検証14

本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。本ページで検証するサイトの少なくとも一部については日本人に向けた勧誘、被害報告が確認されています。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

このページでは「検証13」に続いて中国系の詐欺グループによると思われる詐欺サイトについて検証していきます。「検証15」「検証16」「検証17「検証18「検証19「検証20「検証21「検証22「検証23「検証24「検証25「検証26「検証27「検証28「検証29「検証30「検証31「検証32「検証33「検証34「検証35「検証36「検証37「検証38「検証39「検証40「検証41「検証42「検証43「検証44「検証45「検証46「検証47「検証48「検証49「検証50「検証51「検証52「検証53」「検証54「検証55」「検証56「検証57「検証58「検証59「検証60「検証61「検証62「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」にも中国系の詐欺サイトの疑いがあるサイトに関する検証の続編があります。詐欺勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。検証項目は順次追加の予定です。


●ALLBRIGHT FINANCIAL (オールブライトファイナンシャル https://www.allbrightfinancialfx.com)

●Dakras Markets Limited (Dakrasマーケッツリミテッド https://dakras.com/zh-hk/)

●Dakras Markets Limited (Dakrasマーケッツリミテッド https://dakrasmarkets.com/index1.html)


まず以下を検証します。

●ALLBRIGHT FINANCIAL (オールブライトファイナンシャル https://www.allbrightfinancialfx.com)

これはYahoo知恵袋に複数回に渡って質問が出ているサイトです。中国系の詐欺サイトと思われるのですが日本語表示に対応しており、日本人向けに頻繁に勧誘が行われていると思われます。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2020年10月27日投稿

ネットで知り合った自称・シンガポールと日本のハーフという女性から勧誘されたとあります。勧誘役は「ALLB国際銀行」の傘下にあるFX会社だから安心だと主張したようですが「ALLB国際銀行」を検索してもそれらしい銀行は見つかりません。

2020年11月23日投稿

SNSで知り合った女性から「オールブライト」という海外の証券会社を紹介されたとあるだけであまり詳しい状況は分かりませんが入金先として指定されたのが個人名義の銀行口座であったことから疑念を持っているということのようです。

2020年12月10日投稿

勧誘された経緯などは不明ですが入金してしまい、出金出来なくなっている、つまり既に被害が生じているという状況のようです。

2020年12月11日投稿

マッチングサイトのTinderで知り合った自称・シンガポール女性からオールブライトで共同出資での投資を持ち掛けられたとあります。

2021年1月16日投稿

マッチングアプリで知り合った自称・シンガポール人女性から勧誘されてオールブライトファイナンシャルに200万円ほど入金してしまい、数字の上では1000万円ほどにまで順調に資産が増えているけど出金するのに10%の手数料が必要であると言われているとなっています。入金する際に指定された銀行口座は日本の銀行で個人名義だったようです。

2021年1月18日投稿

Facebookで知り合った自称・インドネシア在住の女性からオールブライトファイナンシャルでの投資を勧誘され、自分では入金せずに操作のやり方を習ってやってみたところ2万ドルの利益が出たので実際に入金しての取引を勧められているという状況のようです。

2021年1月25日投稿

この投稿ではマッチングアプリで知り合った自称・シンガポール人の女性からアナリストと称する人物を紹介されてオールブライトファイナンシャルで口座を開設し、日本の銀行の日本人個人名義の口座に入金することを指示されたようです。そして出金しようとすると10%の手数料を先に支払うように指示されて放置していたところ、取引をしていないはずなのに口座の残高が80万円ほどのマイナスになっているという状況のようです。

これらの投稿にある情報をまとめるとマッチングサイトやSNSで外国人 (女性) に勧誘される、簡単に儲かるような感触を与えられる、入金する際に日本の銀行の個人名義の口座を指定される、入金してしまうと出金出来なくなる、出金するのに手数料の追加入金が必要であると告げられるなど本サイト「検証13」の冒頭でまとめた中国系と思われる詐欺の手口に合致しているように思われます。

とにかくこれらの投稿に出てきたオールブライトファイナンシャルのサイト冒頭部のキャプを以下に示します。

表示対応言語は日本語、英語、中国語、アラビア語の4つになっています。この冒頭部に続いては以下のキャプに示した取引対象の説明が出てきます。

外国為替 (FX)に加えて原油、貴金属、株式指数なども取引対象となっていると書かれていますが、「検証13」で検証した中国系と思われるサイトと同様にリアルタイム相場情報とかチャートといったものが一切ありません。ログインすればそういった相場情報やチャートが閲覧可能になる可能性はありますが、違和感があります。

さらにこの部分に続いては「LATEST NEWS (最近のニュース)」「OFFICIAL ANNOUCEMENT (公式発表)」という項目があります。以下は最近のニュースの項目のキャプで3項目のニュースが見えますが日付はいずれも2020年9月23日になっています。

キャプは省略しますが公式発表の項目も全く同じ2020年9月23日付での3つの発表が最後で以降は更新されていません。この検証は2021年1月半ばに書いているので4ヶ月近くも全く更新されていないことになります。後述しますがこのオールブライトファイナンシャルのサイトが登録・開設されたのはサイトのWho Is情報によれば2020年9月24日です。つまりサイト開設の際にこれら「最近のニュース」や「公式発表」の項目は書かれており、以降は一切更新されていません。きちんと運営されているサイトとは思えません。

そして連絡先情報ですが以下のキャプに示すようにサイトの脚注部分にメールアドレス、住所、電話番号が記されています。運営者に関する情報は全く見つかりません。

>support@allbrightfinancialfx.com

>UNIT G25 WATERFRONT STUDIOS 1 DOCK ROAD LONDON

>400-888-8888

ここに記されているロンドンの住所が大問題です。

>Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom, E16 1AH

また以下で検証しているDakrasマーケッツについてもイギリスの法人登録があって全く同じ住所が法人登録上の住所となっていますし、それ以外にも以下のサイトの検証で全く同じ住所がサイトに記載の住所とか対応すると思われる法人登録上の住所などとして登場しています。

「検証13」ゴールド エイト サービシーズおよびXHFXマーケット

「検証15」ユナイテッドインターナショナルフォレインインベストメントセンターリミテッド

「検証16」ビクトリーファルコンサービスリミテッド

「検証18」UKフュージョン・インターナショナルBtcethインベストメントリミテッドおよびビットリンクFXインターナショナルリミテッド

「検証19」ア・グランス・グループ、IATFXWELSHIサービシーズおよびBMIマーケッツ

「検証20」KSGリミテッドとDingsheng

「検証21」Odinサービスグループ

「検証22」イーストセンチュリーグループリミテッド、MARVALLE 3THグループリミテッド、ONDERSONおよびクリアリングファルコン

「検証23」センターフォーカスガイドグローバルリミテッド、Antsテクノロジーデベロップメントリミテッド、ゼロリファイングループリミテッド、リードディアカンパニーリミテッドおよびJUNE BOWESデベロップメントグループリミテッド

「検証24」ミリオンhui FXリミテッド

「検証27」アルトマンファイナンインベストメント

「検証29」Ueeインターナショナルリミテッド

「検証30」アクトゴールドリミテッドとVPマーケッツグローバルリミテッド 

「検証31」FTFゴールドグローバル、PKGグローバル、BOPグローバルおよびMWHマーケッツリミテッド

「検証32」TIXインベストメントマネージメントリミテッドおよびJIAXINGインターナショナルリミテッド

「検証34」FUNRATS ウエルスリミテッドおよびLEBWAYウエルスリミテッド

「検証35」セレクトグローバル、トレジャーリーフグループリミテッド

「検証39」HNDグローバルリミテッド、ITEグローバルリミテッド、RTSゴールドグローバルリミテッド、SODグローバルリミテッド、インダスゴールドマーケッツリミテッド、YLLグローバルインベスティングリミテッド、BSVグローバルインベスティングリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッド、TUFマーケッツリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッドTUFマーケッツリミテッドおよびパワーファンクションキャピタルリミテッド

「検証40」FOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html)

「検証44」エクセレントリベニューリミテッド

さらにこの住所をイギリスの法人登録で探すと少なくとも数百の単位でこの住所を所在地としている法人が見つかります。この住所にオールブライトファイナンシャルの事業実体が存在するとは到底思えません。そして住所がイギリスの法人登録で繰り返し使われているということでイギリスの法人登録を探してみるとあっさりとオールブライトファイナンシャルのものと思われる法人登録が見つかってきました。以下がその見つかってきた法人登録情報のキャプです。

この法人登録を見るとまず法人登録の日付が2020年9月23日となっています。これは上で触れましたがサイトの「LATEST NEWS (最近のニュース)」および「OFFICIAL ANNOUCEMENT (公式発表)」の項目が書き込まれた日付 (2020年9月23日)と一致しており、後述しますがWho Is情報にあるサイトの登録・開設日 (2020年9月24日)と1日違いです。これがここで検証しているオールブライトファイナンシャルの法人登録であることはまず間違いないと思われます。しかしこの法人登録で示されている住所はサイトの連絡先情報に示されていた住所と同じイギリス・ロンドンの住所でも明らかに異なります。

法人登録上の住所:Unit232 47 Rathbone Place, London, United Kingdom, W1T 1JU

サイト記載の住所:UNIT G25 WATERFRONT STUDIOS 1 DOCK ROAD LONDON

少なくともサイト記載の住所は非常に多くの法人と共有されていることからダミーの住所としか思えませんが、法人登録上の住所にも事業実体が存在するかどうかは分かりません。さらにこの法人登録で示されている経営陣情報を以下のキャプに示します。

経営者として開示されているのは上のキャプに示したXin LINという中国国籍、イギリス在住の人物1名のみです。イギリスの住所はオールブライトファイナンシャルの法人登録上の住所と同じです。そしてこの中国人経営者は「検証42」で検証しているETHグローバルリミテッドという2つのサイトに対応していると思われるイギリスの法人登録経営者情報に唯一の経営者として登録されている人物と1983年9月生まれで中国国籍という情報が一致しており、同一人物の可能性があります。組織的な繋がりの可能性があるように思われます。

一方以下のキャプに示したサイトのWho Is情報にも断片的な所在地情報があります。

まず既にこれまでの検証で触れていますが上のキャプの黄色い枠で囲った部分でサイトの登録・開設日が2020年9月24日であることが分かります。運営者やその所在地についての記載は赤枠で囲った部分にあります。

>Registrant Name: Xian Sheng Chen

>Registrant Organization: ALLBRIGHT FINANCIAL LTD

>Registrant Street: Shen Zhen

>Registrant City: Shen Zhen

>Registrant State/Province: Guangdong

>Registrant Postal Code: 518000

>Registrant Country: CN

>Registrant Phone: +86.18928434803

>Registrant Phone Ext: 

>Registrant Fax: 

>Registrant Fax Ext: 

>Registrant Email: 820488124@qq.com

登録者名は「Xian Sheng Chen」となっていて中国語は出来ませんがこれはおそらく個人の名前で「Chen」は「陳」という中国では一般的な姓名かもしれません。所在地は中国のGuangdon, Shen Zhenとなっていますがこれは広東省深圳市を意味するようです。電話番号も[+86]という国番号で始まっており、これは国際電話の国番号リストで中国の電話番号と確認されます。最後にメールアドレスが記されていますが、「@qq.com」というメールアドレスも中国のネット関連企業・テンセントが提供するフリーメールのアドレスです。やはりオールブライトファイナンシャルの運営元は中国にあると考えるのが妥当でしょう。

情報開示が明らかに不充分で日本の金融ライセンスがないだけでなく他の国でもライセンスを受けていることが確認出来ず、さらにはネットで日本人を標的に怪しげな投資勧誘が行われ、出金出来ないといったトラブルが報告されているとなれば非常に危険なサイトでしょう。ほぼ間違いなく中国の詐欺グループによる詐欺サイトの一角と考えられます。勧誘されても決して応じないことを推奨します。


●Dakras Markets Limited (Dakrasマーケッツリミテッド https://dakras.com/zh-hk/)

●Dakras Markets Limited (Dakrasマーケッツリミテッド https://dakrasmarkets.com/index1.html)

同じ名称の非常によく似たサイトが2つあるのでまとめて検証します。1つ目のサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで2つ目のサイトは1つ目のサイトからの画像検索で見つかってきたサイトです。またここで検証する2つのDakrasマーケッツリミテッドのサイトや画像検索で見つかってきたかなり多くのサイトは上で検証しているオールブライトのサイトとも部分的に似ている部分があります。

まず1つ目のDakrasマーケットのサイトを知ることになったYahoo知恵袋の質問を引用します。

2020年12月25日投稿

勧誘された経緯はよく分かりませんが中国人にネットで勧誘されたということは分かります。とにかくここに出てきたDakrasマーケッツのサイトの冒頭部を以下に示します。

表示対応言語は右上のプルダウンメニューに国旗アイコンが見えますが日本語、英語、中国語の3つになっています。そして画像検索で表題の2番目、もう一つのDakrasマーケッツのサイトが見つかってきましたこちらもサイトの冒頭部のキャプを示します。

2つのサイトは確かにURLアドレスの異なる別のサイトなのですが、互いに非常によく似ていて殆ど区別出来ません。こちらのDakrasマーケッツのサイトも表示対応言語は日本語、英語、中国語の3つです。そしてこれら2つのサイトの冒頭部は背景画像がなくて非常にシンプルな作りになっており、取引対象が外貨、貴金属、指数 (株式指数)、原油 (原油先物)の4つであることを説明している青い小判型のイラストが並んでいる部分が出てきていますがこの部分は上で検証したオールブライトファイナンシャルのサイトにも非常によく似た部分があったことが思い出されました。以下はオールブライトのサイトからのキャプの再掲ですが「指数」が「インデックス」になっていたり、項目の並び順が変わっているといった違いはあるものの極めてよく似ています。

これ以外の部分ではオールブライトファイナンシャルと本項で検証している2つのDakrasマーケッツのサイトは特に似ているとは思わないのですがこの部分については同じテンプレートが使われていることは町内無いように思われます。当然組織的な繋がりも疑われることになりました。

よく見ると左側のノートパソコンの画像と右側のテキスト部分の比率が少し違いますがそれ以外には全く違いが見つかりません。2つ目のDakrasマーケッツは1つ目のDakrasマーケッツのノートパソコンの画像を画像検索に掛けて見つかってきたサイトなので似ているのは逆に当然とも言えるのですが、背景画像や右側のテキスト部分なども互いにそっくりです。同じグループが2つのDakrasマーケッツのサイトを運営しているのはいよいよ間違いないと思います。

尚、このノートパソコンの画像を画像検索に掛けると他にもよく似たFXのサイトが複数見つかってきます。しかしここで検証している2つのDakrasマーケッツのサイトが日本語表示に対応しているのに対してこれ以外の画像検索で見つかってきたサイトは日本語表示に対応していないことなどからまた別に検証する予定です。

次に連絡先情報を探しましたが開示されている情報は極めて限られていて以下のキャプに示しましたがメールアドレスと香港の住所が記されているだけです。

そして2つのDakrasマーケッツのサイトに記されているメールアドレスと香港の住所は全く同じです。

>Email uk@dakras.com

>38th Floor, International Finance Center, Financial Street, Hong Kong

メールアドレスと住所が同じということになればやはり2つのDakrasマーケッツのサイトは同じグループに酔て運営されていることになりますが、何故2つのURLが異なるサイトが共存しているのか全く理解できません。また連絡先情報に電話番号がないことは問題でしょう。香港の住所の「International Finance Center (香港金融中心)」というのは実在の高層ビルであることは分かりましたが、実際にこの住所にDakrasマーケッツが存在しているかどうかは裏付けが取れません。経営者情報がないことも気になります。

そしてメールアドレスがイギリス  (United of Kingdom) を意味する「uk」から始まっていることと既に上で指摘したようにイギリスに法人登録があるオールブライトファイナンシャルと組織的繋がりの可能性からDakrasマーケッツについてもイギリスに法人登録がある可能性を考えて探してみるとあっさりDakrasマーケッツのものと思われるイギリスの法人登録が見つかってきました (以下のキャプ参照)。

この法人登録は2020年10月19日に登録されたばかりでこの検証を書いている2021年2月時点で4ヶ月ほどしか経過していない新しい法人です。住所は以下のようになっています。

>Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom, E16 1AH

この住所は上のオールブライトファイナンシャルの検証で詳しく書きましたが「検証13」以降で検証している一連の中国系の詐欺目的と思われるサイトの連絡先情報とか法人登録上の住所として繰り返し登場している住所です。さらにオールブライトファイナンシャルの検証でも書きましたがこの住所をイギリスの法人登録で探すと少なくとも数百の単位でこの住所を所在地としている法人が見つかります。オフショア会社などを利用した架空住所の可能性が高いと考えざるを得ません。

そしてこのイギリスの法人登録で経営者情報を見るとオフショア会社と思われるYUNMA TIANLONG INTERNATIONAL CONSULTING CO., LIMITEDという法人と中国国籍、中国在住のZHU, Penghuiという人物が経営者として登録されています。

ZHUというのは調べてみると漢字では「朱」という苗字である可能性が高いようです。さらに法人登録時に提出されている書類のPDFファイルを見るとこの人物はDakrasマーケッツの100%株主でもあることになっており、その中国における住所も開示されています。

>No.953, YANG LOU, ZHENGJI TOWNSHIP, HUAIYANG COUNTY, HENAN CHINA 466700

この住所は中国の河南省淮陽区鄭集郷という場所の住所と思われますがこの住所に関してこれ以上の情報は見つかりません。そもそもこのZHU, Penghuiという人物は法人登録情報では1995年8月生まれとなっていますから現時点で25歳という若さです。実質的な経営者かどうかは疑問かもしれません。

結論としてこれら2つのDakrasマーケッツのサイトは到底信用出来るとは思えません。そもそも何故URLの異なるが同じグループによるとしか思われない殆ど同じサイトが存在する意味が分かりませんし、連絡先情報の開示なども不適切です。金融ライセンスに関する記述もなく、一応は法人登録のあるイギリスの金融ライセンスが取得されている可能性を考えてイギリスの金融ライセンスを管理しているFCA (Financial Conduct Authority)のサイトでDakras Marketsを探してみましたがやはり該当がありません。日本で金融ライセンスを取得していないだけでなく、世界中何処の国でも金融ライセンスを取得していない無登録の違法業者ということになると思われます。さらに既に被害報告が出ているオールブライトファイナンシャルとの組織的な繋がりも疑われるとなればこれらのサイトは到底信用出来るとは思えません。

仮にこれらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


※付記1

時期は不明ですがURLアドレスが微妙に変更されたようで以前にアクセス出来ていたはずの以下のURLアドレスではアクセス出来なくなりました。

Dakrasマーケッツリミテッド (https://www.dakras.com/index2.html)

Dakrasマーケッツリミテッド (https://dakrasmarkets.com/index2.html)

アクセス出来なくなったことでサイトが閉鎖されたのかと思ったのですが検索してみるとサイトが閉鎖されたのではなく、微妙にURLアドレスが変更されて以前に書いたリンクからアクセス出来なくなっていることが判明しました。何らかの理由でURLアドレスの変更が必要になったとしても以前のURLからではサイトが見つからないという表示が出るというのは異様です。詐欺サイトであるという悪評を少しでも避ける為の工作としか思えません。


※付記2

2021年10月28日付で関東財務局からDakrasマーケッツリミテッドに対して無登録の違法業者であるとして以下のキャプに示した警告が出ています。これは一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトに対して出された初の警告かもしれません。