投稿日: 2016/10/17 6:05:33
八極拳には、頂肘と呼ばれる技があります。
頂肘は、肘技の事です。
色々な套路(型)の中で運用されますが、全て同じ用途ではありません。
例えば、小八極拳でも、六式に頂肘があります。
実際的には、献肘を用います。この肘打ちの形を、本来、黒熊盤肘と呼びます。
この黒熊盤肘で重要な事は寧歩です。
ここでは、五行の水を運用します。
つまり、沈墜勁です。
また、動物で表すなら、熊の功です。
また、それに続く、馬弓捶(馬歩弓捶)は、本来の技名を開弓射雁と呼びます。
開弓射雁は弓を引き、雁を射る際、雁と矢の到達点に意を取る事です。
これは、発勁などでの意念の用い方に秘訣があります。
また、この練習は整体勁(整勁)を形成します。
つまり、全身の協調統一です。
この時、勁は上下、左右、前後に均等に導かれます。
十字勁を形成するという事です。