繋辞文・存在文

今回は繋辞文・存在文をやるよ。

ケイジブン・ソンザイブン!

繋辞文はbe動詞(~です)を使った文章の事で、存在文は存在動詞(~がある)を使った文章だね。

なるほど、英語の授業でもまず最初はis, am, areからはじめましたね!

そうだね、とりあえず自己紹介ができる様にならないといけないからね。

でも、英語のis, am, areみたいにルテリア語も面倒な使い分けがあるんでしょうか?

いや、ルテリア語のbe動詞はesひとつだ。

英語や他の言語のように幾つも単語を覚える必要はないんだ。

なるほど、esだけですか……。

ああ、繋辞文は主語と間接目的語の間にesを置くだけで良いよ。

間接目的語というのはなんですか?

4章の「格と緩衝音」をもう一回確認して欲しい。

与格-cで表されるのが間接目的語だ。

逆に対格-iで表される目的語は直接目的語ともいう。

なるほど、間接目的語と直接目的語ですね。

ここにいくつか例文を載せておくよ。

Mi es julia. 私はユリアである。

Co es tugumi. あなたはツグミである。

Ci es lersserger. 彼女は学習者である。

あれ?

Mis es juliac.

Cos es tugumic.

Cis es lerssergerc.

じゃないんですか?

良いところに気付いたね。

基本的にルテリス語では、主語と目的語が分るときは明示しないんだ。

別に明示しても良いけど、分る時は省略するときもあるんだよ。

なるほど!

存在動詞であるmolも大体esと同じような構文になるよ。

molは「~がある」だとか「~という天候だ」といった意味で使うね。

今回のまとめ

    • 繋辞文はbe動詞(~です)を使った文章の事で、存在文は存在動詞(~がある)を使った文章である。

    • 与格-cで表されるのが間接目的語、対格-iで表される目的語は直接目的語と呼ばれる。

    • ルテリス語のbe動詞は変化しない。

・単語