Anporlnem

アンポールネム(ジニェレーチェの書)はリパラオネ教神話と信徒の言葉を上級指導者のfixa.dznjelercheがまとめたものである。

フィアンシャン

    • 1 報復以外で人を殺してはならない。

    • 2 酒を飲んではならない。

    • 3 たばこを吸ってはならない。

    • 4 嘘をついて人をだましてはならない。

    • 5 憎んではならない。

    • 6 上辺だけ罪をつぐなったかのように他人に姿を見せてはならない。

    • 7 隣人を馬鹿にしてはならない。

    • 8 不当にフィシャの言葉を伝える・守るための戦いを始めてはならない。

    • 9 アレフィスを汚してはならない。

    • 10 教典に手を加えて信仰してはならない。

    • 11 偽りの信心を持ってはならない。

    • 12 ウェールフープで人を困らせてはならない。

    • 13 アレフィス以外の神を名乗る者を信じてはならぬ。

    • 14 日々、アレフィスの与えた言葉を話すべし。

    • 16 追い出してはならない。

    • 17 指導者、信徒を信じてフェトレゼ、ヴェンデュンを称えよ。

    • 18 生物の命をいい加減に扱ってはならない。

    • 19 万物の命がアレフィスの地にあるように祈ろう。

    • 20 フィアンシャでは週一日祈りを捧げなければならない。

    • 21 神に逆らってはならない。

    • 23 体を捨ててはならない。

    • 24 イェシスヴィエスに従うべき。

    • 25 ジルフィアを信じること。

    • 26 呪ってはならない。

    • 27 自分を殺してはならない。

    • 28 争い、全ての志を果たすべし。

    • 29 言葉にドルムによるものが無いか気をつけるべし。

    • 30 フィアンシャン、八戒を唱えより良い転生を願うべし。

ジルフィア

1.

神は世界を作った。

その世界を作った神の名前はアレフィスである。

1.2

アレフィスは世界を作った時に大幅に力を失った。

神の制圧が消えたために世界はその自重によって二つに分かれた。

1.2.2

アレフィスは一つの世界にデシャワーデンと名付けた。

これは古典語で息子の世界という意味である。

1.2.3

アレフィスはもう一つの世界にマイノスワーデンと名付けた。

これは古典語で我らの世界という意味である。

1.2.4

アレフィスはデシャワーデンに人間、犬、鳥、牛、豚の番いを地上に作った。

マイノスワーデンにはレナ・フューア・ユスツァプローサの三つの分身を作り出し自分で考えて思い何でも出来る力を与えた。

1.2.4.2

デシャワーデンでは生き物が協力し合って平和に暮らしていた。

生き物が死ねば魂と肉体は神の言葉を聴いていたかによって三つの世界に落とされた。

1.2.4.3

神の言葉による行いがよければマイノスワーデンに落とされ肉体は清められ全ての苦しみは癒された。行いが酷ければ二つの世界の外へ出された。

1.3

二つの世界の外に出された人間の魂と肉体は大量にいたが魂の中に憎しみや苦しみが在るか呪いに掛けられていれば魂は体から抜け出して一つの塊となっていった。

1.3.2

その塊は不安定だが特定な意思である欲望に駆られて自己を削りながら人間界に入り動物に入って悪さをした。この魂をドルムと呼ぶ。

1.3.3

ドルムはマイノスワーデンに入ろうとしたが神の光によって消された。

1.4

だが、ドルムは増え続ける。このドルムはデシャワーデンの動物を操作してマイノスワーデンに入ろうと動物たちを弄んでその機会を待っている。

1.4.2

これを防ぐためにマイノスワーデンにいる母神アレフィスは神軍を構成してドルムを倒している。

1.5

外側の世界にはドルムを統括するドルム長がいる。

1.5.2

神軍はドルム軍を打ち砕きドルム長を清めてこの世の不幸を破壊する。そして、デシャワーデンはマイノスワーデンに統合されて我々は皆神の元にまた生まれる。

1.5.3

我々はアレフィスの光の下で永久に暮らせる。

レチ

レチ

ポハメの農民の子にタルフ(ターフ姓).レチというという人がいた。

レチは子供のときからフィアンシャンを目に焼きつくほど読み、八戒を守りながら暮らしてきたが、何すら彼に良いことは無かった。成人したレチには、職も無く、親は早く死に、死んだ親を立派な墓に入れる金も無かったので、燃やして骨を粉砕し粉骨を海に投げいれ、ケートニアーに村は燃やされ、貧乏なまま暮らしていた。

ドルムの出現

レチがとぼとぼ町へ行き歩いていても、ウェンペンレシェールだけは忘れなかった。町も日が暮れてレチも道端で眠りに付こうとしたとき、目の前にドルムが現れた。

「青年よ、神は本当に君を救ってくれるのかね。」

レチは言った。

「フィアンシャンには神には向かってはならないと書いてある。」

「親は本当にいい死に方か?君の体もぼろ布のようではないか。」

「体を捨ててはならないと書いてある。

また、万物の命がアレフィスの国にあるよう願おうと書いてある。」

言い終わるとドルムは消えていた。

レナと会う

ドルムが消えるとレチの横に少女が現れた。

「青年よ。名をもうせ。」

「そういう、汝は誰だ。

私が名乗るより前に汝が名乗るべきではないのか。

名を言い給え。」

「我が名はレナである。」

レチはこの少女が嘘をついていると思った。

「君はデヘーンハ(デーノ地方)から来たのか?何故来たのだ。」

「私は神界より来た神の使者レナである。信じぬか。」

「信じれる、業をもって信じよう。」

「よろしい、ここにドルムを呼び出して奴を殺そう。」

そう言い少女はウェンペンレシェールを唱えてから手を地面にかざした。

すると、地より黒いもの出てくる。

レチはこのドルムに合った為に声が出なかった。

少女は手の光でドルムは消した。

「これは神の業か。」

「信じたな。」

「なぜ、使いがここに?」

光と戦争の警告

「一つ目はレチ、あなたが信心によってドルムから身を守ったこと、

二つ目に最終戦争について伝えに来た。

レチ、汝の信心深く、清きことは神国で皆が知っています。

なぜなら、ドルムを信心で追い払ったからです。

なんと、信心の深きこと、神国での転生は確実だと我が母は仰っている。

ドルムにならずにすむのだ。」

「ありがたき幸せ。」

「レチ、汝には大きい仕事を与える良く聞け。

汝に神国に出来るだけ多くの人を転生させるために汝の教え人から学んだことを伝えよ。

決め事を守り、ウェンペンレシェールを行い、最終戦争に勝つことを願えよ。

これをこの地上の万民に伝えるのだ。」

「わかりました、私が多くの民を送り神軍に勝利をもたらせましょう。」

レナはレチに手をかざした。

「汝に神の力をあたえた。行くがいい。」

ジブラの町人に教える。

レチは神の力を得てアレフィスにレシェール フィシャ ラヴュールと名づけられた。

ラヴュールは船でデヘエーンハ(デーノ)まで行き着いた。

港町はジブラと言い不信な者が多かった。

ラヴュールは町の広場に出て大きな声で言った。

「なぜ、神を信じぬのです。」

町人の一人がラヴュールに言った。

「死は避けられぬ!」

死に対しての教え

「たしかに死は避けられません。恐ろしいものです。

なぜ恐ろしいのでしょうか。それはあなたがたが死を知らず知れないからです。

見ず知らずの出来事が自分に降りかかるとは恐ろしいことでしょう。

でも、それからは今日に解放されます。

町人が言った。

「何故ですか?」

「死後にあなたがたは三つの世界に送られます。

一つは神国

二つは人界

三つは無の世界

最初の方が良い転生です。

あなたがたもフィシャの八戒を知っているでしょう。

八戎を行わない者は無の世界に落とされついにはドルムになるでしょう。」

ジフラの町人たちは驚き恐れた。

一人があたふたと民衆から出てきて言った。

「八戎とその教えは何処から得たのですか!」

「貴方はリパ(旧リパラオネ連邦周辺)、カーイハエ(クワイエ)の方へ行きなさい。」

町の人々はいきなり町の中で神を叫ぶこの人は誰だろうと思った。

人が付く

数日間、この町に居るとラヴュールに人が付いて回るようになった。

ラヴュールはその人たちに尋ねた。

「何故私についてくるのですか?」

人は言った。

「あなたは神国をよくお知りの方。願わくばあなたから学びそれを多くの人々に伝えて生きたいのです。」

ラヴュールは言った。

「あなたは正しいです。私を学び伝えなさい。私と共に行く者は妻と子供と家族全員を連れていなさい。」

人々は四方へ散った。

「戻ってきます。」

セレフグフゾルに行く

ラヴュールたちはデーノの内陸地のセレフグフゾルに行っていた。

着くと町人たちが騒いでいた。

「あの行列は何だろう。」

ラヴュールが言った。

「神を知るものらよ。ここに住み伝えたまえ。」

「ラヴュール様、私たちがここに住むのですね。分かりました。」

使いの多くの人がセレフグフゾルに住みつき教えを伝えた。

教え人について

「神、アレフィスさまは人をドルムから守ろうとしている。これはフィアンシャンを見ることでも解かる。

神は全知全能の母、母が子を守るのは当然のことである。アレフィス様を信じどうすれば母に従えるかを知り教える者は母に好まれます。」

六人の教え人

残って付いてくるべき教え人をラヴュールは決めた。

「ジフラのフィーナ、レゼリア、シュカージ

セレフグフゾルのンハフェール、フグフェー、ゾルテ

この六人は付いてきなさい。」

フィーナは説きを終わらせてラヴュールに付いていった。

ミナースへ行く

ラヴュールはセレフグフゾルの北にある港フラードヘンからミナースに六人教え人を乗せて行こうとしたが波が高くて船が出せなかった。

「どうしましょう、ラヴュール様これでは、船が出せませんが。」

「これも我等が母の教え、そんなに苛付いてはいけない。

この美しい雨音も我等が母がくれたものである。」

ミナースが消滅した日

あらしが止んだのでミナースへ船で向かった。

すると、目に入ってきたのは燃えて沈んでゆくミナースであった。

それを見ながらラヴュールは言った。

「神の造られたものを破壊するのは神の子です。でもフィアンシャンに違反しています。大いなる罪は今にでも裁かれるでしょう。」

カーイハエの軍艦が直後に火柱をあげて燃え出した。

船員たちが火を消そうと水を掛けるが火は全く水などによって勢いを弱めるものではなかった。ラヴュールと六人教え人は軍艦がほとんど爆発に巻き込まれたのを知った。

「され、カーイハエにもどってもう一度フィアンシャン学校を建てましょう。彼の地にはまだ火が上がってないはずです。」

カーイハエの人々について

「ミナースの陸を作ったのは神で神の物です。それを神の子である人間が消し去った罪などあるはずがありません。もともとカーイハエの軍艦が爆発したのはその理由では無いのです。彼らはフィシャが神界と取り決めたフィアンシャンに大きく違反し罪とドルムをつくりました。そういった人はこのような仕打ちをうけるのです。」

カーイハエに着く

ラヴュールはカーイハエに着くとカーイハエの兵に囲まれた。

「理教の者か?」

「ラヴュールだ。」

そう答えると兵士たちはラヴュールと六人教え人を捕らえようとしたためにゾルテが衛兵たちの中の一人を殴った。

「やめなさい、ゾルテ

あなたたちは私たちを捕らえてどうしようとするのですか。」

「国を惑わす教えなどいらぬ!国外へ消えうせろ!」

これはどうしたものかと思ったラヴュールは兵士たちを神の力で眠らせカーイハエの中央市場に出た。

カーイハエの民

街に着くとラヴュールのいたフィアンシャン学校には三人の子供が居た。

その前で少女がフィアンシャンを教えていた。

少女が教え終わるとラヴュールが教え始めた。

反理の男

ラヴュール一行が教室に居ると男が入ってきてこういった。

「ああ、カーイハエの民ではない者よ。

この地を去るか、殺されるか選択したまえ。」

「何故です?」

「ここまできてしらを切るとは、ミナースは神教えの始まりの地、その教えを信じぬものによって我らは滅ぼされようとしているのだ。」

「死を恐れないで、彼らこそアレフィスの敵、彼らはドルムとなり口がきけなくなり目も見えなくなります。」

レチⅡ

本当の知

レチは教室に説ありき。

「有能な人間ほど自分を無能と思い、無能な人間ほど自分が無能だと言わないのものです。戒めなさい。本当の知とは何なのかを知り、そしてそれを学びなさい。そしてその上に成り立つ知について知りなさい。そしてそれを学びなさい。これを繰り返せば無能から脱する事が出来るでしょう。本当の知を求なさい。全てはそこからです。」

区別によって生まれた概念について

「区別によって生まれる概念には、意味がありません。美醜、優劣、有無、これらには意味があ りません。自分が見ていることそのままが全てなのです。これらの概念は、差を見つけ出して物につけた値札に過ぎません。値札は私たちを惑わします。だから、これに気をつけなさい。値札が本当に信用できるものか、使えるものかということです。」

神聖戦争の始まり

レチはゾルテと六人の教え人を呼び寄せ、このように言った。

「私 たちには猶予は残されていますが、アレフィスにとって我等の行動は遅すぎるものになります。なので良く聞きなさい、神の時間ではまもなく神聖戦争が始まる とされています。ドルムが多く降り立ち、アレフィスを信仰しない者どもは死に絶え、一族皆ドルムと化します。その前触れとして次のようなことに気をつけな さい。

    1. 月が大きくなり、夜の蝋燭が要らなくなります。祈りを続けなさい。

    2. 潮が高くなります、祈りを続けなさい。

    3. 地が揺れ、割れ、人が瓦礫に飲み込まれます、身を守りなさい、祈りを続けなさい。

    4. 山が火を噴き、岩と灰が降り注ぎ、人は打ち殺されます、身を守りなさい、祈りを続けなさい。

    5. こうして、惨事が続いた後に流行り病が流行ります、人が集まるところにはドルムが潜む、祈りを続けなさい。

これらのことが一連に続いた後に弱った我等の前へドルムが大量に現れます。祈りを続けなさい。そうすることでアレフィス様が助けを下さる。ドルムにならずに済むのである。」

アフツァーフリーガの一族の話

レチはゾルテを呼び寄せ、このように言った。

「アフツァーフリーガの一族を知っていますか、彼らはここから別の世界に飛ばされました。彼らは神に、そして古来の預言者に背いたので全員が別の世界に飛ばされてしまいました。古来の預言者はアフツァーフリーガのリュヨ・レインと伝えられています。」

神族の系譜

「神族の系譜は以下の通りです。

アレフィス様は自分の窓口としてレナ・フューア・ユスツァプローサの三柱の統治神族を作られました。

レナはケインテルを創造し、時を司らせました。

フューアはシュトゥーガを創造し、光を司らせました。

ユスツァプローサはシュツァーを創造し、存在を司らせました。

ケインテルはユンカーを創造し、日の消える時間を司らせました。

シュトゥーガはユナフラを創造し、日の現れる時間を司らせました。

シュツァーはシェーターを創造し、正義と判断を司らせました。

ユンカーはフィレナを創造し、主義・主張を司らせました。

ユナフラはヴェルガナを創造し、争いを司らせました。

シェーターはルバーを創造し、自由を司らせました。

12の神族が揃ったところでアレフィス様は『一年のそれぞれの月を神族が担当して統治しなさい』と仰りました。

これによって次の月神族が決まりました。

第 一月神族レナ、第二月神族フューア、第三月神族ユスツァプローサ、第四月神族ケインテル、第五月神族シュテゥーガ、第六月神族シュツァー、第七月神族ユン カー、第八月神族ユナフラ、第九月神族シェーター、第十月神族フィレナ、第十一月神族ヴェルガナ、第十二月神族ルバーです。

昔のミナースの預言者たちはこうして統治する月神族の名前を月に付けました。

アレフィス様もこれを見てよしとしました。」

礼拝の規則

フィーナとレゼリアが教え人になって間もない時、一日中礼拝をして止まない信徒が居て、それを見て、フィーナは死んでしまわないだろうかと心配になり、フィアンシャから立ち去らせようとしたところ、レゼリアがそれを止めて言った。

「彼を除くことはフィアンシャン:16に違反しないだろうかしら。」

「確かに、『除いてはならない』と書いてある。」

そこでフィシャが二人を見つけると次のように説いた。

「礼 拝する時には、心が安定してなくてはなりません。そうして、人はアレフィス様の言葉を読み取れるのであって、心が不安定なままではアレフィス様の心を正し く読み取る事は出来ません。彼はきっと何か悩まされる事があるのでしょう。フィーナ、行って何が合ったのかを聞いてきなさい。」

そういうと、フィーナは彼の悩みを聞き、それを解決するために一緒について行った。

レゼリアはフィシャに次のように訊いた。

「礼拝する際の人間やフィアンシャにおける規則とは、何かありますか。」

「あなた方は次のように礼拝しなさいと言われている。

    1. 偽りの信心や他人に見せるための礼拝をしてはならない。

    2. 古来からwen ren pexが信心を伝えるものとなっているのでそれを使わなくてはならない。

    3. 出来るならば心も体も健康な時に毎日礼拝をするべきである。

    4. 悩みなどがあればシャーツニアーと共有するべきである。

    5. 出来るならば礼拝を終えたら、当直のシャーツニアーかフィアンシャ主に挨拶をすべきである。

    6. 礼拝名と月姓を合わせた真名はあなたの記号であり、真の名であるため礼拝時それを使うべきである。

考える力

レチは、教え人を連れて、フィアンシャのある周りの町を歩き回りながら、その市場を回っていた。これは、市場で人の集まっているのを教えるためであった。そうして歩いていると、足の萎えた人間を囲って叩き殺そうとしている連中を見つけて、こう叫んだ。

「ああ、お前たちは何をしているのか。」

すると町人は答えて、次のように言った。

「この者は足が萎え、歩けなくなってしまった人間だ。ここにおいておくのも忌々しい。殺して、崖から落とそうと思っていたのだ。」

レチは怒りに震えて、次のように言った。

「足が萎えた者も、手が無い者も、口が聞けない者も、皆アレフィス様の加護と慈悲のもとに生きているのに何故それを否定するのです。人として生まれてきた限り、彼らには考える力が備わっているのですよ。あなた方が何をしたか思い浮かべれば、ドルムがどのようにしてここで興るのか理解するのは簡単なことでしょう。今すぐここから去って、フィアンシャに向いなさい。」

町人達は震えて怖がってすぐにレチの元を離れた。

足の萎えた者はレチをみて次のように言った。

「誰か、私を見つけてください。」

レチは堪えて云った。

「アレフィス様は何時も貴方を見ています。そして、あなたのような人のために全てを為してくれます。」

周りに居た町民たちはこの光景を見て不思議に思っていた。なぜなら、足の萎えた者は既に歩けるようになっていたからである。

ラディーシュ

アレフィスと人間との間に生まれたラディーシュの娘七人は、神聖戦争後の世界で信心ない者を諭し、信心ふかき者を招き入れる。ラディーシュは七人であり、クワイエのヤーケイユとアレフィスが入ったその妻であるスールから生まれた。リヴェーナ、イェーリ、リファレ、フィシャ、ユミリア、ファリーア、クラディアの七人である。ラディーシュの娘は人間とアレフィスの中間の存在であるため、デシャワーデンとマイノスワーデンの間に存在する。神聖戦争後、デシャワーデンに降りて人々に光を与え、14人の子孫を作る。その子孫は永遠にマイノスワーデンで迎え入れられる。ラディーシュは六角形に並びその中心にクラディア、六角形の上の格から時計回りにリヴェーナ、イェーリ、リファレ、フィシャ、ユミリア、ファリーアと並んで間の世界から降りてくる。その姿は祝福であり、正義である。

レゼリアの説き

1.

私はレシェールである。

私は神徒である。

1.2

アレフィスが人間を作った理由は失った力を得るためである。

1.2.2

人間の信仰心によって母神アレフィスは失った力を取り戻し最終戦争に勝利できる。

1.2.3

しかし、信仰心が少なくなれば最終戦争に勝ちにくくなっていく。

1.2.4

ドルムに支配される世か、我等が全てを創造しているアレフィスの世かどちらを望むかは明白である。

フィーナのステトニースの教え

1.

この教えを信じるものは天に居るアレフィス様が神でそれがただ一つの存在で在ることを御知りであろう。