Heska lanerme'dy

Iupqa'd larta dosnudein kesmelma fecysti'dy.

四人は本社ビルに帰ってきた。

"y lidesnes ener."

「お腹がすきましたね。」

"Mili an'asti plax de, Misse'd xamor de. "

「まってな、姉ちゃん。すぐにうちが呼んだ料理人が料理を持ってきてくれるさ」

Si derok xamor. Fqa es tostesn iulo y'n'y.

コックまで呼んだのか。大がかりだな。

Liaxu fontakienul io lirda mili.

入り口にはもうリーダが待っていた。

"Nestuj es lu. Liaxu Alarta liaxies. Als tieesn milio dzeparflonner'i."

「遅いですよ。もう会は始まっていますよ?みんな主役がいなくて待ちくたびれております。」

"Hahaha! Mole mi nacees alsa'l de. Hoy, y lecu tydiest."

「はっはっは!それはすまないな。よし、すぐに行こう。」

"Harmie,"

「え、」

"Pie."

ピッ

"...Ha!"

「・・・は!」

y kantfilxen mal la lexe'd esala'd fontakienulu's meson molal elx edioll mol.

気が付くともう例の会場への入り口と思われるところにいた。

"Fqa'd isis l'axe fgir'd flonnala'l. Vynut molo es y'n'y?"

「このドアはあの舞台に通じている。きれいな登場の仕方だろう?」

"Ja, y es."

「おお、そうだな」

"Je, kedokes zapi'ulu's, kalama's."

「よし、ツァピウル、カラム、開けるんだ」

"Hn, Mi es?"

「え、私がですか?」

"Fi harmaeen larta kedokes, yst edioll daliues. pa jeteses."

「誰が開けても同じだろう。早く開けるんだ。」

"Hnn...jees."

「んー、まあ、いいですけれど」

y Kedokes.

ガチャ

Kedoka kedokes. Lirda enefont.

ドアが開く、先にリーダが入った。

"Ar,lirdasti."

「あ、リーダ」

Mal, lirda m'en nal lot mesaosses als io.

するとリーダが入ってきた途端に歓声が聞こえた。

"Fqa io mol lolerpe larta yn'y de?"

「そんなに人がいるのかよ」

"Ayplerd niv miss. Misse'd arzrgerni'ar es fankasa'd arzrgerni'ar yn'y."

「ウチの舐めないでほしいね。連邦の企業だぞ?」

Ytarta mol y io fgir.

向こう側で声が聞こえる。

"Alsasti, Xace sniejuso'l! Mi es Ales lanerme lirda zu Raneemeen menas cokangterfe'd dzeparfontarzrgerni'ar. "

「皆さん、お集まりいただき、ありがとうございます!私はラネーメ公営地下鉄の副社長、アレス・ラネーメ・リーダです。」

Mal mak mol ytartas.

するとまた歓声が聞こえた。

Jei, Sipe lkurf dzeparfontarzrgerni'ar?

いや待て、あいつ今副社長といったか?

"Lifanasti, lirda's es dzeparfontarzrgerni'ar RMCe'dy?"

「リファン、リーダってここの副社長なのか?」

"Liaxu co firlex. Mi jisesn mal si is dzeparfontarzrgerni'ar."

「いかにもそうだ。私が死んだら次の社長となるように約束している。」

"Mal, dzeparfqa'd Ales lanerme lifan is."

「それでは、今回の主催者、アレス・ラネーメ・リファン氏の登場です。」

Lifan'i veles stieso fua celeso iso flonnala'l.

たしかに、リファンを舞台に呼ぶ声が聞こえた。

"Ja, klie."

「よし、こっちにくるんだ」

"Hamie,"

「え、」

Lifan lekhnaxait mi mal distykeinejip.

リファンは私を誘導して上にジャンプした。

Mal tidestunsar karnivan acirlon.

すると下から謎の音楽が聞こえた。

“いやーさっさーいやーさっさーわれらーがしゃーちょーだよー”

"Harmie fqa'd enelesile'd niesx. "

「なんだこの入場曲」

"Xorlnem yn'y? Edioll mi laozia."

「素晴らしいだろう。私が作曲した」

Mal lifan edzun waxaxurnu'l.

するとリファンはよくわからない穴へ飛び降りた。

"h"

「な、」

Mal, mi netimalunsar. Harmie la lexe'd isel es n.

すると下で着地した。なんだこの登場の仕方。

"Hahahahahaaa y es Ales lanerme lifan!!! Nurun io tatha mal jisesn shrlo!!!"

「ハハハハハハーアレス・ラネーメ・リファンだよー!!!今日は楽死んで逝ってねーwww」

Fqa's cirla lot es heska?

これは本当に晩餐なのだろうか。

Mal mi senost lurkfurceerl'i.

すると野次が聞こえる。

"Flonnal'i kirs mal la lexe'd rienien ler co is y io niesnu'c l'es tarm●tar yn'y?"

「舞台爆発させてその煙からターミ●ーターの音楽流しつつ登場するんじゃなかったのかよー」

"Lihanka xici litixesfiser es co yn'y?"

「リハンカ氏、もちろん爆薬はあなた自身がやってくれるんですよね?」

Harmie la lex es syten zu setialerta? Mal, dzeparfontarzrgerni'ar distykein mal derok mi'd sniepyn'i.

なんだこの茶番。すると社長はジャンプして私の手をつかんで私を引き込んだ。

"Ar,"

「うわっ」

Als svar.

一同がざわめく。

"HAHAHAHAHAHA! Falviskachile, Nurun io mylonen celdinebacker mol. Fafs.lavnutlart es! Lavnutlartasti salares fanxen y."

「ははっはっはっは!みなさんご承知の通り今日はわが社の自慢のパトロンを用意してある。ファフス・ラヴヌトラートだ!ラヴヌトラート、適当に挨拶を」

"Ar,Arl mi es lavnutlart y ler..."

「え、えーっと、ハタ王国から来ましt」

"y es tynen, tynenesce!"

「堅い堅い堅ーいッ!」

Liaxa lifan dokt mi'd diunarl mal als tetol.

リファンは私の頭を叩いた。一同は笑う。

"Ham?"

「え?」

"Niv, kantenerfe lot es. Liaxues."

「いや、いいんだ、続けてくれ」

"Ar,Mi es si'd mena zu ipeics y io hata fon naa'ra, ADLP'd larta. Plaxci coss lu."

「は、ハタ王国で育った。彼の友人、ADLPの者だ。よろしく。」

"Jei, Si lkurf ADLP? Si qune veleso naldesen ales y ler ADLP."

「アァ~?ADLPだとぉ?アレス一族がそいつによってどうなったか知ってんのか~?」

"Jei, Rihankaafi'asti, Selene co veles dueso de? Si es yletta klieskero"

「おい、リハンカ氏、潰されてえのか?彼は重要な客人だ。」

"Hn? YD,Iskaersti, es co's."

「あ?上等だ、コラ。そっちからかかってきな」

Vlasna es. Vlasna es de. Siss liaxies pinix elmo.

まずい。まずいぞ。いきなり乱闘を始めてしまう。

"Hah hah, Nyix Ranermian fhifoes es jui y."

「はっはっは、相変わらず頭おかしいなラネーメ民族党」

Enforle tetol.

ある客が笑っていた。

"N, Harmie co es."

「む、貴様何者だ。」

"Mi es? Mi es ales."

「私か?私はアレスだ」

"Jei, Fqa io moler es als es ales tas si. Harmie co'd aloajerlem es."

「おい、ここにいる奴らは彼を除いてみんなアレスだ。下の名前を言え。」

"Nace, Mi es ales lanerme xkardzy zu es FF'd febikaxto'd la inarxte'd dzeparo."

「悪いな。特別警察行政相談部部長アレス・ラネーメ・シュカージューだ。」

"Hejo, dzeparo'd kyntesti, Liaxu moviesil io lanermess elx liaxu xekydala'c elx mol. Fi co lkurf niv mels la nace, mi reto co! "

「おうおう、部長さんよ、最近のラネーメ一族はあのころの気迫を失いつつある。さもなければ貴様を殺すぞ!」

"YDYDYD, Mi esmal aiaro cossa'c. Es iskaerl'i coss fal tykuv."

「はいはいはい、そこまでだ。殺し合いならば外でやってくれ。」

Jei, La lex es velescelin? Mi'd sneesteso'i p'es kalzanen, elx normtaenon is liaxu.

おい大丈夫かよ。私の自己紹介をしたばかりなのにもうこんなに荒れているぞ。

"Ar, Si letix relod zu viah ad nojmirxa. Sties ciss."

「おっと、彼には家族がいて妻と娘がいる。おい、呼んでくれ。」

"Arjer..."

「お、おう。」

Jol mi tejiest flonnal ler pelx lirda pusnist.

私は舞台から引っ込もうとしたがリーダが止めた。

"Mili fua mi."

「ここは私が」

Girathimeback io zapi'ul ad kalam en.

しばらくするとツァピウルとカラムが入ってきた。

"Jei jei jei, Juluwel mianass en ja."

「おうおうおう、かなりかわいい子ちゃんが入ってきたじゃねえか」

"Rihankaafi'sesti, fi co vsfafgh eso fhistirlo cisse'l, fgir'c lex mol lavnutlart eso'i is elx cene firlexo'i. Co es valifasnelen sjaer."

「リハンカ氏、彼女らに近づくとそこのラヴヌトラートが黙ってないぞこのエロジジイが」

"Xet, Josnyker'sci es vynut ja?"

「ちっ、若い奴はいいな」

"Jei? Co es rihanka zu en Ranermian fhifoes?"

「ほう?リハンカといったな。ラネーメ民族党のか?」

Fi si es rihanka zu en Ranermian fhifoes, Jol si es 19'd larva. Jol si es mi le josnyk.

ラネーメ民族党のアレス・ラネーメ・リハンカか。たしか、もし本物ならば今は19歳か。私よりははるかに年下のはず。

"Pa, la lexesse'd larta's es jul. Fi fgir io lipakorl at fanxen jydij, jol is vynut xelerl. egja!"

「でもまあ、かわいいじゃねえか。その辺で適当にリパコール氏とでもいっしょに踊っときゃあいい見ものにうわなにをするやめr」

"Jei ales lanerme gernesti, elajarnerfen anly."

「おい、アレス・ラネーメ・ゲーン。しっかりするんだ(棒」

Ja, fi jisesner apasken mol, als es vynut.

うむ、死人が出なければいいが。

――

"Mal, yst no io heska mol fua als."

「さて、今回の会合では全員分の晩餐をご用意しております。」

Dzeparfontarzrgerni'ar ezon lkurf la lex.

副社長が丁寧にしゃべった。

"Jei, jei, jei, La les es doisn? Niv kirsesyko es?"

「おおお、うまいんだろうな?爆発しねえだろうな?」

Rihanka es cierment y ler lovik nestil.

リハンカだ。さっきから結構うるさい。

"Hn? Fonti'a la lex'i fal knloan fgir'i co's."

「は?そんなもの貴様が食ってから確かめろ」

Dzeparazrgeni'ar fercuc. Jei, jol si veles retoo'i ly?

社長が突っ込んだようだ。おいおい殺されるぞ。

Fenxeerl es aceslen lanerme knloanerl fal ziechija.

運ばれたのは一見豪華に見える和風な食事だった。

"Ja, Lanerme's fqa'i knloano apasken es vynut!"

「うむ、やはりラネーメ族はこれに限る!」

La lex lkurfer es atj rihanka.

これもやはりリハンカだ。

"Plax, lavnutlartasti."

「さあ、ラヴヌトラート氏も」

DFA fenxe knloanerl fal mi lex mol pievyt.

副社長が私のテーブルに料理を運んできた。

"Ar,xace."

「おう、悪いね」

"!?"

「!?」

"Ham, Ham?"

「なんだなんだ?」

Liaxa rihanka ler yuihurk senost kirso.

いきなりリハンカの方向から爆発音が聞こえた。どういうことだろうか。

"Lurfe...Rihanka lex knloan lurfe kirs liaxa !"

「と、豆腐が・・・リハンカ氏の食べていた豆腐が爆発した!」

"Ham?"

「は?」

La lexe's lesback lot es niv farfel knloanerl.

やっぱり、ただの料理じゃねえか。

"Hi, Wioll jol mi knloanerl kirs."

「ねえ、私の食べているこれも爆発するんじゃないかしら?」

"Xicij Ivanesti..."

「イヴァネ氏・・・」

"Chbiar, Harmae laozia fqa!?"

「ぐっ、誰だこれを作ったのは!」

"Mi es."

「私だ」

Mal, Les diesyst pernal io tijysn'i lex knloan lipakorlafi'a。

すると最も真ん中の列にて味噌汁を飲んでいたリパコール氏が言った。

"Ar...Ales lanerme lipakorlafi'asti...co mol cirlaonj?"

「あ、アレス・ラネーメ・リパコール氏・・・本当なのか?」

Arl, La lex xale Iuesleonen sysiten LXJ es ja. Si veles deroko fai si'd aloajerlerm es lanerme.

なんと、あのユエスレオネ中央大学ウェールフープ研究所主任研究員がこの会合に参加しているとは。ラネーメがついているから呼ばれたのだろうか?

"Mi laozia fgir'd lurfe fal lbealium."

「この豆腐は私が作った。研究室でね。その中の一つに爆発性のあるウェールフーポを半分ほど混ぜておいたのさ。」

「貴様、なぜそんなことをした」

リハンカが立ち上がってリパコールに近づいた。

「盛り上げるため。」

リハンカは激し、ウェールフープした。

「姉さん!」

あれはアレス・ラネーメ・イヴァネだ。

「あら、イヴァネ、生きていたのね」

「生きてるよ!」

そこへリファンが止めにかかる。

「はっはっは、止めたまえよ君たち。もっとうまい豆腐が来るさ」

「ここには豆腐しか来ないのか?」

しかし、あのリパコール氏が用意したのか。一人でこの数を用意したのだろうか?

「リパコール氏か?」

「なによ、リパラオネ人」

「いやいや、ファフス・ラヴヌトラートだ。ユーゴック名はガルタ=ケンソディスナル。この晩餐は貴方が用意したのか?」

「はっはっは、ウェールフープを使えば食事の大量生産くらい容易だ」

「ほかにウェールフープで何ができる?」

リパコールは顎に指を当てて上を向いた。

「うーん、人殺しと周りを更地にするのと・・・あと産業とかに使えるかな。私が取引しているところだと再教育装置とかもあるわよ」

物騒な。

「そうなんだ。たとえばどこだ?」

「えーっと、FFとかxelkenとか」

ずいぶんとヤバいところと取引しているな。

「普段から研究所を爆破させたり、xelkenとっ捕まえて人体実験しているわけではないわ。これでもそろそろ新たな技術が生まれそうなのよ。」

新しい技術か。それはすばらしいな。

すると後ろにいたツァピウルが彼女に質問した。

「さっきから感じるこの気迫もウェールフープですか?」

「違うよ王国のお姉さん、姉さんから出ているのは狂気のオーラよ」

ツァピウルへの疑問にはイヴァネが答えた。

「ふっふっふ、いつからそんなオーラが出るようになったのかしらね・・・!」

するとそこへ社長が現れた。

「リパコール氏だな?適当に舞台で茶番をやってくれ。場を盛り上げるんだ」

「は?私が人を笑わせるだと?吹っ飛ばされてえのか?」

するとツァピウルはこちらに寄り付いた。

「ラヴヌトラートさん、この人恐い・・・」

私も今ばかりは彼女からすさまじきオーラを感じる。ウェールフープ研究所の主任研究員は非常に恐ろしいとは聞いていたがこれほどとは。聞けばその辺のケートニアーくらいなら数秒で殺せるらしい。

「はっは、人気が出るかもよ?」

「・・・」

何も話さずにリパコールは立ち上がって舞台に上がっていった。

「何が始まるんです?」

ツァピウルがリファンに尋ねた。

「知らん」

――

「あなた、マイクを」

「あいよ」

リパコールは舞台の真ん中に仁王立ちした。

「おいてめえらぁぁぁぁあああ私の方向をみろぉぉぉぉぉおおおおおおお」

まるで耳が潰れそうな音量。すべての参加者が彼女に視線を集める。

「今からラネーメ国家社会主義人民共和国国歌歌うぞぉぉぉぉぉぉおおおおおお耳ふさごうとするやつらは全員爆破だぁぁぁぁぁぁぁあああああ」

まさか歌を歌おうとするとは思わなかった。

リパコールは目を閉じて息を吸う。よく見るとマイクが試験管だ。

“喜んで、立ちなさいすべてのラネーメ人よ!”

“喜べ、汝の血がこれを成就する!”

“ラネーメ人の偉大なる国がここにある!”

“民族の血がこれを強靭とする!”

“喜んで、立ちなさいすべてのラネーメ人よ!”

“喜べ、汝の血がこれを成就する!”

“ラネーメ人の偉大なる国がここにある!”

“民族の血がこれを強靭とする!”

“喜んで、立ちなさいすべてのラネーメ人よ!”

“喜べ、汝の血がこれを成就する!”

“ラネーメ人の偉大なる国がここにある!”

“民族の血がこれを強靭とする!”

“喜んで、立ちなさいすべてのラネーメ人よ!”

“喜べ、汝の血がこれを成就する!”

“ラネーメ人の偉大なる国がここにある!”

“民族の血がこれを強靭とする!”

すると拍手の代わりに爆破が大量に起きた。歌い終わったリパコールは下がっていった。

「ご苦労だったな、リパコール氏よ」

「ええ、ほんと、ラネーメ至上主義者でもないのに」

ラネーメ人でもそんな奴はいるんだな。現にリファンがそうだった。

「安心せよ、私もラネーメ至上主義者ではない」

おいおい、リハンカが来るぞ。

「さて、次は誰に出てもらおうかな」

リファンは私を見ながらそう言った。

「な、なにをすればいい」

「いやいや、君は客人だ。客人にふるまいを城なんて無理なお願いはしないさ。私が見ているのはその後ろの人だ。」

後ろ?誰だ?

「そこ、シェルケン・ターフ・エリよ」

その男は片目に眼帯をしていた。

エリ?確かその名前ってデュイン戦争の時にも聞いたような。

「え?私かい?」

――

「そうだ、君だ。君は彼がxelkenにいたころの戦友でデュイン戦争の後はxelkenを抜けたと聞いているぞ」

そうだ、こいつは私がxelkenの基地で目を覚ました時に私を見ていた奴だ。

「おお、戦友よ、久しぶりだな。やはり私のことは思い出せないか?」

「・・・デュイン戦争のあの時以外な」

「残念だねー・・・あの時は私も君も古理語に夢中だったじゃないか・・・」

「そうだったのか。私にはその記憶が一切ないが」

「だがな・・・私はやはり王国への愛を捨てることはできない。私はやはり王国の文化が好きだ!」

「それはうれしいな。王国人と血縁関係がある私が喜ぼう。」

「だからこそ、またそこのお嬢ちゃんみたいに美人なシャスティを見ると興奮してたまらないんだ。」

まさか、ツァピウルか!?

エリは立ち上がってツァピウルとカラムまで近寄った。

「お、おい、ツァピウル、逃げるんだ、そいつの頭の中はもはやピンク一色だ」

「なあ、そこの元気なお嬢ちゃん。何て名前なんだああい??」

私はツァピウルをガードしていたがエリはカラムの肩に手を載せてニヤニヤした顔つきをした。こいつ・・・ロリコンだ。

「おいおい待て待てそこの子も私の娘だ。」

「えーなーんだ。面白くないnブヘェ」

気が付くとエリの顔が潰れていた。

「え、おい、エリ!」

「xelken.valtoalの奴だな!?死ぬがよい!」

「だ、誰だ!?」

「俺か、俺はAles lanerme elen、ラネーメ人民民族党の党首だ。」

「ラネーメ人民民族党?」

「そうだ、俺は古理語に執着し続けるxelkenは大嫌いなんだ。」

エリが起き上がった。

「ば、馬鹿を言うな。xelkenはもうやめたんだ。私は今後王国に移住することにする・・・ブヘッ」

「とぼけるな、貴様のかぶっているその帽子!」

「んん?この帽子はだな・・・」

エリは帽子の革をとった。すると特別警察の帽子が現れた。

「な・・・」

「これでわかっただろう?私はFFに転身したんだ。」

ドォォォオオン

「何だ!?」

舞台の方向から爆発音が響いた。煙が晴れて男が一人立っているのが見えた。

「な、アレス・ラネーメ・リパコール氏とアレス・ラネーメ・リーダ副社長!」

二人とも服が若干破れており息を切らしていた。

「な、私と互角とは・・・貴様は一体・・・!」

「ふっふっふ、私はただの、ラネーメ公営地下鉄の・・・副社長だよ」

ドォォォォォン

「おおお、リーダ、ラネーメ公営地下鉄の名を懸けてリパコール氏に勝つんだ!」

「おいおいリファン、奴らの戦闘を助長して大丈夫なのか?」

「大丈夫だ、問題ない。なぜならこの会場はウェールフープなんぞでは破壊されないようになっている」

イヴァネが叫んだ

「姉さんまた殺し合いしているのー!?」

「ふっふっふ、だが私と互角でいられるのもここまでよ・・・」

リパコールは紫の謎の液体が入った試験管を取り出した。

「何をする気だ」

「これで終わりだ!」

その試験管を空中に投げて手刀で割り火を近づけてなぞのシールドを出した。

「!?」

「これであなたを容赦なく殺れるわ」

「おのれ・・・ハッ!」

リーダの叫び声のみが響く。何も起こらない。

「な・・・ウェールフープが使えない!」

「残像だ。」

「リーダ!」

リパコールのすさまじい上段蹴り。リーダは吹き飛んだ。

「い、一体何が起こっている・・・!」

「見たかしら?これが『イールド』よ」

「い、イールド!?」

なんだその小細工は。

「イールドを張ることによってあたりのモーニ交換をできなくしてウェールフープを撃てないようにする技術よ。さあとどめね!」

「くっ、自動回復しない・・・」

なるほど、彼女がさっき言っていた新たな技術とはこれのことだろうか。

「り、り、り、リーダぁぁぁぁぁぁぁああああああおのれリパコール!許さん!」

「あ、ちょ、社長」

「リファン社長!何を」

リファンが手を前に出すと壁から列車が飛び出してリパコールを轢いた。

「ね、姉さん?」

――「その程度で私を倒せたと思っているの?」

「なにっ」

「残像だ。」

「り、リファン!」