続夢評

続夢評

この文書は江戸時代中期の農政家、田中丘隅(きゅうぐ、1662-1729)の著したものと言われている。 田中は農民出身であるが、川崎宿本陣の田中兵庫の養子となり川崎宿の繁栄の基礎を築く。

その後江戸で学び、民政上の意見書である「民間省要」を著し、これが当時の幕府為政者に認められて農政家として幕府の用を勤める。

民間省要も率直な意見を述べているが、この書もかなり幕府の新政策を批判している。 そのために夢物語の形を取ったものと思われる。