第1. ルールについて
はじめに
ストップゲームは、自分の手札の点数を他の人より小さくして、みんなより自分の点数が一番小さい
と思った時に、「ストップ」をかけて上がるという単純なルールです。
但し、【ストッ プ】の他に、次のような上がり方もあります。
(1) 場に手札を全てサラシて上がる。 【あがり】
(2) リーチをかけて、待ち札をツモるか、誰かが出すのをロンして上がる。 【ツモ】 【ロン】
(3) リーチをかける前に左隣りの人が待ち札を出したので上がる。 【あたり】
(4) 「70」という役を作って上がる。 【70】
使用札
各紋の A、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J、Q、K
および、joker 2枚の 合計 54枚の札を使います。
※ joker は、4枚・6枚入れることもできます。
人数と配札
プレーヤーは5人です。
札は、各自に7枚ずつ配ります。
残った札は場の中央に裏返しにして重ねておきます。(「山札」と言います)
ストップの時の札の点数
A(エース)は、1点。2~10は、そのまま 2~10点。
J(ジャック)、Q(クィーン)、K(キング)の絵札は一律、10点です。
jokerは、0点となります。
※ joker0点というのは、ストップをかけた人のjokerの点数です。
ストップをかけられた人の手札にあった場合は、ペナルティとなり、合計点数がjoker1枚
につき、2倍になります。
親決め
一番最初は、山札を各自がめくって、一番小さい点数の札をめくった人が親になります。
一番小さい札を複数の人がめくった場合は、最初にめくった人が親になります。
親決めのために、めくった札は山に戻してシャッフルします。
※ 次回からは、前回上がった人が親になります。
※ 『流れ』の場合は、その回の親が再度打ち出し親になります。
※ 『ストップ失敗』の場合は、前回の親の右隣りの人が打ち出し親になります。
打ち方
親から左回り(時計と逆回り)の順で打ちます。
自分の順番になったら
○ストップをかける
○70を宣言する
以外のときは、山から1枚めくってきます。
また、直前の人が川に捨てた札を手札に加えたい時は拾うこともできます。
この時は、山から1枚めくって、手札に加えることはできません。
いずれの場合も、札を手札に入れて
○サラシたい時はさらすことができます。
○リーチをかけたい時はリーチをかけることができます。
いずれの場合も、川に1枚捨てます。
※ 「川」から拾った札を、その直後に捨てることはできません。
サラシ方のルール
現在1枚もサラシていないサラシ場へは3枚でないと出すことはできません。
サラス場合は、同位札か、紋が同じで順番になっていなければなりません。
※ この場合、足りない個所はjokerで代用することができますが、jokerを2枚
出すことはできません。
3枚以上さらされているサラシ場へは1枚ずつつけることができます。
※ 「つける」というのは、同位札のサラシ札に他の同位札をつける場合や、紋が同じで、
順番になっているサラシ札に次の順番の札をつけたり、前の順番の札をつけることを言います。
※ 但し、jokerだけをつけることはできません。
あがり方と、獲得コイン
(1) ストップ成功
ストップした時の札の合計点数が、他の誰よりも小さい場合は、ストップ成功となります。
この場合、ストップ成功した人が、全員からコイン1枚ずつもらうことができます。
※ 初巡の場合は、倍になり、全員からコイン2枚ずつもらうことができます。
(2) ストップ失敗
ストップした時の合計点数と同じか、それより小さい人がいた場合は、ストップ失敗となります。
ストップ失敗した人が、ストップを失敗させた人に、ストップ成功時に全員からもらう予定の
コイン4枚を払わなければいけません。
※ 初巡の場合は、倍になり、8枚払わなければなりません。
※ ストップを失敗させた人が複数いた場合は、その全員に払わなければなりません。
(3) 70(ななじゅう)
手札の合計点数が70点の時に成立します。つまり、J、Q、K、10のみの場合です。
70あがりをした人は、全員からコイン1枚ずつもらうことができます。
※ 初巡の場合は、倍になり、全員からコイン2枚ずつもらうことができます。
(4) あがり
場に手札をすべてサラシた時に成立します。
あがった人が、全員からコイン1枚ずつもらうことができます。
※ 初巡の場合は、倍になり、全員からコイン2枚ずつもらうことができます。
(5) ツモ
リーチをかけた時に、自分で待ち札を山からめくった時に成立します。
ツモった人が、全員からコイン1枚ずつもらうことができます。
※ リーチをかけた直後の時は、倍になり、全員からコイン2枚ずつもらうことができます。
(6) ロン
誰かがリーチをかけている時に、別の人がその待ち札を川に捨てた時に成立します。
川に捨てた人が、リーチをかけた人にコイン4枚を払わなければいけません。
※ リーチをかけて最初の一巡の時は、倍になり、8枚払わなければいけません。
(7) あたり
リーチをかける前に、左隣りの人がその待ち札を川に捨てた時に成立します。
左隣りの人が、リーチをかけた人にコイン4枚を払わなければいけません。
※ 初巡の場合は、倍になり、コイン8枚を払わなければいけません。
(8) jokerの取扱い
コインを支払う人の手札に、jokerがあると次のようなペナルティがあります。
・jokerを1枚手札に持っていた時 2倍のコインを支払います。
・jokerを2枚手札に持っていた時 4倍のコインを支払います。
・jokerを3枚手札に持っていた時 8倍のコインを支払います。
・jokerを4枚手札に持っていた時 16倍のコインを支払います。
・jokerを5枚手札に持っていた時 32倍のコインを支払います。
・jokerを6枚手札に持っていた時 64倍のコインを支払います。
(9) 流れ
誰も上がらないうちに、山札がなくなった場合は『流れ』になります。
※ 但し、最後の山札をめくった人が川に捨てた札で、「ロン」または「あたり」があった
場合は、『流れ』にはなりません。
※ 『流れ』の時は、親は同じ人が継続します。
※ リーチ料は出した人に戻さないで、その場に置き、次に上がった人のものになります。
第2. リーチについて
リーチをかけられるのは、
手札の中に、同位札が2枚ずつ3種類と、それ以外の種類の1枚がある場合です。
例えば、次のような場合です。
この場合の待ち札は、
のいずれかになります。
※ 7 については 紋 が違っても大 丈夫です。
jokerの特別な使い方
jokerは、他の札の代りになります。つまり、色々な札にみたてることができます。
例えば、次のような場合もリーチをかけることができます。
この場合の待ち札は、
のいずれかになります。
※ Q、A については 紋 が違っても大 丈夫です。
また、次の手札でリーチをかけた場合、
待ち札は、4 以 外であれば何でもよいことになります。
リーチのかけ方
リーチをかける時は、コインを1枚場に出します。
※ これをリーチ料と言いますが、上がった人が獲得できます。
※ 但し、『流れ』や『ストップ失敗』の場合はストックされ、次に上がった人のものになります。
【リーチコインの出し方】
画面左上のメニューの「口(くち)の形のアイコン」をクリック、または、F6キーを押下して、その下に表示されるメニューの中から「リーチをかける」をクリックします。
その他のリーチのきまり
・リーチをかけた人は、川札を拾うことはできません。
・「ポン」や「カン」をして手札を変えることはできません。
・「ストップ」や「70」宣言をすることはできません。
・リーチをかけた人は、自分が川に捨てた札を待ち札にすることはできません。
・複数の人が、同じ捨て札に「ロン」をした場合は、その札を捨てた人から時計の反対回りに一番近い人に権利があります。
※ 実際のゲームでは、すべての人の「ロン」が有効というルールもあります。
第3. 用語について
あがり方について
(1) ストップ
自分の手札の点数が、他の人より小さいと判断した時に(声を)かけてあがることができます。
※ みんなより自分の点数が低かった時は、「ストップ成功」、一人でも自分と同じか、自分より低かった時は、「ストップ失敗」と言います。
※ 自分の順番の時に、山札からめくる、または川札を拾う前に宣言します。
(2) 70
自分の手札の合計点数が70点の時に(声を)かけてあがることができます。
※ 自分の順番の時に、山札からめくる、または川札を拾う前に宣言します。
(3) ロン
リーチをかけて、待ち札を誰かが出した時にあがることができます。
(4) ツモ
リーチをかけて、待ち札を自分が山札からめくった時にあがることができます。
また、リーチをかける前にめくった山札で2枚ずつ4組のセットができた時にも成立します。
(5) あたり
リーチをかける前に左隣りの人が待ち札を川に捨てた時にあがることができます。
(6) あがり
自分の手札をサラシて、手札が全てなくなった時にあがることができます。
※ 最後は必ず川に1枚捨てて、「あがり」になります。
※ その札が誰かの待ち札になっていた場合は、残念ですがあがれません。
場所について
(1) 場
ゲームで札のやりとりをする盤面のことを言います。
※ 現実的には、テーブルや座布団のことです。
(2) 山
めくる札を裏返して重ねて置く場所を言います。
※ 最初19枚あります。(joker 2枚を入れた場合)
(3) 川
各自が捨てた札を表向きにして重ねて置く場所を言います。
(4) サラシ場
サラす条件の揃った札をサラすための場所を言います。
その他の用語について
(1) リーチ
あと1枚手札に揃えば上がりになることをみんなに宣言することを言います。
リーチをかけると、次のようなイメージのコインがリーチをかけた人の席の前に置かれます。
(2) 待ち札
あと1枚揃えば2枚ずつ4組のセットができあがる場合に、あと1枚の札のことを言います。
(3) 同位札
次のイメージのように紋が違っても同じ英数字の札のことを言います。
(4) 順番札
次のイメージのように紋が同じで順番になっている札のことを言います。
Kの次はAになります
(5) 紋
グラフ、ダイヤ、ハート、スーペ のことを言います。
(6) ロン
自分がリーチをかけている時に、誰かが待ち札を川に捨てた時に、「ロン」と発声することに
よって、あがることができます。
※ 「ポン」や「カン」と同時であった場合は、「ロン」が優先されます。
(7) ポン
自分の手札に同位札が2枚あり、それらと同位の札が川に捨てられた時に自分の順番でなくても
「ポン」と発声することによって、その札を川から拾うことができます。
※ 拾った札は手札に入れないで、必ず手札の2枚とともにさらさなければなりません。
(8) カン
前述のポンと同様ですが、カンの場合は手札に同位札が3枚ある場合を言います。
※ 「ポン」「カン」をした人は、自分の手札の1枚を川に捨て、右隣りの人が次の順番になります。
(9) 初巡
親から打ち出して、親が2回目を打つまでの1巡を言います。
※ 2回目の親の順番の前に「ポン」や「カン」があった場合は、その時点で初巡でなくなります。
※ ゲームの回数は、左上のメニューアイコンの右端に表示されます。
通常、ゲームの回数は、のように、黄色地で表示されますが、
初巡中の場合は、のように青色地で表示されます。
(10) 一発
リーチ後の1巡を言います。
※ 「ポン」や「カン」があった場合は、その時点で一発はなくなります。
※ リーチ一発中のコインは、銀貨ではなく、金貨で表示されます。
第4. ゲームについて
ストーリー
このゲームは、紀元前334年から323年までの間に行われたアレクサンドロス大王の大遠征をテーマ
に大王が部下の将軍を相手にストップゲームをし、地図上の経路を辿って遠征をするもので、大王の
所持する軍資金がなくなるまで、ゲームを続けることができます。
大王はゲーム10回毎に地図の経路を1つ進むことができますが、同時に部下4人にコイン50枚
ずつを給料として与えなければなりません。
したがって、順調に地図上の経路を進むためにはゲームで部下から取り戻さなければなりません。
負け続けると途中で軍資金がなくなりゲームオーバーになります。
このゲームの最終目標は、地図上の経路を全てたどり史実ではバビロンで終わった遠征を引き続いて
行わせ、地中海を時計回りに回って、無事祖国マケドニアに帰還させることです。
【注意】
1.ゲームを途中で終了してもそれまでの獲得コイン数は記憶されます。
2.部下のコイン数はマイナスになることもありますがゲームは終了しません。
コースの選択
最初にコースを選択して軍資金のコイン数を決定して下さい。
ゲーム中の札の出し入れの仕方
手前が自分の手札になります。最初は7枚あります。
自分の順番になったら、山 または 川 から札を 持ってきます。
(1) 札を手札に持ってくる方法
① 「山」または「川」の上にマウスポインタが乗ると、カーソルが手形に変化します。
② ここで左クリックして、自分の手札にドラッグ(引きずる)します。
③ 自分の手札内でクリックを解除します。
これで、手札に山札または川札を持ってくることができます。
※ F8キーを押下すると、マウスを使わずに「山札」を手札の右端に持ってくることができます。
※ 同様に、「川札」を手札に持ってくるためには、F9キーを押下してください。
(2) 札を場に出す方法
① 場に出したい自分の手札をクリックする。
※ 3枚一緒にサラシ場に出す時は、出したい自分の手札を右クリックすると選択された札が
反転しますので、これらをまとめてドラッグします。
② そのままドラッグして「川」または「サラシ場」に持っていきます。
③ 「川」または「サラシ場」の上で、クリックを解除します。
札を出す際の、クリックを解除する位置は、ドラッグ中の札の左上の位置が川またはサラシ場の
中に入るようにします。うまく入らないと受け付けられないで戻ってしまいます。
※ 「川」に1枚捨てる場合は、次のキーを押下するとマウスを使用しなくても可能です。
↑キー、スペースキー、Enterキー
この場合、手札の上のポインタのある札が捨てられます。
地図上での表示
遠征地図のコース上にある都市は全部で100あります。
10ゲーム終了するとコース上を1都市進みます。通過したコースは赤で表示されます。