毎年約1,000人の乳幼児が、窒息や誤飲により救急車で運ばれています。窒息は放置すれば死に至る危険な事故です。(東京消防庁)
また、食品の誤嚥による窒息でも、6年間(平成26年~令和元年)で14歳以下の子どもが80名死亡しています。そのうち5歳以下が 73 名で9割を占めていました。(厚生労働省の人口動態調査)
多くの場合、窒息が起こってから、3~4分で顔が青紫色になり、5~6分で呼吸が止まり、意識を失います。
そして、心臓が止まり、大脳に障害が起こり、さらに15分を過ぎると脳死状態になります。
以下のような症状が見られます。
・のどを押さえる、口に指を入れる
・声を出せない
・呼吸が苦しそう
・顔色が急に青くなる
■日本医師会 救急蘇生法
https://www.med.or.jp/99/kido.html
<STEP1 反応があるかないかを確認>
反応がある場合:STEP2へ
反応がない場合:すぐに救急車を呼び、STEP3へ
<STEP2 応急処置を実施しましょう!>
救急車が来るまでの間、詰まったものを吐き出させるための応急処置をすることが非常に重要です。
年齢によっても処置方法が異なります。下記動画で確認しておき、ブックマーク等に保存しておくとよいでしょう。
【1歳未満】
・背中を叩く(乳児背部叩打法)
https://www.youtube.com/watch?v=yJ2yh55ErPA
・胸部を圧迫する(胸部突き上げ法)
https://www.youtube.com/watch?v=4eX7lVjxGkM
【1歳以上】
・背中を叩く(幼児背部叩打法)
https://www.youtube.com/watch?v=6k3HKuKOwMk
・腹部を突き上げる(腹部突き上げ法/ハイムリック法)
https://www.youtube.com/watch?v=lsrO0H4sfm0
<STEP3 心臓マッサージ・AED>
ぐったりして、反応がなくなった場合は、心停止に対する心配蘇生を行います。詳しいやり方については、以下を確認しましょう
・小児の心肺蘇生(AED使用を含む)
https://www.youtube.com/watch?v=RfQkMBqso2c
緊急事態は慌てているので、急な対応ができるか不安な方もいらっしゃると思います。
全国各地の消防署にて救命講習が開催されておりますので、是非救命救急に関する講座を受けましょう。
詳しくは最寄りの消防署のHPをご確認ください。
■東京消防庁 救命講習のご案内
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
■一般市民向け 応急手当WEB講習(消防庁)
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/
一人で抱え込まず、可能な限り状況を把握し、下記機関、キズナシッター事務局にお問い合わせください。
■子ども医療電話相談 (#8000)
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
■KIDSNAシッター事務局
0120-689-724(10時〜19時 土日祝 除く)
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )