八歩蟷螂拳の套路(型)と技法。小番車拳の技法と戦闘法。八歩蟷螂拳の発勁(はっけい)練習
投稿日: 2016/12/19 4:43:10
八歩蟷螂拳には、複数の套路(型)があります。
当流に伝わっている套路(型)は、力劈拳と小番車拳の二つです。
当流では、この小番車拳と呼ばれる套路(型)によって、発勁(はっけい)技法を練習します。
これは、この小番車拳という套路(型)の動作が、他の套路(型)に比べて、大きいからです。
つまり、身体を大きく、伸びやかに使う事によって、身体の可動域を広げ、筋力、骨格を強靭にする事が目的です。
しかし、本来、小番車拳に内在する、番車という技法とは、多数の相手に囲まれた時に、それを脱するために、両手を使い、上から下、下から上へと、腕を回して、相手を打つ手法だと言われています。
つまり、肩を中心に、腕全体を振り回すように運用することで、自らの制空圏を維持するという事です。
また、このように、自身と相手の間合いをコントロールし、上下に働く力によって、相手の防御ラインを崩す事で、相手を制圧します。
また、この技法は、遠距離において効果をはっきするといえます。
この技法にて、間合いをコントロールした後、蟷螂捕蝉式などの細密な技法にて、相手を制し倒すというのが、八歩蟷螂拳の小番車拳においての、基本的な戦闘法となります。
また、八歩蟷螂拳には、四面八方打、太極打、八卦打、挟山超海打、逐歩為営打、衝囲打、環攻打、順返打、廻風打と呼ばれる戦闘法があり、巧妙に心的技法と戦術的技法が配合されています。
これらの技法は、基本的な戦法とも言え、全ての武術に共通するものだとも言えます。
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