猛虎硬爬山の段階套路(型)!!八極拳の段階練習法と技法!!明勁、暗勁、化勁と短勁、寸勁の技法!!

2018/08/27 2:20 に 広亮岐橋 が投稿

猛虎硬爬山と呼ばれる技が、八極拳にはあります。八極拳の名人であり、神槍とも呼ばれた李書文の得意技だと言われています。八極拳という武術にも、多くの門派(流派)、系統が存在します。猛虎硬爬山と呼ばれる技は、八大招式、或いは六大開拳に含まれる技です。当道場で練習している八極拳は、李書文の晩年の技術を継承しています。当道場の八極拳の猛虎硬爬山と呼ばれる技は、套路()の練習から始めます。この猛虎硬爬山の套路練習には、3つの段階があります。套路の形態も、段階によって変化します。もちろん、段階によって、練習する要求も変わってきます。第一段階は、明勁であり、定形で定歩で練習します。また、猛虎硬爬山の技、形態に耐えれる身体を作る事が目的です。また、一つ一つの技を、大きな動作で運用し、威力を求めます。しかし、本来、この段階の練習は、小八極拳(八極小架)で練習する要求であり、猛虎硬爬山を練習するレベルの人間は、小八極拳や大八極拳の練習が、ある程度、終了していることが前提のため、この段階の練習には、あまり時間をかけません。第二段階の要求は、暗勁であり、活法で活歩です。また、練習形態としては、短勁寸勁を使い、技の動作が極めて小さいと言えます。外形や見た目では、力強さや発勁を見分け難くなります。特に、素人や初心者には、勁の観測は難しいかもしれません。また、当道場の猛虎硬爬山は、快歩が特徴的だと言えます。外形では、極めて迅速で、連続的に技が打ち出され、迅速な歩法による推進性によって、相手を圧倒するような風格を持ちます。これは、当道場の猛虎硬爬山が、李書文の系統だからです。李書文は、体格が小さかったと言われています。そのため、迅速な歩法がなければ、相手を圧倒できません。これが、李書文が工夫した猛虎硬爬山の戦闘法だと言えます。このような勢法は、あたかも、虎が獲物を捕らえる時のような圧力を持ち、相手を狼狽させます。また、この第二段階の練習課程では、猛虎硬爬山という技に内在している開門法、制敵法も学びます。少なくとも、当道場で練習している李書文の八極拳では、猛虎硬爬山は、六大開拳に分類されています。この六大開拳という套路は、6種類の開門法制敵法を学ぶものです。猛虎硬爬山にも、開門法と制敵法の一つが内在しています。また、この第二段階の練習法と套路の形態、勢法が、猛虎硬爬山の技術的な基準となります。第三段階では、第二段階の技術や勢法を、維持させたまま変化させます。つまり、ある意味では、変であり、化勁の段階だと言えます。この第三段階の練習課程では、主に、劈掛掌の技術、身法を融合させます。しかし、この劈掛掌の技術の融合は、第三段階の練習内容の初期要求に過ぎません。また、他派の八極拳の猛虎硬爬山の形態には、虎爪掌と呼ばれる技が表現されます。当道場の猛虎硬爬山では、この第三段階において、虎爪掌という形態を練習します。これは、虎爪掌という技に、劈掛掌の技術が内在しているためです。この、猛虎硬爬山に劈掛掌の技術を内在させ、虎爪掌という技を発生させるための理論は複雑なため、実伝が必要です。猛虎硬爬山の練習では、第三段階までの技術を学び、理解し、ある程度の運用が必要です。少なくとも、当道場の猛虎硬爬山では、第三段階までの課程を学んで、初めて猛虎硬爬山だと言えます。また、当道場の六大開拳の練習課程で学ぶ套路として、六大開変化拳という套路があります。この套路は、六大開拳の変化のさせ方を学ぶ套路です。当たり前の話しですが、套路の形のまま使える技はありません。戦闘の状況により、形は変化します。しかし、好き勝手に形を変えれば、それは六大開拳ではなくなります。猛虎硬爬山も同じく、実際には、形を変え、変化させて運用します。しかし、それは、猛虎硬爬山という技の要求内でなければ、猛虎硬爬山という技ではなくなります。当道場では、六大開変化拳で練習する猛虎硬爬山を、猛虎硬爬山変化と呼びます。この猛虎硬爬山変化は、猛虎硬爬山という技の変化の最小単位だと言えます。あるいは、最小公倍数と表現する事もできるかもしれません。つまり、猛虎硬爬山変化という套路の形態は、自由に変化させるための、方向性を指し示す、指針だとも言えるという事です。

Comments