≪処理65≫ レコード抽出
【用 途】
蓄積されているログファイルから条件を設定して必要なログだけを抽出したいときなどに役立ちます。
【サンプル処理】 ※データ内の氏名などはすべて架空のものです。
1 処理前
下のサンプルは、3つの出荷リストです。
これらのファイルの第2列目にある伝票番号から、100100~100500の範囲にある伝票のみを抽出する処理を想定します。
2 処理後
3 処理設定
【処理説明】
1 対象ファイル
(1) ファイルのセット
「ファイルのセット」ボタンをクリックして、複数のファイルを選択して一度にリストにセットすることができます
※ リストへのドラッグ&ドロップでもファイルをセットすることができます
※ 最初のファイルがセットされると、下段のリストに、そのファイルの最初の部分のレコードがサンプル表示されます
【注意1】対象となるファイルの項目は、すべてのファイルで共通でないと正常に処理されません
【注意2】対象ファイルは拡張子(CSV)に限りませんが、コンマ区切りのテキストファイルでなければなりません
(2) ファイルのリストからの削除
リストから削除したいファイル(リストの行)を選択(複数可)して、「リストから削除」ボタンをクリックして削除できます
(3) 読込み順の変更
リスト見出しの「ファイル名」または「更新日」をクリックすると、それぞれの項目で昇順・降順に読込み順が変更されます
2 対象レコード
○全レコード
すべてのレコードを抽出の対象とします
○下に該当するレコード
開始レコードから、間隔で指定したレコード分の間をおいて、抽出を行います
※ 1つのログが複数レコードにわたっているときに指定してください
例えば、ログ1つが4レコードにわたっていて、対照したいフィールドが3レコード目にある場合は、「開始」を3、「間隔」を4にします
3 対照フィールド
対象ファイルの各レコード内のどのフィールドのどの範囲の文字列をどのような方法で対照するかを指定します
抽出の際に、設定した条件と比較されるフィールドは、最大5つ指定できます
各対照フィールドのスピンボタンをクリックして、サンプル表示されている下段のリスト内の選択フィールドを移動させて、指定します
※ 対照フィールドに指定しないときは、0にしてください
※ スピンボタンの左側のエリアをクリックすると、下段のリスト内に指定されているフィールドを選択状態にします
・対照フィールドの AND・OR について
ANDのときは、指定した対照フィールドすべてが抽出条件に合致したときに、レコード抽出を実行します
ORのときは、指定した対照フィールドのいずれか一つが抽出条件に合致したときに、レコード抽出を実行します
・対照フィールド【n】内の対照範囲と対照方法
対照範囲と対照方法は、各対照フィールドごとに指定できます
(1) 対照範囲の文字列(α)
つぎのいずれかから選択して、チェックを付けます
○フィールド内のすべての文字列
○先頭から区切り文字までの文字列
○区切り文字の後の文字列
○下の位置の文字列
(2) 対照方法
つぎのいずれかから選択して、チェックを付けます
○右の範囲のとき(文字コード比較)
○右の範囲のとき(数字として比較)
範囲指定時、「下限」または「上限」を指定しないときは、空欄にします
※ ただし、「下限」と「上限」両方を空欄にすることはできません
○右の指定文字列を含むとき
○右の指定文字列と合致したとき
4 出力
(1) 出力フィールド
下段のリスト見出しにチェックの付いたフィールドが抽出結果ファイルに出力されます
※ 最初は、すべてのフィールドにチェックが付いているので、出力不要なフィールドからチェックを外してください
(2) 抽出結果ファイルの保存場所
つぎのいずれかから選択して、チェックを付けます
○デスクトップの「新規フォルダ」
○右のフォルダ
「参照」ボタンをクリックして、保存したいフォルダを指定します
(3) 抽出結果ファイル名
拡張子を除いたファイル名を入力します
※ 処理した日時をファイル名にしたいときは、右側のボタンをクリックします
(4) オプション
□最終フィールドに抽出元ファイル名をつける
出力レコードの末尾に、抽出対象となったファイルの名前をつけるときは、チェックを付けます
5 その他
(1) 設定の保存
「現在の設定を保存」ボタンをクリックして、設定を名前を付けてファイルに保存することができます
(2) 設定の読込み
「保存した設定を読込」ボタンをクリックして、保存されているファイルから設定を読み込んでセットすることができます
※ 最後に読み込んだ設定をセットしたいときは、「保存した設定を読込」ボタンの右側のボタンをクリックしてください
⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します