ユレイシア・アレス

ユレイシア・アレス(里:Ülévysia.ales, 理:Ales.nivreveis, 東島:Ulecija alec, 淮:Nevaiia.ales、2005年4月16 - 2061年5月22日)は、リナエストの言語学者、リナエスト民俗研究者、言語政策研究者。保守的な姿勢が強かったリナエスト語族研究に対してリパラオネ言語学の知識を元にメスを入れた。その姿勢からリナエスト人を中心に「言語の娘」と呼ばれる。

主な活動

ユレイシアの法則

phil.2027に発表された研究である。リナエスト語族とリパライン語族を比較した際にリパライン語における[v]が現代中央リナエスト語における[ʋ], [w]に対応に対応しており、古語ではこれらはbであったことから、シアン祖語の[v]と[b]はリナエスト祖語までに/b/となり、後世の音韻推移でb-β-ʋ, wとなったという音韻推移を発表した。

リナエスト言語政策への言及

現代中央リナエスト語における数詞体系の利用がリナエスト系リパラオネ人やリナエスト系ラネーメ人、もともと現代中央リナ語を喋っていたリナエスト人、リナエストコミュニティで育ち、外部でリナエスト言語を習得して二言語共用の環境で育ったリナエスト人などの間で数詞の利用などが違うことが一般的になっていることに着目し、phil.2005年に発表された『人を殺すフォント』を引用してこの不統一が破滅的な事故へと発展することに警鐘を鳴らした。この指摘は引用された小説にかけて「人を殺す不統一」(Larta'it lex reto ny ixfanto)と呼ばれた。

バスタエル人言語研究

phil.2054に発表された研究である。バスタエル人の言語が古代のフレリオン人の言語と似ている事を発表し、絶滅したと思われていたフレリオン人の末裔であると発表した。また、フレリオンの言語とバスタエル人の言語とリナエストの語源不詳語を比較して、リナエスト語族とリパラオネ語族はラネーメ語族よりも早い段階で同祖であるリナエスト・リパライン祖語を元に派生し、フレリオン諸語に影響されて現在の文法体系になったという考察を発表した。

リパラオネ教研究

主にリパライン語の語源面からリパラオネ教の原始的存在を究明しようとした。よく知られるものがalefisのフレリオン語源説である。ファイクレオネ宗教学におけるリパラオネ宗教とラネーメ宗教の入れ替え説を否定し、リパラオネ教の源流をフレリオン人の信仰であるとする説に基づき、ユレイシア・アレスは*aræspʰɪjsʧʰə(人に近づき弓で暴れる者)であると説明し、原始的リパラオネ教においては神を様々な自然的、運命的に人間に対して大きな影響(特に死など)を与えるような存在であり、その原始的存在を現在に残すのは最も古いリパラオネ教の聖典であるファシャグノタールにも記述が残る神族のヴェルガナであるとした。また、自説のフレリオン・リナエスト影響説を根拠としてリナエスト人の古典的信仰にリパラオネ教信仰の原点があると主張した。alefisがそもそも悠里祖語に基づく、古典的な一神教信仰で、本質的にアレフィスとアルムレイが同一であると唱えるキャスカ・ファルザー説と対立する。

ユレイシア・アレス

Ülévysia.ales

ユレイシア・アレス 2006~2061 (skarsna haltxeafis nirxavija)

生誕

死没

大學

地域

学派

研究分野

主な功績

2006年4月16日

リナエスト・オルス共和国・シャンターツノン

2061年5月22日(55歳没)

ユエスレオネ連邦・ファールリューディア

ヴェフィス国立研究院大学

連邦影響圏

リパラオネ言語学

言語学、リナエスト民俗学、封建体制時代のリナエスト、フレリオン研究

ユレイシアの法則、セレネラギ語研究、リナエスト言語政策、リパラオネ教研究