words の中で取り上げた「王のサガ・伝説のサガ」関連人物 +α を補足的に紹介していきます。
また、作品間の時代を比較するため『ゲスタ・ダノールム(以下、事績)』も加えました。
(エッダなど神話の辺りは割愛します。)
それぞれの記述を比較しながら、作品内の時代が古そうなものから並べてみました。
それぞれのサガで設定が違ったり、史実との乖離があったりして整合性のとれない情報もあります。
そもそも一つの時間軸とするのはナンセンスなのですが、お遊びということでご容赦願います。
カナについてはノルウェー人などであってもノルド語風につけています。
「ö」についてはヨルムンガンドやミョッルニルに寄せて「オ」で読んでいます。
ラテン語で書かれたデンマークの歴史書
まじめに受け取るとフロト 3 世(フロージ)より前の世代、フロールヴ・クラキやウッフェなどは紀元前の話になってしまう(矢のオッドやアンガンチュールはキリスト誕生前後)
オティヌス ≪羅≫
人物:
オーディン(オージン)神
事績:
老人の姿でハディングス王を援ける
所持:
弓矢:オティヌスノド
アグネルス ≪羅≫
アグナール ≪北≫
人物:
デンマーク王ロルウォ(フロールヴ・クラキ)の戦士
インゲッルスの息子。ロルウォの娘を娶る
事績:
ビャルコとの決闘(死亡)
所持:
刀剣:ヘーキングス
ホテルス ≪羅≫
ホズ ≪北≫
人物:
デンマーク王。ノルウェー王も兼ねる?
スウェーデン王ホドブロッドの子。ノルウェー王ゲウァルスの庇護。ゲウァルスの娘ナンナを娶る
ロルウォ(フロールヴ・クラキ)時代の後。エッダのホズに対応する
事績:
ナンナを巡りオティヌスの子バルデルス(バルドル)を殺す
所持:
刀剣:ミミングスノケン
ウェルムンドゥス ≪羅≫
ヴェルムンド ≪デンマーク≫
人物:
デンマーク及びアングルの王。アムレトゥス(ハムレット)時代の後
事績:
ウッフォの代わりに他の者を王にしようとした
所持:
刀剣:スクレプ
ウッフォ ≪羅≫
ウッフェ / ウッフィ ≪デンマーク≫
人物:
デンマーク及びアングルの王
ウェルムンドゥス(ヴェルムンド)の息子
耳や口が不自由なふりをしていた。怪力
事績:
Myrging(サクソン)人との戦い。『ベーオウルフ』ではスリュスという女性を娶る
所持:
刀剣:スクレプ
他に:
『Widsith』
『ベーオウルフ』
フリドレウス 2 世 ≪羅≫
フリドレヴ ≪デンマーク≫
フリズレイヴ ≪北≫
人物:
デンマーク王
フロト 3 世の息子
事績:
竜殺し
所持:
刀剣:フリドレウスノケン
スタルカテルス ≪羅≫
スタルカド ≪デンマーク≫
スタルカズ・ストールヴィルクスソン ≪北≫
人物:
伝説の戦士
ストルウェルクス(ストールヴィルク)の息子
フロト 4 世やオーロなどと同時代。『Gautreks saga』ではスウェーデンのエイレク王と同時代に描かれる(フロト3世やフリドレウス2世時代にあたる)。『ヘイズレク王のサガ』のスタルカズと同一視される。『ベーオウルフ』では名もなきヘアゾバルド族の老戦士
事績:
アンガンティルを負かす。レンニウスの戦士としてオーロ王を殺し、最後はレンニウスも殺す
『ノルナ・ゲストの話』ではシグルズと戦い見逃してもらう
所持:
刀剣:スクム
他に:
『Starkads død』
『Gautreks saga』など
レグナルドゥス ≪羅≫
ラグナルド ≪北≫
人物:
ノルマン王
『アースムンドのサガ』のブズリ王に対応する
事績:
スウェーデンのグンナルに脅かされる。剣をグンナルの手に渡らぬよう隠させる。その後戦死
所持:
刀剣:フイティングス / リュシングス
ハルダヌス 3 世 ≪羅≫
ハールヴダン ≪北≫
人物:
デンマーク王
レグナルドゥスの孫。ボルカルスの息子。ハラルドゥス(ハラルド戦歯王)の父
『アースムンドのサガ』のアースムンドに対応する
事績:
グンナルの息子ヒルディゲル(ヒルディブランドに対応)との戦い
所持:
刀剣:フイティングス / リュシングス
オーロ ≪羅≫
オレ ≪デンマーク≫
アーリ ≪北≫
人物:
デンマーク王
シワルドの息子
睨まれた相手は彼を殺せない
スウェーデン王アーリと同一視される(ウプサラのアウン王がライバル)
事績:
レンニウスとの戦い。レンニウス側のスタルカテルスに殺される
所持:
刀剣:レーグティ
乗物:フラヴン
他に:
『詩語法』
ハテルス ≪羅≫
人物:
Zealand の領主レンニウスの息子
事績:
父の仇スタルカテルスから殺してくれるよう頼まれる
所持:
刀剣:スクム
他に:
『Starkads død』
※ 『事績』から見た各国の様子(関連部分のみ)
5 ~ 6 世紀頃の出来事とされる
シグムンド・ヴォルスングスソン
人物:
フーナランドの王
オーディンの血を引く。フンディング殺しヘルギやシグルズなどの父
『ベーオウルフ』のシゲムンドにあたる
事績:
ガウトランド王シゲイルへの復讐。リュングヴィ王に殺される
所持:
刀剣:グラム
シグルズ・シグムンドスソン(シグムンダルソン)
人物:
ギューキ王の戦士。Fáfnisbani(ファーヴニル殺し)
シグムンドの息子。ギューキ王の娘グズルーンの夫。グンナルらの義兄弟。ラグナル・ロズブロークの義父
ドイツ作品のジーフリト(ジークフリート)
事績:
ファーヴニル殺し。リュングヴィへの復讐。グンナル王子に謀殺される。シズレク(ディートリヒ)やスタルカズと戦ったことも
所持:
刀剣:グラム(バルムンク / ノートゥング) / フロッティ / リジル
装飾:アンドヴァラナウト
乗物:グラニ
他に:
『シズレクス・サガ』
『ノルナ・ゲストの話』など
レギン
人物:
ヒャルプレク王の鍛冶屋
ファーヴニルの弟
事績:
シグルズを養育する。ファーヴニルを殺させる
所持:
刀剣:リジル / レヴィル
グランマル
人物:
Södermanland の王。Hniflung 族
Eystra-Gautland の王ホグニの娘を娶る。ホズブロッド、ヒルディグンらの父。海の王ヒョルヴァルドの義父
事績:
スウェーデンの悪王インギャルドとの争い。シグムンドの息子ヘルギに息子たちを殺される
所持:
乗物:スヴェイプズ
他に:
『フンディング殺しのヘルギの歌』
ホズブロッド
ホトブロドゥス / ホトブロッド ≪羅≫
人物:
Södermanland の王グランマルの息子。シグルーンの婚約者
『事績』ではスウェーデン王。アティスルス(アジルス)とホテルス(ホズ)の父
事績:
シグムンドの息子ヘルギの挑戦を受け敗れる
所持:
乗物:スヴェッギュズ
他に:
『フンディング殺しのヘルギの歌』
ノルウェー王エルリングの息子ソルリの冒険
アフリカの記述もあり
ソルリ・エルリングスソン
人物:
Oppland(ノルウェー南部)の王エルリングの息子。sterki(強い)の二つ名
事績:
スウェーデン王ハールヴダンとの戦い。アフリカ行。ハールヴダンの息子ホグニとの戦い。互いに認め合い和解する
所持:
乗物:ハールヴダナルナウト
他に:
『ソルリの話』
ホグニ・ハールヴダナルソン
ホギヌス ≪羅≫
人物:
スウェーデン王ハールヴダン・フリングスソンの息子(『ソルリの話』ではデンマーク王)
『詩語法』のホグニにあたる。『事績』では Jutland(デンマーク)の王(フロト 3 世時代)
事績:
ソルリとの戦い。互いに認め合い和解する。ヒャズニングの戦い。この戦いはオーラヴ・トリュグヴァソン王時代やラグナロクまで続いたとか
所持:
刀剣:シグルリョーミ / ダーインスレイヴ
防具:エーギスヒャールム
乗物:ハールヴダナルナウト
他に:
『ソルリの話』
『ゲスタ・ダノールム』
ヘジン
人物:
セルクランドのヒャッランディの子
事績:
ヒャズニングの戦い。この戦いはオーラヴ・トリュグヴァソン王時代やラグナロクまで続いたとか
所持:
乗物:ハールヴダナルナウト
他に:
『ソルリの話』
国を追われた王子の冒険
時代などは不明だが、ヴェーネルン湖氷上の戦い(アーリとアジルスの戦い)の人物たちとそう離れてはいないか?
ヒャールムセール・インガソン
人物:
マンヘイム(スウェーデン?)の王インギとシリアの姫の息子。インギとフロズヴェルの父
『Kálfsvísa』にうたわれた Hjálmr とされる
事績:
女怪ヴァルゲイサの呪いを解く。邪悪な継母との戦い
所持:
刀剣:スナルヴェンディル
乗物:ハーヴェティ
フロズヴェル
人物:
ヒャールムセールの息子。インギの弟
事績:
王位を継いだ兄インギを軍事面で支える
所持:
刀剣:スナルヴェンディル
スウェーデン王がアジルスの時代(『事績』ではエイレク王よりも前)
しかし『ユングリンガタル』ではアジルスをエイレク王よりも後代の人物としている
ヘルギ(ハルガ)の息子ということを考えれば、フロールヴ、ベオウルフ、シグルズら辺はほぼ同時代と言えないことも無い
フロールヴ(・ヘルガソン)
ロルウォ ≪羅≫
人物:
デンマーク王。ヘルギ王の息子。kraki(杭)の二つ名
『ベーオウルフ』のローズルフ。ヘアルフデネの孫
十二勇士(ベルセルク)を率いる
事績:
アジルス王への要求。妹スクルドらに騙し討ちされる
所持:
刀剣:グリンヒャルティ / シグルリョーミ / スコヴヌング
モデル:
(d. 545?)
他に:
『ゲスタ・ダノールム』
『ベーオウルフ』
ボズヴァル
ビャルコ ≪羅≫
人物:
ベルセルク。フロールヴ・クラキの十二勇士。Bjarki(熊の子)の二つ名
ベオウルフとの共通点が指摘される。熊への変身能力
事績:
アグネルとの決闘(『事績』)。フロールヴらと共に死ぬ
所持:
刀剣:スニュルティル / レーヴィ
他に:
『ゲスタ・ダノールム』
ヒャルティ / ホット
ヒャルト ≪羅≫
人物:
ベルセルク。フロールヴ・クラキの十二勇士。inn hugprúði の二つ名。ボズヴァルの友
事績:
王の剣を望む。フロールヴらと共に死ぬ
所持:
刀剣:グリンヒャルティ
アジルス
アティスルス ≪羅≫
人物:
スウェーデン王
フロールヴの母イルサを娶る
『ベーオウルフ』のエーアドギルス(ユルゼに関しては描写が異なる)。『事績』ではホトブロドゥスの息子
事績:
フロールヴの父ヘルギを倒す。フロールヴとの争い。ノルウェーのアーリ王を倒す(『詩語法』)
所持:
防具:ヒルディゴルト / ヒルディスヴィーン / フィンスレイヴ
装飾:スヴィーアグリース
乗物:スロングヴィル
モデル:
(d. 575?)
他に:
『詩語法』
『ゲスタ・ダノールム』
ヴィーキング、ソルステイン二代に渡る戦い
舞台は 7 世紀頃とされ、ハーロガランドやガウトランドなどの成り立ちから入る
スウェーデン王フリングという人物が登場するが、ユングリング朝エイレク王以前にそれらしき人物は見当たらない
ヴィーキング・ヴィーヴィルスソン
人物:
Vífilsey 島の人
ハーロガランドのヤルル(侯 / 伯)ヴィーヴィルの息子。ソルステインの父
事績:
コルの息子たちとの戦い。ウップランド王ニョルヴィとの争い
所持:
刀剣:アングルヴァジル
槍戟:ハーレクスナウト
ソルステイン・ヴィーキングスソン
人物:
ヴィーキングの息子。ソグンのベリ王の義理の兄弟。フリズショーヴの父
事績:
ニョルヴィの息子ヨクルとの争い。ソグンのスカティ王の娘インギビョルグを娶る。ベリ王と共に戦死する(『フリズショーヴ』)
所持:
刀剣:アングルヴァジル
乗物:エッリジ
他に:
『Friðþjófs saga ins frækna』
ベリ
人物:
ソグンの王
ソルステインの義理の兄弟。インギビョルグの父
事績:
ソルステインと共に戦死する(『フリズショーヴ』)
所持:
乗物:ウーヴァナウト
他に:
『Friðþjófs saga ins frækna』
コル
人物:
Tróna(トロンハイム?)の人。インドの支配者
事績:
息子たちに剣や領地を分け与える
所持:
刀剣:アングルヴァジル
装飾:グレーシル
『Þorsteins saga Víkingssonar』の後を受ける形
ソグンのベリ王の娘インギビョルグとの恋の行方を描く(母の姪で同名の女性)
『Gautreks saga』にフリズショーヴの息子が登場
フリズショーヴ・ソルステインスソン
人物:
ソグンに暮らす。frækna(勇敢な)の二つ名
ソルステインの息子
事績:
インギビョルグ(母と同名の別人)との仲を引き裂かれる。インギビョルグを娶ったスウェーデンの王フリングに仕える。王の死後インギビョルグを娶り領地を継承する
所持:
刀剣:アングルヴァジル
乗物:エッリジ
スウェーデン王エイレクの娘(?)への命懸けの求婚を描く
『Gautreks saga』の後を受ける形
フロールヴ・ガウトレクスソン
人物:
Gautland 王
ガウトレクの息子。オーディンの血を引く
事績:
男として振る舞うソルンビョルグ(ソールベルグ)への求婚。ベルセルク殺し。兄ケティルの死を受けて王位を継承する
所持:
刀剣:リサナウト
矢のオッドの祖父ケティルの冒険を描く
Hrafnista 人のサガの一つ
ケティル・ハルビャルナルソン
人物:
Hrafnista(Ramsta)の人。hœngr(雄鮭)の二つ名。孫のケティル・ソルケルスソン(エギルの従兄弟)も同じ二つ名
事績:
竜殺し。フィンの王グシルを倒す
所持:
刀剣:ドラグヴァンディル
弓矢:グシスナウタル(フィーヴァ / フラウグ / フレムサ)
モデル:
(8 世紀 - 9 世紀)
グシル
人物:
フィンの王
事績:
ケティルに敗れる
所持:
刀剣:ドラグヴァンディル
弓矢:グシスナウタル(フィーヴァ / フラウグ / フレムサ)
矢のオッドの父グリームの冒険を描く
Hrafnista 人のサガの一つ
グリーム・ケティルスソン
人物:
ハーロガランドの長。loðinkinna(毛むくじゃら頬)の二つ名。毛むくじゃら部分は無敵
雄鮭ケティルの息子
事績:
婚約者の呪いを解く。娘に振られ怒ったソルクヴィルを返り討ちにする
所持:
刀剣:ドラグヴァンディル
モデル:
(9 世紀頃?)
魔剣テュルフィングにまつわる話とスウェーデン王家(インゲ 2 世まで)について
アルングリームとスウェーデンのエイレク、デンマークのフロージ 3 世は同時代(『事績』)
アンガンチュールと矢のオッドは同時代
スヴァフルラーミ / シグルラーミ
人物:
ガルザリーキ(ロシア)の王
オーディンの息子
事績:
アルングリームとの戦い(バージョンによって)
所持:
刀剣:テュルフィング
アルングリーム
人物:
ハーロガランドのベルセルク。スヴァフルラーミの領地を継承
事績:
スヴァフルラーミとの戦い(バージョンによって)
所持:
刀剣:テュルフィング
他に:
『ゲスタ・ダノールム』
『弓の名手オッドのサガ』
アンガンチュール・アルングリームスソン
人物:
ベルセルク
アルングリームの息子
事績:
兄弟のためにヒャールマルと戦う。ヒャールマルと相討ち
所持:
刀剣:テュルフィング
他に:
『弓の名手オッドのサガ』
ヘルヴォル・アンガンチュールスドーッティル
人物:
盾の乙女(skjaldmær)
アンガンチュールの娘。ヘイズレク・ホーヴンドスソンの母
事績:
テュルフィングを掘り出す
所持:
刀剣:テュルフィング
ヘイズレク・ホーヴンドスソン
人物:
Reidgotaland の王
ヘルヴォルの息子
事績:
テュルフィングで兄アンガンチュールを殺す
所持:
刀剣:テュルフィング
アンガンチュール・ヘイズレクスソン
人物:
ドニエプルの王
ヘイズレクの息子。スウェーデン王 Ivar Vidfamne(幅広イーヴァル)へと繋がる家系
事績:
テュルフィングで弟フロズを殺す
所持:
刀剣:テュルフィング
『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』のバージョン違い
ヘルヴァルズ・アルングリームスソン
人物:
アルングリームの息子の一人
事績:
矢のオッドとの戦い(戦死)?
所持:
刀剣:フロッティ
セーミング・アルングリームスソン
人物:
アルングリームの息子の一人
『フロームンドのサガ』でスラーインに倒されたセミング王との関連は?
事績:
矢のオッドとの戦い(戦死)?
所持:
刀剣:ミスティルテイン
スタルカズ
人物:
八本腕の巨人。Áludrengr(Ala の戦士 / Ala は住んでる場所?)
『事績』のスタルカテルスと同一視される。時間軸的には物語時代より前
事績:
巨人ヘルグリームとの決闘。アールヴ王の願いを聞いたトール神に殺される
所持:
刀剣:スタルカズノケン
アンガンチュールと同時代
Hrafnista 人のサガの一つ
オッド・グリームスソン / オルヴァルオッド(矢のオッド)
人物:
毛むくじゃら頬のグリームの息子
事績:
友ヒャールマルのためにアルングリームの息子たちと戦う。アンガンチュール以外を全滅させる。敵味方を埋葬。義兄弟ソールズの仇オグムンドとの戦い
所持:
弓矢:グシスナウタル(フィーヴァ / フラウグ / フレムサ)
乗物:ハールヴダナルナウト
シールニル
人物:
Gautland の人
ラウズグラニ(オーディン)の義兄弟
事績:
湖に現れた怪物との戦い。オグムンドとの戦いに協力
所持:
刀剣:スニジル
道を違えた兄弟の物語
Hrafnista 人のサガの一つ
オーラヴ
人物:
Namdalen(ノルウェー中央部)の王。息子インギャルドと共同統治
事績:
ソーリルに剣を授ける
所持:
刀剣:セグン
ソーリル・ビャルナルソン
人物:
オーラヴ王やインギャルド王に仕える。þegn(セグンを持つことに因む)
農夫ビョルンの息子でアーンの兄
事績:
インギャルド王の側に留まりアーンと道を違える。インギャルドの戦士たちに船から突き落とされる
所持:
刀剣:セグン
アーン・ビャルナルソン
人物:
無法者。bogsveigir(弓を引き絞る者)の二つ名
農夫ビョルンの息子でソーリルの弟。
『事績』のアノ・サギッタリウスにあたる(フロト 4 世時代)
事績:
インギャルド王を守るため王の兄弟を殺すが追放される。無法者となる。王への復讐は果たせなかった
所持:
刀剣:セグン
弓矢:5 本の魔法の矢
ソーリル・アーンスソン
人物:
háleggr(足長)の二つ名
アーンの息子
事績:
インギャルド王との争いに終止符
所持:
刀剣:セグン
ブズリ王一族に向けられた呪いと悲劇
『事績』を元にすればハラルド戦歯王より前の時代
ブズリ
人物:
スウェーデン王
『ユングリンガタル』などには見当たらない人物
事績:
鍛冶のオリーウスから呪われる
所持:
刀剣:アリーウスノケン / オリーウスノケン
アースムンド・アーカソン
人物:
デンマークの戦士アーキの息子。ヒルディブランドの異父兄弟
『事績』のハルダヌスに対応する(ハラルド戦歯王の父。後のバージョンで追加された話)
事績:
ヒルディブランドとの決闘
所持:
刀剣:ヤールンゴット
ヒルディブランド・ヘルガソン
人物:
フーナランドの王子ヘルギの息子。アースムンドの異父兄弟
『事績』のヒルディゲルに対応する。ディートリヒ・フォン・ベルンの師ヒルデブラントと同一視される
事績:
アースムンドとの決闘
所持:
刀剣:アリーウスノケン
盾:ヒルディブランドノタテ
ラグナルの父シグルズ・フリングとハラルド戦歯王が戦っている
ノーザンブリアの王アエルラは 867 年死亡
ラグナル
レグネルス ≪羅≫
人物:
デンマーク王。loðbrók(毛羽立ちズボン)の二つ名
シグルズ・フリングの息子。3 番目の嫁アースラウグはシグルズ・シグムンドスソンの娘。骨無しのイーヴァル、剛勇のビョルンなどの父
事績:
二匹の蛇(竜)を退治。アエルラ王の蛇牢で死亡
所持:
槍戟:レグネルロドブログノヤリ
モデル:
(d. 785?)
他に:
『ゲスタ・ダノールム』
『詩語法』
エイステイン・ベリ
オステン ≪羅≫
人物:
スウェーデン王
ラグナル・ロズブロークの友。『ヘルヴォルのサガ』ではハラルド戦歯王の息子とされる
事績:
ラグナルの息子たちに国を奪われる
所持:
兵器:シービリャ
モデル:
(8c 末)
他に:
『ゲスタ・ダノールム』
『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』など
ストゥルラウグの冒険を描く
ストゥルラウグ・インゴールヴスソン
人物:
スウェーデンのヴァイキングの長。スラーンドヘイム(トロンハイム)の金の口のハラルド王に仕える。hinn starfsami(勤勉 , 面倒)の二つ名
ゴングフロールヴの父
事績:
コルを倒しアーサを手に入れる。フンドールヴ王との戦い
所持:
刀剣:ヴェーヴレイユナウト
槍戟:ホルンネヴュナウト
ゴングフロールヴのロシアやイングランドでの戦い
ロロのデータをそのまま重ねればハラルド美髪王時代(王から追放された)
フロールヴ・ストゥルラウグスソン / ゴングフロールヴ(徒歩のフロールヴ)
人物:
ヴァイキング。後にガルザリーキ(ロシア)の王に
息子は『フロームンドのサガ』のオーラヴ王(ただしそちらではグノーザルアースムンドの息子になっている)
事績:
イェストリークランドの王エイレクとの戦い
所持:
刀剣:フレッグヴィザルナウト
槍戟:アトラナウト
防具:ヴェーヴレイユナウト / フレッグヴィザルナウト
乗物:ドゥールシヴァル
モデル:
ロロ(徒歩王) ◇ d. 933。初代ノルマンディー公。武勲詩に登場するリシャールやウィリアム征服王の先祖
フレッグヴィズ
人物:
ホールムガルズ(ノヴゴロド)の王
事績:
イェストリークランドの王エイレクに敗れる
所持:
刀剣:フレッグヴィザルナウト
防具:フレッグヴィザルナウト
乗物:ドゥールシヴァル
エギルとアースムンドのダブル主人公
ともにロシアの王女を娶る
アースムンド・オーッタルスソン / グノーザルアースムンド(グノーズのアースムンド)
人物:
海の王(sækonungr)の一人。berserkjabani(ベルセルク殺し)
ハーロガランドの王オーッタルの息子。デンマークのオーラヴ王(Óláfr Liðsmannakonung)の父。タタールの王子アーラーンや片腕のエギルの義兄弟。ロシアの王女ブリュンヒルドを娶る
事績:
アーラーンの死後タタールを継ごうとするが失敗。ロシアのヘルトリュッグ王の娘たちを救出。巨大船グノーズを建造。オーディンの槍に貫かれ船ごと沈む
所持:
乗物:グノーズ
他に:
『Gnóðar-Ásmundar drápa』
オーラヴ王の下での戦いの数々
『Göngu-Hrólfs saga』から一方的に繋がっている
フロームンド・グリプスソン
人物:
デンマークのオーラヴ王(Óláfr Liðsmannakonung)に仕える
事績:
ベルセルクとの戦い。双子のスウェーデン王との戦い
所持:
刀剣:ミスティルテイン
フロングヴィズ
人物:
島暮らしのベルセルク
事績:
島に上陸してきたオーラヴ王の戦士たちと戦う。フロームンドに殴り殺される
所持:
刀剣:ブリュンスヴァリ
スラーイン
人物:
Valland(ガリア)の王
不死
事績:
スウェーデンのセミング王を初め多くの人間を殺す。フロームンドに敗れる
所持:
刀剣:ミスティルテイン
グッルソーリルの父オッドも登場
ノルウェーはハラルド美髪王の時代
ハールヴダン・エイステインスソン
人物:
スラーンドヘイム(トロンハイム)の王エイステインの子。オーディンの血を引く。フロームンド・グリプスソンは結構遠い親戚(祖母の姉妹の夫)
事績:
天才のウールフケルとの因縁の戦い。スラーンドヘイムの王位を継ぐ。ビャルマランドでヴァル達との戦い
ヴァル
人物:
Dumbshaf のヴァイキング
イェストリークランドの王アグナルの息子
事績:
ハールヴダンの仲間シグムンドと戦い逃亡。宝を守るため竜と化す。グッルソーリルらとの戦い
所持:
刀剣:ホルンヒャルティ
他に:
『ソルスカフィヨルズのサガ』
ノルウェー王ホーコン 1 世のサガ
ハーコン・ハラルドスソン
人物:
ノルウェー王。góði(善王)。Aðalsteinsfóstri(アザルステインの養子)
事績:
兄エイリーク血斧王を追放。フィチャルの戦いで致命傷(960/961 年)
所持:
刀剣:クヴェルンビート
モデル:
ノルウェー王ホーコン 1 世 ◇ d. 960/961
アザルステイン
人物:
イングランド王
ハーコンの養父
事績:
Brunanburh の戦い(937 年)
所持:
刀剣:クヴェルンビート
モデル:
イングランド王アゼルスタン ◇ d. 939。アングロ・サクソンのエドワード長兄王の子。初代イングランド王
他に:
『エギルのサガ』
ソーラールヴ・スコールムスソン
人物:
ハーコン王が選んだ戦士。sterki(強い)の二つ名
事績:
フィチャルの戦い(960/961 年)
所持:
刀剣:フェトブレイズ
ハーコン・シグルザルソンからエイリーク・ハーコナルソンの時代まで
ハルフレズ・オーッタルソン
人物:
オーラヴ・トリュグヴァソン王などに仕えた詩人。vandræðaskáld(やっかい詩人)の二つ名
ソグンのオーッタルの息子
事績:
ウップランドのオーッタルを殺す。オーラヴ王の下で洗礼を受ける
所持:
斧鎌:ハーコナルナウト
装飾:シグヴァルダナウト
モデル:
(d. 1007頃)
ハーコン・シグルザルソン
人物:
Noregr(ノルウェー)のヤルル(侯 / 伯)。デンマークの封臣。実質的なノルウェーの支配者
エイリークの父
事績:
ハラルド灰衣王やオーラヴ・トリュグヴァソン王との争い
所持:
斧鎌:ハーコナルナウト
モデル:
ラーデ侯ホーコン・シグルツソン ◇ d. 995。ハーラル青歯王の封臣。キリスト教への改宗を拒否しデンマークと対立
ノルウェー王オーラヴ・トリュッグヴァソンのサガ
オーラヴの生涯と、デンマーク勢力との戦いを描く
オーラヴ・トリュッグヴァソン
人物:
ノルウェー王
長蛇号が有名
事績:
皇帝オッタ(オットー 3 世)の下でハラルド王(ハーラル青歯王)らを破る。キリスト教に改宗。スヴォルドの戦いで戦死
所持:
法具:グリーム / ヒルニング
乗物:オルムリンランギ / Ormrinn skammi / Traninn(Trana)
モデル:
ノルウェー王オーラヴ 1 世 ◇ d. 1000。ラーデやデンマークとの戦い
他に:
『Helga þáttr Þórissonar』
『ノルナ・ゲストの話』など
エイナル・サンバルスケルヴィル
アイナー・タンバーシェリヴィル
人物:
ノルウェーの有力者。オーラヴ・トリュッグヴァソン王の名射手
事績:
スヴォルドの戦い。マグヌース善王を担ぎ出す。ハラルド苛烈王に暗殺される
所持:
弓矢:タンバー
モデル:
(d. 1050頃)
他に:
『ハラルド苛烈王のサガ』
『長蛇号』
エイヴィンド・フィンスソン
人物:
ハーコン善王などに仕えた宮廷詩人。skáldaspillir(剽窃詩人)の二つ名
戦士ハーレクの父
事績:
『ハーコンの言葉』などを遺す
所持:
装飾:フォルディ
モデル:
(d. 990 頃(諾語版 Wikipedia))
エイリーク・ハーコナルソン
人物:
Noregr(ノルウェー)のヤルル(侯 / 伯)。デンマークの封臣。実質的なノルウェーの支配者
ヤルルのハーコンの息子
事績:
ヒョルンガヴァーグの戦い。スヴォルドの戦いでオーラヴを破る。クヌート大王のイングランド征服に従う
所持:
乗物:オルムリンランギ / ヤールンバルジ
モデル:
ラーデ侯・ノーサンブリア侯エイリク・ホーコンソン ◇ d. 1024。スヴェン双叉髭王の封臣。ホーコン・シグルツソンの子
父親を知らないソルステインがオーラヴ王の戦士となるまで
ソルステイン
人物:
オーラヴ・トリュグヴァソン王の戦士。oxafót(牛脚)の二つ名
光のイーヴァルの息子(『ソルリの話』に登場する人物)
事績:
父イーヴァルに認知を迫る。トロールとの戦い。スヴォルドの戦いで戦死
所持:
刀剣:スキャルドヴァラルナウト
他に:
『オーラヴ・トリュグヴァソン王のサガ』
ノルウェー王オーラヴ 2 世のサガ
オーラヴ・ハラルドスソン
人物:
ノルウェー王。digri(太った)。helgi(聖王)
Grenland(ノルウェー南部)の領主の息子。マグヌース善王の父。ハラルド苛烈王の異父兄
オーラヴ・ゲイルスタザアールヴの生まれ変わりと言われる
事績:
ロンドン橋を落とす。デンマークのクヌート大王との争い。スティクレスターの戦いで戦死
所持:
刀剣:フネイティル
斧鎌:ヘル
法具:グロズ
乗物:ヴィースンド / カルルスホヴジ
モデル:
ノルウェー王オーラヴ 2 世(聖オーラヴ / 肥満王) ◇ d. 1030
他に:
『マグヌース善王のサガ』
『肩広のハーコン王のサガ』
オーラヴ
人物:
ノルウェー王。Geirstaða-Álfr(Geirstadのエルフ)
グズロズ狩人王の息子(ユングリング家)。ハラルド美髪王のおじに当たる
事績:
自分の遺体を墳墓(howe)に納めさせ疫病が広がらないようにした
所持:
刀剣:フネイティル(ベーシング)
他に:
『ユングリンガ・サガ』
アースビョルン
人物:
ハーロガランドの犬のソーリルの甥
事績:
オーラヴ聖王の臣下アザラシのソーリルを殺す。アースムンドに討たれる
所持:
槍戟:セルスヘヴニル
アースムンド・グランケルスソン
人物:
オーラヴ聖王・マグヌース善王に仕える
事績:
アースビョルンを殺す。オーラヴ王の仇の一人 Hárekr í Þjóttu を殺す
所持:
斧鎌:ヘル
槍戟:セルスヘヴニル
ソーリル
人物:
ハーロガランドの族長。デンマークのクヌート大王に仕える。hundr(犬)の二つ名
事績:
アースビョルンの仇討ち。スティクレスターの戦いでオーラヴ聖王を殺す。マグヌース王の登場で勢いを失う
所持:
槍戟:セルスヘヴニル
モデル:
トーレ ◇ d. 1030
ノルウェー王マグヌス 1 世のサガ
マグヌース・オーラヴスソン
人物:
ノルウェー王。góði(善王)
オーラヴ聖王の息子
事績:
クヌート大王の死後ノルウェーに帰還。イングランド侵攻。叔父ハラルド苛烈王と共同統治
所持:
斧鎌:ヘル
モデル:
ノルウェー王マグヌス 1 世(善王) ◇ d. 1047。オーラヴ 2 世の子
ノルウェー王ハーラル 3 世のサガ
ハラルド・シグルズスソン
人物:
ノルウェー王。harðráði(苛烈王)
Ringerike の領主の息子。オーラヴ聖王の異父弟
北海帝国再来の野心
事績:
甥マグヌース善王との共同統治。イングランドのハロルド 2 世との戦い。スタンフォード・ブリッジの戦いで戦死
所持:
防具:エッマ
モデル:
ノルウェー王ハーラル 3 世(苛烈王) ◇ d. 1066
ハーラル 3 世に難題を課されたヘミングが復讐を果たす話
ヘミング・アースラークスソン
人物:
ハラルド苛烈王の傭兵
事績:
ハラルド王の難題。イングランドへ渡る。スタンフォード・ブリッジの戦いでハラルド王を撃つ
所持:
弓矢:ヘミングノユミ
ヤートヴァルズ
人物:
イングランド王
アザルラーズ王の息子
嘘を見抜く剣を持っているので面会時は気をつけなければならない
事績:
オッドやヘミングとの交流。国内情勢に悩まされる姿
所持:
刀剣:スキールテイン
モデル:
イングランド王・聖エドワード(懺悔王) ◇ d. 1066。エゼルレッド 2 世(無思慮王)の子
ノルウェー王マグヌス 3 世のサガ
マグヌース・オーラヴスソン
人物:
ノルウェー王。berfættr(裸足王)
オーラヴ平和王の息子
事績:
アイルランド侵攻。アルスターの戦いで戦死
所持:
刀剣:レッグビート
モデル:
ノルウェー王マグヌス 3 世(裸足王) ◇ d. 1103。オーラヴ 3 世の子でハーラル 3 世の孫
ヴィズクン・ヨーンスソン
人物:
マグヌース王の臣下
事績:
アルスターの戦い。死んだ王に代わり剣を持ち帰る
所持:
刀剣:レッグビート
ハーラル 1 世によるオークニー伯領の設立からハーラル・マッダドソン親子の時代まで
インギ・ハラルドスソン
人物:
ノルウェー王。krypplingr(曲がった背中)
ハラルド王の息子
体に障害を抱える
事績:
兄弟たちとの共同統治。ハーコン肩広王に敗れる
所持:
乗物:ヒャールプ / フィーヴァ / ベーキスーズ
モデル:
ノルウェー王インゲ 1 世 ◇ d. 1161。ハーラル 4 世の子
他に:
『肩広のホーコン王 のサガ』
『エルリングの息子マグヌースのサガ』
ログンヴァルド(Rögnvaldr)
人物:
オークニーのヤルル(伯)。ノルウェー王の封臣
ヤルルのコルの息子
元々の名はカリでヤルルになった際ログンヴァルドの名を受けた
事績:
ハラルドとの共同統治。エルリング・スカッキと共に十字軍(聖地巡礼)に参加(1152 年~)。Þorbjorn klerkr Þórsteinnson に殺害される
所持:
乗物:ヒャールプ / フィーヴァ
モデル:
オークニー伯レグンヴァルド・カリ・コルソン(聖ロナルド) ◇ d. 1158
ハラルド(Haraldr Maddaðarson)
人物:
オークニーの共同ヤルル(伯)
事績:
ログンヴァルドとの共同統治。ノルウェーのエイステイン王に服従。従兄弟 Erlend Haraldsson との争い。スコットランド王と敵対。シグルズ・マグヌースソンを援けスヴェッリル王と敵対
所持:
乗物:フィーヴァ
モデル:
オークニー伯ハーラル・マッダドソン ◇ d. 1206
ノルウェー王マグヌス 5 世のサガ
白樺の脚(反体制派)と錫杖団(キリスト教勢力)の争いの始まり
マグヌース・エルリングスソン
人物:
ノルウェー王
ノルウェーのヤルル(侯 / 伯)エルリング・スカッキの息子
事績:
スヴェッリルの白樺の脚に悩まされる。Fimreite の戦いでスヴェッリルに敗れる
所持:
刀剣:フィスクフリュッグ
乗物:スケッギ
モデル:
ノルウェー王マグヌス 5 世 ◇ d. 1184
他に:
『スヴェッリル王のサガ』
エルリング・オルムスソン
人物:
ノルウェーのヤルル(侯 / 伯)。インギ王の支持者。skakki(斜め)
ノルウェー王マグヌースの父。シグルズ十字軍王の娘を娶る
事績:
オークニーのログンヴァルドと共に十字軍(聖地巡礼)に参加(1152 年~)。Sekken の戦いでハーコン肩広王を敗る。息子を王位に就ける。Kalvskinnet の戦いでスヴェッリルに敗れる
所持:
乗物:ベーキスーズ
モデル:
エーリング・スカッケ ◇ d. 1179
他に:
『スヴェッリル王のサガ』
シグルズ・マグヌースソン
人物:
ノルウェーのヤルル(侯 / 伯)
ノルウェー王マグヌースの息子
事績:
フロルヴァーグの戦いでスヴェッリルに敗れる
所持:
刀剣:バスタルズ
モデル:
(d. 1194)
ニーコラース・スキャルドヴァラルソン(シグルザルソン)
人物:
ハーロガランドの地主
マグヌース裸足王の姉妹の息子
事績:
白樺の脚に殺される
所持:
盾:ヴィルヒャールムスギョルズ
他に:
『詩人一覧』
『肩広のハーコン王のサガ』
ノルウェー王スヴェレのサガ
マグヌス 5 世のサガとは裏表のようなものか
スヴェッリル・シグルザルソン
人物:
ノルウェー王。白樺の脚の指導者
事績:
マグヌース親子を排除。錫杖団に悩まされる
所持:
乗物:オーラヴススーズ / マリーウスーズ
モデル:
ノルウェー王スヴェレ・シグルツソン ◇ d. 1202。ノルウェー王シグル 2 世の子と主張。ホーコン 3 世の父
他に:
『エルリングの息子マグヌースのサガ』
ハーコン・スヴェッリスソン
人物:
ノルウェー王
スヴェッリルの息子
事績:
王子時代は父の軍の指揮官。毒殺される
所持:
乗物:ヴィーズシャー
モデル:
ノルウェー王ホーコン 3 世 ◇ d. 1204。スヴェレ・シグルツソンの子でホーコン 4 世の父
ノルウェー王ホーコン 4 世のサガ
『ストゥルルンガ・サガ』と同時代
ハーコン・ハーコナルソン
人物:
ノルウェー王。gamli(老王)
ノルウェーに最盛期をもたらす
事績:
ヤルルのスクーリとの争い。ギッスル・ソルヴァルドスソンをアイスランドのヤルルに
所持:
乗物:オーラヴススーズ
モデル:
ノルウェー王ホーコン 4 世 ◇ d. 1263。ホーコン 3 世の子
他に:
『アイスランド人たちのサガ』
スクーリ・バールザルソン
人物:
ノルウェーのヤルル(侯 / 伯)・ヘルトギ(大公)
インギ王(インゲ 2 世)の半兄弟
当初は王と対等の権力
事績:
白樺の脚と錫杖団を和解させる。ハーコン王との争い。スノッリ・ストゥルルソンと結託
所持:
刀剣:スカルズ?
乗物:ガウトスタヴ
モデル:
大公スクーレ・ボールソン ◇ d. 1240
他に:
『アイスランド人たちのサガ』
ペート
人物:
白樺の脚の一員。steypir(ステイピルを持つことに因む)の二つ名
ノルウェー王スヴェッリルの甥
事績:
第 4 回十字軍に参加
所持:
刀剣:ステイピル
モデル:
ペテル ◇ d. 1213(『Skandinavier unterwegs in Europa (1000-1250)』(Waßenhoven))
他に:
『アイスランド人たちのサガ』(名前のみ)
アンドレース
人物:
ハーコン老王(ホーコン 4 世)に仕える。Skjaldarband(盾紐)の二つ名
Árni Ívarsson á Stoðreimi の息子。オスロの司教 Nikolás Árnason の異母兄弟。王のおじとされる
事績:
ビャルマランド遠征(1222 年)。剣をヤルルのスクーリに託す。ギリシャで海難死?
所持:
刀剣:スカルズ
モデル:
アンドレス(アンドレアス) ◇ d. 1230(『Skandinavier unterwegs in Europa (1000-1250)』(Waßenhoven))。Arne Ivarsson Kongsmåg の子
他に:
『Konungsannáll』