検証56

本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。特にBULUTUN、POOPAC、Askyoloテックリミテッドという3つのサイトについてはLINEの投資関係グループで勧誘され、投資したところ出金出来なくなったという報告が確認されています。LINEの投資関係グループを利用した勧誘については「雑記2」にまとめがありますから参照してください。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 雑記0

このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。尚、このページで検証したサイトは2024年3月現在で殆どが何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証13」「検証14」「検証15」「検証16」「検証17」「検証18」「検証19」「検証20」「検証21」「検証22」「検証23」「検証24」「検証25」「検証26」「検証27」「検証28」「検証29」「検証30」「検証31」「検証32」「検証33」「検証34」「検証35」「検証36」「検証37」「検証38」「検証39」「検証40」「検証41」「検証42」「検証43」「検証44」「検証45」「検証46」「検証47」「検証48」「検証49」「検証50」「検証51」「検証52」「検証53」「検証54」「検証55に続いて中国系の詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証44ページ目です。「検証57「検証58「検証59「検証60「検証61「検証62「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。


●VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html)

●VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html)

●BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

●vp markets global ltd (vpマーケッツグローバルリミテッド https://vpmgala.com/jap/index.html)

●POOPAC (https://www.poopac.co/index.html)

●POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

●BULUTUN (http://www.ibulutun.co/)

●blackrockcoltd (ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)

●UNOCAL GROUP LIMITED (UNOCALグループリミテッド https://unocalgroup.com/jap/index.html)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.net/)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.site/)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.com/)

●gic (https://giclcd.net/jap/index.html)

●BULUTUN (https://www.ibulutun.com/)

●POIPEX (https://www.poipexjp.com/)

●POIPEX (https://www.jpoipex.com/)

●IntervateFX (インターベートFX https://hmimarketsfx.com/Jp)

●IntervateFX (インターベートFX https://intervatefex.com/Jp)

●LGtrading (LGトレーディング https://www.lgtrading.com/ja/)

●Elderton Capital Ltd (エルダートンキャピタルリミテッド https://elder-tonfx.com/Jp)


まず以下の4つのサイトを検証します。

●VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html)

●VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html)

●BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

●vp markets global ltd (vpマーケッツグローバルリミテッド https://vpmgala.com/jap/index.html)

最初のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) と3つ目のBULUTUNはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つは画像検索で見つけてきたサイトです。vpマーケッツグローバルリミテッドについては同じサイト名でURLアドレスやサイトの見かけが異なるサイトが既に4つ確認されており、「検証30」で検証してあります。組織的な繋がりが考えられます。

まず最初のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) に関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2021年12月23日投稿

Pairsというマッチングサイトで知り合った女性 (外国人かどうかは不明) に勧誘されてVIPOTORという日本語に対応したサイトでの投資を勧誘され、入金先として指定された三井住友銀行の個人名義の口座に入金してしまったようです。そして勧誘役女性の叔父と称する経済学者の指示に従って、あるいはU-Tradeという名称の自動売買システムで取引したところ数字の上では利益が出たそうです。しかし出金しようとすると「AIシステム利用料」として請求された10万円を支払ったものの入金を確認出来ないということになったようです。表題に示したようにVIPOTORというサイトは2つ存在するのですが、日本語に対応しているのは表題1つ目のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) の方だけなのでこの投稿者が入金してしまったのは表題1つ目のサイトと思われます。

さらに以下もVIPOTORというサイトに関する投稿です。

2021年12月14日投稿

勧誘された経緯が何も分かりませんが、LINEを介したVIPOTORでの投資勧誘を受けているようで何の努力もなく自動売買で稼ぐことが出来ると言われているようです。但しこの投稿ではVIPOTORのサイトについて何の情報もないので表題の2つのVIPOTORのサイトのいずれでの投資勧誘を受けたのか分かりません。

次は表題3番目のBULUTUNというサイトに関するYahoo知恵袋への質問投稿です。

2022年5月12日投稿

松本康夫、中村浩之と名乗る人物が主導するLINEのグループに勧誘され、おそらく投資関連と思われるそのLINEグループでBULUTUNというサイトでの投資を勧められたようです。LINEのグループで勧誘されたというのは以前に「検証25」で検証したGreenstan Wealth (グリーンスタンウエルス https://www.greenstansjp.com/jp/index.html) や「検証34」で検証しているやはりグリーンスタンウエルスという名称の詐欺サイト (http://www.greenstan.com/ja/index.htm) での勧誘手口に似ています。2つのグリーンスタンウエルスのサイトへの勧誘ではLINEグループを仕切っていたのは鈴木ゆうすけ、森田正之という人物だったそうですが、後述するようにこれら2つのグリーンスタンウエルスというサイトとここで検証しているBULUTUNというサイトはサイトの見た目は全く似ていませんがIPアドレス (8.218.19.129 ) を共有していて同じグループによって運営されている可能性が極めて濃厚です。2つのグリーンスタンウエルスの勧誘役だった鈴木ゆうすけ、森田正之と名乗る人物とBULUTUNの勧誘役で松本康夫、中村浩之と名乗る人物は同じグループに属する人物である、さらには同一人物である可能性が考えられます。

さらにその後「検証59」で検証しているIDFパワーウエルスリミテッド (http://www.idfpower.site/jp/index.htm) などについても似たようなLINEの投資関係のグループで勧誘が行われているという報告が出ています。これらは名乗っている運営者の名前は異なっていても同じグループによる勧誘である可能性が高いように思います。

次に表題の4つのサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。

▼VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) [表示言語:英語、日本語]

▼VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) [表示言語:英語、中国語]

▼BULUTUN (https://www.bulutun.site/) [表示言語:英語、日本語]

▼vpマーケッツグローバルリミテッド (https://vpmgala.com/jap/index.html) [表示言語:英語、日本語]

背景画像は最初のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) と3番目のBULUTUNが東京の夜景、2番目のVIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) と3番目のvpマーケッツグローバルリミテッドが中国・北京の夜景になっているようです。背景画像が2種類に分かれていますが、メニューバーの項目名やその並びなどは4つのサイトで互いに似ているようです。表示言語は2番目のVIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) が英語と中国語、それ以外の3つのサイトは英語と日本語になっています。

さらにこれら4つのサイトの相互比較を続けます。以下には4つのサイトの冒頭部に続く部分のキャプを表題と同じ順 [VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) → VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) → BULUTUN → vpマーケッツグローバルリミテッド] で示します。

▼BULUTUN

▼vpマーケッツグローバルリミテッド

日本語表示に対応していない2番目のVIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) の場合のみ左上の画像が入れ替わっていますがそれ以外の3つは全く同じに見えますし、2番目のVIPOTORの場合も入れ替わっている1つの画像以外は他の3つのサイトと同じ画像が使われています。明らかにこれら4つのサイトは同じテンプレート由来でしょう。

さらに以下は各サイトのメニューバーにある「会社」あるいは「Company」という項目を選択して出てくるページにある画像の比較です。やはり表題と同じ順 [VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) → VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) → BULUTUN → vpマーケッツグローバルリミテッド] でキャプを示します。

BULUTUN

vpマーケッツグローバルリミテッド

この部分についても4つのサイトが互いに明らかに似通っています。そしてこの部分にはかなり気になる部分があります。まず最初のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) と3番目のBULUTUN のサイトは表示言語の選択肢が英語と日本語だけなのに「公司管治」「工作機會」といった意味の分からない、おそらく中国語ではないかと思われる部分があります。試しに表示言語の選択肢が英語と中国語であるVIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) のサイトで表示言語を中国語にしてみると以下のようになります。

やはり中国語表示にすると「公司管治」「工作機會」といった記述が確認出来ます。中国語は全く分かりませんがやはりこれは中国語の記述なのだと思われます。

それから例えば「私たちに関しては」「私たちについて」といった項目があるのでこれらは会社の所在地情報など会社概要へのリンクになっているのかと思ってクリックしてみましたが何も起こりません。どうやらこれらの項目は全てこの「会社」あるいは「Company」という項目自体へのリンクになっているようです。これはかなり異様です。

さらに表示言語の選択肢が英語と中国語であるVIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) のサイトには「Career at Swissquote」という項目があります。意味としてはSwissquote社で募集中のポジション、求人情報ということになるのですが「Swissquote」の意味が全く分からなかったので調べてみるとスイスの金融機関であるSwissquote社のサイト (https://en.swissquote.com/) が見つかってきました。そして以下はそのSwissquote社のサイトのCompanyという項目のページのキャプです。

明らかに本項で検証している4つのサイトにあったのと同じ画像の組み合わせです。そしてこのSwissquoteという会社のサイトは調べてみると1997年2月に開設されており、開設から25年経過しているようですし、1日当たりの独立訪問者数が8万8000人以上というサイトです。Wikipediaの英語版にSwissquoteの項目もあるようです。本項で検証している4つのサイトの「会社」あるいは「Company」という項目はこのSwissquote社のサイト (https://en.swissquote.com/) からの丸パクリとしか思われません。VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) のサイトに「Career at Swissquote」という項目があったのは丸パクリしてくる時に修正しておくべき記述を修正し忘れた結果でしょう。

次に4つのサイトに記されている連絡先についてまとめてみます。まず以下が最初のVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイトの脚注部分に記されている連絡先情報です。

VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイトの運営元はVIPOTOR WEALTH LTDというイギリス法人 (法人登録番号:13326527)となっていて以下の住所が記されています。

>UNIT G1、CAPITAL HOUSE 61 AMHURST ROAD、LONDON、UNITED KINGDOM E81LL

それ以外に関連会社としてオーストラリアにVIPOTOR WEALTH PTY LTD という法人が存在するとなっています。

同じVIPOTORというサイト名の2つ目のサイト、VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) についても脚注に記されている連絡先情報以下に示します。

こちらのVIPOTORのサイトの脚注に記されている連絡先情報も基本的に同じで運営元はVIPOTOR WEALTH LTDというイギリス法人 (法人登録番号:13326527)となっています。そこでイギリスの法人登録を探してみると法人登録番号が一致する以下のキャプに示したVIPOTOR WEALTH LTDの法人登録が確かに見つかりました。

法人登録の日付は2021年4月9日、業種は金融関係となっていて矛盾がありません。そして住所は2つのVIPOTORという名称のサイトの脚注に記されていたのと同じ住所が記されています

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの検証で出てきたイギリスの法人登録でしばしば出てくる住所です。具体的には以下のサイトに対応すると思われる法人登録で法人の所在地としてこの住所が登場しています。

「検証25」 GARDALA  → 法人登録

グリーンスタンウエルス  → 法人登録

IDFパワーウエルス  → 法人登録

「検証27」 Bsusdfes Investmen Ltd法人登録

「検証28」 Carrodセキュリティーズカンパニーリミテッド → 法人登録

「検証29」 Loowire グローバルリミテッド法人登録

「検証34」 グリーンスタンウエルスリミテッド  → 法人登録

カウトレーディングウエルスリミテッド → 法人登録

DBAYEマーケット → 法人登録

CoWosホールディンググループリミテッド → 法人登録

「検証40」 ヤマトグローバルリミテッド → 法人登録

「検証50」 Visenoキャピタルリミテッド → 法人登録

「検証53」 エリートストラテジーコーポレーションリミテッド法人登録

「検証59」 Poipexマーケットリミテッド  → 法人登録

アイコニックマネジメント  → 法人登録

さらに本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨(暗号通貨)を辛口評価」「検証95」で検証しているやはり中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの疑いが濃厚なPLASMAORACLE (プラスマオラクル) という仮想通貨取引所のサイトに対応すると思われるPLASMA ORACLE GLOBAL LIMITEDの法人登録 (会社番号 13430842)でもこの住所が法人登録上の住所として登録されていますし、以下に示すBULUTUNやPOOPACのサイトの脚注に記されている住所、それらのサイトに対応すると思われる法人登録の住所もこの住所になっています。部屋番号まで同じ住所にこれだけ多くの法人が共存しているとは到底思えませんからこの住所オフショア会社などを利用した架空住所の可能性が高いものと思われます

そしてこのVIPOTOR WEALTH LTDの法人登録経営者情報のページを見ると以下のキャプに示すLIU, Mingyueという中国国籍、中国在住の人物が唯一の経営者として登録されています。

経営者が中国国籍、中国在住となればイギリスの法人は名目だけでVIPOTORの実質的な運営元は中国のグループである可能性が濃厚と考えます。

さらに2つのVIPTORのサイトに記されていたオーストラリアの法人についてです。脚注のオーストラリア法人に関連した記述を以下に書き出します。

>VIPOTOR WEALTH PTY LTD(オーストラリア)ACN 652 645 166は、RS Finance(Aust)Pty Ltd(AFSL 441277)(AFS代表番号001292257)の正式な代表者です。 登録住所:PO BOX 4000、Gippsland Mail Centre、Victoria 3841 

そこでこのオーストラリア法人について確認を試みました。オーストラリアの法人登録を検索できるABN Lookup (https://abr.business.gov.au/) というサイトで検索してみると確かにVIPOTOR WEALTH PTY LTDの法人登録が見つかってきました。

残念ながらオーストラリアの法人登録は開示されている情報が非常に少なく、法人登録の日付が2021年8月9日であること、主たる住所が「SA 5000」であるというだけの情報しか見ることが出来ません。ここで「SA 5000」の「SA」というのはオーストラリアの南オーストラリア州を意味すると思われます。ところがVIPTORのサイトに記されていたVIPOTOR WEALTH PTY LTDの住所は以下のようになっています。

> 登録住所:PO BOX 4000、Gippsland Mail Centre、Victoria 3841

これはオーストラリアのビクトリア州の住所です。サイト脚注の記述とオーストラリアの法人登録情報が矛盾していることになります。また脚注に記されていた「PO BOX 4000、Gippsland Mail Centre、Victoria 3841 」という住所を検索してみるとこの住所がオーストラリアの金融ライセンスを管理するAustralian Securities and Investments Commission (オーストラリア証券投資委員会、ASIC) の住所の1つと私書箱番号まで完全に一致しているのです。以下はASICのサイトのページに書類送付先として示されている住所のキャプです。

どう考えても「PO BOX 4000、Gippsland Mail Centre、Victoria 3841 」という住所VIPOTOR WEALTH PTY LTDの住所ではありません。

さらに脚注の記述でVIPOTOR WEALTH PTY LTDが正式な代表者であるとなっているRS Finance(Aust)Pty Ltd についても検索してみました。すると香港の金融ライセンスを管理するSECURITIES AND FUTURES COMMISSION (SFC、証券先物委員会) のサイト (https://www.sfc.hk/en/) に以下のキャプに示したRS Finance(Aust)Pty Ltd に対する警告が出ていることを発見しました。

この警告によればRS Finance(Aust)Pty Ltdは香港で事業を行っていると主張し、香港の複数の法人名義の銀行口座を使っているが虚偽である、つまり香港で事業が行われていることはないとなっています。そしてRS Finance(Aust)Pty Ltd のサイトのURLアドレス (https://www.rsfinanceltd.com/) が記されていますがこのサイトは既に閉鎖されています。またRS Finance(Aust)Pty Ltdの住所は以下のようになっています。

>Level 1, 254 Rundle Street, ADELAIDE SA 5000

これはオーストラリアの南オーストラリア州の州都・アデレードの住所です。この住所を検索するとAugur Capital Limited.  (https://www.augurcapital.com.au/) というファイナンシャルアドバイザーと思われる業者の住所に一致するようです。この業者の公式サイトは英語と中国語表記に対応していることから中国系の可能性があるように思われますが、RS Finance(Aust)Pty Ltdとの関係は不明です。

2つのVIPTORのサイトに記されていた所在地などの情報の信頼性は調べてみると非常に低いものとしか思われません。


次は表題3番目のBULUTUNのサイトの連絡先情報です。BULUTUNのサイトの場合も脚注部分に以下のキャプに示した法人登録情報、住所などが記されています。

BULUTUNのサイトの運営元はBULUTUN WEALTH LTDというイギリス法人 (法人登録番号:13403529)となっていて以下の住所が記されています。この住所は上に示したVIPOTORのサイトの脚注に記されていた住所と同じ住所です。

>UNIT G1、CAPITAL HOUSE 61 AMHURST ROAD、LONDON、UNITED KINGDOM E81LL

そこでBULUTUN WEALTH LTDというイギリスの法人の登録を探してみました。すると確かに以下にキャプを示したBULUTUN WEALTH LTDの法人登録が見つかってきました。

法人登録の日付は2021年5月17日、業種はやはり金融関係となっていて矛盾がありません。そして住所はサイトの脚注に書いてあったのと同じ以下の住所になっています。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は既に上で説明したように「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの検証で出てきたイギリスの法人登録でしばしば出てくる住所であり、架空住所の疑いが濃厚です。

そしてこのBULUTUN WEALTH LTDの法人登録経営者情報のページを見ると以下のキャプに示したYANG, Yuanというやはり中国国籍、中国在住の人物が唯一の経営者として登録されています。

この人物は1999年4月生まれとなっていますからこの検証を書いている2022年5月時点で23歳という若者です。この人物が実質的な経営者かどうかはかなり疑わしいように思われます。名義を貸しているだけで実質的な経営者は別にいるという可能性も充分に考えられるように思います。

最後は表題4番目のvpマーケッツグローバルリミテッドの連絡先ですが、このサイトについては他の3つのサイトと異なってサイトに連絡先情報が全く見当たりません。他の3つのサイトでは連絡先情報が記されていた脚注にもそういった情報が皆無です。

一方で本項の冒頭で書いたようにvpマーケッツグローバルリミテッドという名称でURLアドレスやサイトの見た目が異なるサイトがは既に4つも確認されており、いずれも「検証30」で検証しています。そしてそれら4つのvpマーケッツグローバルリミテッドの検証で取り上げていますが本項で検証対象としているサイトも含めて5つのvpマーケッツグローバルリミテッドのサイトに対応していると思われる同名のイギリス法人の登録が存在します。1つの法人登録が少なくとも5つのサイトで使い回されている形です。そしてこのイギリス法人の経営者情報のページを見ると、やはりLIAO, Hongxiaという中国国籍・中国在住の人物が経営者となっています。やはりvpマーケッツグローバルリミテッドについても事実上の運営は中国系のグループである可能性が濃厚と考えます。

さらに4つのサイトについてさらに連絡先情報など求めて例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたがいずれの場合も登録者に関する情報は何も開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 登録・開設日

VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 2021824日

VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) 2021年3月20日

BULUTUN 2022429日

vpマーケッツグローバルリミテッド 2022213日

この検証は2022年5月中旬に書いているのでBULUTUNのサイトは開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトであることが分かります。そしてWho Is 情報を調べていて気が付きましたが、BULUTUNのサイト(https://www.bulutun.site/) は以下のキャプに示したように複数のサイトとIPアドレス (8.218.19.129) を共有しており、それらIPアドレスを共有しているサイトは「検証13」以降で検証してきた中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトのようです。

具体的にBULUTUNのサイト(https://www.bulutun.site/) と同じIPアドレス上に存在するサイトとしては以下のサイトが検出されています。

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)「検証34」

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm)「検証34」

アイデアルカインドマーケット (https://www.idealkind.com/jp/index.html)「検証25

グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)「検証25」

グリーンスタンウエルス (https://www.greenstans.com.tw/jp/index.html)「検証25」

グリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)「検証34」

これは偶然とは思われません。BULUTUNはこれらのサイトと組織的に繋がっている可能性が極めて濃いと判断します。最初に引用したBULUTUNに関するYahoo知恵袋への投稿で示されていた勧誘の手口がグリーンスタンウエルスでの勧誘の手口と一致することもこれらのサイトの組織的な繋がりを示唆するものと考えます。

わざわざ結論するまでもなく、これらのサイトはいずれも非常に危険なサイトと思われます。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


※付記

本項で検証した4つのサイトと非常によく似た、同じテンプレート由来と思われるPOOPACというサイトが見つかってきました。以下で検証しているので参照してください。


●POOPAC (https://www.poopac.co/index.html)

上で検証したBULUTUNのサイトと同じIPアドレスを共有しているサイトとして新たに見つかってきたサイトです。上で検証したVIPOTORやBULUTUNのサイトと非常によく似ているのでここで検証します。まずサイト冒頭のキャプを示します。

表示言語の選択肢は日本語と英語のみです。東京タワーが目につく夜景の背景画像などこのサイト冒頭部は上で検証したVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) やBULUTUNのサイトの冒頭部と非常によく似ています。以下には比較の為にVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイトの冒頭部のキャプを再掲します。背景画像が一致するだけでなくメニューバーの項目やその並びも完全に一致しています。

さらにPOOPACのサイトが上で検証したVIPOTORなどのサイトと似ているのはこの冒頭部だけではありません。POOPACのサイトの冒頭部に続く部分のキャプを以下に示します。

この部分についても比較対象として上で検証したVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイトの相当部分のキャプを以下に再掲します。

この部分でもPOOPACのサイトは上で検証した4つのサイトと非常によく似ています。

さらに以下はメニューバーの「会社」という項目からリンクされているページのキャプです。やはりPOOPACのサイトとVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイトからのキャプを順に示します。

2つのサイトからのキャプは全く区別出来ません。「公司管治」など中国語と思われる意味がよく分からない部分があることも2つのサイトで共通しています。POOPACのサイトは上で検証した4つのサイトと同じグループによって同じテンプレートからコピペで立ち上げられたサイトでほぼ間違いないでしょう。

次にPOOPACのサイトで連絡先情報を探しましたが開示されている情報はやはりかなり少ないです。わずかにサイトの脚注部分に以下のキャプに示したような記述があります。

>POOPAC Wealth Ltd(英国):商号POOPAC、そのロゴ、商標、およびWebサイトwww.poopac.coは、POOPAC Wealth Ltdに属しており、英国およびウェールズの法律(登録13403121およびNFA ID:0540368)に基づいて設立されています。 UNIT G1、CAPITAL HOUSE 61 AMHURST ROAD、LONDON、UNITED KINGDOME81LLにある登録事務所。 このウェブサイトの発行者であり、FX取引プラットフォームの運営者です。

POOPACのサイトを運営しているのはイギリスにあるPOOPAC Wealth Ltdという法人であるとなっているのでまずイギリスの法人登録を探してみると対応すると思われるPOOPAC Wealth Ltdの法人登録が見つかってきました。以下にキャプを示します。

まずこの法人登録の住所はサイトの脚注に書かれていた住所と同じです。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

そしてこの住所は上で示した示したVIPOTORのサイトに対応すると思われる法人登録BULUTUNのサイトに対応すると思われる法人登録に記されて住所と一致しますし、それ以外にも「検証13」以降の中国系と思われる一連の詐欺サイトに対応するイギリスの法人登録でしばしば登場している住所です。具体的にこの住所が法人登録上の住所となっているサイトのリストについては上のVIPOTORの検証を参照してください。

そしてPOOPAC Wealth Ltdの法人登録法人登録の日付は2021年5月17日となっています。この検証は2022年5月下旬に書いているので法人登録されたのがちょうど1年前ということになります。しかし実はここで検証しているPOOPACのサイトのWho Is 情報を見ると以下のキャプのようになっています。

黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が記されていますが2022年5月1日になっていてまだ開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトということになります。法人登録の日付が1年前の2021年5月でWho Is 情報の日付が2022年5月1日ということになると法人登録の方が1年近く前という大きなずれがあることになります。

実は本項で検証しているサイト以外に同じPOOPACというサイト名でURLアドレスが異なるサイトの存在を確認していたのですが検証を書く前に閉鎖されたようです。その閉鎖されたPOOPACというサイト  (http://www.poopac.com/jp/index.html) について2022年1月末に取得したサイト冒頭のキャプ1枚だけが残っていたので以下に示します。

この閉鎖されたPOOPACというサイト  (http://www.poopac.com/jp/index.html) は本項で検証しているPOOPACのサイト (https://www.poopac.co/index.html) と比較すると左上のロゴなどはそっくりですが、咲いて全体のデザインは全く似ているようには思われません。閉鎖されたPOOPACのサイトは「検証25」で検証したスマートコントラクトグループなどのサイトに似ているようです。

要するにPOOPAC Wealth Ltdの法人登録に対応する複数の詐欺目的と思われるサイトが立ち上げられては閉鎖されることが繰り返されている為に法人登録の日付と本項で検証しているPOOPACのサイトの登録・開設日の間に1年もの隔たりが生じたものと考えられます。

さらにPOOPAC Wealth Ltdの法人登録経営者情報のページを見ると以下のキャプに示すYANG, Minという中国国籍・中国在住の人物が唯一の経営者になっています。

この人物は2000年1月生まれとなっていますからこの検証を書いている2022年5月時点で22歳、日本ならば大学を卒業したばかりという年齢の若者です。実質的な経営者であるかどうかは極めて疑問ですが、やはりこのPOOPACというサイトも中国系のグループによるサイトである可能性が高いものと考えます。残念ながらこの中国人経営者の中国の住所は開示されていません。

このPOOPACというサイトについては投資を勧誘されたとか、入金したら出金出来なくなったといった報告が確認されているわけではありません。それでもこのサイトはやはり中国系のグループの関与が強く疑われるサイトであることは間違いなく、到底信用出来ません。投資勧誘されても決して応じるべきではありません。


●POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

●BULUTUN (http://www.ibulutun.co/)

●blackrockcoltd (ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)

最初のPOOPACのサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つのサイトは画像検索で見つけてきた明らかに同じテンプレート由来と思われるサイトです。POOPACという名称のサイトは上でも検証していますが、URLアドレスが異なる別サイトです。

まずYahoo知恵袋に出てきた最初のPOOPACのサイトに関する質問投稿を引用します。この質問は主に詐欺に遭ったけどどうしたらお金が取り戻せるかという点についての質問なので詐欺に遭った経過の記述を抜き出して引用します。

2022年6月25日投稿

突然LINEのグループに追加されて勧誘されたようです。勧誘した人物は日本語がおかしい部分があり、おそらく中国系の人物であるとも記されています。そして最後に誘導されたサイトのURLアドレスが出てきました。

さらにこの検証を書き終えた後ですが勧誘の場になっている「LINEグループ」に関すると思われる質問投稿がYahoo知恵袋に出てきました。

2022年6月28日投稿

松本康夫、中村裕之、佐藤伊織、石原一平など日本人の名前としか思えない名前を名乗る人物が主導するLINEのグループで詐欺勧誘が行われている疑いが濃厚のようです。松本、中村など登場人物の名前も一致する勧誘が上で検証したBULUTUN (https://www.bulutun.site/) のサイトでも行われていることが確認されています。さらにその後、おそらく同じグループと思われる人物がナカモリ トシオ(中森)、ホシノ ミユキ、山本(先生)などと名前を変えて同様の勧誘を行っている模様であるということのようです。中森などと名乗って誘導している詐欺サイトはまた別のサイトなのかもしれないと考えていたのですが、以下で検証しているAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) というサイトについて中森、山本などという名前の人物が登場するLINEの投資関係グループで勧誘が行われているという情報が出てきました。

さらにそれ以外にも勧誘役の名乗る名前は変わっていますが、LINEの投資関係グループに招待されて勧誘されるという手口で同様の被害が出ているサイトが続々と出てきました。同様の手口で勧誘が行われていると思われるサイトを以下にまとめます。

「検証25」 グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)

「検証25」 IDFパワーウエルス (https://www.idfpowerio.com/jp/index.html)

「検証34」 グリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)

「検証34」 atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm)

「検証34」 Kwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/)

「検証50」 OSIRISフォレックス (https://www.osiristradelimited.com/jp/)

「検証59」 IDFパワーウエルスリミテッド (http://www.idfpower.site/jp/index.htm)

「検証59」 アイコニックマネジメント (https://www.iconicjp.com/)

「検証60」 Foyaリミテッド (https://foyavip.com/jp)

「検証60」 ニュージーランドビジョンズ (https://www.nz-visions.com/index.htm)

「検証60」 Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証63」 スイストレードファイナンス (https://swisstrade.io/?lang=ja)

「検証63」 リッジコーポレーション (https://www.ridgecorporation.co/index.html)

「検証63」 FUCII LTD (FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証63」 キーストンインターナショナルマーケッツ (https://ksimarket.com/?lang=ja)

「検証64」 CBXIマーケッツリミテッド (https://www.cbximarkets.com/jp/)

「検証64」 Brerona (https://breronagroup.com/#/)

「検証64」 APBG (https://apbgforex.com/#/)

それぞれ参照してください。

さらにこれもこの検証を書き終えた後ですが表題3番目のブラックロックカンパニーリミテッドのサイトについての質問がやはりYahoo知恵袋に出てきました。

2022年7月12日投稿

インスタグラムで接触してきた自称・シンガポール人からブラックロックカンパニーリミテッドでの投資を勧誘され言われた通りに取引していたら数字の上では順調に儲かっているはずだったのに出金しようとしたら「検証資金」「税金」といった意味の分からない名目での追加入金を要求されたということのようです。まさに「検証13」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するようです。さらにこの質問投稿に対して以下のような回答が寄せされてベストアンサーとなっています。

この回答者も外国人からブラックロックカンパニーリミテッドでの投資を勧誘され、数字の上では儲かったものの出金しようとしたら検証資金という意味の分からない名目での追加入金を要求されたということのようです。

以下もブラックロックカンパニーリミテッドのサイトについての質問です。

2022年7月18日投稿

国際ロマンス詐欺に遭いそうになったとなっていて指定された入金先が三井住友銀行の個人名義の口座だったことでおかしいと感じて警察にも相談したという状況のようです。そしてこの質問の対象は「Unerney Global Limited」となっているのですが、添付画像に示されているURLアドレスはブラックロックカンパニーリミテッドのサイトのURLアドレスになっています。このサイトは以前は「Unerney Global Limited」という名称だったのかもしれません。また「Unerney Global Limited (UNERNEYグローバルリミテッド)」という名称のサイト (https://unerneyfx.com/) が別個に見つかってきており、「検証57」で検証しています。このUNERNEYグローバルリミテッドのサイトもサイトの見かけは全く異なりますが同じグループによるサイトの可能性が高いと考えます。

ともかく本項で検証する3つのサイトの冒頭部のキャプを以下に示していきます。まず以下が表題最初のPOOPACというサイト (http://www.ipoopac.com/index.html#) の冒頭部のキャプです。

表示言語の選択肢は英語と日本語のみです。

これは上で検証したVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html)BULUTUN (https://www.bulutun.site/) や同名のサイト、POOPAC (https://www.poopac.co/index.html) と極めてよく似ています。以下に比較の為に上で検証したPOOPACのサイト (https://www.poopac.co/index.html) の冒頭部のキャプを再掲します。違いが全く見つかりません。

次に画像検索で見つかってきた表題2番目のBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイト冒頭部のキャプを以下に順に示します。

これも上で検証したVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) やBULUTUN (https://www.bulutun.site/)、2つのPOOPACのサイトに非常によく似ています。表示言語は英語と日本語のみです。

同様に以下が表題3番目のブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html) のサイト冒頭部のキャプです。

表示言語の選択肢は英語、中国語、日本語です。そしてこちらは上で検証したサイトの内、VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html) およびvpマーケッツグローバルリミテッド (https://vpmgala.com/jap/index.html) に明らかに似ています。以下に比較の為にvpマーケッツグローバルリミテッド (https://vpmgala.com/jap/index.html) のキャプを再掲します。

さらに3つのサイトの比較を続けます。表題と同じ順で3つのサイトの冒頭部に続く部分のキャプ画像を以下に順に示します。

ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)

この部分で本項で検証している3つのサイトは互いに酷似していますし、2つのVIPORTERのサイトなど上で検証した5つのサイトとも非常によく似ています。

さらに以下は各サイトのメニューバーにある「会社」という項目を選択して出てくるページにある画像の比較です。

▼ブラックロックカンパニーリミテッド (https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)

この部分で本項で検証している3つのサイトは互いに酷似していますし、上で検証してきた5つのサイトとも非常によく似ています。POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) とBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) については「公司管治」、「工作機會」といった中国語と思われる部分が見られるのも

明らかに8つのサイトは同じテンプレートから立ち上げられたサイトでしょう。

次に連絡先情報を探しましたがやはり開示されている情報はわずかです。まず以下はPOOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) のサイトの脚注にある記述のキャプ画像です。

>POOPAC Wealth Ltd(英国):商号POOPAC、そのロゴ、商標、およびWebサイトwww.ipoopac.comは、POOPAC Wealth Ltdに属しており、英国およびウェールズの法律(登録13403121およびNFA ID:0540368)に基づいて設立されています。 UNIT G1、CAPITAL HOUSE 61 AMHURST ROAD、LONDON、UNITED KINGDOME81LLにある登録事務所。 このウェブサイトの発行者であり、FX取引プラットフォームの運営者です。

この文章は上で検証したPOOPAC (https://www.poopac.co/index.html) のサイトの脚注にあった文章とURLアドレスの部分を除いて全く同じです。法人番号 (13403121) も同じなのでPOOPAC (https://www.poopac.co/index.html) の検証で説明した唯一の経営者がYANG, Minという中国国籍、中国在住の人物であるPOOPAC WEALTH LTDというイギリスの法人登録を共有していることになります。このイギリス法人は住所が繰り返し使われている住所であることなどから実体のないペーパーカンパニーである可能性が高いことは既にPOOPAC (https://www.poopac.co/index.html) の検証で説明した通りです。

次は表題2番目のBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイトの場合ですが、やはり脚注に似たような記述があります。以下にキャプを示します。

>Bulutun Wealth Ltd(英国):商号BULUTUN、そのロゴ、商標、およびWebサイトwww.ibulutun.coは、Bulutun Wealth Ltdに属しており、英国およびウェールズの法律(登録13403529および & Phone: +447312851096)に基づいて設立されています。 UNIT G1、CAPITAL HOUSE 61 AMHURST ROAD、LONDON、UNITED KINGDOME81LLにある登録事務所。 このウェブサイトの発行者であり、FX取引プラットフォームの運営者です。

この文章も上で検証したBULUTUN (https://www.bulutun.site/) のサイトの脚注にあった文章とURLアドレスの部分を除いて全く同じです。法人番号 (13403529) や電話番号 ( +447312851096) も同一なので上のBULUTUN (https://www.bulutun.site/) の検証で説明した唯一の経営者がYANG, Yuanという中国国籍、中国在住の人物であるBULUTUN WEALTH LTDというイギリスの法人登録を共有していることになります。そしてこの法人登録はに書いたBULUTUN (https://www.bulutun.site/) のサイトの検証で説明したようにやはりペーパーカンパニーの可能性が高いです。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) 202255日

BULUTUN (http://www.ibulutun.co/) 202269日

ブラックロック  (https://blackrockcoltd.com/jap/index.html) 2022520日

この検証は2022年6月下旬に書いているのでいずれも開設から2カ月以下という非常に新しいサイトです。同じテンプレートから多数の詐欺目的のサイトが多数立ち上げられて短期間で使い捨てにされているのが実態でしょう。これら3つのサイトの中で被害報告が確認されているのは最初のPOOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) のサイトのみですがいずれも非常に危険なサイトと考えて間違いないでしょう。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●UNOCAL GROUP LIMITED (UNOCALグループリミテッド https://unocalgroup.com/jap/index.html)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.net/)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.site/)

●Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://www.askyolo.com/)

1つ目のUNOCALグループリミテッドは上で検証したブラックロックカンパニーリミテッドのサイト https://blackrockcoltd.com/jap/index.html) からの画像検索で発見したサイト、2つ目のAskyoloテックリミテッドも画像検索をきっかけに見つかってきたサイトです。具体的にはブラックロックカンパニーリミテッドのサイトで使われていた高層ビルの画像を画像検索に掛けましたがブラックロックカンパニーリミテッドのサイト自体やVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) など上で検証した幾つかのサイトなどが引っかかってきましたのは当然としてこれまで存在に気が付いていなかった関連すると思われるサイトも幾つか見つかってきました。以下に検索結果の幾つかを示します。

ここで画像検索に掛けた画像は素材画像のサイトで公開されている画像のようで100を超えるサイトが引っかかってくるのですが、ここに示した3つのサイトは一部見えているサイトの記述内容などから上で検証してきた一連のサイトと同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。そしてここに示した3つのサイトの内、1件目は本項で検証対象とする1つ目のサイト、UNOCALグループリミテッドのサイト (https://unocalgroup.com/jap/index.html) です。そして画像検索で引っかかってきた残りの2件のサイト

▼FUHUI FX LIMITED (FUHUI FXリミテッド https://fuhuifex.com/)

▼Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://fasonla.com/)

はアクセスしてみたところ既に閉鎖されているようです。ちなみにFuhui FXリミテッドについては同じ名称のサイト (https://fglobalfx.com/jap/index) が確認されており、「検証49」で検証対象としていますがサイトの見かけは全く異なります。さらに問題は2つ目の閉鎖されたサイト、Askyolo Tech Limited (Askyoloテックリミテッド https://fasonla.com/) の方です。このサイト自体は既に書いたように既に閉鎖されているようなのですが、「Askyolo Tech Limited」を検索してみたところ、この画像検索で見つかってきたけれども閉鎖されているサイトとはURLアドレスの異なる別のAskyoloテックリミテッドというサイトが見つかってきました。それが表題2番目のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) というサイトです。そしてこのAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) から再度画像検索で見つかってきたのが表題3番目Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/)、この表題3番目のサイトに記されていた香港の住所を検索して見つかってきたのが表題4番目のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/) ということになります。3つのAskyoloテックリミテッドのサイト芋づる式というか、連鎖反応的とでも言うべきかとにかく続々と見つかってきたのです。

そしてこれら一連のサイトは名称が一致するというだけでなく、いずれも上で検証してきたVIPOTOR以下のサイトと似ており、同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトで間違いないものと思われます。

これでようやく本項で検証する4つのサイトを見つけてきた経緯の説明が終わりました。まずはとにかく4つのサイトの冒頭部のキャプを以下に順に示します。

▼UNOCALグループリミテッド (https://unocalgroup.com/jap/index.html)

表示言語の選択肢は英語、中国語、日本語です。そしてこの冒頭部は上で検証したサイトの内、VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html)vpマーケッツグローバルリミテッド (https://vpmgala.com/jap/index.html)、ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html) の3つのサイトの冒頭部に明らかに似ています。以下に比較の為にブラックロックカンパニーリミテッドのサイト冒頭のキャプ画像を再掲します。

背景画像が同じであるだけでなく、メニューバーの項目なども一致していることが分かります。次に本項で検証する2~4番目、Askyoloテックリミテッドという3つのサイトの冒頭部のキャプを示します。

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/)

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/

これらAskyoloテックリミテッドという名称の3つのサイトは背景画像が上で検証してきたサイトと全く異なるので印象がかなり異なりますが、メニューバーの部分などは似ている部分もあります。いずれも表示対応言語は英語と日本語のみです。

さらに4つのサイトの比較を続けます。サイト冒頭部分に続く部分のキャプを以下に示します。

▼UNOCALグループリミテッド (https://unocalgroup.com/jap/index.html)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/)

この部分については本項で検証している4つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) などのサイトの相当部分に極めてよく似ています。

さらにそれぞれのサイトのメニューバーに見える「会社」という項目のサブページにある図の比較を以下に示します。

▼UNOCALグループリミテッド (https://unocalgroup.com/jap/index.html)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/)

▼Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/)

この部分について本項で検証している4つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) などのサイトの相当部分に極めてよく似ています。日本語表示を選択しているのに部分的に中国語と思われる部分が見られること、「私たちについて」とか「私たちに関しては」といった項目があってもこの部分に特に連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報が見当たらないことなども同じです。

このサブページに連絡先情報が見当たらないと書きましたが、3つのAskyoloテックリミテッドのサイトの脚注部分には一応連絡先情報らしきものが記されています。まずAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) の場合です。

記述内容を整理して以下に書き出します。

法人名: Askyolo Tech Limited

イギリスの法人番号: 14227352

電話番号: +447361085986

住所: FLOOR 1, OFFICE 25, 22 MARKET SQUARE,LONDON,UNITED KINGDOM E14 6BU

イギリスの法人であるとなっていてイギリスの法人番号 (会社番号)、イギリスの国番号である[+44]から始まる電話番号、そしてイギリス・ロンドンの住所が記されています。 

次に表題3番目のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/) と4番目のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/)のサイトの脚注にある連絡先情報を以下に並べて示します。

これら2つのAskyoloテックリミテッドのサイトの記述は基本的に同じです。記述内容をまとめて以下に書き出します。

法人名: Askyolo Tech Limited (香港)

香港の法人番号 3145894

電話番号: +855 93834701

住所: Rm 1517,15F Amiata Industrial Building、58 Lei Muk Road、KwaiChung

こちらは香港の法人となっていて香港の法人番号、香港の住所が書かれていますが、電話番号は香港の国番号である[+852]ではなく、[+855]という国番号から始まっています。これは国番号のリストで調べるとカンボジアの国番号です。電話番号と住所が矛盾していることになります。またそもそも3つのAskyoloテックリミテッドのサイトは名称が同じでサイトの見かけも互いに非常によく似ていて同じグループによるサイトとしか思われないのに1つがイギリスの会社2つが香港の会社となっています。明らかに異様であり、この時点でこれらの連絡先情報の信頼性を疑わざるを得ません

ともかく2つのAskyoloテックリミテッドのサイトの一方にイギリスの法人番号が記されているので実際にイギリスに法人登録があるかどうか確認を試みました。またついでにUNOCALグループリミテッドについても対応すると思われるイギリスの法人登録を探してみました。するといずれについてもそれらしき法人登録が見つかってきました。まず以下にUNOCALグループリミテッドに対応すると思われるイギリスの法人登録のキャプを示します。

法人登録の日付は2022年4月14日となっていてかなり新しい法人であることが分かります。上のキャプの一番下に記されている事業内容も金融関係になっていてこの法人登録がここで検証しているUNOCALグループリミテッドのサイトに対応した法人登録であると考えても矛盾はありません。そしてこの法人登録の住所は以下のようになっています。

>41 Devonshire Street Ground Floor Office 1, London, United Kingdom, W1G 7AJ

この住所はで検証しているSavantグローバルキャピタルリミテッドのサイトに対応すると思われるイギリスの法人登録に記載されている住所と全く同じです。さらに「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で検証してきたサイトの中で以下の2つのサイトに対応すると思われる法人登録の住所が同じ住所になっています。

「検証40」 Averyファイナンス → 法人登録

「検証52」 Costinリミテッド → 法人登録

また中国系ではないと思われますが、「検証9」で検証しているYEWトレーディングというサイトもこの住所を所在地としていますし、この住所をイギリスの法人登録リストで検索してみるとかなり多くの法人が同じ住所で登録されているようです。オフショア会社などを利用した架空住所の疑いが濃厚です。

さらにこのUNOCALグループリミテッドのものと思われる法人登録で経営者情報のページを見るとこの検証を書いている2022年7月中旬時点で法人登録の日付 (2022年4月14日) から3ヶ月ほどしか経過していないのに既に設立時の経営者が交代しています。そして 新旧の社長がいずれも中国国籍、中国在住の人物になっています。まず旧経営者の情報から以下に示します。

このZUO, Jianliangという中国国籍、中国在住の人物は法人登録された2022年4月14日の時点で経営者になっていますが2022年5月23日に辞職しています。在職日数はわずか40日ほどということになります。この中国人経営者については法人登録時の提出書類によれば以下に示したように法人登録時には100%の株主でもあり、中国の住所が記されています。

中国の住所は以下のようになっています。

>ROOM 521 NO. 102, PENGJI APARTMENT, LIANTANG STREET, XIANHU ROAD, SHENZHEN, GUANGDONG, CHINA

この住所は広東省深圳市の住所のようです。

そしてこの初代経営者が辞任した後に就任したのが以下に示すLING, Guozhongというやはり中国国籍、中国在住の人物です。

こちらは中国の住所が開示されていません。

次にAskyoloテックリミテッドのサイトに対応するイギリスの法人登録を示します。法人番号 (14227352) Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) のサイトの脚注に記されていた番号と一致しています。

法人登録の日付は2022年7月12日と極めて新しいです。業種は金融関係になっています。そして法人登録上の住所は以下のようになっています。

>Floor 1, Office 25, 22 Market Square, London, United Kingdom, E14 6BU

この住所についてイギリスの法人登録情報を調べてみると非常に多くの法人が登録されているようです。また本サイトで検証しているサイトでしばしば同じ住所がイギリスの法人登録上の住所として登場しています。

「検証46」:GLIファイナンス → 法人登録

「検証68」:DCOマーケット法人登録

「検証68」:XZDLグローバル法人登録

「検証70」:WXJTSS法人登録

「検証77」:USDCインベストメントリミテッド → 法人登録

あるいは「検証60」で検証している ニュージーランドビジョンズ (https://www.nz-visions.com/index.htm) の脚注に記されている所在地住所と全く同じです。オフショア会社などを利用した架空住所の可能性が濃厚と考えられ、この住所にAskyoloテックリミテッドが実在するかどうかは非常に疑問です。

そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示すマレーシア国籍、マレーシア在住のLEE, Swee Lengという人物が唯一の経営者として登録されています。

この人物については残念ながらマレーシアの住所は開示されていません。

いずれにしろUNOCALグループリミテッドについてもAskyoloテックリミテッドについてもイギリスの法人登録は名目だけのもので事業実体がイギリスにあるものとは思われません。一応はイギリスに法人登録があるということでイギリスの金融ライセンスを管轄しているFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) のサイト (https://register.fca.org.uk/s/) で金融ライセンスの確認を試みましたがやはり該当なしです。

さらに運営者に関する情報を探して例によって各サイトのWho Is 情報を確認してみましたが運営者に関する情報は何も開示されていません。それぞれのサイトの登録・開設日を以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日 アップデート日

UNOCALグループリミテッド 2022415日

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) 202277日

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/) 2022年7月7日

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/) 201737日 2022421日

UNOCALグループリミテッドに対応すると思われるイギリスの法人登録の日付が2022年4月14日ですからサイトの登録・開設日と1日しかずれていません。UNOCALグループリミテッドのサイトとイギリスの法人登録が対応していることはほぼ間違いないでしょう

3つのAskyoloテックリミテッドの中では最後のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/) の登録・開設日が飛びぬけて古いですが、2022年4月21日にアップデートとなっています。どういう経緯でこうなっているのか推測するしかありませんが、飛びぬけて古い「www.askyolo.com」というドメイン名は以前は別の目的で使われていて、そのサイトが閉鎖された後に中古ドメインとして市場に出たものを詐欺グループが購入して現在のサイトに使われているという可能性が考えられます。法人登録の日付は2022年7月12日ですからAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)とAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.site/) の登録・開設日である2022年7月7日にほぼ一致します。Askyoloテックリミテッドについても上に示した法人登録がそれぞれのサイトに対応したものである可能性が高いように思います。

そして少なくとも3つのAskyoloテックリミテッドのサイトについてはやはり中国系と思われるグループによって勧誘が行われているらしい情報がネット上に複数見つかります。まずYahoo知恵袋への投稿を引用します。

2022年8月10日投稿

中森敏夫という人物が主催するLINEのフォーラムに招待されたけれども信頼出来るか?という質問に対して上に示した回答では自分も中森敏夫が関係しているLINEのフォーラムに参加しているけど詐欺の疑いが濃いということになっています。他に「山本先生」「アシスタントのみゆき」さらに「イギリスのAskyolo取引所」での口座開設を請け負う「イシカワヒデオ」という人物が勧誘の場になっているらしいLINEのフォーラムに登場しているようです。この回答者によれば「イギリスのAskyolo取引所」での口座開設を誘導しているようなので本項で検証した3つのAskyoloテックリミテッドのサイトの内、イギリスを所在地としている最初のAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) での口座開設を勧誘しているのではないかと思われます。

そしてここに登場している「中森敏夫」や「山本先生」という名前で思い出しましたが、上で検証したPOOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) の検証で引用しましたが、以下に再掲した2022年7月9日付の質問にも「ナカモリトシオ」や「山本先生」という名前が登場しています。

POOPACというサイトにLINEのグループから誘導されて被害を受けた質問者が同じ詐欺グループによると思われる「株式投資勉強会」というLINEのグループへの参加招待を受けたという状況のようです。この投稿にある情報だけでは勧誘先となるFX業者は不明ですが新たに招待されたグループにナカモリトシオ (中森)や「山本先生」という人物が登場しているようです。「ホシノ ミユキ」という名前も「アシスタントのみゆき」と同一人物かもしれません。これはまず間違いなく同じグループでしょう。つまりこれもAskyoloテックリミテッドへの誘導を目的としたLINEグループへの正体であった可能性が高いと考えます。

さらにTwitterにも複数の投稿が見つかります。

2022年8月3日投稿

勧誘役の名前として田中雅彦、石川マサユキといった名前が出ているようです。

こうしたLINEの投資関係グループに招待されて日本人の名前を名乗っているけど日本語に不自然な部分があるといった特徴がある人物に詐欺サイトで投資するように誘導されるという手口については上で検証したBULUTUN (https://www.bulutun.site/) やPOOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#) に加え、以下のサイトでも報告が確認されています。

「検証25」グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)

「検証25」IDFパワーウエルス (https://www.idfpowerio.com/jp/index.html)

「検証34」グリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)

「検証59」IDFパワーウエルスリミテッド (http://www.idfpower.site/jp/index.htm)

「検証60」Foyaリミテッド (https://foyavip.com/jp)

「検証60」ニュージーランドビジョンズ (https://www.nz-visions.com/index.htm)

「検証60」Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証63」スイストレードファイナンス (https://swisstrade.io/?lang=ja)

「検証63」リッジコーポレーション (https://www.ridgecorporation.co/index.html)

「検証63」FUCII LTD (FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

LINEグループの主催役や先生役の名前は変わっているものの同じ詐欺グループによる詐欺の疑いが濃厚です。それぞれ参照してください。

結論としてこれらのサイトは上で検証したVIPOTOR以下のサイトと同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトの可能性が極めて高いです。またいかなる金融ライセンスも確認出来ません。非常に危険なサイトの疑いが濃いです。これらのサイトでの投資は推奨できません。


※付記

Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/) のサイトがatatongと改称し、さらにサイトの見かけも一新したようです。以下が全面改変後のサイト冒頭のキャプです。

この改称、改変したatatong (https://www.askyolo.com/ja/) のサイトについては「検証34」で検証しているので参照してください。


●gic (https://giclcd.net/jap/index.html)

Yahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで上で検証したVIPOTOR以下のサイトと明らかに似ており、同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと思われるのでここで検証します。まずこのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2022年8月20日投稿

インスタグラムで知り合った自称・シンガポール人男性から勧誘されているようです。投資対象は仮想通貨となっており、詳しい状況がよく分かりませんが指定する「ギグリド」というサイトで取引すれば税金が課せられないという有り得ない説明を受けているようです。とにかくこの投稿の「補足」に記されているURLアドレスにアクセスしてみました。以下にサイト冒頭部のキャプ画像を示します。

表示言語の選択肢は英語、中国語、日本語の3つです。

そしてこのサイト冒頭部は上で検証した以下の4つのサイトと非常によく似ています。

VIPOTOR (http://www.vipotor.com/en/index.html)

vpマーケッツグローバルリミテッド (https://vpmgala.com/jap/index.html)

ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)

UNOCALグループリミテッド (https://unocalgroup.com/jap/index.html)

以下には比較の為にUNOCALグループリミテッドのサイト冒頭を再掲します。背景画像が同じであるだけでなく、メニューバーの項目なども一致しているようです。

さらにgicのサイトの冒頭部に続く部分についても以下にキャプを示します。

この部分でもgicのサイトは上で検証してきたたVIPOTOR以下のサイトと明らかに似ています。さらにメニューバーの「会社」という項目からリンクされているサブページのキャプを以下に示します。

この部分についても上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 以下のサイトの相当部分に極めてよく似ています。中国語と思われる部分は修正されていますが「私たちについて」とい項目があってもやはりこの部分に連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報見当たりません

また上で検証した同じテンプレート由来と思われるサイトの幾つかについては脚注部分に連絡先情報が記されていましたが、このgicのサイトの場合には脚注部分に連絡先情報はありません。Who Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は何も開示されていません。Who Is 情報にあるサイトの登録・開設日は2022年8月10日となっており、非常に新しいです。本項の最初に引用したYahoo知恵袋の投稿は2022年8月20日付ですからサイトの開設からわずか10日後ということになります。

このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●BULUTUN (https://www.ibulutun.com/)

これは上で検証したAskyolo Tech (https://www.askyolo.net/)からの画像検索で見つかってきたサイトでやはり上で検証しているVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 以下のサイトと極めてよく似ており、同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。

まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。

表示言語の選択肢は英語と日本語のみです。そして東京タワーを含む東京の夜景の背景画像は上で検証した以下の5つのサイトでも使われている背景画像と同じものと思われます。

VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html)

BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

POOPAC (https://www.poopac.co/index.html)

POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

BULUTUN (http://www.ibulutun.co/)

さらに以下で検証している以下の2つのサイトも同じ背景画像を使っています。

POIPEX (https://www.poipexjp.com/)

POIPEX (https://www.jpoipex.com/)

ここでは比較の為にBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に再掲しますがサイト名やロゴ、メニューバーの項目といった部分まで同じで全く区別出来ません。

さらにサイト冒頭部に続く部分のキャプを以下に示しますがやはり上で検証してきたVIPOTOR以下のサイトと極めてよく似ています。

さらにメニューバーの「会社」という項目からリンクされているサブページのキャプを以下に示します。

この部分も上で検証してきた一連のサイトとそっくりです。このサイトの場合は中国語と思われる部分が残っています。そして一応の連絡先情報が脚注部分に記されています。以下のキャプを示します。

この部分は以下に再掲しましたが上で検証したBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイトの脚注に記されている文章と全く同じです。実のところ、上に示したのはBULUTUN (https://www.ibulutun.com/) のサイトからのキャプなのに赤枠で囲った部分に記されているURLアドレスが

>www.ibulutun.co

となっています。最後の「m」が抜けているのです。このサイトがBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイトをコピペして作られていてこの部分の修正を忘れた為にこんなことになっているとしか思われません。

さらに例によってサイトのWho Is情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も記されていません。サイトの登録・開設日は2022年5月16日となっています。同じBULUTUNというサイト名でURLアドレスだけ異なるサイトの登録・開設日を以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

BULUTUN (https://www.bulutun.site/) 2022年4月29日

BULUTUN (http://www.ibulutun.co/) 2022年6月9日

BULUTUN (https://www.ibulutun.com/) 2022年516

コピペ後の修正忘れと思われる部分からは2番目のBULUTUN (http://www.ibulutun.co/) のサイトから3番目のBULUTUN (https://www.ibulutun.com/) のサイトが作られているとしか思われないのですが登録・開設日は3番目のサイトの方が2番目のサイトよりも前になっています。

本項の最初に書いたようにこのサイトは画像検索で見つけてきたサイトでこれまでのところ勧誘されたとか出金出来ないといった証言が確認されているわけではありません。しかしこれだけ互いに酷似したサイトが幾つも存在していてその中には被害報告が確認されているサイトもあるとなればやはりこのサイトも危険なサイトと考えざるを得ません。情報開示なども明らかに不適切です。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●POIPEX (https://www.poipexjp.com/)

●POIPEX (https://www.jpoipex.com/)

1つ目のPOIPEX (https://www.poipexjp.com/) というサイトは「検証59」で検証したPoipex Market Limited (Poipexマーケットリミテッド http://www.poipex.com/jp/index.htm) というサイトについて検索していて存在に気が付いたサイトです。さらに2つ目のPOIPEX (https://www.jpoipex.com/) は1つ目のPOIPEX (https://www.poipexjp.com/) からの画像検索で発見したサイトです。ここで検証する2つのPOIPEXというサイトは「検証59」で検証したPoipex Market Limited (Poipexマーケットリミテッド http://www.poipex.com/jp/index.htm) というサイトとPOIPEXという名称が共通していても見かけは全く異なり、本ページの上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 以下のサイトと非常に似ており、同じテンプレート由来と思われるのでここで検証することにします。まず本項で検証する2つのPOIPEXというサイトの冒頭部を以下に順に示します。

POIPEX (https://www.poipexjp.com/) [表示言語:英語、日本語]

POIPEX (https://www.jpoipex.com/) [表示言語:英語、日本語]

これら2つのサイトは互いに酷似していますし、東京タワーが目につく夜景の背景画像は上で検証してきた以下のサイトで使われていた背景画像と同じです。

VIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html)

BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

POOPAC (https://www.poopac.co/index.html)

POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

BULUTUN (http://www.ibulutun.co/)

BULUTUN (https://www.ibulutun.com/)

これらのサイトの中から以下には比較の為にVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) のサイト冒頭部のキャプを再掲しますが、本項で検証する2つのPOIPEXのサイトには背景画像上の文章がないことを除けば非常によく似ています。

一方で「検証59」で検証したPoipex Market Limited (Poipexマーケットリミテッド http://www.poipex.com/jp/index.htm) とのサイト冒頭部のキャプも以下に示しますが冒頭部全体の印象は全く異なっています。

しかしサイト全体の印象は全く異なってもロゴの部分だけ見ると非常によく似ていることが分かります。以下のキャプ、左下と中央が本項の検証対象である2つのPOIPEXのサイト、POIPEX (https://www.poipexjp.com/)POIPEX (https://www.jpoipex.com/) のロゴの拡大図、右下が「検証59」で検証したPoipex Market Limited (Poipexマーケットリミテッド http://www.poipex.com/jp/index.htm) のロゴの拡大図です。3つのPOIPEXのサイトはロゴだけ見れば極めてよく似ているのです。これは同じ系列のサイトとしか思われません。

さらにこの冒頭部に続く部分についても表題と同じ順、POIPEX (https://www.poipexjp.com/) → POIPEX (https://www.jpoipex.com/) の順でキャプを以下に示します。

この部分も2つのPOIPEXのサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 以下のサイトと極めてよく似ています。

さらにメニューバーの「会社」という項目からリンクされているサブページについても表題と同じ順、POIPEX (https://www.poipexjp.com/) → POIPEX (https://www.jpoipex.com/) の順でキャプを以下に示します。

この部分についてもやはり2つのPOIPEXのサイトは互いに酷似していますし、上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) 以下のサイトと極めてよく似ています。これら2つのPOIPEXのサイトは上で検証してきたサイトと同じテンプレートからコピペで量産されたサイトで間違いないでしょう。

次に例によって連絡先情報を探しましたがこれら2つのサイトには連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報が何も見当たりません。各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録開設日は以下のようになっています。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

POIPEX (https://www.poipexjp.com/) 2022724日

POIPEX (https://www.jpoipex.com/) 2022725日

尚、「検証59」で検証したPoipex Market Limited (Poipexマーケットリミテッド http://www.poipex.com/jp/index.htm) の検証の中で触れていますが、イギリスにPOIPEX MARKET LIMITED という法人の登録があります。「検証59」で検証したPoipexマーケットリミテッド (http://www.poipex.com/jp/index.htm) と本項で検証した2つのPOIPEXというサイトは単に名称が似ているというだけでなく、上で示したようにロゴが極めて似ているなど同じグループによるサイトである可能性が濃厚ですからこのイギリスの法人登録との関係がある可能性も極めて高いと考えます。

これら2つのサイトについてはこの検証を書いている時点では投資を勧誘されたとか投資したら出金出来なくなったといった証言が確認されているわけではありません。しかしこれらのサイトは上で検証してきたVIPOTOR (http://www.vipotor.co/index.html) など幾つかについては被害報告が出ている複数のサイトと極めてよく似ていて同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトの一角であると考えられます。被害報告が出ているサイトと同じグループによるサイトだとすればこれらのサイトも非常に危険なサイトとしか思われません。また連絡先情報が何も見当たらないなど情報開示は極めて不適切、不充分であり、有効な金融ライセンスも確認されません。無登録の違法な業者ということになります。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記

Yahoo知恵袋にPOIPEXというサイトで投資したら出金出来なくなったという被害者からの質問投稿が出てきました。

2022年9月7日投稿

150万円の罰金を払わなければ出金出来ないと宣告されている、入金先が国内の銀行の個人名義の口座であるといった点は「検証13」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口にまさに合致します。またLINEの投資グループで勧誘されたという勧誘の経緯は上で検証したBULUTUN (https://www.bulutun.site/)、POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)、ブラックロックカンパニーリミテッド https://blackrockcoltd.com/jap/index.html)、Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/) といったサイトで報告されている勧誘の経緯と極めてよく似ており、同一のグループによる勧誘の疑いが濃厚です。

そしてこれまでの被害事例から判断して150万円の追加入金に応じたところで出金出来るようになるとは思えません。但しこの投稿では残念ながら誘導されたサイトの名称が「poipex」であったというだけで本項で検証した2つのPOIPEXのサイト、あるいは「検証59」で検証したPoipexマーケットリミテッド (http://www.poipex.com/jp/index.htm) と少なくとも3つ確認されているPOIPEXのサイトのいずれかに誘導されたての被害事例なのか確認出来ません。またこれ以外にもPOIPEXというサイトが存在している可能性も当然考えられます。しかし仮に他にPOIPEXというサイトが存在するとしても本項で検証した2つのサイトと組織的に結びついたサイトである可能性は充分に考えられます。


●IntervateFX (インターベートFX https://hmimarketsfx.com/Jp)

●IntervateFX (インターベートFX https://intervatefex.com/Jp)

●LGtrading (LGトレーディング https://www.lgtrading.com/ja/)

最初のインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp)「検証28」で検証したFAR REACH CAPITAL (ファーリーチキャピタル https://www.farreach-fx.com/Jp)と同じIPアドレス (104.225.238.147) 上にあることで見つかってきたサイトでそれ以外の2つのサイトは画像検索で見つかってきた非常によく似たサイトです。

インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) [表示言語選択肢:英語、中国語、香港語、日本語、韓国語]

インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) [表示言語選択肢:英語、中国語、香港語、日本語、韓国語]

LGトレーディング (https://www.lgtrading.com/ja/) [表示言語選択肢:日本語、英語]

背景画像は3つのサイトで全く同じです。メニューバーの項目名、表示言語の選択肢、記されている文章などは2つのインターベートFXのサイトの間では共通です。2つのインターベートFXのサイトに記されている文章

>ガンダム 1:200

>点差は0.7点から

といった記述は意味が分かりません。対してLGトレーディングの相当部分の記述は

>レバレッジ最大200倍

>スプレッドは0.7pips~

となっていて少なくとも意味が分かるようになっています。これ以外の部分を見ても2つのインターベートFXのサイトに記されている日本語の文章はしばしば意味不明ですが、LGトレーディングの日本語記述は明らかにマシになっています。

3つのサイトが互いに似ているのはこの冒頭部だけではありません。冒頭部に続く部分にあるのは以下に示した「(取引)ステータス」と題されている取引実績などを示す部分です。3つのサイトからのキャプを表題と同じ順で示します。

いずれのサイトでも前日の取引回数が1万8000回、20種以上の言語をサポートなどと書いてありますが、上に示したように2つのインターベートFXのサイトで選択出来る表示言語は5ヵ国語、LGトレーディングの場合は日本語と英語だけなのですから意味が分かりません。取引回数の方も後述しますが、本当に1日当たりで1万8000回も取引が成立しているかどうかは疑問です。

この「ステータス」と題された部分に次いでは取引対象の説明が出てきます。この部分についても3つのサイトからのキャプを表題と同じ順 (インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) → インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) → LGトレーディング) で示します。

やはり2つのインターベートFXのサイトの日本語訳がおかしくて意味が分かりにくい部分がありますが、基本的に3つのサイトのイラストや記述内容は同じと考えられます。投資対象はFXに加えて株式指数、コモディティ、個別株、ETF (上場投資信託)、仮想通貨となっているようです。

さらに以下はサイトの特長を説明している部分の比較です。やはり3つのサイトからのキャプを表題と同じ順 (インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) → インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) → LGトレーディング) で示します。

この部分でも2つのインターベートFXのサイトは全く同じに見えます。イラスト部分も添えられている文章も全く同じです。一方でLGトレーディングの場合はイラスト部分は2つのインターベートFXのサイトと同じですが、テキスト部分は異なります。しかも最初の項目は翻訳の違いという問題ではなく、明らかに文章の意味するところが異なります。

2つのインターベートFXのサイトの記述

>24 x 5サポート

>24 x 5のカスタマーサポートとトレーニングを提供します。

LGトレーディングのサイトの記述

>日本語サポート

>日本語での高品質なカスタマーサポートを提供しています。

翻訳の違いではなく明らかに文章の意味が異なります。さらにLGトレーディングのサイトで英語表示を選択した場合のこの部分のキャプを以下に示します。

同じく5つの項目の左端にある第一項の文章を見ると以下のようになっています。

>Japanese Support

>We provide customer support and training in Japanese.

何と英語版で見ても日本語サポートが提供されるということが英語で書いてあるのです。中国系の詐欺グループとの関連が分かっていなければLGトレーディングを運営しているのは日本のグループではないかと考えたくなるほどです。このLGトレーディングというサイトは主に日本人に狙いを定めて勧誘する目的で立ち上げられたサイトである可能性が高いと考えます。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが開示されている情報は極めて限定されています。以下にはまず2つのインターベートFXのサイトの脚注部分のキャプを順に示します。

かなり長い文章を引用しましたがこのキャプの範囲で2つのインターベートFXのサイトにある記述は全く同じです。そして連絡先情報らしきものとしてはメールアドレスが1つあるだけで住所、電話番号、経営者情報、ライセンス情報といったものは開示されていません。上のキャプの一番上に

>ご来訪をお待ちしております。

と書いてありますが住所を開示していないのにどうやって訪問するのでしょうか?意味が分かりません。そして2つのインターベートFXのサイトに記されているメールアドレスは以下に示した同一のものです。

>グローバルカスタマーサービス専用線

>Email:support@sagcfx.com

そしてこのメールアドレスのドメイン名の部分「sagcfx.com」は2つのインターベートFXのサイトのURLアドレスのドメイン名とは全く一致していません。このメールアドレスについてはまた後述することにします。

さらに上のキャプに示した2つのインターベートFXのサイトの最後には以下のような記述があります。

>このサイトはIntervateFX Capital Ltdが所有し、運営しています。

運営会社の名称が「IntervateFX Capital Ltd」であるというのですが、この法人名は「検証51」で検証したINTERVATE CAPITAL MANAGEMENT LIMITED (INTERVATE キャピタルマネージメントリミテッド https://www.intervatefx.com/jp/)のサイト名、および対応すると思われるイギリスの法人登録に似ているようにも思われます。組織的な繋がりの可能性があるかもしれませんが運営会社独自のサイトなどは検索しても見つかりません。

次はLGトレーディングのサイトの連絡先に関する記述ですがやはりサイトの脚注に以下のキャプに示したわずかな記述があります。

>LGtradingはBirbadesLimitedの商品名です。 登録番号102795のBirbadesLimitedは、マーシャル諸島で登録されている会社です。 注記: このWebサイトに表示されるサービスは、Birbades Limitedによって提供されており、関連会社によって提供されているものではありません。

LGトレーディングのサイト租税回避地で有名なマーシャル諸島で登録されているBirbades Limitedという法人によって運営されているというのですが、登録番号が記されているだけでやはり住所とか電話番号といった情報は示されていません。また「Birbades Limited」を検索しても何かしらの情報は見つかりません。マーシャル諸島のINTERNATIONAL REGISTRIES (https://www.register-iri.com/) というサイトの法人登録検索ページを使って「Birbades Limited」の法人登録を探すと以下のキャプに示した情報が見つかってきました。

Entity Number (登録番号) は102795となっており、サイト脚注の記述と合致しています。それ以外の情報としては登録日付が2019年10月16日であること、登録エージェントの名称とその住所が分かるだけです。

>Name THE TRUST COMPANY OF THE MARSHALL ISLANDS, INC.

>Address Trust Company Complex, Ajeltake Road, Ajeltake Island, Majuro, Republic of the Marshall Islands, MH 96960

「Birbades Limited」はどう見てもマーシャル諸島に設立されたペーパーカンパニーでしょう。LGトレーディングの運営元がマーシャル諸島に実在するとは全く思えません。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) 2022413日

インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) 202252日

LGトレーディング (https://www.lgtrading.com/ja/) 2006年10月30日 (2022年4月14日アップデート)

2つのインターベートFXのサイトはいずれも新しいサイトです。この検証は2022年5月下旬に書いているので古い方でも1ヶ月半、2番目のインターベートFXのサイトは1ヶ月未満しか経過していません。一方でLGトレーディングのサイトは2006年開設となっていますがこれは別目的で使用されていたサイトが閉鎖され、ドメイン名を現在の運営者が買い取って立ち上げたサイトである可能性があります。実際に現在の形のLGトレーディングのサイトが開設されたのはアップデートの日付である2022年4月14日という可能性が考えられます。

そしてここで2つのインターベートFXのサイトの脚注に共通して記されていた以下のメールアドレスについて追及し直すことにします。

>Email: support@sagcfx.com

メールアドレスのドメイン名の部分はサイトのURLアドレスのドメイン名と一致していることが多いですが、このメールアドレスのドメイン名、「sagcfx.com」は2つのインターベートFXのサイトのURLアドレスのドメイン名、「hmimarketsfx.com」あるいは「intervatefex.com」のいずれとも一致しません。そこでこのメールアドレスのドメイン名と一致するURLアドレスのサイトが存在しているあるいはかつて存在していたのではないかと考えてこのメールアドレス (support@sagcfx.com) 自体をGoogle検索に掛けてみました。すると以下の検索結果のキャプ画像に見えるようにこのメールアドレスを連絡先として示していたサイトが他に3つも見つかってきました。しかもこれら3つのサイトはいずれも日本語に対応しているようです。

見つかってきたサイトのサイト名とURLアドレスを以下にまとめます。

▼Gurion Limited Capital Ltd (Gurionリミテッドキャピタルリミテッド https://www.gurionfx.com/Jp/)

▼Savant Global Capital Ltd (Savantグローバルキャピタルリミテッド https://sagcfx.com/jp)

▼HMI TECHNOLOGY Capital Ltd (HMIテクノロジーキャピタルリミテッド https://hmimarkets.com/Jp/)

2つのインターベートFXのサイトの脚注に共通して記されていたメールアドレス (support@sagcfx.com) のドメイン名の部分は2番目のSavantグローバルキャピタルリミテッドのURLアドレスのドメイン名に一致します。このメールアドレスは元々はこのSavantグローバルキャピタルリミテッドのサイトの連絡先として用意されたものであった可能性が濃厚と考えます。また3番目のHMIテクノロジーキャピタルリミテッドのURLアドレス (https://hmimarkets.com/Jp/) は本項で検証している1つ目のインターベートFXのURLアドレス (https://hmimarketsfx.com/Jp) と明らかに似ています。1つ目のインターベートFXのサイトは以前にはHMIテクノロジーキャピタルリミテッドという名称だったのかもしれません。

当然これらの連絡先メールアドレスが一致する3つのサイトは本項で検証しているサイトによく似たサイトである可能性が考えられ、確認の為にアクセスしてみましたがいずれも何の告知もなしで既に閉鎖されているようです。しかし上のキャプに示したGoogle検索の結果から2つのインターベートFXのサイトと同じメールアドレスが連絡先になっていたこと、またFXなど投資関係のサイトであったことについては間違いありません。

そして既に削除されていてもこれら3つのサイトのWho Is 情報は確認することが可能でした。確認したWho Is 情報に記されていたサイトの登録・開設日は以下のようになっています。

サイト名 登録・開設日

Gurionリミテッドキャピタルリミテッド 20211025日

Savantグローバルキャピタルリミテッド 2022314日

HMIテクノロジーキャピタルリミテッド 2022221日

いずれもそれほど古いサイトではない、むしろ2番目のSavantグローバルキャピタルリミテッドのサイトなどこの検証を書いている時点でサイトの開設から2ヵ月半ほどしか経過していないのに既に閉鎖されているというのは異様です。そしてこれら3つのサイトのWho Is情報の中でSavantグローバルキャピタルリミテッドのサイトのWho Is 情報には登録者に関する断片的な情報があります。以下にキャプを示します。

まず黄色の枠で囲った部分に既に書いたようにサイトの登録・開設日が2022年3月14日であると示されています。そして赤枠で囲った部分に登録者の情報が書かれています。

登録者名: Gangna Wu

登録者所属機関: Savant Global Capital Ltd

住所: wan zai, 香港

電話番号: +852.52367518

メールアドレス: savantldtwu@gmail.com

住所は香港の湾仔 (わんし、広東語読み: ワンツァイ) という区域の住所になっていますが番地などはない明らかに不完全な住所です。電話番号も香港の国番号 [+852] から始まっていますし、登録者の名前もGangna Wuという中国系と思われる名前になっています。さらにメールアドレスが記されていますが、無料登録できるフリーメールのアドレスです。

さらにこれもSavantグローバルキャピタルリミテッドの場合のみですが対応すると思われるイギリスの法人登録が見つかりました。以下にキャプを示します。

まず法人登録の日付は2022年3月11日です。既に閉鎖されたSavantグローバルキャピタルリミテッド (https://sagcfx.com/jp) のWho Is 情報に記されていたサイトの登録・開設日が2022年3月14日でしたから3日しかずれていません。また上のキャプの一番下の部分、業種が金融関係になっていて矛盾がありません。これが既に閉鎖された問題のサイトに対応する法人登録である可能性は高いと考えます。そしてこの法人登録の住所は以下のようになっています。

>41 Devonshire Street Ground Floor Office 1, London, United Kingdom, W1G 7AJ

この住所は上で検証しているUNOCALグループリミテッドのサイトに対応していると思われるイギリスの法人登録に記載されている住所と全く同じです。さらに「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で他にも既に2回登場している住所です。具体的には以下のサイトに対応すると思われる法人登録の住所が同じ住所になっています。

「検証40」 Averyファイナンス → 法人登録

「検証52」 Costinリミテッド → 法人登録

またこの住所をイギリスの法人登録リストで検索してみるとかなり多くの法人が同じ住所で登録されているようです。中国系ではないと思われますが、「検証9」で検証しているYEWトレーディングというサイトもこの住所を所在地としています。この住所もオフショア会社などを利用した架空住所の疑いが濃厚です。

そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下のキャプに示したWU, Gangnaという中国国籍、中国在住の人物が経営者になっています。これは上に示したWho Is 情報に登録者として示されていた人物の名前と一致します。

さらに法人登録設立時の提出書類によればこの人物は100%の株主ともなっており、どれほど信頼出来るかはともかくとして中国の住所が示されています。

>Name: GANGNA WU

>Address: NO.1 XINMIN ROAD, FENGCHENG TOWN, LIANJIANG COUNTY, FUJIAN PROVINCE, CHINA

この住所は漢字表記にすると中国の福建省福州市連江県 (れんこうけん) 鳳城鎮という地域の住所のようです。Who Is 情報に記されていたGangna Wuという人物の香港の湾仔 (わんし) という住所とは明らかに異なる住所です。それでも既に閉鎖されたSavantグローバルキャピタルリミテッドのサイトは中国系の組織によるサイトであった可能性が濃厚と考えます。

そしてSavantグローバルキャピタルリミテッドと共通のメールアドレスを連絡先としていて本項の検証対象である2つのインターベートFXのサイトやインターベートFXと明らかに同じテンプレート由来であるLGトレーディングのサイトもやはり中国系のグループによるサイトである可能性が極めて高いです。Savantグローバルキャピタルリミテッドなどのサイトが開設から短期間でしかも何の告知もなく閉鎖されていることを考えれば本項の検証対象である3つのサイトもいつ閉鎖されるか分からないような詐欺目的のサイトとしか思われません。わざわざ結論するまでもないと思いますが、これらのサイトでの投資は絶対に推奨できません。


※付記1

本項で検証した1つ目のサイト、インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) は時期は不明ですが何の告知もなく閉鎖されたようです。2番目のサイト、インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) URLアドレスはそのままでinterva (https://intervatefex.com/Jp) と改称し、サイトの見かけも大幅に改編されました。改称後のサイトのサイト冒頭部のキャプを以下に示します。

改称後のサイトは「検証27」で改めて検証していますから参照してください。

※付記2

以下で検証しているエルダートンキャピタルリミテッドというサイトは明らかに本項で検証した3つのサイトと同じテンプレート由来のサイトです。また2つのインターベートFXのサイトと同じメールアドレスが連絡先として示されています。参照してください。


●Elderton Capital Ltd (エルダートンキャピタルリミテッド https://elder-tonfx.com/Jp)

これはElderton (エルダートン) という名称の中国系と思われる詐欺目的の疑いが濃厚なサイトが幾つかってきたことからElderton (エルダートン) を検索して見つかってきたサイトです。また後に既に検証対象としていた以下のサイトとIPアドレスを共有していることも判明しました。

「検証27」interva (https://intervatefex.com/Jp)

「検証23」エルダートン (https://eldertonsfx.com/Jp)

「検証28」ファーリーチキャピタル (https://www.farreach-fx.com/Jp)

「検証56」インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp)

「検証34」エルダートンFX (https://eldertoncap.com/Jp)

 以下は「検証27」で検証したinterva (https://intervatefex.com/Jp) を基準にして同じIPアドレス (104.225.238.147) 上のサイトを探した結果です。

IPアドレスを共有しているサイトが6つ検出されていますが5番目の「elder-tonfx.com」がここで検証するエルダートンキャピタルリミテッドのサイトになります。

まずサイト冒頭のキャプ画像を以下に示します。

表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語、日本語、韓国語

この冒頭部を見て直ぐに気が付きましたがこのサイトは上で検証したインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) など3つのサイトと非常によく似ています。以下には比較の為にインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) のサイトの冒頭部のキャプを再掲します。

画像だけでなく表示言語の選択肢も同じでテキスト部分もほぼ同じ、違いは左上のロゴの部分とメニューバーの項目がインターべーとの方が1つ多いという点だけです。

さらにエルダートンキャピタルリミテッドのサイトがインターベートFXなど3つのサイトに似ているのはこの冒頭部だけではありません。冒頭部に続く部分にあるのは以下に示した「(取引)ステータス」と題されている取引実績などを示す部分です。ここでもエルダートンキャピタルリミテッドのサイトのキャプと比較の為に再掲するインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) のサイトからのキャプを順示します。

この部分ではサイト名が異なるだけでそれ以外の部分は全く同じに見えます。さらにこの部分に続いては取引対象を説明する部分が出てきます。これもエルダートンキャピタルリミテッドのサイトのキャプと比較の為に再掲するインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) のサイトからのキャプを順に示します。

この部分では2つのサイトのキャプが全く同じに見えます。同様にサイトの特長を説明する部分についても以下でエルダートンキャピタルリミテッドインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) のサイトからのキャプを比較します。

ここでもサイト名の部分以外は全く同じに見えます。

次に連絡先情報を探してみましたがインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) 以下の3つのサイトと同じで「お問い合わせ」の項目に示されているのは以下のキャプに見えるメールアドレスだけです。

>グローバルカスタマーサービス専用線

>Email:support@sagcfx.com

メールアドレスしか連絡先情報が開示されていないのに「ご来訪をお待ちしております」と書いてあるのは異様です。どこに来訪しろというのでしょうか?そしてこのメールアドレスは上で検証した2つのインターベートFXのサイトの脚注に共通して記されていた以下のメールアドレスと全く同じです。またこのメールアドレスについてはさらに既に閉鎖されている複数のサイトでも連絡先として使われていたようであり、上の2つのインターベートFXのサイトの検証の中で説明してあります。参照してください。

さらに例によってサイトのWho Is 情報も確認してみましたがやはり登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2022年7月29日になっています。上で検証した明らかに同じテンプレート由来の3つのサイトと登録・開設日を比較します。

サイト名 登録・開設日

インターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) 2022年4月13日

インターベートFX (https://intervatefex.com/Jp) 2022年5月2日

LGトレーディング (https://www.lgtrading.com/ja/) 2006年10月30日 (2022年4月14日アップデート)

エルダートンキャピタルリミテッド 2022年7月29日


やはりここで検証したエルダートンキャピタルリミテッドのサイトが最も新しいです。

改めて結論するまでもなく、このエルダートンキャピタルリミテッドというサイトは到底信用出来るサイトとは思われません。情報開示は明らかに不充分ですし、金融ライセンスに関する記述も見つかりません。明らかに違法な無登録業者です。さらに明らかに同じテンプレートから量産されたサイトの一角であり、既に同じテンプレートから立ち上げられたサイトの中には何の告知もなく閉鎖されているサイトがあります。

このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。