words の中で取り上げた中央アジア関連人物を補足的に紹介していきます。
分類上はヨーロッパ
ウラル・バトゥル(Ural-batyr)
人物:
永遠の命を求めた英雄
シュルゲンの弟。妻のフマイは天界の王サムラウ(Самрау)と太陽の娘
事績:
シュルゲンや魔神たちとの戦い。シュルゲンに謀殺される
所持:
刀剣:ウラルバトゥルノケン
乗物:アクブザト
登場:
『ウラル・バトゥル』 - バシコルトの叙事詩
シュルゲン(Shulgen)
人物:
ウラルの邪悪な兄
事績:
ウラルを裏切り魔神側につく。ウラルとの魔法対決
所持:
杖棒:カフカハノツエ
登場:
『ウラル・バトゥル』
カフカハ(Kakhkakha)
人物:
魔神(蛇)。魔神アズラカの配下
事績:
ウラルに魔法の杖を奪われる。ウラルとの戦い
所持:
杖棒:カフカハノツエ
登場:
『ウラル・バトゥル』
エルスラーン・ラーザレヴィチ(Ерусла́н Ла́заревич) / ウルスラーン・ザラザロヴィチ(Уруслан Залазарович)
人物:
キャラ造形はルスタムでエピソードはイリヤー・ムーロメツの影響が見られる。父はラザリ(Лазарь Лазаревич)またはザラザル(Залазар Залазарович)でザールに対応
事績:
ロシアの英雄イヴァン(Иван)との戦いと和解。竜との戦い
所持:
乗物:アラシュ
登場:
『エルスラーン・ラーザレヴィチの物語』
アタル・パッタル(Атăл Паттăр) / アディル・バトゥル(Адыл Батыр)
人物:
チュヴァシの指導者
舞台はヴォルガ川がアタルと呼ばれていた 7 世紀以前?
事績:
双頭の鷲にさらわれた太陽を救出。戦いで盾を換えながら矢を防ぐ(防ぎきれず)
所持:
盾:アタルパッタルノタテ
モデル:
アッティラ?
登場:
チュヴァシの伝説
ゾヤ・テュレク(Zoya Tülek)
人物:
バシコルトの富豪の息子
聖者ヒズルから奇跡の力を授かる
事績:
継母たちのいじめを受ける。湖中の国アスル(Aslı)の王女ススル(Susulu)との結婚。ホームシックに罹りススルを連れ湖を出る。父王の言いつけを破ったため湖に戻される
所持:
乗物:アクトゥルパル
登場:
『Zoya Tülek Destanı』 - トルコの民話
サラワト・バトゥル(サラヴァト / Salavat-batyr)
人物:
バシコルトの勇士
事績:
ツァーリのキルマサカル(Кырмасакал)に対抗
所持:
刀剣:サラヴァトバティルノケン
モデル:
サラワト・ユラーエフ ◇ d. 1800。プガチョフの乱の指導者の一人
登場:
『Салават батыр』 - バシコルトの叙事詩
ロシアからモンゴルにかけて
エセゲ・マラン・テンゲリ(Esege Malan tengeri)
人物:
ブリヤートの天空神・創造神
所持:
鈍器:アバイゲセルノツチ
登場:
モンゴルまたはブリヤート版『ケサル王伝』など
ミル・ススネ・フム(Мир-Суснэ-Хум)
人物:
サモエード・ウゴルの至高神ヌミ・トルムの息子
人間と神の仲立ち
所持:
乗物:トヴリンルヴ
ソコル・カラ(Сокор-Кара) / カラ・ソコル(Кара-Сокор) / デルビス・ソコル(Делбис-Сокор)
人物:
アルタイの冥界神エルリク(Ерлик)の息子。七兄弟の一人
英雄たちの引き立て役。九兄弟(Karaoğlanlar)のバージョンには登場せず
所持:
刀剣:カラチョルトゥク
登場:
『Хан-Мерген』
『Ак-би(Алтын-коо)』など
チャルジ(Чалджи) / チニスチ(Чинисчи)
人物:
牧童
樽から生まれた? 知恵者で即興歌も得意
事績:
ハンのアリグバイ(Алыгбай)からチャルジ(Чалджи)の名を与えられる。アリグバイの難題を切り抜ける。シャーマンを倒す
所持:
刀剣:アフモラトノケン
登場:
『勝利者チニスチ(アフ・モラトの剣)』 - ハカスの民話
アフ・モラト(Ax Molat)
人物:
黒の親分(Хозяин Черной)の敵。力を求めた人物と語られる
事績:
黒の親分に殺された
所持:
刀剣:アフモラトノケン
登場:
『勝利者チニスチ(アフ・モラトの剣)』
トン・アラルチン(Тон-Аралчын)
人物:
老いた両親の子。天界の支配者クルブストゥ・ハン(Курбусту-хан / ホルムスタ)の婿
魔法の投げ縄を持つ
事績:
クルブストゥの娘を捕まえる。ドシュクン・ハン(Дошкун-хан)に騙され妻を奪われる。クルブストゥの試練。ドシュクンに復讐
所持:
乗物:フルクボラ
登場:
『Тон-Аралчын』 - トゥヴァの民話
フナン・カラ(Хунан-Кара / Xunan-qara)
人物:
トゥヴァの勇士
アンファン・テリブルの類型。鉄の体と千の魔術を有する
事績:
怪物(шулбу)との戦い。ウズン・ナジン(Узун-Назын)を巡るデミル・ミョゲ(Демир-Мөге)との戦い
所持:
乗物:アルジランカラ
登場:
『Хунан-Кара』 - トゥヴァの民話
ボクトゥ・キリシュ(Бокту-Кириш / Boktu-Kiriš)
人物:
猟師
ボラ・シェーレイの兄弟。ハー・チェンゲイ(Хаа-Ченгей)の父
事績:
家が襲われ孤児になる。狩りで事故死。ボラの活躍で蘇る。父母の仇サラータイ・ハン(Сараатай-хан)を倒す
所持:
乗物:アヤンクラ
登場:
『Бокту-Кириш Бора-Шээлей』 - トゥヴァの民話
ボラ・シェーレイ(Бора-Шээлей / Bora-Šeelei)
人物:
ボクトゥ・キリシュの姉妹
変身能力を持ち格闘能力も高い
事績:
家が襲われ孤児になる。死んだボクトゥに変身して蘇生に必要な三人の女性を探す。ボクトゥを蘇らせる。カラ・ビュデゲイ(Кара-Бюдегей)と結婚
所持:
乗物:アヤンクラ
登場:
『Бокту-Кириш Бора-Шээлей』
ハン・フリュク(Хан-Хулюк) / ハン・フルク(Хан-Хүлүк) / ハン・クリュグ(Хан-Кулюг)
人物:
どこかのハーン
変身能力
事績:
妻たちに裏切られる。裏切者たちへの復讐。後妻を迎える
所持:
乗物:ハンシルギ
登場:
『Бесстрашный Хан-Хулюк』 - トゥヴァの民話
アルタイ・ブーチャイ(Алтай-Буучай) / アルタイ・ブーチュ(Алдай-Буучу)
人物:
エルケ・メンディル(バージョンによってはカン・ソリシュ(Кан-Сорыш))の父
事績:
妻たちに裏切られる(または天神の子に奪われる)。馬の助けで生き返る。裏切者たちへの復讐。後妻を迎える
所持:
乗物:テミチエレン
登場:
『Алтай-Буучай』 - トゥヴァの民話
エルケ・メンディル(Эрке-Мендир) / エルケメル(Эркемел)
人物:
アルタイ・ブーチャイ(Алтай-Буучай)の息子
30 歳になるまで動けなかった(イリヤーに似る)。二頭の馬の助け
事績:
冥界の王エルリク(Эрлик-бий)との戦い
所持:
乗物:イルビスチョクル / ハンキュレル
登場:
『Алтай-Буучай』
ダムビン・ウラン(Дамбин-Улан)
人物:
老いたドブジン・ツァガン・ハン(Довджи-Цаган-хан)の息子
事績:
ボル・ウラン・ハン(Бор-Улан-хан)と戦い和解する。父をさらった怪物(шулм)との戦い
所持:
乗物:ダヴシュリンフルドゥンハル
登場:
『Дамбин Улан болн күлг Давшурин Хурдн хар』 - カルムイクの民話
テヴェネ・ミョゲ(Тевене мѳге / Тевене-Мёге)
人物:
Арзылан-Тайга の領主
残酷な黒い弓と千の魔術を有する
事績:
北のカビンディ・ハン(Кавынды-Хан)の娘を勝ち取る。母親をさらったクドゥン・フリュク(Кудун-Хулюк)を倒す。カビンディ・ハンの息子に一度は倒されるがリベンジ
所持:
乗物:デミルシルギ
登場:
『Богатырь Тевене-Мёге и конь его Демир-Шилги』 - トゥヴァの民話(親子 3 代の英雄譚)
デム・テーリ(Дем-Тээли)
人物:
テヴェネ・ミョゲの子でクチュトゥ・メルゲンの父
ダメ男
事績:
コシュカル・バシュティグ・ハン(Кошкар-Баштыг-хан)の娘を勝ち取る。他の女にうつつを抜かし家を出る。息子に出会い改心
所持:
乗物:ハンシルギ
登場:
『Богатырь Тевене-Мёге и конь его Демир-Шилги』
クチュトゥ・メルゲン(Кучуту-Мерген)
人物:
デム・テーリの子
事績:
ウス・ハン(Ус-хан)の娘を勝ち取る
所持:
乗物:フレルフレン
登場:
『Богатырь Тевене-Мёге и конь его Демир-Шилги』
キュル・テギン(Kül-Tegin / 闕特勤)
人物:
東突厥第二可汗国の左賢王
唐からも一目置かれる
事績:
兄ビルゲ・カガン(毘伽可汗)を王位につける
所持:
乗物:アルプシャルチュ / バユルク
年代:
d. 732
ゲセル・ハーン(Geser Khan) / アバイ・ゲセル・ボグド・ハーン(Abai Geser Bogdo Khan) / ゲシル・ボグドー(Gesir Bogdo) / ブヘ・ベリグテ(Bukhe Beligte) / ジョロ
人物:
リンの王
天神ホルムスタ(アフラ・マズダ)の息子。サンルン(Sanglun)王の息子
生まれが 1027 年という説があるが、物語の成立はそれよりも古い。チベットのケサルにあたる
事績:
アタイ・ウランから生まれた魔神たちとの戦い。シライゴル(ホル)の王たちとの戦い
所持:
刀剣:トモルツォグ / ベルゲビリグ
斧鎌:イェレンゴルバンチンイェルキグセンイェケボロドスケ / ジランゴルバンチンイェルキグセンボロドセウケ
鈍器:アバイゲセルノツチ
槍戟:ボヘベリグテノヤリ
杖棒:イスムサラガトテムルオロガ
変種:サランバリホメンギュンチャルマ / ダゴリスホイ / ナランバリホアルタンチャルマ / ビリグウンタシゴル
弓矢:ドグシンハラノモ
盾:トゥメンオドン
防具:シグデリインギルベルゲンエンギェトゥケクルハラフヤグ / チャキルガンエンギェトゥダラブチ / ドールサフィ / ナラノゲレルトゥ
乗物:ベリゲン
登場:
モンゴルまたはブリヤート版『ケサル王伝』
チョドン・ノヤン(Чодон ноян) / チョトン(Чотон) / ツォトン(Цотон) / ソトン(Сотон)
人物:
リンの大臣
ゲセルらのおじ
邪悪な人物。チベットのトトゥンにあたる
事績:
ゲセルが不在の間、国を牛耳る
所持:
刀剣:トモルツォグ
盾:トゥメンオドン
防具:ドールサフィ
登場:
モンゴルまたはブリヤート版『ケサル王伝』
ツァサ・シキル(Цзаса-Шикир) / ジャサ(Джаса) / ヅァサ(Дзаса)
人物:
リンの王子
サンルン(Sanglun)王の息子
チベットのギャツァにあたる
事績:
ゲセルの虎退治を援ける。シライゴル(ホル)との戦い
所持:
刀剣:コルミ
防具:ドールサフィ
登場:
モンゴルまたはブリヤート版『ケサル王伝』
ボドンチャル・ムンカク(Bodončar Mungqaγ)
人物:
ボルジギン氏の祖
アラン・グアの子の一人。始祖ボルテ・チノの子孫
所持:
乗物:オロクジュサク
年代:
10 世紀頃。チャガタイの伝承では Buzanjar Munqaq はアブー・ムスリムの反乱(747 年)まで遡るとされる
イェスゲイ(Yesügei)
人物:
キヤト・ボルジギン氏の長
テムジン(チンギス・カン)の父
事績:
タタル部を襲撃。タタルの民に毒殺される
所持:
弓矢:サイブ
乗物:ライブ
年代:
12 世紀
ジャムカ(ジャムハ / J̌amuqa) / グル・カン(Gür qan)
人物:
ジャダラン氏の長
テムジン(チンギス・カン)のライバル
事績:
テムジンとの同盟が破綻。十三翼の戦いで勝利。テムジンに挑んでは敗れ続ける
所持:
乗物:エレメクチャガクチン
年代:
12 世紀末~ 13 世紀初頭
チンギス・カン(Činggis Qaγan) / テムジン(Temüǰin)
人物:
モンゴル帝国の祖。キヤト・ボルジギン氏の長
イェスゲイの息子
『Däftär-i J̌ingiz-nāmä』では先祖である Duyïn Bayan(Dobun Mergen)と Alanġo(Alan Gua)の直接の息子となっている
事績:
モンゴル高原統一。東西への遠征
所持:
弓矢:アルタントゴナルチン
防具:ブヤン
乗物:アンテガンツェグン / エレメクチャガクチン / オロクシンクラ / クルドゥンクビ / チキボロ
年代:
d. 1227
ベルグテイ(Belgütei)
人物:
モンゴル帝国の皇族
チンギス・カンの異母弟
事績:
モンゴル高原統一に尽力
所持:
乗物:ダルキコンゴル
年代:
1251 年の生存は確認
ボオルチュ(Bo'orču)
人物:
モンゴル帝国の右翼万戸長。四駿の一人
事績:
馬泥棒を追うテムジンと出会う。ケレイト救援。ケレイトとの決戦
所持:
乗物:オロクシンクラ / クルドゥンクビ / チキボロ
トゴン・タイシ(Toγon Tayisi)
人物:
オイラトの首長
エセン・ハーンの父
事績:
タイスン・ハーンを擁立。アルクタイとアダイ・ハーンを滅ぼしモンゴル本土を統一
所持:
乗物:ミラサヌサインコンゴル
年代:
d. 1440 頃
ハルグチュク・タイジ(Qarγučuγ tayiǰi)
人物:
モンゴル帝国(北元)の皇統
アクバルジ・ジノンの子。エセン・タイシの婿
父に振り回される
事績:
父がオイラトから用済みとされ殺される。エセンの下から逃亡。逃亡先で殺害される
所持:
乗物:ブグラカブサク
年代:
d. 1452
エセン・ハーン(Esen Qaγan) / エセン・タイシ(Esen Tayisi)
人物:
モンゴル帝国(北元)のハーン。オイラトの首長
チンギス統原理を無視
事績:
土木の変で明の皇帝を捕らえる。反乱に遭い敗死
所持:
乗物:エレメクシルガクチン / ブグラカブサク
年代:
d. 1454
ダヤン・ハーン(Dayan Qaγan) / バトゥ・モンケ(Batu Möngke)
人物:
モンゴル帝国(北元)のハーン
ハルグチュク・タイジの孫
モンゴル中興の祖
事績:
実父の仇義父イスマイルを討つ。オイラト遠征。6 トゥメン復活
所持:
乗物:エベルトゥクガ
年代:
d. 1516/1517
クチュガイ(Кучугай)
人物:
シビル・ハン国の戦士。クチュム・ハンに仕える
事績:
ヴァガイ(Вагай)川の戦いでイェルマークを殺したという伝説
所持:
槍戟:クチュガイノヤリ
年代:
イェルマーク(d. 1585)
ジャンガル(Җаңhр / Джангар)
人物:
ブンバの聖王
ウズン・アルダル・ハン(Үзң Алдр хан)の息子。妻はシャヴダル(Шавдл)。ハラ・ジルガン、ショヴシュル、アルバス・ハラ(おそらくジャンガルのおじの生まれ変わり)などの子がいる
アンファン・テリブルの類型。舞台は 15 ~ 18 世紀。十二勇士(arban qoyar)を率いる
事績:
孤児となりホンゴルの父に養われる。勇士たちを次々と配下に。隠居生活に入るがホンゴルの窮状を見かねて復帰。魔神(shulmus)の王シャラ・ギュルギュ(Шар Гүргү)との戦い。東方の暴君ハラ・キナス(Хар Кинәс)との戦い
所持:
刀剣:ビルギンシャルワン
槍戟:アルタンベーリンシャルツォーフルアラム
乗物:アランジャル
登場:
『ジャンガル』 - オイラト部族の叙事詩
ホンゴル(Хоңһр / Хонгор)
人物:
ジャンガル十二勇士。獅子中の獅子や醇厚紅顔の二つ名
有力者ムンゲン・シグシルゲの息子
ジャンガルへの忠誠
事績:
サバルを服属させる。アリヤ・モンフリヤを服属させる。ボロ・マンナを服属させる。ビルメスの国に潜入した際、現地女性との間に子を儲ける。ジャンガルから国を預けられるが手に余る
所持:
刀剣:アンチン / シャジンシャルワン / ドウトルハラチェケルデェグウルデェ
変種:ハシルタルニ
防具:ドン
乗物:キョキョガルザン
登場:
『ジャンガル』
アルタン・チェージ(Алтн Цееҗ / Алтан Чееджи)
人物:
ジャンガル十二勇士。ジャンガルの相談役。千里眼の二つ名
事績:
ジャンガルの暗殺に失敗。シグシルゲとともにジャンガルに服属。サナルとの戦い
所持:
乗物:アクサクウラン
登場:
『ジャンガル』
サバル(サワル / Савр / Савар)
人物:
ジャンガル十二勇士。人中の隼や鉄腕の二つ名
どこかのハーンの息子
父の復讐を誓う孤児
事績:
ホンゴルとの戦い。アリヤ・モンフリヤとの戦い。サナル救出。キルガン・ハン(Килһн хан)を服属させる
所持:
斧鎌:シャワルシューギン
乗物:キュリュンガルザン
登場:
『ジャンガル』
ギュザン・ギュンベ(Гүзән Гүмб) / ギュジャン・ギュンベ(Гюзян-Гюмбе) / ギュジェーン・ギュンベ(Güjeen Gümb) / タルガン
人物:
ジャンガル十二勇士
巨漢(きちんと座れば二十五人分の場所を占めると言われる)。ホンゴルの友で加入は早い
事績:
シャラ・ギュルギュとの戦い。ハラ・キナスとの戦い。シャラ・ギュルギュの営地を接収
所持:
刀剣:ギュザンギュンベノタンケン
登場:
『ジャンガル』
ドグシン・ハラ・サナル(Догшн Хар Санл / Догшин Хара Санал)
人物:
ジャンガル十二勇士
ブリンギルの息子
事績:
ジャンガルとの戦い。ザン・タイジ・ハン(Зан Тəəҗ хан)を服属させる。アリヤ・モンフリヤとの戦い
所持:
乗物:ブールルガルザン
登場:
『ジャンガル』
ミンヤン(Миңъян / Мингъян)
人物:
ジャンガル十二勇士。天下の美男子の二つ名
ジャンガルの重臣エルヘ・トグ王の息子
事績:
ジャンガルとの戦い。キュルメン・ハン(Күрмн хан)を捕らえる
所持:
弓矢:キヴィル
乗物:アルタンシャルガ
登場:
『ジャンガル』
ハブティン・ウンゲ・ビイ(Хавтын Өңг бий) / ハブティン・エンゲ・ビイ(Хавтын-Энге Бий) / オンゲ・ビィ(Onge-biy)
人物:
ジャンガル十二勇士
ハブティ(Хавты)の息子
弓の名手
事績:
ジャンガルの試験に合格。ハラ・キナスとの戦い
所持:
弓矢:ズィリング
登場:
『ジャンガル』
ブルハン・ボロ・マンナ(Бурхн Бор Маңна / Бурхан-Боро Мангна)
人物:
ジャンガル十二勇士。厩舎長
ザヤト・アルダル・ハン(Заят Алдар-хан)の息子
事績:
ジャンガルの馬を盗み捕まる。デシュ・マンナ・ハン(Дёш-Мангна-хан)に勝利
所持:
乗物:アラクマンジンブールル
登場:
『ジャンガル』
バートル・ハラ・ジルガン(Баатр Хар Җилһн / Хара-Джилган)
人物:
ジャンガルの息子
ホンゴルの子ホシュン・ウランやアルタン・チェージの子アリヤ・ションホルらと行動
事績:
バドミン・ウラン・ハン(Бадмин Улан-хан)との戦い
所持:
乗物:アランジャル
登場:
『ジャンガル』
ウラン・ショヴシュル(Улан-Шовшур) / Shobshigor
人物:
ジャンガルの息子。ハラ・ジルガンの異母弟
ジャンガルが隠居してからの子
事績:
シャラ・ギュルギュを倒す
所持:
乗物:アランジャル
登場:
『ジャンガル』
オチル・ゲレル(Очр Герл / Очир Герел)
人物:
バルダティ(Бардаты / バルダタイ(Барадатай))の息子
事績:
ハラ・キナスの話の中に登場
所持:
変種:ハシルタルニ
登場:
『ジャンガル』 - Ээлян Овлаバージョン?
シャル・ビルメス(Шар Бирмес) / シャル・ビルマス(Shar Birmas)
人物:
ジャンガルに敵対するハーン
事績:
偽って投降してきたホンゴルに兜などを盗まれる
所持:
刀剣:ドウトルハラチェケルデェグウルデェ
防具:ドン
登場:
『ジャンガル』
おおよそトルキスタンと呼ばれる地域
ケンジャ・バティル(ケンジャ・バトゥル / Kendja-batyr)
人物:
ウズベクの勇士
三人兄弟の末っ子
事績:
地下で姫を助けるが兄たちに裏切られ戻れず。セムルグの雛を助ける。地上に戻り姫を連れて旅立つ。旅に出た三兄弟が王の娘たちと結婚するという話も
所持:
刀剣:ケンジャバティルノケン
登場:
『Кенджа-батыр』 - ウズベクの民話(兄弟に裏切られる)
『Три богатыря』 - ウズベクの民話(三兄弟がみな勇士)
オルザキ(Орзакы) / オルザクリ(Орзаклы)
人物:
ダイアモンドの島に住む魔術師。魔法の馬を所有
事績:
ナイチンゲールの持ち主(シャー)の課した難題のターゲット。王子に馬を盗まれる
所持:
乗物:カラカルディルゴチ
登場:
『Сладкоголосый соловей』 - ウズベクの民話(末子成功譚+難題の連鎖)
チン・トゥムール(Chin Tömür)
人物:
ウイグルの青年
メフトゥムスラ(メフトゥムサラ)の兄
事績:
妹が魔女(竜)に狙われる。魔女(竜)の七つの頭を斬り落とす
所持:
刀剣:ミスリム
登場:
『Chin Tömür Batur』 - ウイグルの民話
デルダシュ・バトゥル(デルダシュ・バティル / Делдаш батыр)
人物:
8 歳で母親をさらわれた少年
事績:
巨人に捕らわれた母親を探す旅
所持:
乗物:サリアラテゲシュ
登場:
『Делдаш батыр』 - カザフの叙事詩
ハキムベク・アルパミシュ(Hakimbek Alpamysh) / アルパムス(Alpamıs) / アルパムシャ(Alpamša) / アリプマナシュ(Alïp-Manaš)
人物:
コングラトの勇士
族長バイボラ(Baybora)の息子。妻は従姉妹のバルチン
舞台は 9 ~ 10 世紀とみられる。弓の名手(弓は祖父のもの)
事績:
カルムイク(カルマク)との戦い。バルチンの一家(叔父)を救出。7 歳の時、祖父の弓で放った矢が Askar 山の頂をぐらつかせた
所持:
弓矢:アルパミシュノユミ
乗物:アクビュズ / アクボロ / コリエレン / バイチバル
登場:
『Alpamysh』 - ウズベクの叙事詩(各地に様々なバージョンあり)
マナス(Манас / Manas)
人物:
タラス(キルギス)のハン。ムスリム
アルタイのジャキプ(ザキプ)の息子
舞台は 9 ~ 17 世紀頃と諸説あり(エセン・ハーンは 15 世紀)。父ジャキプは悪党。キタイ(中国)のコングルバイとの因縁。四十同志(kyrk choro)を従える
事績:
キルギス奪還。戦士団を結成。キョキョトイの追悼行事でコングルバイを負かす。七ハーンに離反される(七族の戦い)。キタイへの大進軍。カニケイの懐妊祝いに乗じたコングルバイに殺される
所持:
刀剣:アチボロト / アチャルバルス / クィルボロト / ジョイクマ / ズルプコル / ナルケスケン
槍戟:スィルナイザ
火器:アクケルテ
兵器:アブゼル
防具:アクキュベ
乗物:アイバンボズ / アククラ / アクサルギル
登場:
『マナス』 - キルギスの叙事詩
カニケイ(Каныкей / Kanikei)
人物:
マナスの三人目の妻
事績:
予知による助言
所持:
刀剣:アクティンテ
乗物:タイドル
登場:
『マナス』
セメテイ(Семетей / Semetei)
人物:
マナスの息子。セイテクの父
父の死亡時にはまだ胎児
事績:
祖父ジャキプに殺されかける。父の仇コングルバイを討つ。カン・チョロ(アルマムベトまたはチュバクの息子)に裏切られる
所持:
刀剣:アチャルバルス / ズルプコル
火器:アクケルテ
防具:アクキュベ
乗物:タイドル / タイブールル
登場:
『マナス』
アルマムベト(Алмамбет / Almambet) / アラケ(Алаке / Alake)
人物:
マナスの同志(チョロ)。キルギスの七ハーンの一人
キタイ(中国)のハーンの息子。マナスとは妻同士を通じた兄弟。バージョンによっては逆臣カン・チョロ(または忠臣ギュル・チョロ)の父
魔法の力
事績:
コングルバイと争いキタイから逃れる。キョクチョの下からマナスの下へ。キタイのスパイと疑われる。チュバクとの戦い。コングルバイとの戦いで死亡
所持:
刀剣:ジョイクマ
火器:アルマバシュ / スィルバラング
乗物:キルジェイレン / サララ
登場:
『マナス』
アジバイ(Ажыбай / Ajibai) / アブディルダ(Абдылда / Abdilda)
人物:
マナスの同志(チョロ)
アルギン・カンの息子。バージョンによっては忠臣ギュル・チョロの父
弁舌に優れ占いが得意
事績:
夢解きで助言
所持:
刀剣:アチボロト
乗物:アククイルク / アクスル / カララ / カルトキュリョン
登場:
『マナス』
チュバク(Чубак / Chubak) / ボロト(Болот / Bolot)
人物:
マナスの同志(チョロ)。キルギスの七ハーンの一人。ノイグートの勇士
マナスの従兄弟。バージョンによっては逆臣カン・チョロの父
武闘派で知られる。アルマムベトの重用に不満
事績:
アルマムベトとの戦い。キタイのコングルバイとの戦いで死亡
所持:
刀剣:アチャルバルス
乗物:クカラ / ククチョロク
登場:
『マナス』
バカイ(Бакай / Bakai)
人物:
マナスの同志(チョロ)。キルギスの七ハーンの一人。キルギスの老勇者
マナスの従兄弟で師
事績:
マナスの死後カニケイやセメテイを支える
所持:
刀剣:クィルボロト
火器:ククチビク
乗物:ククチョロク / ボズジョルゴ / マルトル
登場:
『マナス』
シルガク(Сыргак / Syrgak) / ベルディベク(Бердибек / Berdibek)
人物:
マナスの同志(チョロ)
マナスの従兄弟または異母弟。兄弟セレクとのコンビ
事績:
アルマムベトと共にキタイを偵察。キタイのコングルバイとの戦いで死亡。生存したというバージョンも
所持:
刀剣:ナルケスケン
乗物:ククカジク
登場:
『マナス』
セレク(Серек / Serek) / バイサバイ(Байсабай / Baisabai)
人物:
マナスの同志(チョロ)
マナスの従兄弟または異母弟。兄弟シルガクとのコンビ
事績:
キタイのコングルバイとの戦いで死亡。生存したというバージョンも
所持:
乗物:ナルキジル
登場:
『マナス』
キルギルチャル(Кыргылчал / Kyrgylchal) / キルギンチャル(Кыргынчал) / キルギル(クィルグィル) / アイナクル(Айнакул / Aynakul)
人物:
マナスの同志(チョロ)。四十同志長
トラブルメーカー(老害扱い)。カニケイから仲間ではないとまで言われる
事績:
チュバクとアルマムベトを仲違いさせる。コングルバイのタラス襲撃を誘発
所持:
乗物:アクボルチュク
登場:
『マナス』
イルチュール(Ырчыуул) / カラタイ(Каратай)
人物:
マナスの同志(チョロ)
イラマン(Ыраман)の息子。タズバイマトの兄弟
最初のマナスチ。ジャイサン(Жайсаң)と同一視されることも
事績:
マナスの足跡をたどる。行事の司会や頌歌の詠唱
所持:
乗物:チャブダラト
登場:
『マナス』
タズバイマト(Тазбаймат)
人物:
マナスの同志(チョロ)。前線の伝令役や料理番
イラマン(Ыраман)の息子。イルチュールの兄弟
四十同志最年少
事績:
統率役を任されるがマナスの存在を忘れてしまう
所持:
乗物:アスカラ
登場:
『マナス』
クトゥビー(Кутубий) / クトゥナイ(Кутунай) / チェゲバイ(Чегебай)
人物:
マナスの同志(チョロ)
カドーバイ(Кадообай)の息子
マナスの幼馴染
事績:
アクバルタ(チュバクの父)とともにマナスを守る
所持:
乗物:アクバカイ / アルカルボズ
登場:
『マナス』
アギダイ(アグィダイ / Агыдай)
人物:
マナスの同志(チョロ)。Алты-Шаар の領主(ベク)
事績:
マナスが来ると聞き人々が逃げ出す中、町に残り人々を引き留めたため領主を任される
所持:
乗物:アラクク
登場:
『マナス』
マジク(Мажик) / マンジベク(Манжыбек) / シャクム(Шакум)
人物:
マナスの同志(チョロ)。満州系カルマク族
コルトゥク(Кортук)の息子。バージョンによっては忠臣ギュル・チョロの父
事績:
アルマムベトと共にキタイから逃れてくる
所持:
乗物:ケルカシュカ
登場:
『マナス』
カラコジョ(Каракожо) / コジョ
人物:
マナスの同志(チョロ)。Аргын 族の長
カルダル(Калдар)の父
賢明で決断力がある
事績:
マナスの存在を忘れたタズバイマトをたしなめる
所持:
乗物:ジェルタマン
登場:
『マナス』
ボズール(Бозуул) / ボズジギト(Бозжигит) / チナーリ(Чынаалы)
人物:
マナスの同志(チョロ)。Окчу 族の少年
マナスの近親者と見られる
叙事詩好きで賢い
事績:
アラ・トー(Ала-Тоо)で失明したマナスを救う。大遠征(キタイ侵攻)の総司令官となる。毒殺されそうなマナスを救う
所持:
乗物:ナルブールル
登場:
『マナス』
コショイ(Кошой)
人物:
キルギスの長老。Катаган 族。マナスの同盟者
マナスのおじ
並外れたレスラー
事績:
カシュガルをキタイから解放。ジョロイとの激闘
所持:
乗物:チョンサリ
登場:
『マナス』
アギシュ(Агыш)
人物:
キルギスの部族長。マナスの同盟者
ジェトキル・ビー(Жеткир бий)の息子。続編の主人公キヤス(Кыяс)の父
並外れたレスラー。大きな少女のようと評される
事績:
キタイの強者テュキュバイ(Түкүбай)を打ち負かす
所持:
乗物:カララ
登場:
『マナス』
ククトゥイ(キョキョトイ / Көкөтөй)
人物:
タシュケント方面のキルギス族のハーン
ボクムルン(Бокмурун)の父
長生きだったされる(190 歳というバージョンも)
事績:
マナスのタシュケント解放を支援。その追悼法要が後の動乱の引き金になる
所持:
乗物:マーニケル
登場:
『マナス』
ジャムギルチ(Жамгырчы)
人物:
Эштек 族(キルギス)のハーン。キルギスの七ハーンの一人。離反した七ハーンの一人
マナスの母方の祖父またはおじ
事績:
マナスと共にキタイと戦う。七族の戦い(未然にマナス側へ戻る)。コングルバイとの戦い。セメテイをサポート
所持:
乗物:アクサルギル
登場:
『マナス』
ユルビュ(ウルビュ / Үрбү)
人物:
キプチャク族(カザフ)のハーン。離反した七ハーンの一人
雄弁家
事績:
マナスと共にキタイと戦う。エセン・ハーンへの使者。七族の戦い
所持:
乗物:エギズカラ
登場:
『マナス』
ムズブルチャク(Музбурчак)
人物:
Чамбыл-Бел やブハラ(ウズベク)のハーン。離反した七ハーンの一人
ブダイイク(Будайык)の息子
事績:
マナスと共にキタイと戦う。七族の戦い
所持:
乗物:アルギマク
登場:
『マナス』
サンジベク(Санжыбек) / シンチベク(Сынчыбек)
人物:
アンディジャンやサマルカンド(ウズベク)のハーン。離反した七ハーンの一人
事績:
マナスと共にキタイと戦う。七族の戦い
所持:
乗物:メーネトクク
登場:
『マナス』
ククチュ(キョクチョ / Көкчө / Kökchö)
人物:
ウイグル族(カザフ)のハーン。離反した七ハーンの一人
マナスのライバル
事績:
マナスと共にキタイと戦う。アルマムベトとの諍い。七族の戦い
所持:
乗物:クカラ
登場:
『マナス』
トゥシュテュク(テョシュテュク / Төштүк) / ドゥシュティク(デョシュティク / Дөштик)
人物:
カシュガルのハーン。離反した七ハーンの一人
キプチャク族の長エレマン(Элеман)の息子
ジョロイから恐れられる
事績:
地下世界への冒険(嫁取り)。マナスと共にキタイと戦う。七族の戦い。コショイとともにマナスの遺体を隠す。バージョンによってはマナスを殺す
所持:
乗物:チャルクイルク
登場:
『マナス』
『Эр Төштүк(Er Töshtük)』
ジョロイ(Жолой)
人物:
カルマク族のハーン
ケデル(Кедер)の息子
マナスのライバル
事績:
キョキョトイの追悼レースで賞品をかっさらおうと画策。コショイとの激闘
所持:
乗物:アチブーダン
登場:
『マナス』
『Жолой хан』
コングルバイ(Коңурбай / Kongurbai) / コヌルバイ(Конурбай / Konurbai)
人物:
キタイのハーンの一人。エセン・ハーンに仕える
同じくハーンの一人アローケの息子。四十同志の一人ボーケの兄弟
事績:
キョキョトイの追悼行事でマナスに敗れる。マナスにキタイを制圧される。カニケイの懐妊祝いに乗じマナスらを討つ。セメテイに討たれる
所持:
火器:アクジュクル
乗物:アルガラ
登場:
『マナス』
エディゲ(Edige) / アディガ(Adiga)
人物:
イスラムの聖者ババ・トゥクティ(Baba Tukti)の子(または子孫)。ヌラディンの父。義父はサテミル(ティムール)
ジョチ・ウルスのトクタミシュのライバル
事績:
トクタミシュと袂を分かちサテミルの下へ。ヌラディンと共にトクタミシュを倒す
所持:
乗物:カランタシュ
モデル:
エディゲ ◇ d. 1419。ノガイ・オルダの祖
登場:
『エディゲ』 - ノガイ大系の叙事詩(様々なバージョンが存在)
エル・タルグン(エル・タルギン / Er Targyn)
人物:
クルム(クリミア)のアクシャ・ハンに仕える
事績:
故郷で人を殺しクルムに逃れる。クルムの敵を破る。アクシャ・ハンの娘と駆け落ち。カルマク(カルムイク)との戦い
所持:
刀剣:エルタルグンノケン
乗物:タルラン
年代:
13 世紀~ 17 世紀と様々な説がある
登場:
『Ер Тарғын』 - カザフの叙事詩
コブランドゥ・バトゥル(コビランディ・バティル / Қобыланды батыр)
人物:
キプチャク族の勇士
ブケンバイ(Бөкенбай)とキークバイ(Киікбай)の父。オラクの友(その史実上の父アルシャギルとは敵対)
事績:
クルトカ(Құртқа)への求婚。キジルバシュ(ペルシャの赤毛人)との戦い。カザンのハーンの娘カルリガ(Қарлыға)からの求婚
所持:
乗物:タイブリル
モデル:
コビランディ・トクタルバイウリ(Қобыланды Тоқтарбайұлы) ◇ 15 世紀
登場:
『Қобыланды батыр』 - カザフの叙事詩
チュラ・バトゥル(チュラ・バティル / Chura batyr) / チョラ(Chora) / ショラ(Shora)
人物:
カザン・ハン国の英雄。クルム(クリミア)の人
事績:
アリ・ビーを殺しカザンに逃れる。カザンの敵と戦い死亡。巨人と戦ったというバージョンも
所持:
刀剣:ククチビク
弓矢:チョラバトゥルノユミ
乗物:タスマルケル
モデル:
チュラ・ナリコフ ◇ カザン(タタール)の貴族。モスクワ大公ヴァシーリー 3 世~イヴァン 4 世の時代
登場:
『Шора-батыр』 - カザフの叙事詩
サーヒブ・ギレイ(Sahib Giray)
人物:
カザン・ハン国のハン。後にクリミア・ハン国のハン(サーヒブ1世)
反ロシア・親オスマン
事績:
ロシアを襲撃。ロシアによってカザンを追われる。オスマン帝国の後押しでクリミアのハンに。オスマンの後ろ盾を得た甥デヴレトのクーデターにより死亡
所持:
刀剣:ジャンコイマズ
年代:
d. 1551
オラク(Orak)
人物:
ノガイの勇士
ヌラディンの孫ムサの子。ママイの兄弟。カラサイとカズの父
事績:
ミルザのイスマイル(イスマギル)に謀殺される
所持:
刀剣:オラクノケン
モデル:
オラクティ・アルシャギルリ(Орақты Алшағырұлы) ◇ 16 世紀半ば
登場:
『Орақ-Мамай』 - ノガイ大系の叙事詩
テラギス・バトゥル(テラギス・バティル / Телағыс батыр)
人物:
カザフの勇士
老戦士ジャンビルシ(Жаңбыршы)の息子
事績:
カラサイやカズ(オラクの息子たち)との同盟。カルマクのハーンを負かす
所持:
乗物:テルキュレン
登場:
『Жаңбыршыұлы Телағыс』 - カザフの叙事詩(ノガイ大系への接続)
カンバル・バトゥル(カンバル・バティル / Kambar batyr)
人物:
Uak(オラク)の一族。妻はナジム
舞台は 15 ~ 18 世紀
事績:
ナジムを巡りカルマク(カルムイク)のハンと争う
所持:
弓矢:カンバルバトゥルノユミ
乗物:カラカスカ
登場:
『Қамбар батыр』 - カザフの叙事詩
カラマン(Караман)
人物:
カルマク(カルムイク)のハン
バージョンによっては Almambet や Maktum という名前
事績:
ナジムを巡りカンバルと争う
所持:
乗物:クルバダム
登場:
『Қамбар батыр』
クルマンベク・バトゥル(クルマンベク・バティル / Курманбек батыр)
人物:
キルギスの勇士
邪悪なテイトベク・ハン(Тейитбек хан)の息子。妻はカニシャイ(Канышай)
舞台は 15 ~ 18 世紀。マナスに似る
事績:
カルマクとの戦い。父テイトベクの邪魔
所持:
乗物:テリトル
登場:
『Курманбек』 - キルギスの叙事詩
コジョジャシュ(Кожожаш / Kojojash)
人物:
猟師
母なるヤギ、スル・エチュキ(Сур эчки)への執念。マナスの軍を殲滅したキタイの弓手も同名。кайберен もマナスに登場
事績:
ズライカ(Зулайка)との結婚。スル・エチュキの眷属(кайберен)を狩り尽くす。崖から落ちて死ぬ
所持:
火器:アクバラング
登場:
『コジョジャシュ』 - キルギスの叙事詩
モルドジャシュ(Молдожаш / Moldojash)
人物:
コジョジャシュの息子
事績:
スル・エチュキを追い詰める。スル・エチュキの娘(または本人)と結ばれる
所持:
火器:アルマバシュ
登場:
『コジョジャシュ』
ジャンギル・ミルザ(Жаңыл Мырза)
人物:
ノイグート族の女傑
舞台は 15 ~ 18 世紀(カザフのトゥルスン・ハンは d. 1627)。弓の名手
事績:
カシュガルのハン、トゥルスン(Турсун)を殺す。カルマクのカルダマ(Калдама)から姉妹を取り戻す
所持:
火器:ククチビク
登場:
『ジャンギル・ミルザ』 - キルギスの叙事詩
カルダマ(Калдама)
人物:
カルマクのハンの一人
事績:
捕えたジャンギル・ミルザの姉妹と結婚しようとする
所持:
火器:ククチビク
登場:
『ジャンギル・ミルザ』
ウラズ・ムハンマド(Uraz Muhammad) / オラズ・ムハンメド(Ораз-Мұхаммед)
人物:
カシモフ・ハン国のハン
カザフ・ハン国のシガイの孫
事績:
ロシアに服従。カシモフを任される。偽ドミトリー 2 世の軍に加わる。偽ドミトリーに謀殺される
所持:
防具:イユバト
年代:
d. 1610
サニラク・トクティバイウリ(サヌラク・トクトゥバイウル / Саңырақ Тоқтыбайұлы)
人物:
Ошақты 族(大ジュズ)の勇士
射撃の腕前
事績:
ジュンガルとの戦い。Ақкесене や Көккесене の戦いなどで活躍
所持:
乗物:サンダルクク
年代:
d. 1740
アブル=ハイル・ハン(Әбілқайыр хан)
人物:
小ジュズのハン
カザフ・ハン国ジャニベクの末裔
対ジュンガルの中心人物の一人
事績:
ジュンガルによるアクタバン・シュブルンドゥ(大いなる災厄)。ジュンガルとの戦い。ロシアに服従
所持:
乗物:アクボズ
年代:
d. 1748
ジャニベク・コシュカルリ(ジャニベク・コシュカルル / Жәнібек Қошқарұлы) / ジャニベク・バティル(ジャニベク・バトゥル / Жәнібек батыр)
人物:
Шақшақ 族(中ジュズ)の勇士。中ジュズの四本柱の一人
事績:
ジュンガルとの戦い。Аягөз の戦いなどで活躍
所持:
乗物:アサウキュレン
年代:
d. 1752
カバンバイ・コジャグルリ(カバンバイ・コジャグルル / Қабанбай Қожағұлұлы) / カバンバイ・バティル(カバンバイ・バトゥル / Қабанбай батыр)
人物:
Қаракерей 族(中ジュズ)の勇士。アブライ・ハンの三旗手の一人。中ジュズの四本柱の一人。Дарабоз の異名
乾隆帝からも認知される
事績:
ジュンガルとの戦い。16 歳で兄殺しの仇を討つ。Аңырақай の戦いなどで活躍
所持:
乗物:クバス
年代:
d. 1770
バラク・シュルケウリ(バラク・シュルケウル / Барақ Шүркеұлы) / バラク・バティル(バラク・バトゥル / Барақ батыр)
人物:
Көкжал 族(中ジュズ)の勇士
背中に伸びた青いたてがみが怒りで赤くなるという伝説
事績:
ジュンガルとの戦い。Аңырақай の戦いなどで活躍
所持:
乗物:ククジャル
年代:
d. 1772
ブゲンバイ・アクシャウリ(ブゲンバイ・アクシャウル / Бөгенбай Ақшаұлы) / ブゲンバイ・バティル(ブゲンバイ・バトゥル / Бөгенбай батыр) / ボゲンバイ
人物:
Қанжығалы 族(中ジュズ)の勇士。アブライ・ハンの三旗手の一人。中ジュズの四本柱の一人。外交官も務める
事績:
部族を反ジュンガルでまとめる。ジュンガルとの戦い。Аңырақай の戦いなどで活躍
所持:
乗物:アクケキル / ナルキジル
年代:
d. 1778
ナウリズバイ・クッティムベトゥリ(ナウルズバイ・クットゥムベトゥル / Наурызбай Құттымбетұлы) / ナウリズバイ・バティル(ナウルズバイ・バトゥル / Наурызбай батыр / Nauryzbai Batyr)
人物:
Шапырашты 族(大ジュズ)の勇士。アブライ・ハンの三旗手の一人。外交官も務める
事績:
ロシアへの反乱が失敗。ジュンガルとの戦い。Алатау や Қозыбасы の戦いなどで活躍
所持:
乗物:アカウィズ / キジラウィズ
年代:
d. 1781
アブライ・ハン(Абылай хан) / アブルマンスル(Әбілмансұр)
人物:
中ジュズのハン
カザフ・ハン国ジャニベクの末裔
対ジュンガルの中心人物の一人
事績:
ジュンガルとの戦い。ジュンガルを滅ぼした清に服従
所持:
乗物:アルシャンボズ / クラシャ / ナルキジル
年代:
d. 1781
オルジャバイ・トゥレバイウリ(オルジャバイ・トゥレバイウル / Олжабай Төлебайұлы) / オルジャバイ・トリバイウリ(オルジャバイ・トルバイウル / Олжабай Толыбайұлы) / エル・オルジャバイ(Ер Олжабай)
人物:
Арғын 族(中ジュズ)の勇士。Қу жарғақ(敵の弾丸が当たらない)
事績:
大災厄で父を失う。ジュンガルとの戦い。ジュンガルに捕まったアブライ・ハンを救出。Баянауыл の戦いなどで活躍
所持:
乗物:タイクク
年代:
d. 1783/1785
ライームベク・テュケウリ(ラユムベク・テュケウル / Райымбек Түкеұлы) / ライームベク・バティル(ラユムベク・バトゥル / Райымбек батыр)
人物:
Албан 族(大ジュズ)の勇士
中ジュズとの連携
事績:
ジュンガルとの戦い。Ойрантөбе の戦いなどで活躍。干拓事業
所持:
乗物:クコイナグ
年代:
d. 1785
ジャニベク・ベルダウレトゥリ(ジャニベク・ベルダウレトゥル / Жәнібек Бердәулетұлы) / エル・ジャニベク(Ер Жәнібек)
人物:
Керей 族(中ジュズ)の勇士。Абақ Керей の領主
カザフの三ビーの一人カジベクに養われる
事績:
ジュンガルとの戦い。馬を失ったアブライ・ハンを救う
所持:
乗物:ククドゥネン
年代:
d. 1792
ピシュタナイ・エル・コサイウリ(プシュタナイ・エル・コサイウル / Пыштанай Ер Қосайұлы) / エルサリ・ピシュタナイ・バティル(エルサル・プシュタイナイ・バトゥル / Ерсары-Пыштанай батыр)
人物:
小ジュズの勇士
100 歳まで生きたと言われる
事績:
ジュンガルとの戦い。Аңырақай の戦いなどで活躍。人狼の女を撃ったという伝説
所持:
火器:アクビケシュ
年代:
d. 1793
マ・テンパ(sMra then-pa)
人物:
マ(sMra)族の長の息子。マ族はチベットの先住民
事績:
女兄弟が惚れているルラプ・サントレ(Klu-rab bzang-to-re)の腰を両断
所持:
刀剣:ロムケーチュー
登場:
ボン教の伝説?
ニャティ・ツェンポ(gnya' khri btsan po)
人物:
伝説のチベット王。ヤルルン朝の祖
不死(天から繋がった紐により天に帰る)
事績:
天下り
所持:
刀剣:レルティシェンキラツォ
槍戟:ムドゥンサンヤク
弓矢:シュランドゥン
盾:ムププコンタ
防具:ムタプショルモ / モクムルク
年代:
統治の開始が 127 BC?
ティグム・ツェンポ(gri gum btsan po)
人物:
伝説のチベット王(ヤルルン朝)
名前が「剣によって死ぬ王」。ボン教迫害者の一人
事績:
魔に取り憑かれる。馬番との決闘。誤って紐を切り不死性を失う
所持:
刀剣:ランチャポ / レルティランチュー
槍戟:ドゥンランデプ
盾:ププランスル
防具:タプランキュー
登場:
『死者の書』
ロンチェン・タル(Longchen Thar) / ロンチェン・タルパ・ギェルツェン(Longchen Tarpa Gyeltsen)
人物:
下界からきた男
妻は山神の王トゥパ・ツェル(Thöpa Tsel)の娘。パタル・ブム(Pathar Bum)の父。山神の内大臣ニュル・クヨク(Nyur Khyog)の友
弓の名手。勇気がなくミスを繰り返す
事績:
悪魔の牛を射殺す。妻の婚約者だったアムネマチン山の神マギェル・ポムラ(Magyel Pomra)に妻を奪われる
所持:
刀剣:バルワレンメー
登場:
ゴロク地方の伝説?
ラムリ(Ramli)
人物:
ムクリの創始者。Thulung 語族の祖
事績:
マパ(Mapa)王を脅して塩を送らせる
所持:
刀剣:カプチウム
登場:
ネパールのライ族の伝説?
ナムリ・ソンツェン(gnam ri srong btsan)
人物:
ヤルルン朝のチベット王(実際はヤルルン族の族長程度か)
ソンツェン・ガンポの父
吐蕃建国の礎を築く
事績:
周辺部族を従えていく。スムパ征服。毒殺される
所持:
乗物:ドワンチャン
年代:
d. 618
アンシュ・ヴァルマー(Amshuverma / Ansu-Barma) / アンシュ・ヴァルマン(Amshu Varman / Amsuvarman)
人物:
リッチャヴィ朝(ネパール)の宰相(事実上の王)。タクリ(カースト)の王。シヴァ・デーヴァ王に仕える
事績:
インドの王子スル・セン(Sur Sen / Sura Sena / Later Gupta dynasty の Aditya-sena のことか?)の許に妹を嫁がせる。吐蕃のソンツェン・ガンポの許に娘を嫁がせる
所持:
装飾:パヨダーラ
年代:
d. 621~629
ティデ・ツグツェン(khri lde gtsug btsan) / メー・アクツォム(mes ag tshoms)
人物:
吐蕃王
ティソン・デェツェンの父。唐の中宗の娘を迎える
事績:
唐に抵抗。小勃律(ギルギット)攻略。タラス河畔の戦いでアッバース朝に加勢
所持:
槍戟:チャクドゥントゥルミクチェン
杖棒:ノペルチューチェン
年代:
d. 755
ギェルプン・ナンシェル・ルーポ(Gyerpung Nangzher Lodpo)
人物:
ボン教の大師の一人
事績:
ボン教の迫害者ティソン・デツェンに魔法爆弾を投げつける
所持:
兵器:ツォ
年代:
8 世紀頃
ドレンパ・ナムカ(Drenpa Namkha)
人物:
ボン教の指導者。長寿の神とされる
事績:
迫害を受け表向きは仏教に改宗
所持:
兵器:ツォ
年代:
8 世紀頃
チョサ・ポンモ(Chöza Bönmo)
人物:
ボン教の尼僧
ドレンパ・ナムカの弟子
事績:
ティソン・デツェンのボン教迫害を止める
所持:
乗物:パルマグカン
年代:
8 世紀頃
パドマサンバヴァ(Padmasaṃbhava) / グル・リンポチェ(gu ru rin po che) / Shirgul
人物:
チベット密教の祖
ウッディヤーナ国王の養子
事績:
釈迦の弟子たちに教えを受ける。ティソン・デツェンに招かれる
所持:
法具:センディクカジョル
乗物:シャナルウィ
年代:
8 世紀後半
登場:
『ケサル王伝』など
ダリマ(Dalima)
人物:
リンブワン(ネパール)の王ウェド・ハン(Wedo Hang)の妃。パンチタルのネムバン・ハン(Nembang Hang)の妹
事績:
兄がウェド王に敗れた後、王妃に。王の弱点を突き暗殺
所持:
槍戟:ダリマノヤリ
年代:
9 世紀末~ 10 世紀初頭
タシゴン(タシーゴン / Tashi Gon / bKra-shis mgon)
人物:
プランの王。資料によってはグゲも支配とのこと
キデ・ニマゴンの息子。イェシェ・ウー(Ye shes' Od)の伯父(または父)
事績:
冠の持ち主ということ以外は不明
所持:
防具:ウモクトムトクカルル
年代:
947 年頃
アク・ペルレ(Agu dPalle) / ペルレ・グーポ(dPalle rgodpo)
人物:
18 人のアク(Agu)の一人
老人の頭。ケサルとは単純な友好関係ではない
事績:
Pachi dpal dong 城の宝をリンの城に運び入れる。ホルとの戦い
所持:
刀剣:ドチューマ
登場:
下ラダック版『ケサル王伝』
チャンチュプ・デコル(Byang chub 'dre bkol) / チャンチュプ・ドルジェ(Byang chub rdo rje)
人物:
ラン族の賢者
幼少時から能力を発揮
事績:
各地を旅する。魔を従える。ケサルに乞われ術を授ける。甥たちに宝物を分け与える
所持:
刀剣:シンレルタヲ / レルティパルマ
槍戟:ティムキングルドゥンケル
杖棒:シンキペルナクポトクドゥン / ワンキセルペル
法具:ティムキンガポチェシルノン / ティムタルナクポダンドゥル
年代:
d. 1076
チャク・ミンヤク・ドンカ・リンモ(Chak Minyag Donka Ringmo / lCags mi nyag gdong kha ring mo)
人物:
シェルパ族の先祖の一人。カム地方の人
ラマのチャクポン・サンギェ・ペルジョル(Chak Pon Sangye Paljor)の父
事績:
息子の教えを受ける
所持:
刀剣:メンバルプチュー
槍戟:ジャチャムリンモ
年代:
d. 1480 頃?
ロドゥ・チョクデン(ロドゥー・チョクデン / Blo-gros-mchog-ldan) / Lata Jughdan
人物:
ラダック王
事績:
グゲに朝貢を要求。ガリ・コルスムを征服
所持:
刀剣:タムティスンギェー / デュティナクポ / ドンツェリン / ナムカタクダク / ロクマルメスー
防具:タプチュンカル / マモイムンディプ / ムタプシルパ / ラタプカルポ
年代:
統治が 1510-1535 または 1440-1470
登場:
『La-dvags-rgyal-rabs』 - ラダック王家の年代記
ダライ・ラマ3世(Tā la'i bla ma / Dalai Lama) / スーナム・ギャムツォ(bsod nams rgya mtsho)
人物:
チベット仏教のダライ・ラマ
ダライ・ラマの称号を最初に用いた
事績:
モンゴルのアルタン・ハーンに転輪聖王号を授ける。アルタン・ハーンからダライ・ラマの称号を贈られる
所持:
乗物:ノルプジャンツァン
年代:
d. 1588
ノルサン(Norsang / nor bzang) / ノルプ・サンポ(nor bu bzang po)
人物:
北の国(南インド)の王子。法王(chos rgyal)
ノルチェン王の息子。500 人の妻を持つ
事績:
女神イトク・ラモと結婚。家臣と他の妻たちに謀られて戦争に向かう。天界に戻ったイトク・ラモを連れ帰る
所持:
盾:ジャンツォンキルワ
防具:カンラニシャル / シプジープンヤン
登場:
『chos rgyal nor bzang』 - 17 世紀から 18 世紀に歌劇として成立(原型は Rangjung Dorjé によるもの)
プリトビ・ナラヤン・シャハ(Prithvi Narayan Shah)
人物:
シャハ朝ネパールの祖。ゴルカ王国の王子
事績:
マッラ朝を滅亡させる
所持:
刀剣:ジュンビル
年代:
d. 1775