四次元画像専科
(イメージ格納式暗号化ソフト)

はじめに

「四次元画像専科(イメージ格納式暗号化ソフト)」は、暗号化したファイルを画像に格納し、パスワードを知る人だけがそのファイルを取り出すことのできる情報セキュリティソフトです。

本ソフトは、画像内への情報の秘匿および、その取り出しのみを目的としており、ドラッグ&ドロップで簡単に処理できます。

1 全体説明

(1) 情報を格納する前の画像

最初、同梱のサンプル画像がセットされていますが、この画像に重ねるようにして、マイコンピュータなどからドラッグ&ドロップして任意の画像をセットすることができます。

※ セット可能なイメージファイルの種類は、JPEG, GIF, BMP, PNG, TIFF の5種類です。

(2) 画像に格納するファイル

文書ファイルや実行ファイルなど、種別を問わず格納することができます。

セットされている画像に格納したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで、格納できます。

※ ただし、ファイル1個のみ受け付けますので、多数のファイルを同一画像に格納したいときは、圧縮ソフトで1個のファイルにしてから格納してください。

※ 格納可能なファイルサイズに制限はありません。格納ファイルのサイズに応じて、画像が拡大されます。

(3) 情報を格納した後の画像

元画像は、格納するファイルサイズに応じて拡大されることがありますが、情報量が少なくても縮小されることはありません。

また元画像は、まったく変更されることはなく、別ファイルを作成します。

※ 情報を格納して保存可能なイメージファイルの種類は、PNG, TIFF の2種類です。

2 特徴

四次元画像専科(イメージ格納式暗号化ソフト)は、通常の暗号化ソフトと異なり画像に暗号化されたファイルを埋め込む、つぎのような特徴を持った暗号化ソフトです。

(1) 秘匿自体の秘匿

重要な文書を暗号化した後、受け渡しの際に紛失した場合、入手した人は暗号化されたファイル、イコール重要なデータと思い、中を覗こうとしますが、見た目で暗号化されているかどうか分からない、ごくありふれた写真イメージなどであれば、そのように思う人はありません。

「四次元画像専科」は、画像に暗号化された文書を格納することにより、万が一紛失した場合でも情報漏えいのリスクを軽減すると同時に、機密情報流出事案が公開されて、企業イメージが低下することを予防することができます。

(2) 堅牢な暗号

暗号方式は、電子政府推奨暗号リストに掲載されているAESを使用しております。

また、復号のためのパスワードを暗号ファイル内に格納せず、ハッシュ値の合致でパスワードの合致を判断しています。そのため、第三者がメモリダンプでパスワードに合致するハッシュ値を取得しても、ハッシュ値から逆算して本来のパスワードを知ることはできません。

本文の暗号は本来のパスワードから別途暗号鍵を生成しているため、暗号時に使用したパスワードを復号プログラムに渡さないと本文の復号ができない仕組みになっています。

パスワードを知られない限り、画像に格納した情報を取り出すことはできません。

3 暗号仕様

(1) 暗号種別 共通鍵暗号

(2) 暗号分類 128ビットブロック暗号

(3) 暗号名称 AES(Advanced Encryption Standard)

(4) 暗号モード CBCモード

(5) 鍵長 256ビット

(6) ハッシュ関数 SHA-256

動作環境は、こちら

【スクリーンショット】

・文書ファイルなど、種類を問わず格納できます。

・ドラッグ&ドロップして、パスワードを入力するだけの簡単操作

・取り出しもパスワードを入力して、ドラッグ&ドロップするだけ

ライセンス料

1ライセンス 2,200円(税込)

ベクタから購入:

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se507248.html

KleosSoftから購入: