不適切な保育を防ぐために③
~私生活と仕事の切り分け~
~私生活と仕事の切り分け~
💧残念なことですが、ベビーシッターによる不適切な保育や虐待事件が時々起こっています。
🔗ベビーシッター、保育中の1歳女児に傷害容疑 「感情追いつかず」
(2023年3月24日 17時00分 朝日新聞デジタル掲載)
・なぜそのような事態が起きてしまうのでしょうか。
・私たちはどうすれば防ぐことができるのでしょうか。
様々な事例をもとに、①~④部構成で、解決策を学んでいきたいと思います。
今回は、③「私生活と仕事の切り分け」についてお送りします。
「私自身の息子の学校での様子が気がかりな時期がありました。シッティング中も気が散り、預かっているお子様への対応に集中できなくなってしまいました。プロの保育者として、これは適切ではないと気づき、一度シッティングを2週間休むことにしました。その間に家庭の問題にしっかり向き合い、カウンセリングも受けました。個人的な悩みがある時は、一時的に仕事を休むという選択肢も必要だと学びました。今は自分の精神状態をしっかりチェックしてから依頼を受けるようにしています」
自己の状態チェック
・毎朝、精神状態に向き合う習慣をつける
・睡眠の質や食欲の変化にも注意を払う
・イライラや落ち込みが続く場合は要注意
休養の判断基準
・家庭の問題が頭から離れない
・子どもの些細な行動に過剰に反応してしまう
・睡眠が十分取れていない
・食欲の変化がある
・シッティングが作業のようになり、本来の保育の目的が薄れている。
上記のような状態が続く場合は、一時的な休養を検討する
→KIDSNAシッターでは、一時休止(申請必須)も可能です💤
休養を通して、自らが前向きに働くための
問題解決のための行動計画
・家族や友人に相談
心を許せる相手に感情を伝えることも大切です。
誰にも相談できないときの窓口も整備されています。
🔗無料・匿名チャット相談「あなたのいばしょ」
(厚労省からの支援を受けているNPO法人です)
・必要に応じて専門家(カウンセラー等)に相談
体に症状がある場合は、早めに専門家に相談しましょう。
・問題解決のための具体的なスケジュールを立てる
精神が疲労しているときには未来のことを考えることが億劫になり、計画を立てることすらままならない場合がありますので、それも判断基準になります。
・解決までの期間を見積もり、シッティング再開の目安を立てる。
疲労が深刻な場合は、復帰について考えず休養に集中することも大切です。
仕事と私生活の切り分けは、プロの保育者として最も大切なスキルの一つです。
自分の状態をしっかりと把握し、必要な時には休養を取る勇気を持つことが、結果として子どもたちの安全な保育につながります。
一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けながら、自身の心の健康を保っていきましょう。
KIDSNAシッターの公式Instagramには、シッターに役立つ情報が多数投稿されています!ぜひ参考にしてみてください🍀
🙋♂️記事作成担当者
シッターID:34216 KiZUNA
【profile】👉https://sitter.kidsna.com/search/34216
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