北欧・東欧
アグナルスナウト? 【Agnarsnautr】 (lit. Agnarr の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
アグナル ◇ ベルセルク。主人公ソーリルのおじ
金のソーリル(Gull-Þórir) ◇ 冒険者。Gotland(スウェーデン)王 Hlöðver の孫
Hyrningr Hallsson(ヒュルニング?) ◇ ソーリルの仲間
概要:
竜の宝を得た後 Hyrningr に与える
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Þorskifirdinga saga」(Sveinsson)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ。『Gull-Þóris saga』とも
アグリークノケン 【Agrik の剣 / Агриков меч】
[刀剣]:
所有者:
ピョートル
概要:
翼蛇を切る
語の出典:
『ムーロムのピョートルとフェヴローニヤの物語』
参考:
「Повесть о Петре и Февронии Муромских | 18:31, 8 декабря 2015版」(ロシア語版 Wikipedia)など
関連:
類似 ⇒ クラデニェツ
アザルラーズスナウト? 【Aðalráðsnautr】 (lit. Aðalráð の贈り物)
コヌングスナウト? 【Konungsnautr】 (lit. 王の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
アザルラーズ王(エゼルレッド2世 / 無思慮王) ◇ イングランド
詩人グンラウグ(蛇舌) ◇ 詩人 Hrafn Önundarson と生涯に渡り争う
概要:
ベルセルク殺し
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Gunnlaugs saga ormstungu」など
コメント:
『蛇舌グンラウグのサガ』
アスピドズメイ? 【Аспид-змей】 (lit. аспид(毒蛇)+ змей(竜))
アスピドズミィ? 【Аспид-змий】
ミェツサモセク? 【меч-самосек】
[刀剣]:
所有者:
Навуходоносор(ネブカドネザル) ◇ バビロニア王
Василий(ヴァシリー?) ◇ Навуходоносор の息子
概要:
蛇と化す剣
語の出典:
ロシア
参考:
「Древнерусская переводная беллетристика」(www.russianplanet.ru)
『Храбры Древней Руси. Русские дружины в бою』(Савинов, Долгов)など
関連:
類似 ⇒ クラデニェツ / サモショク
コメント:
ロシアの物語『Tale about the City of Babylon』
アゼルリング1 / エーゼルリング 【Adelring】 (lit. adel(高潔)+ring(リング))
[刀剣]:
柄に輪がついた剣?
所有者:
スヴェンザル ◇ 乙女を求める冒険
概要:
乙女を守るライオンや熊を打ち負かす
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 2 巻』(Grundtvig)より「Ungen Svendal」
参考:
「Adelring」(幻想アイテムの拾遺匣)
コメント:
デンマーク古謡『若きスヴァイザル』
アゼルリング2 / エーゼルリング 【Addellring】
オーゼルリング? 【Aaddellring】
[刀剣]:
柄に輪がついた剣?
所有者:
ヘンドリク公爵
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 1 巻』(Grundtvig)より「Ravengaard og Memering」
参考:
「Adelring」(幻想アイテムの拾遺匣)
コメント:
デンマーク古謡『レーヴェンゴーとメマーリング』
アゼルリング3 / エーゼルリング 【Adelring】
エゼルリング? 【Edelle-rinng】
オーゼルリング? 【Aadellring】
[刀剣]:
柄に輪がついた剣?
所有者:
グラルヴァー王子
概要:
竜殺し
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 1 巻』(Grundtvig)より「Gralver kongesøn」
参考:
「Adelring」(幻想アイテムの拾遺匣)
コメント:
デンマーク古謡
アトラナウト?1 【Atlanautr】 (lit. Atli の贈り物)
[刀剣]:
短剣。元は長剣
所有者:
Klaufi(クラウヴィ?) ◇ ベルセルク。Yngvildr の夫。赤のカルルの従兄弟。Atli を殺しカルルを解放する
赤のカルル(Karl rauði) ◇ ソルステイン(Þorsteinn svörfuðr)の息子。乱暴者
Ljotolf(リョートールヴ?) ◇ 神官。Yngvildr を Klaufi に奪われる。赤のカルルに勝利
概要:
Ljotolf が短剣に改造。Ljotolf 殺しの凶器(犯人は不明)
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Svarfdæla saga」(Ásmundarson)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ
アリーウスノケン 【Alíus の剣】
[刀剣]:
制作:
アリーウス
所有者:
ブズリ王 ◇ スウェーデン王
狂戦士ヒルディブランド・ヘルガソン ◇ アースムンドの異父兄弟
概要:
オリーウス第二の剣に折られる
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Ásmundar saga kappabana」など
関連:
⇒ オリーウスノケン / ヤールンゴット
コメント:
『勇士殺しのアースムンドのサガ』
アングルヴァジル 【Angrvaðill】 (lit. angr(悲しみ)+ vaðill(浅瀬))
[刀剣]:
所有者:
コル(Kolr) ◇ インドを征服。魔術に長ける
青歯のビョルン ◇ Kolr の息子
ヴィーキング ◇ ヴィーヴィルの息子。ウップランド王 Njörfi との争い
ソルステイン ◇ ヴィーキングの息子。Njörfi の息子 Jökull との争い
フリズショーヴ ◇ ソルステインの息子
概要:
勝利の剣
語の出典:
『Fornaldar sögur Nordrlanda』(Rafn)より「Þorsteins saga Víkingssonar」
同「Friðþjófs saga ins frækna」など
コメント:
ともに伝説のサガ
ヴァッグソング? 【Vaggsång】 (lit. 子守歌)
[刀剣]:
所有者:
Styrbjörn(スティルビョーン?) ◇ Styrbjörn Sterki がモデル
語の出典:
『Röde Orm』(Bengtsson)
ヴェーヴレイユナウト?1 【Véfreyjunautr】 (lit. Véfreyja の贈り物)
[刀剣]:
サクス系。短剣?
所有者:
ストゥルラウグ ◇ ヴァイキングの長。フロールヴ(Göngu-Hrólfr)の父
概要:
Hundólfr 王との戦い
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Sturlaugs saga starfsama」など
コメント:
伝説のサガの一つ
ヴォイェンノイェオドレニェ? 【военное одоление】 (lit. “Victory in Battle”)
[刀剣]:
所有者:
聖ニコライ(ニコラオス) ◇ ムツェンスクの像
語の出典:
ロシア
参考:
『Левша』(Лесков)
『Selected Tales』(Лесков)
『In the depths: nineteenth-century Russian stories』(Shavkuta, Tkachenko)など
ヴォストラヤ? 【сабля вострая】 (lit. вострый(well polished , sharp , insightful))
[刀剣]:
サーベル
所有者:
イリヤー・ムーロメツなど
語の出典:
『Библиотека русского фольклора; Т. 1』より「Святогор и Илья Муромец」など
参考:
「Школа молодого исследователя - Электронная библиотечная система」 より「Оружие в былинах」(Михиенко)など
コメント:
キエフのブィリーナ
旧式の直剣(クラデニェツ)と新式の曲刀(ヴォストラヤ)の対比
саблю вострую の形で。単なる修飾表現か。Вострый меч が vorpal sword と訳されている
ウルフバート 【Ulfberht / Vlfberht】
[刀剣]:
高品質な鋼の剣
語の出典:
北欧
参考:
「The Vlfberht sword blades reevaluated」(Stalsberg, Jenny-rita.org)など
ウンドヴァルグル? 【Undvargur】 (lit. und(傷)+ vargur(狼) / 斧のケニング)
[刀剣]:
所有者:
騎士 Ketlerus(ケトレルス?) ◇ 竜と戦いライオンを救う
概要:
Ketlerus に敗れた女性 Ígra が渡す
語の出典:
『Ketlerusar saga keisaraefnis: riddara saga』(Jónsson, Sigurðsson)
コメント:
騎士のサガの一つ
エイヴァラナウト? 【Eyfaranautr】 (lit. Eyfari の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
ギッスル(Þorvaldsson / ギツル) ◇ Haukdælir 氏族の長(ゴジ)。ストゥルルング一族と争う。アイスランド総督
概要:
Suðureyjar(ヘブリディーズ諸島)で手に入れる
語の出典:
『Sturlunga-Saga edr Íslendínga-Saga hin mikla Vol.2』(Brynjúlfsson)など
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
エッタルタンギ? 【Ættartangi】 (lit. ættar(一族の)+ tangi(岬 , なかごの突端)?)
エッテタンゲ? 【Ættetange】
[刀剣]:
所有者:
インギムンド ◇ ガウトランドのヤルル
ヨクル ◇ インギムンドの息子
概要:
商人から騙し取る
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Vatnsdæla saga」(Ásmundarson)など
関連:
同一? ⇒ ヨクルスナウト
コメント:
『みずうみ谷のサガ』
オウジャノケン 【王者の剣 / Tyr's Sword】
[刀剣]:
制作:
イーヴァルディの息子たち
所有者:
戦神チュール
アッティラ
語の出典:
『Myths of the Norsemen: From the Eddas and Sagas』(Guerber)より「Tyr's Sword」
オリーウスノケン 【Olíus の剣】
[刀剣]:
制作:
オリーウス
所有者:
ブズリ王 ◇ スウェーデン王
概要:
ブズリ王に折られた最初の剣
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Ásmundar saga kappabana」など
関連:
⇒ アリーウスノケン / ヤールンゴット
コメント:
『勇士殺しのアースムンドのサガ』
オルヴィスナウト? 【Ölvisnautr】 (lit. Olvir の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
オルヴィル ◇ グンナルに船を用意する
グンナル ◇ 偉大な戦士。ニャールの友
概要:
オトケルやスタルカズらとの戦い
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Njáls saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『ニャールのサガ』
カールスナウト 【Kársnautr】 (lit. Kár の贈り物)
グレティスナウト? 【Grettisnautr】 (lit. Grettir の贈り物)
[刀剣]:
短剣(サクス)
所有者:
カール ◇ 財宝と共に墓塚に
無頼漢グレッティル
ソルビョルン ◇ グレッティル殺し
ソルステイン ◇ グレッティルの兄
概要:
グレッティルが幽霊グラームと戦う
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Grettis saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『グレッティルのサガ』
ガムラナウト? 【Gamlanautr】 (lit. Gamli の贈り物)
[刀剣]:
短剣(サクス)
所有者:
ガムリ ◇ エイリーク血斧王とグンヒルドの息子
ソールズ ◇ ガムリ王に仕える
エイズ ◇ スコヴヌングの持ち主スケッギの息子
概要:
ガムリから賜る
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Þorðar saga Hræðu」(Ásmundarson)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ
カレヴィポエクノケン? 【Kalevipoeg の剣 / Kalevipoja mõõk】
[刀剣]:
制作:
フィンランドのイルマリネ
所有者:
巨人カレヴ
Kalevide 王(カレヴィデ?) ◇ カレヴの息子(カレヴィポエク)。イルマリネの息子を殺す
概要:
川底に捨てられた呪いの剣。Kalevide を殺す
語の出典:
『カレヴィポエク』(エストニア)
参考:
『The Hero of Esthonia』(Kirby)
コメント:
Kalevan Miekka(Kaleva's sword)はオリオン座のベルトをさす言葉
ガンバンテイン2 【Gambanteinn】
ヘーヴァテイン? 【Hævateinn】
【復讐の剣】
[刀剣]:
制作:
Volund
所有者:
巨人ミーミル
スキールニル
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Skírnismál」など
参考:
『Teutonic Mythology Gods And Goddesses Of The Northland Volume III』(Rydberg)など
関連:
同一? ⇒ レーヴァテイン
コメント:
古エッダより『スキールニルの言葉』
剣という解釈
クヴェルンビート? 【Kvernbítr】 (lit. kvern(碾臼)+ bítr(噛むもの) / “挽臼切り”)
クヴェルンビティ? 【Kvernbiti】
[刀剣]:
所有者:
アザルステイン王(アゼルスタン) ◇ イングランド王。ホーコンの養父
ハーコン王(ホーコン 1 世 / 善王) ◇ ノルウェー王。兄エイリーク血斧王を追い出し王位に就く
概要:
石臼や兜を叩き割る
語の出典:
『ヘイムスクリングラ』(スノッリ, Linder, Haggson)より「Saga Hákonar góða」など
コメント:
『ホーコン善王のサガ』
クッレルヴォノケン 【Kullervo の剣】
[刀剣]:
ブロードソード
所有者:
ウッコ神
クッレルヴォ ◇ 奴隷の子として育つ。イルマリネンの妻を殺しポポヨラへの旅立ちのきっかけを作る
概要:
虐殺の剣
語の出典:
『Kalewala』(Rothsten)
『The Kalevala, Volume II』(Crawford)など
コメント:
『カレワラ』
クニカル? 【Knikarr】 (lit. “conqueror” / “hard-hitter”)
[刀剣]:
所有者:
オーラヴ 2 世 ◇ ノルウェー王
概要:
1014 年のロンドン攻略
語の出典:
ノルウェー
参考:
『The Fleets of the World: The Galley Period』(Parker)
関連:
同一? ⇒ フネイティル
コメント:
剣名としての語が確認できるのは参考書籍のみ。著者がフネイティルと混同?
Hnikarr(オーディンの別名)
グラーシーザ1 【Grásíða】 (lit. grár(灰色)+ síða(脇))
[刀剣]:
所有者:
奴隷コル
ギースリ ◇ ソルケルの息子
概要:
ベルセルクのビョルンやスケッギと戦う。コルともみ合った際に破損
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Gísla saga Súrssonar」など
概要:
同一 ⇒ グラーシーザ2
コメント:
『スールの子ギースリのサガ』
クラデニェツ / クォデネンツ 【меч-кладенец】
[刀剣]:
主に剣
所有者:
イワン・ツァーレヴィチ
イリヤ・ムーロメツなど
概要:
魔法の剣
語の出典:
『Илья Муромец и Святогор』など
参考:
「Меч-кладенец | 12:10, 13 октября 2015版」(ロシア語版 Wikipedia)
「Школа молодого исследователя - Электронная библиотечная система」より「Оружие в былинах」(Михиенко)など
関連:
類似 ⇒ アルタキアラ / アグリークノケン / アスピドズメイ / サモショク
コメント:
キエフのブィリーナ
英雄たちが持つ魔法の剣の一般名。クォデネンツの読みはウクライナ語?
旧式の直剣(クラデニェツ)と新式の曲刀(ヴォストラヤ)の対比
グラム 【Gram[r]】 (lit. 怒りの)
【bani Fáfnis】 (lit. Fáfnir 殺し)
[刀剣]:
フランク式の剣(valskr)
制作:
レギンが鍛え直す
所有者:
主神オーディン
シグムンド
シグルズ
語の出典:
『Fornaldar Sögur Nordelanda eptir gömlum Handritum』(Rafn)より「Völsunga saga」
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Fáfnismál」など
参考:
『The Sword in Anglo-Saxon England: Its Archaeology and Literature』(Davidson)
関連:
コメント:
『ヴォルスンガ・サガ』、古エッダより『ファーヴニルの言葉』
グリームニスナウト? 【Grímnisnautr】 (lit. Grímnir の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
グリームニル ◇ 巨人王の息子
船乗りヨクル
概要:
別れ際に贈られる
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Jökuls þáttr Búasonar」など
コメント:
アイスランド人のサットル
グリンヒャルティ / グッリンヒャルティ? 【Gullinhjalti】 (lit. gullinn(黄金の)+ hjalt(鍔))
[刀剣]:
所有者:
フロールヴ・クラキ王 ◇ デンマーク
ヒャルティ(ホット) ◇ フロールヴの戦士。剣の名に因み改名
概要:
怪物を殺すことができる唯一の剣
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hrólfs saga kraka ok kappa hans」など
関連:
同一? ⇒ スコヴヌング
類似 ⇒ ヨートゥンノコケン
コメント:
『フロールヴ・クラキのサガ』
Gullinhjalta の形で
グル? / グッル? 【Gull】 (lit. 黄金)
[刀剣]:
所有者:
ある男
概要:
鉄の蛇を殺す
語の出典:
『Great Swedish fairy tales』より「The Maiden in the Castle of Rosy Clouds」(Ostenson)
コメント:
スウェーデンのおとぎ話
グルフョズル? / グッルフョズル? 【Gullfjöður】 (lit. gull(黄金)+ fjöður(羽根))
[刀剣]:
所有者:
Hringur 王子(フリングル?)
語の出典:
『Íslenzkar þjóðsögur og æfintýri』(Árnason)より「Sagan af hestinum Gullskó og sverðinu Gullfjöður」
関連:
類似 ⇒ グンフィエズル
グローネ? 【Gråne】 (lit. 灰色になる)
[刀剣]:
所有者:
Holmger(ホルムイェル・クヌートソン) ◇ スウェーデン王クヌート 2 世の息子。エリク 11 世と敵対
概要:
死後墓所に収められる
語の出典:
『The Tree of the Folkungs』(Heidenstam)
コメント:
1907 年発表の歴史小説
グンフィエズル 【Gunnfoder】
グンフィエズル / グンフョズル 【Gunnfjöður】 (lit. gunn(戦い)+ fjöður(羽根))
[刀剣]:
所有者:
シグルド王子(シグルズ)
概要:
幸運をもたらす。継母インギボルグ(インギビョルグ)を救出
語の出典:
『Íslenzkar þjóðsögur og æfintýri』(Árnason)より「Sagan af hestinum Gullfaxa og sverðinu Gunnfjöður」
『The Crimson Fairy Book』(Lang)より「The Horse Gullfaxi and the Sword Gunnfoder」など
関連:
⇒ グトルファフシ
類似 ⇒ グルフョズル / デュンフョズル
コメント:
『名馬グトルファフシと名剣グンフィエズル』。グンフィエズルは現代アイスランド語読み
グンロギ1 【Gunnlogi】 (lit. gunn(戦い)+ logi(炎))
[刀剣]:
所有者:
決闘のスケッギ ◇ ソルケルの息子ギースリに殺された Barð の親戚
概要:
ギースリとの決闘
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Gísla saga Súrssonar」など
関連:
同一? ⇒ グンロギ2
コメント:
『ギースリのサガ』
グンロギ2 【Gunnlogi】
[刀剣]:
所有者:
ソルビョルン(Þjóðreksson) ◇ イーサフィヨルズのヴァイキング。d. 1003
概要:
ハーヴァルズの息子オーラヴ殺し
語の出典:
『Hávarðar saga Ísfirðings』(Brynjúlfson, Þórðarson)など
関連:
同一? ⇒ グンロギ1
コメント:
『イーサフィヨルド人ハーヴァルズのサガ』。時代的にはグンロギ1 よりこちらの方が後か?
ケトリング? 【Ketlingr】
ケットリング? 【Kettlingr】 (lit. köttr(猫)+ -lingr(指小辞)? / 子猫)
[刀剣]:
所有者:
ストゥルラ(Þórðarson) ◇ ストゥルルング一族。このサガの著者
Órækja(オーレーキャ?) ◇ スノッリの息子。ストゥルルング一族
ストゥルラ(Sighvatsson) ◇ ストゥルルング一族。スノッリの政敵
概要:
Órækja が騙し討ちに遭った際奪われる
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga』より「Íslendinga saga」(Þórðarson)など
参考:
『Gripla, 第 9 巻』(Magnússon)
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
みな従兄弟同士。その後アイスランド総督ギッスル(ギツル)の手に渡る?
コヌングスナウト?1 【Konungsnautr】 (lit. 王の贈り物)
[刀剣]:
飾りの美しい剣
所有者:
オーラヴ王(1 世 / トリュグヴァソン) ◇ ノルウェー王
キャルタン ◇ 豪商孔雀のオーラヴの息子
概要:
鞘があれば傷を負わない
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Laxdæla saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『ラックス谷のサガ』
コヌングスナウト?2 【Konungsnautr】
[刀剣]:
所有者:
オーラヴ王(1 世 / トリュグヴァソン) ◇ ノルウェー王
ハルフレズ ◇ やっかい詩人
語の出典:
『Fornsögur』(Möbius, Vigfússon)より「Hallfreðar saga」など
コメント:
『ハルフレズのサガ』。『Hallfreðar saga vandræðaskálds』とも
コレブラン 【Kolebrand】 (lit. kole(炭)+ brand(燃えさし)?)
カレブラン? 【Kallebrand】
コーレブラン? 【Kaallebrantt】
コルドブラン? 【Koldbrand】 (lit. 壊疽)
[刀剣]:
所有者:
リボルト卿
概要:
竜退治の褒美
語の出典:
『Herr Ribolts Kamp med Dragen』(Vedel)
『Danmarks gamle folkeviser Vol.1』(Grundtvig)より「Rigen Rambolt og Aller hin stærke」など
コメント:
デンマーク古謡『リボルト卿と竜の戦い』、『富裕者ラムボルトと強者アラー』
サミロン? 【Samiron】
[刀剣]:
所有者:
Baldvin 王(バルドヴィン?) ◇ インド
Vilhjálmur(ヴィルヒャールムル?) ◇ イングランドの王子。アエネアスの子孫
概要:
象と戦う
語の出典:
『Vilhjálms saga sjóðs』(IcePaHC)
コメント:
騎士のサガの一つ
Baldvin 王はエルサレム王ボードゥアンがモデル?
samir(wind , encourage:Sanskrit)?
サモショク 【самосёк】 (lit. “self-swinging sword”)
サモセク 【самосек / samosek】
ミェーチサモルブ? 【меч-саморуб】
トポルサモルブ? 【топор-саморуб】
[刀剣]:
剣または斧
所有者:
兵士イワン(Иван-солдат)
ネブカドネザル王など
概要:
飛剣
語の出典:
ロシア
参考:
『Русские народные сказки』(ОЛМА Медиа)より「Волшебные ягоды」など
関連:
類似 ⇒ クラデニェツ / アスピドズメイ
同一? ⇒ アキナケス
コメント:
саморуб(有罪? , 指を切る? , 働かない?)
シグルヴェンディル? 【Sigrvendil[l]】 (lit. sigr(勝利)+ vöndr(杖))
シグルヴァンディル? 【Sigrvandil[l]】
[刀剣]:
所有者:
Roðbert(ロズベルト?) ◇ ヤルル。ヤルルの Svipdagr を殺す
Jón(ヨーン?) ◇ Svipdagr の息子
語の出典:
『Sagan af Þjalar-Jóni』(Þórðarson, Jónsson)
コメント:
『Þjalar-Jóns saga』とも。騎士のサガの一つ
誤記だろうが Sigrvandli 表記も
シグルフヴィニ? 【Sigrhvini】
[刀剣]:
所有者:
ナポレオン ◇ Frankland(フランス)の支配者。ソルフェリーノ当時は 3 世
語の出典:
『Sagan af Heljarslóðarorrustu』(Gröndal)
コメント:
ソルフェリーノの戦いの後 1861 年発表
sigr(勝利)+ hvinr(轟き)? / hvína(喘鳴)
シグルリョーマ? 【Sigur-lióma】 (lit. sigur(勝利)+ ljóma(輝く))
[刀剣]:
光輝く剣
所有者:
盗賊ドラヴナル
語の出典:
『Hamlet in Iceland : being the Icelandic romantic Ambales saga』(Gollancz)など
コメント:
『アンバレス・サガ』
シグルリョーミ? 【Sigrljómi】 (lit. sigr(勝利)+ ljómi(光))
[刀剣]:
所有者:
フロールヴ・クラキ王 >
ホグニ ◇ デンマーク王ハルヴダンの息子
概要:
ホグニが父の仇と戦う
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Sörla saga sterka」など
コメント:
伝説のサガの一つ
スヴェントヴィトノケン 【Sventovit の剣】
[刀剣]:
大剣
所有者:
戦闘神スヴェントヴィト
概要:
クラデニェツの元祖とされる
語の出典:
スラヴ
参考:
『Essays on the History of Religions』(Pettazzoni)など
関連:
類似 ⇒ クラデニェツ
スカルズ? 【Skarð】 (lit. 切れ込み)
[刀剣]:
所有者:
Andres Skjaldarband(アンドレース?) ◇ ハーコン老王(ホーコン 4 世)に仕える。王のおじとされる
概要:
死に際してヤルルのスクーレ(Skúli Bárðarson)に託す
語の出典:
『Fornmanna sögur』(Kongelige Nordiske oldskriftselskab)より「Saga Hákonar Konúngs Hákonarsonar」など
コメント:
ホーコン 4 世のサガ
オスロの司教 Nicholas Arnesson の半兄弟?
Skarðann の形で
スキールテイン? 【Skírteinn】 (lit. skíra(清める)+ teinn(枝 , 杖))
タッチタイン? 【Touchtine】 (lit. touch(触る)+ tine(枝)?)
[刀剣]:
所有者:
Játvarðr 王(エドワード懺悔王(証聖王)) ◇ イングランド
概要:
触れた人間が罪人(嘘つき)かどうかを知らせる
語の出典:
『Icelandic sagas and other historical documents relating to the settlements and descents of the Northmen on the British isles 1』(Vigfússon)より「Hemings þáttr」
『Icelandic Sagas, Volume 3』(Dasent)より「The Story of Heming」など
参考:
『An Icelandic-English Dictionary』(Cleasby, Vigfusson)
『Rerum Britannicarum Medii Ævi Scriptores: Or, Chronicles and Memorials of Great Britain and Ireland During the Middle Ages』(Scottish Record Office)
コメント:
『ヘミングの話』
スキャルドヴァラルナウト? 【Skjaldvararnautr】 (lit. Skjaldvör の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
牛脚のソルステイン ◇ オーラヴ・トリュグヴァソン王に仕える
概要:
自分を認知しない父 Ívar ljómi の胸に突き付ける
語の出典:
『Fornmanna Sögur Vol.3』(Norræna Fornfræða Félags)より「Þáttr Þorsteins Uxafóts」など
コメント:
『牛脚のソルステインの話』?
スクム? 【Skum】
[刀剣]:
所有者:
スタルカド(スタルカズ / Sterkodder / Stercather) ◇ 伝説の戦士
Hather(Hothaer / ホズ) ◇ スタルカドは父の仇
概要:
スタルカドが自分を殺すよう頼む
語の出典:
デンマーク
参考:
『Kilderne til Sakses oldhistorie: en literaturhistorisk undersøgelse』(Olrik)より「Starkads død」
『Monumenta Germaniae Historica Tomvs XVI.』(Pertz)など
コメント:
『Deutsche Alterumskunde』(Müllenhoff, Roediger)では skiómi(剣のヘイティ)との関連を示唆
スクリューミル 【Skrýmir】 (lit. skrum(自慢話) / “big-looking” / 巨人の名前)
[刀剣]:
所有者:
ステイナル(Önundarson) ◇ エギル・スカラグリームスソンの息子と敵対
コルマーク・オグムンダルソン ◇ ステイナルの甥
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Egils saga Skalla-Grímssonar」
『Íslendinga sögur』より「Kormáks saga」(Sveinsson)など
参考:
『Norse Mythology: A Guide to Gods, Heroes, Rituals, and Beliefs』(Lindow)
コメント:
『エギルのサガ』、『コルマークのサガ』
スクレプ 【Skræp / Skrep / Schrep】 (lit. 不動の / 装う / 色あせた)
[刀剣]:
所有者:
ヴェルムンド ◇ デンマーク及びアングルの王
ウッフォ(オッファ) ◇ ヴェルムンドの息子。後のマーシア王オッファへと続く家系
概要:
ウッフォの怪力にも耐えうる
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Winkel Horn)
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)など
コメント:
オッファの steadfast の剣の種類をサクスとみなす書き込みが見られる
スケヴィルスナウト? 【Skefilsnautr】 (lit. Skefill の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
Skefill(スケヴィル?) ◇ ノルウェー人。故人
ハル ◇ Sandfelli の人。娘を巡って Þorsteinn varastafr の挑戦を受ける
ソルケル(Geirason) ◇ Mývatn の人。ハルの決闘を請け負う
概要:
Skefill の墓塚から持ち出す。ソルケルがソルステインを倒す。夢の中で Skefill に剣を託される
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Reykdæla saga」(Ásmundarson)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ。『Reykdæla saga og Víga-Skútu』や『Vemundar saga』とも
スコヴヌング 【Sköfnung】 (lit. 脛骨)
[刀剣]:
治癒石
所有者:
フロールヴ・クラキ王
スケッギ ◇ Miðfjörðr の人
コルマーク・オグムンダルソン
エイズ ◇ スケッギの息子
ソルケル・エイヨールヴスソン
ゲリル
概要:
魔法の剣。コルマークのせいで力を失う
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hrólfs saga kraka ok kappa hans」
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Landnámabók」
『Íslendinga sögur』より「Kormáks saga」(Ásmundarson)
『Íslendinga sögur』より「Laxdæla saga」(Ásmundarson)など
関連:
同一? ⇒ グリンヒャルティ
コメント:
『フロールヴ・クラキのサガ』、『植民の書』、『コルマークのサガ』、『ラックス谷のサガ』
スタルカズノケン 【Starkaðr の剣】
[刀剣]:
4 本の剣
所有者:
巨人スタルカズ(Starkaðr Áludrengr / Starkad / Starcaterus / Starkodder)
概要:
8 本の腕をもち 4 本の剣を同時に使う
語の出典:
『Fornaldarsögur Nordrlanda』(Rafn)より「Hervarar Saga ok Heidreks Konungs」など
コメント:
『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』
ステイピル? 【Steypir】 (lit. 鋳造 / 投げるもの)
[刀剣]:
所有者:
Pétr steypir(ペート?) ◇ ノルウェー王スヴェッリルの甥。剣の名前を二つ名に持つ。剣の来歴で名前が出るのみ
概要:
Óraekja(スノッリの息子)たちが交換し合った宝物の一つ
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga of lawman Sturla Thordsson and other works』(Þórðarson, Vigfússon)など
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
誰から誰に渡ったのかは不明
スドウィン 【Sudwynd / Swd-wynnd】 (lit. suðr(南)+ vindr(風)?)
スゼウィント? 【Swdde-wynndtt】
ソーゼリング? 【Saaderinng】
[刀剣]:
所有者:
Raffeuengaard(レーヴェンゴー) ◇ 奸臣
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 1 巻』(Grundtvig)より「Ravengaard og Memering」
参考:
『The Ballad of Sir Aldingar: Its Origin and Analogues』(Christophersen)
コメント:
デンマーク古謡『レーヴェンゴーとメマーリング』
スドリスノケン? 【Sudolisu の剣】
[刀剣]:
所有者:
Sudolisu 姫(スドリス?) ◇ 老魔女の娘。Niezguinek と恋に落ちる
概要:
切り刻んだ者を若返らせる
語の出典:
『Fairy Tales of the Slav Peasants and Herdsmen』(Chodźko)より「Imperishable」
関連:
⇒ ニエズグイネクノケン
スナルヴェンディル? 【Snarvendil[l]】 (lit. snarr(強く撚られた , 素早い , 鋭い)+ vöndr(杖))
[刀剣]:
所有者:
ヒャールムセール ◇ インギ王の息子。インギとフロズヴェルの父
フロズヴェル ◇ ヒャールムセールの息子。王位を継いだ兄インギを支える
概要:
女怪 Vargeisa(姿を変えられた姫)がヒャールムセールに与える
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hjálmþés saga ok Ölvis」など
コメント:
伝説のサガの一つ
スニジル? 【Sniðil[l]】 (lit. 剪定ナイフ)
[刀剣]:
所有者:
Sírnir(シールニル?) ◇ ガウトランド(イェータ)人。Rauðgrani(オーディン)の義兄弟
概要:
湖に現れた怪物との戦い。Ögmundr との戦い
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Örvar-Odds saga」など
コメント:
『弓の名手オッドルのサガ』
スニュルティル / スニルティル 【Snyrtir】 (lit. 磨くもの)
[刀剣]:
ゲルマン式の剣
所有者:
ビャルコ(ボズヴァル・ビャルキ) ◇ ロルブ王(フロールヴ)に仕える
概要:
野生の鹿を刺し貫く
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)など
関連:
同一? ⇒ レーヴィ
スルトノケン 【Surtr の剣】
[刀剣]:
燃え盛る剣(loganda sverð)
所有者:
巨人スルト
語の出典:
『エッダ』(スノッリ, Jónsson)より「Gylfaginning」
関連:
同一? ⇒ スヴィガレーヴィ / レーヴァテイン
コメント:
『ギュルヴィたぶらかし』
スルム? 【Þrumr】 (lit. 雷鳴)
[刀剣]:
短剣(サクス)
所有者:
女巨人 Fála(ファーラ?)
概要:
グンナルを援けて戦う
語の出典:
『Gunnars saga Keldugnúpsfífls (1866)』(heimskringla.no)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ
セイボリスノケン 【聖ボリスの剣 / Меч св. Бориса】
[刀剣]:
所有者:
アンドレイ・ボゴリュブスキー ◇ ウラジーミル大公
語の出典:
ロシア
参考:
『Борис и Глеб. Восприятие истории в Древней Руси』(Успенский)など
セーッタスピッリル? 【Sættaspillir】 (lit. sátt(決定 , 平和)または sætt(和解)+ spillir(台無しにするもの))
セータルスピッリル? 【Sæt[t]arspillir】
[刀剣]:
所有者:
アンドレーアス(Hrafnsson) ◇ オークニーの人
Órækja(オーレーキャ?) ◇ スノッリの息子。ストゥルルング一族
マルクース ◇ Mel の人
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga』より「Íslendinga saga」(Þórðarson)など
参考:
『Sturlunga Saga』(McGrew)
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
-spilli の形で
セグン? 【Þegn】 (lit. 勇士)
[刀剣]:
所有者:
オーラヴ王 ◇ Naumdælafylki を息子インギャルドとともに治める
ソーリル ◇ 農夫ビョルンの息子。インギャルド王につく
アーン ◇ ソーリルの弟。インギャルド王との争い
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Áns saga bogsveigis」など
コメント:
伝説のサガの一つ
ソータナウト? 【Sótanautr】 (lit. Sóti の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
ホルズ(Grímkelsson) ◇ 無法者
概要:
トロール Sóti の塚から
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Harðar saga ok Hólmverja」(Jónsson)など
関連:
⇒ ビャルナルナウト
コメント:
『ホルズのサガ』
ソルガウトスナウト? 【Þorgautsnautr】 (lit. Þorgaut の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
Barði Guðmundarson(バルジ?) ◇ 復讐者
概要:
ソルガウトの息子ギースリを殺す
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Víga-Styrs saga ok Heiðarvíga」(Ásmundarson)など
コメント:
アイスランド人のサガの一つ。『Heiðarvíga saga』とも
ソルティブラー? 【Sortibrá】 (lit. sorti(黒雲)+ brá(まぶた)?)
[刀剣]:
概要:
16 人の王を殺す?
語の出典:
『Specimen Islandiæ historicum』(Jonas(Jónsson))
参考:
『One Year in Sweden Including a Visit to the Isle of Götland』(Marryat)など
コメント:
16 世紀~ 17 世紀にまとめられたアイスランドの歴史書? 何かの引用のようだが詳細不明
ダーインスレイヴ / ダインスレイヴ 【Dáinsleif】 (lit. Dáin + leif(遺産))
[刀剣]:
制作:
ドヴェルグ
所有者:
ホグニ王 ◇ デンマーク
概要:
血を求める剣
語の出典:
『エッダ』(スノッリ, Jónsson)より「Skáldskaparmál」など
コメント:
『詩語法』
ディームスナウト? 【Dímusnautr】 (lit. Dímus の贈り物)
[刀剣]:
制作:
小人 Dímus
所有者:
Viktor(ヴィクトル?) ◇ フランスの王子
語の出典:
『Viktors saga ok Blávus』
参考:
「Tvær íslenskar riddarasögur handa framhaldsskólum: Viktors saga og Blávus og Mírmanns saga ásamt inngangi, verkefnum og kennsluleiðbeiningum」(Helgason)
コメント:
騎士のサガの一つ。『Viktors saga ok Blávus』(Kristjánsson)や『Saga af Victor ok Blávus』(Chappel)が見られれば
テュルフィング / ティルフィング 【Tyrfing】 (lit. tyrfi(樹脂質のモミの木 , よく燃えるもの) / Tyr の指?)
【bani Hjalmars】 (lit. Hjalmar 殺し)
[刀剣]:
制作:
ドヴァリンとドゥリン
所有者:
スヴァフルラーメ王(Svafrlami / Sigrlami)
アンガンチュール ◇ アルングリームの息子
ヘルヴォル ◇ アンガンチュールの娘。盾の乙女(skjaldmær)
概要:
アルングリームの子らが剣を分け合う。ヒャールマルとの死闘
語の出典:
『Fornaldar Sögur Norðurlanda』(Rafn)より「Saga Heiðreks konúngs ens vitra」など
関連:
⇒ フロッティ2 / ミスティルテイン1
コメント:
伝説のサガの一つ
兄弟で分け合ったもので名前が知られるのは 3 つのみか。『Hervarar saga ok Heiðreks』では他の 2 つは出てこない
デュンフョズル? 【Dynfjöður】 (lit. dynr(チリンチリン鳴る)+ fjöðr(羽根))
[刀剣]:
所有者:
Þórsteinn(ソールステイン?) ◇ 3 人兄弟の一人
概要:
王から課された難題の一つ
語の出典:
『Íslenzkar þjóðsögur og æfintýri』(Árnason)より「Hesturinn Gullskór og sverðið Dynfjöður」
関連:
類似 ⇒ グンフィエズル
トゥマナウト? 【Tumanautr】 (lit. Tumi の贈り物)
[刀剣]:
短剣(サクス)
所有者:
トゥミ ◇ シグフヴァトの息子。ストゥルルング一族。司教グズムンドらに殺される
戦士アロン(Hjörleifsson) ◇ シグフヴァトの息子ストゥルラ(ストゥルルング一族)と争う
概要:
ストゥルラ(Tumi の兄弟)にお前の兄弟のものだと見せつける
語の出典:
『Biskupa sögur』(Sigurðsson, Vifgússon)より「Guðmundar biskups saga hin elzta」
『Sturlunga saga』(Jónsson)より「Arons saga」など
コメント:
司教のサガの一つ。『ストゥルルンガ・サガ』の一部
ドラグヴァンディル 【Dragvandill】
ドラグヴェンディル 【Dragvendill】 (lit. draga(引きずる)+ vöndr(杖))
[刀剣]:
所有者:
グシル王 ◇ ラップランド
鱒のケティル ◇ Hrafnista(Ramsta)の人。グシル王との戦い
グリーム(loðinkinni) ◇ ケティルの息子
ソーロールヴ ◇ クヴェルドウールヴの息子
スカラグリーム ◇ ソーロールヴの兄弟
ソーロールヴ ◇ スカラグリームの息子
アリンビョルン ◇ ソーリルの息子。エギルの友
エギル ◇ スカラグリームの息子
概要:
数々の英雄が手にする
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Ketils saga hængs」
同「Gríms saga loðinkinna」
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Egils saga Skalla-Grímssonar」など
コメント:
『雄鮭ケティルのサガ』、『毛むくじゃら頬のグリームのサガ』、『エギルのサガ』
トラニ? 【Trani】 (lit. 鶴)
[刀剣]:
所有者:
Konráðr(コンラーズ?) ◇ Saxland(ドイツ?)の皇帝 Ríkarðr の息子
語の出典:
『Fornsögur Suðrlanda』(Cederschiöld)より「Konráðs saga」など
コメント:
騎士のサガの一つ
ドレイルヴァジル? 【Dreyrvaðill】 (lit. dreyr(血)+ vaðill(浅瀬))
[刀剣]:
制作:
ドヴェルグ
所有者:
Austrrík(オーストリア)の皇帝
概要:
ナポレオン(ソルフェリーノ当時は 3 世)との一騎討ち
語の出典:
『Sagan af Heljarslóðarorrustu』(Gröndal)
コメント:
ソルフェリーノの戦いの後 1861 年発表
ナズ 【Naðr】 (lit. マムシ)
[刀剣]:
所有者:
エギル・スカラグリームスソン ◇ 著名な詩人戦士。アゼルスタン王につく
概要:
ヴィーンヘイズ(Brunanburh)の会戦
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Egils saga Skalla-Grímssonar」など
コメント:
『エギルのサガ』
ニージング? 【Níðingr】 (lit. 悪党)
ニーズング? 【Níðung】
[刀剣]:
所有者:
アースビョルン(íllugason)
コッルスヴェイン(Kollsvein) ◇ Oddr(Svínfelling 一族)の郎党
概要:
Kollsvein に奪われる
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga of lawman Sturla Thordsson and other works』(Þórðarson, Vigfússon)など
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
Níðingi の形で
ニエズグイネクノケン? 【Niezguinek の剣】
[刀剣]:
所有者:
老魔女
Niezguinek(ニエズグイネク?) ◇ 王に仕える。盗んできただけ
王
概要:
1000 本に分かれる飛剣
語の出典:
『Fairy Tales of the Slav Peasants and Herdsmen』(Chodźko)より「Imperishable」
関連:
⇒ スドリスノケン
ノーットクリューヴァル? 【Nóttkljúfar】 (lit. nótt(夜)+ kljúfar(裂くもの))
[刀剣]:
所有者:
アスビョルン(Ketilsson) ◇ ノルウェーの地主
グンナル(Leifsson) ◇ ノルウェーの地主
インゴルヴ ◇ グンナルの息子
ソルギルス(Eiriksson) ◇ アスビョルンやグンナルの孫
フォールキ ◇ ソルギルスの息子。イングランド王エゼルレッド 2 世に対抗
グレッティル(Víga-Grettir) ◇ フォールキを殺害
Ozurr Fólkisson(オズル?) ◇ フォールキの息子
概要:
夜間のみ力を発揮する魔剣
語の出典:
『Fólki's Saga』(Watkins)
コメント:
情報が薄い。序文の通りなら知られざるサガを翻訳したものらしいが
パイワンポイカノタンケン? 【Päiwän-poika の短剣】
[刀剣]:
銀のナイフ(veitsi)。持ち手が金
所有者:
Päiwän-poika(パイワンポイカ?) ◇ 太陽の息子。火
概要:
魚に食われた話
語の出典:
『Kalewala』(Rothsten)
『Kalevala: The Land of the Heroes』(Kirby)など
コメント:
『カレワラ』
バスタルズ? 【Bastarðr】 (lit. 庶子)
[刀剣]:
所有者:
シグルズ ◇ ヤルル。ノルウェー王マグヌス 5 世の息子。スヴェッリル(スヴェレ)との争い
語の出典:
『ヘイムスクリングラ』(スノッリ, Linder, Haggson)より「Saga Magnús konungs Erlingssonar」など
コメント:
『エルリングルの息子マグヌースのサガ』
ハラルジュヌィ? 【харалужный】 (lit. Haralug 製の?)
カラクリーチ? 【кара клич】 (lit. кара(黒い)+ клич(剣)?)
[刀剣]:
ダマスカス鋼
制作:
Haralug の鍛冶?
所有者:
イーゴル・スヴャトスラヴィチ ◇ チェルニゴフ公。欽察人の捕虜となる
語の出典:
『イーゴリ遠征物語』(ウクライナ)
参考:
『Энциклопедия "Слова о полку Игореве": В 5 томах』(Дмитриев, Лихачев, Семячко, Творогов)など
ビャルナルナウト? 【Bjarnarnautr】 (lit. Björn の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
ホルズ(Grímkelsson) ◇ 無法者
概要:
トロール Sóti の塚を壊すようにと渡される
語の出典:
『Harðar saga ok Hólmverja』(Jónsson)など
関連:
⇒ ソータナウト
コメント:
『ホルズのサガ』
ビルティング 【Birting】 (lit. 明るい)
ベルティング? 【Bertin[n]g】
ビールティング? 【Bierting】
[刀剣]:
所有者:
若人オーム
概要:
巨人バーマーと戦う
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 1 巻』(Grundtvig)より「Orm ungersvend og Bermer-Rise」など
コメント:
デンマーク古謡『オーム若青年とバームの巨人』
フィスクフリュッグ 【Fiskhryggr】 (lit. fiskr(魚)+ hryggr(背))
[刀剣]:
所有者:
マグヌス 5 世 ◇ ノルウェー王。スヴェッリル(スヴェレ)との争い
概要:
Nórafjörð(Fimreite)の戦い
語の出典:
『Fornmanna sögur』(Kongelige Nordiske oldskriftselskab)より「Saga Sverris konúngs」
コメント:
『スヴェッリル王のサガ』
フイティングス? 【Huytingus】
フィティング 【Hwyting / Hwiting】 (lit. hvítr(白い)+ -ingr(名詞化[接尾辞]))
[刀剣]:
所有者:
レグナルド(ラグナルド) ◇ ノルマン王
ハルダン(ハルヴダン) ◇ レグナルドの孫。スカニアのBorcarus(Borgar)の子。一説ではハラルド戦歯王の父
概要:
レグナルドの娘が隠す
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)
『The Danish History of Saxo Grammaticus』(Saxo, Elton)など
関連:
⇒ リュシングス
フィニスト? 【Финист】
[刀剣]:
重い剣
所有者:
巨人スヴャトゴル
Олий Моровлин(オリィ・モロヴリン?) ◇ イリヤー・ムーロメツの先祖とされる
概要:
スヴャトゴルから死に際に託される
語の出典:
『Святогор и Олий Моровлин』
参考:
『Большая книга славянских мифов』(Иликаев)
関連:
⇒ クラデニェツ
コメント:
『スヴャトゴルとオリィ・モロヴリン』。イリヤーと共通のエピソード
феникс(不死鳥)の転訛?
フヴィーティング1 【Hvítingr】 (lit. hvítr(白い)+ -ingr(名詞化[接尾辞]))
[刀剣]:
生命の石(lifstein)
所有者:
ベルシ ◇ Saurbæ の有力者。妻ステインゲルズを巡ってコルマークともめる
概要:
コルマークとの決闘
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Kormáks saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『コルマークのサガ』
フェトブレイズ? 【Fetbreiðr】 (lit. fet(一歩)+ breiðr(広い))
[刀剣]:
所有者:
ソーラールヴ(Skólmsson) ◇ ハーコン王(ホーコン 1 世)に加勢
概要:
フィチャルの戦い(961 年)
語の出典:
『ヘイムスクリングラ』(スノッリ, Linder, Haggson)より「Saga Hákonar góða」など
コメント:
『ホーコン善王のサガ』
フォートビート? 【Fótbítr】 (lit. fótr(足)+ bítr(噛むもの) / “足咬み”)
[刀剣]:
柄はアザラシの牙
所有者:
ゲイルムンド ◇ ヴァイキング
ボリ ◇ 孔雀のオーラヴの養子
ボリ ◇ ボリの息子
概要:
ゲイルムンドの呪い
語の出典:
『Laxdæla-saga, sive Historia de rebus gestis Laxdölensium』(Oddsson, Wium, Reppなど)など
コメント:
『ラックス谷のサガ』
フネイティル 【Hneitir】 (lit. 切るもの)
ベーシング? 【Bæsingr】 (lit. 庶子)
[刀剣]:
所有者:
オーラヴ(Geirstad-Alf) ◇ ノルウェー王(ユングリング朝)
オーラヴ王(2 世 / 聖王) ◇ ノルウェー王。Geirstad-Alf の生まれ変わり
Kirialax(アレクシオス 1 世コムネノス) ◇ Miklagarð(ビザンツ)の皇帝
概要:
スティクレスターの戦い。最後はオーラヴの教会に納められる
語の出典:
『ヘイムスクリングラ』(スノッリ, Linder, Haggson)より「Saga Ólafs hins helga Haraldssonar」
同「Sagan af Hákoni herðibreið」
『Flateyjarbok』(Vigfússon, Unger)より「Olafs Saga Hins Helga」など
参考:
『Skandinavien und Byzanz』(Scheel)など
関連:
同一? ⇒ クニカル
コメント:
『聖オーラーヴル王のサガ』、『肩広のホーコン王のサガ』
フョルスヴァーヴニル 【Fjörsváfnir】 (lit. fjör(命)+ svafnir(寝かしつけるもの))
[刀剣]:
刃の片側が青く鈍る
所有者:
カーリ(Sölmundarson) ◇ ニャールの友
概要:
ニャールを殺したフロシらへの復讐を誓う
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Njáls saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『ニャールのサガ』。『Brennu-Njáls saga』とも
Fjörsváfni の形で
ブラズニル? 【Blaðnir】 (lit. 葉から成る / 刃から成る)
ブラジン? 【Blaðin】 (lit. 葉の / 刃の)
[刀剣]:
所有者:
アウズン(Gyðuson) ◇ Þorgils の友人
ソルギルス(Þórðarson / Örrabeinsstjúpr) ◇ Traðarholt の長。キリスト教へ改宗
概要:
鉄頭の Svartr(Surtur)を斬ることができる剣。役目を終えたら消えた
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Flóamanna saga」(Ásmundarson)
『Flóamanna saga』(www.snerpa.is)など
コメント:
『フローアマンナ・サガ』(1300年頃)
フリドレウスノケン? 【Fridlevus の剣】
[刀剣]:
所有者:
Fridlevus2 世(フリズレイヴ) ◇ デンマーク王
概要:
竜殺し
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Winkel Horn)など
ブリミスエッギャル? 【Brimis eggjar】 (lit. Brimir + eggjar(刃[複数形]) / Brimir は巨人の名前で剣のヘイティ)
[刀剣]:
所有者:
主神オーディン
概要:
ミーミルの首との面会
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Sigrdrífumál」など
コメント:
古エッダより『シグルドリーヴァの言葉』
固有名とは言い難いが
ブリュニュビート? 【Brynju-bítr】 (lit. brynja(帷子)+ bítr(噛むもの))
[刀剣]:
所有者:
シグルズ(Oddsson / Grikkr(ギリシャの))
スヴェイン(Jónsson)
ソルヴァルズ(Örnólfsson)
ストゥルラ(Sighvatsson) ◇ ストゥルルング一族
ギッスル(Þorvaldsson / ギツル) ◇ Haukdælir 一族。アイスランド総督(ヤルル)
概要:
シグルズがコンスタンティノープルで手に入れる
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga of lawman Sturla Thordsson and other works』(Þórðarson, Vigfússon)
『Æfisaga Gizurar Þorvaldssonar』(Þorkelsson)など
参考:
『The Varangians of Byzantium』(Blöndal, Benedikz)など
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
ブリュンスヴァリ?1 【Brynþvari】 (lit. brynja(帷子)+ þvari(棒 , 武器) / þvara(へらの付いた棒))
[刀剣]:
所有者:
フロングヴィズ ◇ ヴァイキング。フロームンドに棍棒で殴り殺される
概要:
切れ味が鈍らない剣
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hrómundar saga Gripssonar」など
コメント:
『フロームンド・グリプスソンのサガ』
フルガ?1 【Fluga】 (lit. ハエ)
[刀剣]:
所有者:
殺人鬼 Viga-Skuta(ヴィーガ・スクタ?)
概要:
武装して Glúm の家を訪ねる
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Víga-Glúms saga」(Ásmundarson)など
関連:
混同? ⇒ フルガ2
コメント:
『ヴィーガ=グルームのサガ』
フレイノケン 【Freyr の剣】
【勝利の剣】
[刀剣]:
所有者:
フレイ神
スキールニル
概要:
正しいものが持てばひとりでに巨人を討つ
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Skírnismál」など
コメント:
古エッダより『スキールニルの言葉』
Hundings-bani? Valtivi の剣?
フレイノツノ 【Freyr の角】
[刀剣]:
鹿の角(hjartarhorn)
所有者:
フレイ神(bani Belja)
概要:
巨人ベリを殺す
語の出典:
『エッダ』(スノッリ, Jónsson)より「Gylfaginning」など
コメント:
『ギュルヴィたぶらかし』
hjartarhorni の形で。創作で利用の際にはベリ殺しの名前を使えなくもない
フレッグヴィザルナウト?1 【Hreggviðarnautr】 (lit. Hreggvið の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
フロールヴ・ストゥルラウグスソン(Göngu-Hrólfr) ◇ 徒歩王ロロと同一視される人物
概要:
Hreggviðr 王の墓塚から持ち出す
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Göngu-Hrólfs saga」
コメント:
『ゴング・フロールヴのサガ』
ブレミル? 【Bremill】
クレヴィル? 【Krefill】
[刀剣]:
所有者:
Áli flekkr(アーリ・フレック?) ◇ イングランド王 Ríkarðr の息子。時々狼に変身(呪い?)
概要:
巨人 Jötunoxi の住処で見つける
語の出典:
『Ála flekks saga』
参考:
『Riddarasoegur, 第 5 巻』(Vilhjálmsson)
『Altnordische saga-bibliothek: Lagerholm, A. Drei lygisogur』(Lagerholm)
『Six old Icelandic sagas』(Bachman, Erlingsson)
コメント:
騎士のサガの一つ
『Six old~』ではBemillと表記されているが
braml(crash)
ブローゾルム? / ブローズオルム? 【Blóðorm】 (lit. blóð(血)+ ormr(蛇) / 剣のケニング?)
[刀剣]:
所有者:
ヘルギ ◇ シグムンドの息子。ヘルギ・ヒョルヴァルズスソンの生まれ変わり。シグルーンを娶る
概要:
フンディング殺し
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Helgakviða Hundingsbana I」など
参考:
『The Poetic Edda』(Bellows)など
関連:
⇒ ヘルギノケン
コメント:
古エッダより『フンディングル殺しのヘルギの歌 その一』
固有名とは言い難いが
フロッティ1 【Hrotti】 (lit. 突き刺すもの / 剣)
ロッティ 【Rotti】
[刀剣]:
所有者:
シグルズ
概要:
ファーヴニルの宝
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Fáfnismál」など
コメント:
古エッダより『ファーヴニルの言葉』
Hrotta の形で
フロッティ2 【Hrotti】
ブロティ? 【Broti】
[刀剣]:
所有者:
ヘルヴァルズ ◇ アルングリームの息子
概要:
アルングリームの子らが剣を分け合う
語の出典:
『Fornaldar Sögur Norðurlanda』(Rafn)より「Saga Heiðreks konúngs ens vitra」など
参考:
『Stories and ballads of the far past』(Kershaw)など
関連:
⇒ テュルフィング / ミスティルテイン1
コメント:
伝説のサガの一つ
Brota(= Hrotta)の形で。無理にフロッティとしなくてもいいような
ブロトゥンガ? 【Blåtunga】 (lit. blå(青)+ tunge(舌))
[刀剣]:
スペインの鉄
所有者:
Orm(オーム?) ◇ スカニアの族長の息子。アンダルシア人の奴隷にされる
語の出典:
『Röde Orm』(Bengtsson)
ヘヴナスヴェルデ? 【Hævnersværdet】 (lit. 復讐の剣)
[刀剣]:
剣(suerdditt)
所有者:
Peder 卿(Pedder / ペダ?) ◇ 父の復讐
概要:
仇討ちを援ける剣
語の出典:
『Danmarks gamle folkeviser, 第 1 巻』(Grundtvig)より「Hævnersværdet」など
コメント:
デンマーク古謡。タイトルではあるが話中にこの語は登場しない
ヘーキングス? / ヘキングス? 【Høchingus】
ヘーティングス? / ヘティングス? 【Høthingus】
ヘーキング 【Hækingr】
ホティング 【Hothing】
[刀剣]:
所有者:
アグネル(アグナール) ◇ インゲルの息子。ロルヴ王の妹を娶る
概要:
ビャルコとの決闘
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)など
参考:
『Ritgerðakorn og ræðustúfar』(Helgason)
『The First Nine Books of the Danish History of Saxo Grammaticus』(Saxo, Elton)など
コメント:
Høchingum や Høthingum の形で。
haki(鉤)? / hækinn(貪欲な)?
ヘルガナウト? 【Helganautr】 (lit. Helgi の贈り物)
[刀剣]:
短剣(サクス)
所有者:
ヘルギ(krókr) ◇ Goðlaugr の息子
戦士 Hrani(フラニ? / hring) ◇ Egill Bárðarson の息子。ヘルギの友
概要:
ガウトランドの Gauti らと戦う
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Hrana saga hrings」
コメント:
アイスランド人のサガの一つ
ヘルギノケン 【Helgi の剣】
[刀剣]:
刃に赤い蛇(ormr dreyrfáiðr)
所有者:
ヘルギ(Hjörvarðsson) ◇ スヴァーヴァを妻にする
概要:
シーガルスホルム島にあった 46 振りの一つ
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Helgakviða Hjörvarðssonar」など
関連:
⇒ ブローゾルム
コメント:
古エッダより『ヒョルヴァルズルの息子ヘルギの歌』
ホヴズ 【Höfuð】 (lit. 頭)
[刀剣]:
所有者:
ヘイムダル神
語の出典:
『エッダ』(スノッリ, Jónsson)より「Gylfaginning」
コメント:
『ギュルヴィたぶらかし』
Hjörr Heimdalls(ヘイムダルの剣)は頭のケニング
ホルンヒャルティ? 【Hornhjalti】 (lit. horn(角)+ hjalti(柄))
[刀剣]:
金象眼
所有者:
ヴァル ◇ Dumbshaf のヴァイキング。後に竜と化す
金のソーリル(Gull-Þórir) ◇ 冒険者。Gotland(スウェーデン)王 Hlöðver の孫
概要:
竜 Valr の宝の一つ。共通して盾を切断するエピソード
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hálfdanar saga Eysteinssonar」
『Íslendinga sögur』より「Þorskifirdinga saga」(Sveinsson)など
コメント:
『エイステインの息子ハールヴダンのサガ』。『Þorskifirdinga ~』は『Gull-Þóris saga』とも
Hornhjalta の形で
マル?1 【Marr】
[刀剣]:
ルーンが刻まれる(“May Marr spare nobody”)
語の出典:
北欧
参考:
『The first book of the vikings』(Rich)など
ミーラール? 【Mírál】
ミールメール? 【Mírmáél?】
[刀剣]:
所有者:
Bœringr(ベーリング?) ◇ Spánía(スペイン)の統治者。Mírman の前半の敵
Lúcidaríus 王(Lúdaríus / ルーシダリーウス?) ◇ Dánubíum(北アフリカ)の王。Bœringr の盟友
概要:
Bœringr が贈る
語の出典:
『Riddarasögur』(Kölbing)より「Mírmanns saga」など
コメント:
騎士のサガの一つ
スペインに Miralcamp という地名がある
ミスティルテイン1 【Mistilteinn】 (lit. ヤドリギ)
[刀剣]:
所有者:
セーミング ◇ アルングリームの息子
スラーイン王 ◇ Valland(ガリア)の王。不死
フロームンド・グリプスソン ◇ デンマークのオーラヴ王(Óláfr Liðsmannakonung)に仕える
概要:
アルングリームの子らが剣を分け合う。スラーインがセミング王(≠セーミング?)を殺す。フロームンドがスラーインから奪う
語の出典:
『Fornaldar Sögur Norðurlanda』(Rafn)より「Saga Heiðreks konúngs ens vitra」
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hrómundar saga Gripssonar」など
関連:
⇒ テュルフィング / フロッティ2
コメント:
ともに伝説のサガ
オーラヴ王はベルセルク殺し Gnoðar-Ásmundr(片腕エギルのサガやイルギのサガに登場)の息子
ミミングスノケン 【Mimingus の剣】
[刀剣]:
所有者:
ミミングス ◇ サテュロス
ホテルス(ホズ) ◇ デンマークの英雄
概要:
オティヌス(オーディン)の子バルデルス(バルドル)を殺すことができる
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Winkel Horn)など
関連:
類似 ⇒ ミムリングノケン / ミスティルテイン2
ミムリングノケン 【Mimring の剣】
[刀剣]:
制作:
ミムリング(ミミングス)
所有者:
ホズ神
語の出典:
北欧
参考:
『The Norse Myths』(Grimes)
関連:
類似 ⇒ ミミングスノケン
コメント:
この資料は独自の解釈を含んでいる様子
ミュールキャルタンスナウト? / ミールキャルタンスナウト? 【Mýrkjartansnautr】 (lit. Mýrkjartan の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
Mýrkjartan 王(Muirchertach mac Néill / ムルタ・マク・ネール?) ◇ アイルランド。上王ニール黒膝王の息子。10 世紀頃
孔雀のオーラヴ ◇ 豪商。Mýrkjartan 王の孫
エギル・スカラグリームスソン ◇ 詩人戦士。オーラヴの義父
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Laxdæla saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『ラックス谷のサガ』
メーリング? 【Mæringr】 (lit. mærr(有名 / 偉大)+ -ingr(属する[接尾辞])? / 貴族)
[刀剣]:
所有者:
カルディマル(Kaldimar) ◇ Garðaríki(ロシア)の戦士。兄弟ヴァルディマルの王座を狙う
勇士ビョルン ◇ ヴァルディマル王と知り合う
概要:
Kaldimar を倒した褒美
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Bjarnar saga Hítdælakappa」
コメント:
『ヒータル谷の勇士ビョルンのサガ』
ヴァルディマル王はおそらくウラジーミル 1 世
ヤールンゴット? 【Járngott】 (lit. járn(鉄)+ gott(góðr , 良い))
オリーウスノケン 【Olíus の剣】
[刀剣]:
制作:
オリーウス
所有者:
アースムンド・アーカソン ◇ ヒルディブランドの異父兄弟
概要: オリーウス第二の剣。オリーウスの呪い
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Ásmundar saga kappabana」など
関連:
⇒ アリーウスノケン / オリーウスノケン
コメント:
『勇士殺しのアースムンドのサガ』
ヤルズフーススナウト? 【Jarðhússnautr】 (lit. jarðhús(地下室)+ nautr(仲間 , 贈り物))
[刀剣]:
所有者:
ソルギルス(Þórðarson / Örrabeinsstjúpr) ◇ Traðarholt の長。キリスト教へ改宗
概要:
アイルランドの地下室で発見
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Flóamanna saga」(Ásmundarson)など
コメント:
『フローアマンナ・サガ』(1300 年頃)
ヤルルスナウト?1 【Jarlsnaut】 (lit. jarl(首長 , 伯)+ nautr(仲間 , 贈り物))
[刀剣]:
所有者:
ソルステイン(Þorgnýsson) ◇ ノルウェーの人。Svarfaðardalur への移住者
概要:
スウェーデンのヤルルから。ヴァイキングの Moldi 退治
語の出典:
『Íslenzkar fornsögur』(Þorláksson, Jónsson)より「Svarfdæla saga」など
コメント:
『スヴァルフ谷のサガ』?
ユールフィング? 【Ýlfingr】 (lit. “young wolf”)
[刀剣]:
所有者:
ミールマン ◇ Saxland(ドイツ?)のヤルル。後にシシリー王に
概要:
狼の巣の中にあった
語の出典:
『Riddarasögur』(Kölbing)より「Mírmanns saga」など
コメント:
騎士のサガの一つ
ヨクルスナウト 【Jökulsnautr】 (lit. Jokul の贈り物)
[刀剣]:
所有者:
グレッティル ◇ 無頼漢。アースムンドとヨクルの孫娘の息子
アトリ・アースムンダルソン ◇ グレッティルの兄
概要:
グレッティルが死人カールと戦う
語の出典:
『Íslendinga sögur』より「Grettis saga」(Ásmundarson)など
関連:
同一? ⇒ エッタルタンギ
コメント:
『グレッティルのサガ』
ラグン? 【Raghn】 (lit. regin(神々)?)
[刀剣]:
幅広の剣
語の出典:
ルーンの歌(北欧)
参考:
『Runica - Germanica - Mediaevalia』(Heizmann, van Nahl)など
コメント:
ドレミの歌のようなものでラドルーンで始まる語の例として挙げられている
ragn(呪い / 罵り)?
ラング? 【Lang】 (lit. 長い)
[刀剣]:
長剣
所有者:
ソーロールヴ・スカラグリームスソン ◇ エギルの兄。アゼルスタン王につく
概要:
ヴィーンヘイズ(Brunanburh)の会戦
語の出典:
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Egils saga Skalla-Grímssonar」など
関連:
コメント:
『エギルのサガ』
リサナウト1 【Risanautr】 (lit. Risiの贈り物 / risi(risar(霜の巨人)の複数形))
[刀剣]:
所有者:
アンバレス王子 ◇ キンブリア(デンマーク?)の王子。後に王となる
ヘフェストゥス ◇ 元海賊
概要:
巨人の住処で発見
語の出典:
『Hamlet in Iceland : being the Icelandic romantic Ambales saga』(Gollancz)など
関連:
類似 ⇒ ヨートゥンノコケン
コメント:
『アンバレス・サガ』
リサナウト2 【Risanautr】
[刀剣]:
所有者:
フロールヴ王 ◇ ガウトランド(イェーアト)の伝説上の王
概要:
ベルセルク殺し
語の出典:
『Fornaldarsögur Norðurlanda』(Jónsson, Vilhjámsson)より「Hrólfs saga Gautrekssonar」など
コメント:
伝説のサガの一つ
リジル 【Riðill】
リディル 【Ridill】
[刀剣]:
短めの剣
所有者:
レギン ◇ ファーヴニルの弟
シグルズ ◇ レギンの養子
概要:
ファーヴニルの心臓を取り出す
語の出典:
『Fornaldar Sögur Nordelanda eptir gömlum Handritum』(Rafn)より「Völsunga Saga」
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Fáfnismál」など
関連:
類似 ⇒ レヴィル
コメント:
『ヴォルスンガ・サガ』、古エッダより『ファーヴニルの言葉』
riðli(グループ)? / riðull(小さなグループ)?
リュシングス? 【Lyusingus】
リュシング 【Lyusing】 (lit. lýsing(光 , 夜明け))
[刀剣]:
所有者:
レグナルド ◇ ノルマン王
ハルダン(ハルヴダン) ◇ レグナルドの孫。スカニアのBorcarus(Borgar)の子。一説ではハラルド戦歯王の父
概要:
レグナルドの娘が隠す
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)
『The Danish History of Saxo Grammaticus』(Saxo, Elton)など
関連:
⇒ フイティングス
レヴィル 【Refil[l]】 (lit. 蛇)
[刀剣]:
所有者:
レギン ◇ ファーヴニルの弟
語の出典:
『エッダ』(スノッリ, Jónsson)より「Skáldskaparmál」など
関連:
類似 ⇒ リジル
コメント:
『詩語法』
レーヴァテイン 【Lævateinn】 (lit. læ(滅び)+ teinn(枝))
ヘーヴァテイン? 【Hævateinn】
[刀剣]:
制作:
ロプト神(ロキ)
所有者:
シンマラ ◇ スルトの妻
概要:
ヴィゾフニル(ヴィゾーヴニル)を射ち殺す力
語の出典:
『Eddukvæði (Sæmundar-Edda)』(Jónsson)より「Fjölsvinnsmál」など
関連:
同一? ⇒ ガンバンテイン2 / スルトノケン / スヴィガレーヴィ
コメント:
古エッダより『フョルスヴィーズルの言葉』
レーヴィ? / レヴィ? 【Løvi】 (lit. 葉?)
ラウヴィ 【Laufi】
ラウフ? 【Lauf】 (lit. 葉)
[刀剣]:
鋭利な長剣
所有者:
ビャルコ(ボズヴァル・ビャルキ) ◇ ロルヴ王(フロールヴ)の戦士
概要:
アグネルと決闘
語の出典:
『Gesta Danorum: Liber 1-9』(Saxo, Davidson)
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)
『Íslendinga sögur』(Jónsson)より「Landnámabók」など
関連:
同一? ⇒ スニュルティル
コメント:
Laufa の形で
レーグティ? / レグティ? 【Løgthi】
ログティ? 【Logthi】
[刀剣]:
所有者:
オーロ(アーリ) ◇ デンマーク王。(ここでは)シワルドの息子。ハラルド戦歯王の甥。Starcaterus(スタルカド)に殺される
概要:
エーサを守る
語の出典:
『ゲスタ・ダノールム』(Saxo, Friis-Jensen, Fisher)
『The Danish History of Saxo Grammaticus』(Saxo, Elton)
参考:
『Altnordische Waffenkunde』(Falk)など
コメント:
lögðir(刺すもの , 剣のヘイティ)? / lag(刺突) / leggja(横たえる , 刺す)
レッグビート? 【Leggbítr】 (lit. leggr(足)+ bítr(噛むもの))
レッグビティ? 【Leggbiti】
[刀剣]:
柄が Rosmar(セイウチ?)の牙
所有者:
マグヌース王(マグヌス 3 世 / 裸足王(berfoettr)) ◇ ノルウェー王
Víðkunnr Jónsson(ヴィズクン?) ◇ マグヌス王の臣下
概要:
アルスターの戦い
語の出典:
『ヘイムスクリングラ』(スノッリ, Linder, Haggson)より「Saga Magnús konungs berfœtts」
『Morkinskinna』(Unger)より「Saga Magnus konvngs berfetz」など
コメント:
『裸足のマグヌース王のサガ』
レドネッバ? 【Rödnäbba】 (lit. röd(赤い)+ näbb(嘴))
[刀剣]:
スペインの鉄
所有者:
Toke Grågullesson(トケ?) ◇ Orm の親友
語の出典:
『Röde Orm』(Bengtsson)
レンミンカイネンノケン 【Lemminkäinen の剣】
[刀剣]:
剣(miekka)
制作:
魔神ヒイシが鍛え天空神ユーマラが磨いた(と主張)
所有者:
レンミンカイネン(Ahti)
語の出典:
『Kalewala』(Rothsten)
『Kalevala: The Land of the Heroes』(Kirby)など
コメント:
『カレワラ』
名前ではないだろうがカマスのくだりで骨砕き(luun purian)と称されている
ロストゥング? 【Rostungr】 (lit. セイウチ)
[刀剣]:
所有者:
セームンド(Jónsson) ◇ Oddaverja 一族の長(ゴジ)
ヴィルヒャールム ◇ セームンドの息子
コルベイン ◇ シグフヴァト・ストゥルルソンの息子。ストゥルルング一族
概要:
ヴィルヒャールム兄弟の家に押し入り武器や馬を奪う
語の出典:
『Sturlunga saga, including the Islendinga saga of lawman Sturla Thordsson and other works』(Þórðarson, Vigfússon)など
コメント:
『アイスランド人たちのサガ』
ワイナミョイネンノケン 【Väinämöinen の剣】
[刀剣]:
剣(miekka)
所有者:
ワイナミョイネン
概要:
カマスを仕留める
語の出典:
『Kalewala』(Rothsten)
『Kalevala: The Land of the Heroes』(Kirby)など
コメント:
『カレワラ』
ワイナミョイネンノタンケン 【Väinämöinen の短剣】
[刀剣]:
ナイフ(veitsi)
所有者:
ワイナミョイネン
概要:
カマスを捌く
語の出典:
『Kalewala』(Rothsten)
『Kalevala: The Land of the Heroes』(Kirby)など
コメント:
『カレワラ』
名前ではないだろうが冷たく鋭い鉄(kylmän rauan)と称される