【用 途】
定期的に更新リストがあり、既存リストにあるかどうかを調査して、新しいレコードのみを抽出してリストに追加するときに役立ちます。
【処理概要】
コム・ヘルパーに既存リストをセットし、対照元ファイルに更新リスト(A)を指定し、「マッチングファイル作成」処理をさせると、 既存リストと重複したリスト(B)と、新規リスト(C)を作成します。
【サンプル処理】 ※データ内の氏名などはすべて架空のものです。
1 処理前
コム・ヘルパーにセットする現在のファイルは、下の会員名簿を想定したものです。
対照するファイルは、新たに作成した会員名簿を想定します。
2 処理後
現在のファイルと対照元ファイルを比較して、新規および重複するレコードをファイル化して保存します。
(1) 新規ファイルの内容
(2) 重複ファイルの内容
3 処理設定
【処理説明】
現在のファイルと対照元ファイルの指定フィールドを比較対照し、その有無で2つの結果ファイルを作成します
1 対照元ファイル
「参照」ボタンをクリックして、対照元となるファイルを選択します
また、その下にあるリスト欄(最初は空欄になっています)にファイルをドラッグ&ドロップしてもセットすることができます
ファイルがセットされると、リスト欄にそのファイル内容(最初の5行)が表示されます
※ CSVファイルまたはExcelファイルを指定できます
※ Excelファイルの読み込みシートは、第1シートのみを対象とします
2 対照フィールド
現在のファイルと対照元ファイルの比較対照するフィールドを指定します
※ 対照フィールドが1つだけでいいときは、「現在のファイル」の対照フィールド2・3を 0 にします
※ 「現在のファイル」の対照フィールドが 0 のときは、「対照元ファイル」のフィールドが指定されていても無視します
※ 対照フィールド間の条件は、Andです
対照フィールドが3つ設定されているときは、3つすべてが重複したレコードを該当ありとします
3 対照時のオプション
□ 空白を削除
苗字・名前間の空白のように、その有無で対照結果が違ったものにならないように、双方の文字列の全角・半角スペースを除去してから処理します
□ ハイフンを削除
電話番号の区切りにハイフンを使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定されないように、両方のフィールド内の文字を比較する時、ハイフンを除去してから処理します
□ かっこ( )を削除
電話番号内に括弧を使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定されないように、両方のフィールド内の文字を比較する時、括弧を除去してから処理します
□ 大文字・小文字を区別しない
そのままでは大文字・小文字を区別して文字列比較します。チェックがある場合は、双方の文字列を大文字にしてから比較します
□ 旧字体・新字体を区別しない
チェックがある場合は、両方のフィールド内の文字列内の旧字体を新字体に置換してから処理します
【ご注意】不要な場合は処理が遅くなりますので、チェックしないでください
4 結果ファイルの保存場所
対照処理をした結果、該当レコードのみのファイルと該当のなかったレコードのみのファイルが作成されます
『対照元と同じ場所』または『右のフォルダ』に任意のフォルダをその保存場所として指定します
※ 「参照」ボタンをクリックして、フォルダの選択ができます
※ 「場所を開く」ボタンをクリックすると、設定されている保存場所を表示します
※ 「対照元ファイル」のレコードのうち、「現在のファイル」にまだないものは、対照元ファイルの名前の先頭に (新規) を付けたファイルを作成します
また、「現在のファイル」にすでにあるものは、対照元ファイルの名前の先頭に (重複) を付けたファイルを作成します
5 結果ファイルの種別
「対照元ファイル」のファイル種別にかかわらず、CSVファイルまたはExcelファイルのいずれかを選択できます
※ Excelファイルの拡張子は、Excelのバージョンを判別して XLS または XLSX になります
※ Excelファイルの書き込みシートは、第1シートのみを対象とします
⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します