≪処理24≫ 他ファイル参照レコード更新

コム・ヘルパー (高機能情報処理ソフト)

【用 途】

会員名簿を更新リストと突き合わせて一括更新するときに役立ちます。

【サンプル処理】 ※データ内の氏名などはすべて架空のものです。

1 処理前

コム・ヘルパーにセットする現在のファイルは、下の会員名簿を想定したものです。

他のファイルとして参照するファイルは、新たに作成した会員名簿を想定します。

2 処理後

現在のファイルと他のファイルを比較して、レコードの新規追加や更新をします。

(1) 新規会員の追加

(2) 更新

(3) 新規会員の追加と更新

3 処理設定

○対照フィールド

現在のファイル、他のファイルともに「苗字」「名前」「生年月日」を比較して、同一人かを判断します。

○更新方法

「2 (1) 新規会員の追加」の場合は、【新規】のみにチェックします。

「2 (2) 更新」の場合は、【更新】のみにチェックします。

「2 (3) 新規会員の追加と更新」の場合は、【新規】と【更新】両方にチェックします。

【処理説明】

現在のファイルの対照フィールドと他のファイルの対照フィールドの文字列を比較して、他のファイルのレコードを追加または他のファイルのレコードで上書きします

1 対象レコード:

全レコードを対象とします

2 現在のファイルの対照フィールド:

スピンボタンをクリックしてビューの選択フィールドを移動させて指定します(最大5つ)

3 他のファイルの対照フィールド:

「他のファイル」ボタンをクリックして、対照するファイルを選択すると、下のリストに内容が表示されます

※ 「対照するファイル」は、リストへファイルを直接ドラッグ&ドロップしてもセットできます

つぎに、スピンボタンをクリックしてリスト内の選択フィールドを移動させて指定します(最大5つ)

4 更新方法:

【新規】現在のファイルになくて他のファイルにあるときは、他のファイルのレコードを追加します

【更新】両方のファイルにあるときは、現在のファイルのレコードを他のファイルのレコードで上書きします

※ 他のファイルにない現在のファイルのレコードは、そのまま残ります

5 対照時のオプション:

□ 空白を削除

苗字・名前間の空白のように、その有無で対照結果が違ったものにならないように、双方の文字列の全角・半角スペースを除去してから処理します

□ ハイフンを削除

電話番号の区切りにハイフンを使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定されないように、両方のフィールド内の文字を比較する時、ハイフンを除去してから処理します

□ かっこ( )を削除

電話番号内に括弧を使用している番号と使用していない番号が違ったものと判定されないように、両方のフィールド内の文字を比較する時、括弧を除去してから処理します

□ 大文字・小文字を区別しない

そのままでは大文字・小文字を区別して文字列比較します。チェックがある場合は、双方の文字列を大文字にしてから比較します

□ 旧字体・新字体を区別しない

チェックがある場合は、両方のフィールド内の文字列内の旧字体を新字体に置換してから処理します

【ご注意】不要な場合は処理が遅くなりますので、チェックしないでください

【注意】現在のファイルと他のファイルのフィールド内容などが同じでない場合、処理後のファイルの項目は不揃いになります

【注意】現在のファイルの対照フィールドに同一文字列があるときは、すべてが更新対象になります

たとえば、同姓同名があった場合、両方とも他のファイルのレコードで上書きされます

【注意】他のファイルの対照フィールドに同一文字列があるときは、最初に見つかったレコードで上書きします

たとえば、他のファイルが会員の更新情報であった場合、2回の更新情報のある会員は最初の情報でのみ上書きされます

⇒ 「開始」ボタンをクリックすると、処理を開始します