2026年度井上円了記念助成研究所プロジェクト
「東アジアにおける宗教思想の受容と変容の実態解明
―学際的、国際的観点から―」
第2回研究発表会
2026年度井上円了記念助成研究所プロジェクト
「東アジアにおける宗教思想の受容と変容の実態解明
―学際的、国際的観点から―」
第2回研究発表会
開催
2026年11月14日(土)13:00~14:45
オンライン開催のみ|事前申込制|参加無料
発表者
水谷香奈 研究員(東洋大学教授)
テーマ:中国における地獄の思想の受容と変容―食材としての鶏卵と堕地獄との関係を中心に―
仏教の伝来が中国の社会や文化に与えた影響は計り知れないが、その一つに冥界観の変容が挙げられるだろう。たとえば閻魔大王による裁判は、その淵源をインド仏教に求めることはできるが、中国において独自に付加された要素も多分に含んでいる。本発表では主に南北朝期から隋唐にかけて成立した仏教説話や僧伝の記述を検討することで、地獄に堕ちる罪について当時の人々がどのように捉えていたかを考察したい。特にインドとの相違が生じやすいであろう食文化に注目し、食材としての鶏卵をめぐる解釈の変化を通して、中国における地獄観の受容と変容の一端を論じる予定である。
山口しのぶ 客員研究員(東洋大学名誉教授)
テーマ:インドネシア、バリ島の農村社会とヒンドゥー教
―タバナン県の事例および伝統的農業書の記述から―
インドネシアのバリ島では水稲耕作を中心とした農業が盛んであり、農業が村落の社会生活の基盤を形成している。同時に、バリ・ヒンドゥー教の伝統も村落において重要な宗教的・社会的機能を果たしている。本発表においては水田のための灌漑の水利組合スバック(subak)の活動、およびバリで保存継承されてきた農業書を取り上げ、村落において農業と宗教という二要素がどのように関連するかを考えたい。スバックの活動に関してはバリ州タバナン県の農業従事者と僧侶への聞き取り及び関連行事の観察結果をもとに、また農業書については『ダルマ・パマチュラン』Dharma Pamaculanの記述を中心に、農業とバリ・ヒンドゥー教の関係性を考察する。
お申込み
事前申込みが必要です。申込締切:2026年11月12日(木)23:59
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDGywIHC01NxDMobT1XL5eyvRwgYXI8lNQDjPSBsxo02hbLA/viewform
お問い合わせ
お問い合わせ:東洋大学 東洋学研究所
E-mail:toyogaku@toyo.jp