≪処理12≫ 他ファイルのフィールド追加
【用 途】
現在の名簿と過去の名簿を、例えば人の名前で突き合わせて、いなくなった人や新しく増えた人の一覧を即座に作成する時などに役立ちます。
また、現在のファ イルには、項目名のみあって、別のファイルにその項目の詳細がある場合などに合体させて、データ化するのにも役立ちます。
【サンプル処理】 ※データ内の氏名などはすべて架空のものです。
1 処理前
下のサンプルは、ある講習会の参加者名簿です。
この名簿に別ファイルにある保護者名を追加する処理を想定します。
保護者名の書き込まれた別ファイルは、下のような内容です。
2 処理後
別ファイルから受講者名を探し出し、その保護者名と年齢を指定位置に追加します。
3 処理設定
【使用方法】
現在のファイルの対照フィールドと、他のファイルの対照フィールドの文字が一致するレコードを探します
一致した時は、現在のファイルのレコードの指定位置に一致した他のファイルの指定フィールドを追加します
1 対象レコード:
全レコードを対象とします
2 現在のファイルの対照フィールド:
スピンボタンをクリックしてビューの選択フィールドを移動させて指定します(最大5つ)
3 他のファイルの対照フィールド:
「他のファイル」ボタンをクリックして、対照するファイルを選択して、リストにその内容が表示されるようにします
※ 「他のファイル」は、リストへファイルを直接ドラッグ&ドロップしてもセットできます
つぎに、スピンボタンをクリックしてリスト内の選択フィールドを移動させて指定します(最大5つ)
4 他のファイルの追加フィールド:
対照の結果、一致したときに、追加される他のファイルのフィールドをリスト内の選択フィールドを移動させて指定します(最大5つ)
5 現在のファイルへの追加位置:
対照の結果、一致したときに、他のファイルのフィールドを追加する位置を指定します
※ 指定フィールドの直後に追加されます。但し、0 のときは、第1フィールドの前に追加されます
6 対照時のオプション:
□ 空白を削除
苗字・名前間の空白のように、その有無で対照結果が違ったものにならないように、
双方の文字列の全角・半角スペースを除去してから処理します
□ ハイフンを削除
電話番号の区切りにハイフンを使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定
されないように、両方のフィールド内の文字を比較する時、ハイフンを除去してから処理します
□ かっこ( )を削除
電話番号内に括弧を使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定されないよ
うに、両方のフィールド内の文字を比較する時、括弧を除去してから処理します
□ 大文字・小文字を区別しない
そのままでは大文字・小文字を区別して文字列比較します。チェックがある場合は、双方の
文字列を大文字にしてから比較します
□ 旧字体・新字体を区別しない
チェックがある場合は、両方のフィールド内の文字列内の旧字体を新字体に置換してから処
理します
【ご注意】不要な場合は処理が遅くなりますので、チェックしないでください
※ 対照時、双方のファイルの対照フィールドは、それぞれ結合されて対照されます
したがって、現在のファイルの「鈴木一郎」と他のファイルの2つのフィールドにセットされた
「鈴木」「一郎」も処理することができます
※ 他のファイルに一致するレコードがない時は、追加されるフィールドは空欄になります
※ 他のファイルに複数該当があるときは、最初に見つかったレコードのフィールドが追加されます
⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します