≪処理29≫ レコード個別ファイル化 (CSV ⇒ XMLも可)
【用 途】
一人のデータを1レコードまたは複数のレコードで管理している場合に、1人1ファイルの個別ファイルを作成するときに役立ちます。
また、最初のレコードが各フィールドの見出しで、1レコードが1件のデータのときは、XMLファイルにすることもできます。
【処理概要】
現在のファイルにセットされている複数のレコードを1個の個別ファイルにして、複数個作成します。
【使用方法】
現在のファイルの全レコードを指定レコード数単位で個別ファイルを作成します
1 読み取り開始レコード
処理を開始するレコードを指定します。最初のレコードから処理したいときは、1 にします
最初に見出しがあって、それを読み飛ばしたいときに設定してください
2 個別ファイルに出力するレコード数
1個のファイルに書き込むレコード数を指定します
※ 出力ファイルが XML のときは、必ず 1 にしてください
3 作成した個別ファイルの保存場所
『デスクトップの「新規フォルダ」』のときは、処理開始時、デスクトップに「新規フォルダ」を作成します
※ 既に「新規フォルダ」があるときは、「新規フォルダ1」を作成します
『右のフォルダ』のときは、任意のフォルダを選択して指定してください
※ 「参照」ボタンをクリックして、フォルダの選択ができます
※ 「場所を開く」ボタンをクリックすると、設定されている保存場所を表示します
4 出力ファイル名
作成されるファイル一つ一つに付けられる名前の命名規則を指定します
つぎの2通りの方法が指定できます
○ ファイル名を前部と後部に分けてつぎの規則で命名する
「前部」「後部」ともに文字列または一連番号(頭に0を付け命名規則を指定します
※ 「文字列」を指定する場合、ファイル名に使用できない文字(\/:*?"<>|)がありますのでご注意ください
※ 「一連番号」は、1個のファイルに書き込むレコード数に合せた0を先頭に付けて桁揃えされます
○ 各ファイルの第1レコードからテキストを取得して連結して作成する
「フィールド」は、個別ファイルに書き込む最初のレコードの指定したフィールドにある文字列をセットします
※ 「フィールド」を指定しないときは、0 にしてください
※ 「フィールド」を一つも指定せず「連結文字列」のみの指定はできません
「連結文字列」には、任意の文字列をセットします。半角・全角スペースも使用できます
※ 「連結文字列」を指定しないときは、空欄にしてください
※ いずれの場合もファイル名が長すぎてパスの長さの制限を超えるときは、メッセージが出ます
5 出力ファイル拡張子
「なし」「CSV」「TXT」「XML」の中から選択してチェックします
※ 「XML」は、各レコードから1個のXMLファイルを作成します
そのとき、XMLファイルのタグ(要素名)は、現在のファイルの最初のレコードから取得します
したがって、「読み取り開始レコード」が 2 で、「個別ファイルに出力するレコード数」が 1 のときのみ処理できます
※ 「XMLサンプル表示」ボタンをクリックして、書き込み内容を確認することができます
6 各レコード末尾の処理
「改行を付ける」は、現在のファイルと同じような改行のあるファイルが作成されます
「改行を付けない」は、現在のファイルがCSVファイルでないときに使用するとまったく改行のない(1レコードの)ファイルを作成できます
「改行を削除し、コンマを付ける」は、現在のファイルがCSVファイルのときに使用すると最後のフィールドが次のレコードの
最初のフィールドが結合されない改行のない(1レコードの)ファイルを作成できます
※ 出力ファイルがXMLファイルのときは、この設定は使用できません
7 同一ファイル名の処理
「別名で処理継続」は、ファイル名変更ウィンドウを表示し、変更後の名前で処理を継続します
「そのまま上書き」は、既存の同名ファイルをそのまま上書きして、処理を継続します
「個別ファイルを作成しない」は、同名ファイルがあった個別ファイルは作成しないで、処理を継続します
□ 処理が終了したら保存場所を開く
ここにチェックがあるときは、処理終了時、保存場所のフォルダを開きます
⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します