≪処理63≫ キー項目集計
【用 途】
文書をOCRソフトで読み取ったときに、誤認識したと思われる文字があるかを調査したり、それらを正しい文字に一括置換したいときに役立ちます。
【サンプル処理】
下のサンプルは、ある月の出荷リストです。
このリストから、大分類および小分類ごとの
出荷日数
出荷件数
出荷個数合計
1日あたりの出荷個数
の一覧表を出力する処理を想定します。
1 処理前
2 処理後
3 処理設定
【処理説明】
項目別の出現件数やフィールドに書き込まれた数字を合計して、平均件数を計算するなど、集計したいときに役立ちます
1 対象レコード:
選択レコードを対象とします
2 対象フィールド
(1) キー項目1
集計のキーとなる項目がセットされているフィールドを指定します
※ たとえば、商品ごとの出荷数を集計する場合は、商品コードがセットされているフィールドを指定します
(2) キー項目2
集計の次のキーとなる項目がセットされているフィールドを指定します
※ たとえば、商品に大分類・小分類がある場合は、小分類のコードなどがセットされているフィールドを指定します
※ 「キー項目2」を指定しないときは、0にします
3 件数フィールド
件数がセットされているフィールドを指定します
※ たとえば、商品の出荷個数がセットされているフィールドを指定します
4 サブキー項目
集計時にサブキーとして使用する項目がセットされているフィールドを指定します
※ たとえば、商品の日ごとの出荷件数を集計する場合は、出荷日がセットされているフィールドを指定します
3種類の指定方法の中から、サブキー項目内の文字列のどの部分をサブキーとして使用するかを指定します
たとえば、サブキーに出荷日を指定する場合を例に、3種類の指定方法の違いを説明します
○フィールド内のすべての文字列をキーとする
フィールド内に、出荷日のみがセットされているときに、この方法を選択します
○先頭から半角スペースまでの文字列をキーとする
フィールド内に、出荷日と出荷時間が半角スペース区切りでセットされているときに、この方法を選択します
○下の位置の文字列をキーとする
フィールド内の文字列から出荷日を切り取る必要があるときに、この方法を選択します
5 出力仕様
集計結果は、デスクトップに「Total.csv」という名前のファイルに保存されます
ファイルは、コンマ区切りで、一連番号と6項目のフィールドで作成します
(1) フィールド見出し
出力ファイルの第1レコードにセットする見出しを指定します
(2) 平均件数の小数桁数
小数部なし、または小数点以下5桁までの範囲で指定します
※ 平均件数 = 件数合計 / サブキー項目の出現回数
(3) 出力順
キー項目1の「昇順」で出力するか、「降順」で出力するかを指定します
⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します