。念の為に途中にスペースの入らない「TokyoMetal」についても検索してみましたが結果は同じです。法人登録についても「Tokyo Metal」というオーストラリア法人は見つかりません。同様に他の9つのサイトについても金融ライセンス、法人登録の確認を試みましたが、似たような名称の登録が出てくる場合はあるものの既に金融ライセンスが取り消されているといった場合が多く、本項で検証対象としている10個のサイトに関すると思われる登録情報はいずれについても見つかりません。

次に10個のサイトの内、ナスダックK リミテッドを除く9つのサイトで本社があると記されていたアイルランドのCBIから金融ライセンスを得ているという記述についても確認を試みました。アイルランドのCentral Bank of Ireland (CBI) のサイトにあるFinancial Service Provider Search (https://registers.centralbank.ie/FirmSearchPage.aspx) という検索ページで例えば「Tokyo Metal」の登録情報を探してみた結果を以下に示しますが、該当が見つからないという結果になります。

このCBIでの登録についても同様に他の9つのサイトについても金融ライセンス、法人登録の確認を試みましたがやはりいずれについても登録は確認出来ません。

次はイギリスのFinancial Conduct Authority  (FCA, https://www.fca.org.uk/) での登録の確認です。登録情報を検索できるページ (https://register.fca.org.uk/s/search) で各サイトの登録を探してみました。以下は「Tokyo Metal」の登録情報を検索した結果ですが、やはり該当なしという結果になっています。

当然、他の9つのサイトについても同様に確認を試みましたがイギリスの金融ライセンスはいずれのサイトでも確認出来ません。逆に表題4番目のTNFL FXについての警告が出てきました。以下に示します。

この警告は2023年11月24日付となっており、TNFL FXがFCAでライセンスを取得していないのにイギリスの在住者を標的としている可能性があるということで出されている警告となっています。赤枠で囲った部分には警告対象であるTNFL FXのURLアドレス (www.tnflfx.com) も記されており、本項で検証しているTNFL FX (https://tnflfx.com/index3.html) のURLアドレスと一致しています。イギリスFCAから金融ライセンスを取得しているという主張とは全くの逆でFCAから無登録の違法業者として警告対象になっているのですから話になりません。

しかしイギリスの法人登録についてはそれぞれ対応するのではないかと思われる法人登録が見つかります。本項の最初に書いたように表題2番目のナスダックK リミテッドについては元々イギリスの法人登録から見つかってきたサイトですが、これを含めて本項で検証しているサイトに対応している可能性が高い法人登録を以下にまとめます。

▼トウキョウメタル

法人名: TOKYO METAL EXCHANGE LTD (会社番号: 14953960)

法人登録日付: 2023年6月22日

住所: 7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

経営者: SHI, Zhijian (中国国籍、中国在住)

▼ナスダックK リミテッド

法人名: NASDAQK LIMITED (会社番号:14956423)

法人登録日付: 2023年6月23

住所: 4 Winsley Street, Fitzrovia, London, United Kingdom, W1W 8HF

経営者: CHUNG, Francis Hyunjin (アメリカ国籍、カナダ在住)

▼UOBE FX

法人名: UOBEFX GLOBAL LIMITED (会社番号:14961685)

法人登録日付: 2023年6月26

住所: 7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

経営者: PENG, Jiahui (中国国籍、中国在住)

▼TNFL FX

法人名: TNFL FX GLOBAL LIMITED (会社番号:15122885)

法人登録日付: 2023年97

住所: 7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

経営者: HUANG, Jingdai (中国国籍、中国在住)

▼HCJTグループ

法人名: HCJT GROUP INVESTMENT CO., LTD (会社番号:14866082)

法人登録日付: 2023年5月12日

住所: 275 New North Road, London, United Kingdom, N1 7AA

経営者: DUONG, Thai Luc (ベトナム国籍、マレーシア在住)

▼HYANBグループ

法人名: HYANB TECHNOLOGY LIMITED (会社番号:15214953)

法人登録日付: 2023年10月17日

住所: 7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

経営者: HUANG, Jingdai (中国国籍、中国在住)

▼アイビジョンマーケット

法人名: IVISION MARKET LTD (会社番号:13573035)

法人登録日付: 2021年8月18日

住所: 71-75 Shelton Street, Covent Garden, London, WC2H 9JQ

経営者: AHMAD, Mohammad Zareef (インド国籍、インド在住)

▼DCOマーケット

法人名: DCO MARKET LIMITED (会社番号:14761778)

法人登録日付: 2023年3月27日

住所: Floor 1 Office 25 22 Market Square, London, England, E14 6BU

経営者: GILBERT, Frederike (ドイツ国籍、ブルガリア在住)

▼LOXLEY FX

法人名: LOXLEY FX CAPITAL LIMITED (会社番号:15089297)

法人登録日付: 2023年8月22日

住所: 7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

経営者: WANG, Heshun (中国国籍、中国在住)

▼XZDLグローバル

法人名: XZDL GLOBAL CAPITAL CO., LTD (会社番号:14712943)

法人登録日付: 2023年3月7日

住所: Floor 1, Office 25 22 Market Square, London, United Kingdom, E14 6BU

経営者: EGGER, Christian Ueli (スイス国籍、スイス在住)

サイト名と法人名が似ているということだけで見つけてきた法人登録なのでサイトと法人登録が対応しているかどうかは確実ではありません。しかしこれら10個の法人登録を横並びで比較してみると互いに一致する部分があるようです。例えば

>7 Copperfield Road, Coventry, West Midlands, England, United Kingdom, CV2 4AQ

という住所を所在地としている法人登録が5個あります。また

>Floor 1 Office 25 22 Market Square, London, England, E14 6BU

という住所もDCOマーケットとXZDLグローバルに対応していると思われる2つの法人登録で共通しています。この住所は本サイトで検証しているサイトでもしばしば法人登録上の住所として登場しているサイトでもあります。具体的には以下のサイトに対応しているイギリスの法人登録上の住所がこの住所になっています。

「検証46」:GLIファイナンス → 法人登録

「検証56」:Askyoloテックリミテッド法人登録

「検証70」:WXJTSS法人登録

「検証77」:USDCインベストメントリミテッド → 法人登録

さらにHUANG, Jingdai という中国国籍、中国在住の人物がTNFL FXとHYANBグループのDirector (社長) を兼務しているようです。そしてこれら10個の法人の経営者の中にイギリス国籍とかイギリス在住という人物は1人もいません。10個の法人の中で5個については経営者が中国国籍、中国在住となっています。同じ住所に複数の法人が所在しているという状況を考えてもこれらの法人の事業実体が本当にイギリスにあるかどうかはかなり疑問です。こうし状況からはむしろこれらの法人登録が本項で検証しているサイトに対応している可能性が高いようにも思われます。

ちなみにこれらのサイトでは既に上で示した「本社がアイルランド」といった非常に曖昧な記述を別にすれば連絡先情報はサイトの脚注部分に記されているメールアドレスのみです。さらに連絡先情報を探して各サイトのWho Is 情報も確認しましたが、登録者に関する情報は何も開示されていません。以下には脚注に記されている10個のサイトのメールアドレスとWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日をまとめます。

サイト名 メールアドレス サイトの登録・開設日

トウキョウメタル support@Tokyo Metal.cc 2023年6月19

ナスダックK リミテッド support@nasdaquk.com 2023年8月29

UOBE FX info@uobefx.email 2023年6月27

TNFL FX support@tnflfx.email 2023年8月31

HCJTグループ hcjtgroup@gmail.com 2021年5月12

HYANBグループ info@hyanbglobal.email 2023411日

アイビジョンマーケット ivisionfx.cc@gmail.com 2021年5月15

DCOマーケット info@dcomarkets.com 2023年3月28

LOXLEY FX info@loxleyfx.email 2023年8月22日

XZDLグローバル info@xzdlglobal.email 2023年8月22日

HCJTグループのメールアドレス (hcjtgroup@gmail.com)、 アイビジョンマーケットのメールアドレス (ivisionfx.cc@gmail.com) はいずれも無料登録できるgmailのアドレスです。まともな取引所の連絡先とは思えません。また5番目のHCJTグループと7番目のアイビジョンマーケットは2021年5月に登録されていますが、それ以外の8個のサイトは2023年4月以降に登録されたかなり新しいサイトです。

そして本項の冒頭でも少し書きましたがこれら10個のサイトの内、3番目のUOBE FX以降の8つのサイトは前項で検証したデマンドFX (https://demand-fx.com/index3.html)、さらに「検証70」で検証したWXJTSS (https://wxjtssgroup.com/index.html)、FUEX (https://fuexweb.net/index.html)、BKYO (https://bkyoglobal.com/) という3つのサイトとIPアドレス (43.228.124.237) を共有しています。以下はデマンドFX (https://demand-fx.com/index3.html) のサイトを基準にして同じIPアドレス上に存在するサイトを調べた結果です。

残念ながら同じIPアドレス上のサイトを10個までしか表示できないのですが、上のリストの後半の5個は本項で検証したUOBE FX (https://uobefx.com/index3.html)、TNFL FX (https://tnflfx.com/index3.html)、HCJTグループ (https://hcjtgroup.com/index3.html)、HYANBグループ (https://hyhlbgroup.com/index3.html)、アイビジョンマーケット (https://ivisiononline.com/index3.html) です。残りの「goldenpeakfx.com」と「a***capital.com (asexcapital.com)」は既に閉鎖されたサイトのようです。

これらのサイトの内、「検証70」で検証したWXJTSS (https://wxjtssgroup.com/index.html) というサイトはスマホ用サイト (https://www.wxjtss.cc/h5/#/) がトウキョウメタル / GYTRVS FXのスマホ用サイト (https://www.tokyo-metal.cc/h5/) に非常によく似ているサイトです。

「検証70」で検証した3つのサイトはPC用サイトでは本項で検証したサイトと全く似ていませんが、IPアドレスを共有していることからも間違いなく同じグループによるサイトであると考えます。

そしてこれだけ多数の互いに非常によく似たサイトが存在しており、情報開示は明らかに不充分、不適切であることなど考えればこれらのサイトが投資先として信頼出来るとは全く思えません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。