1 こんなことはありませんか
手書きで文章を書き始めたけど, 書き直さなければいけなくなった。何度も書き直して大変だった,などの経験はありませんか。そんなときは,「Google ドキュメント」を使ってみましょう。
2 準備しよう
手書きで文章を作成するときと同じように,テーマにそって,書きたいことの順番を決めます。入手した資料をかんたんにまとめたり,整理したりして,項目にそって記入します。表やグラフも準備してみましょう。
3 やってみよう
整理した情報について,自分自身が考えたことや学んだことなどを書き表します。文章の一部分だけでなく,段落全体も,後からかんたんに入れかえることができますので,まずは,どんどん文章を書いていきましょう。
←コピーして使えるよ
(Google ドキュメント)
セミのレポートや,どの内容にも活用できるレポートのテンプレートです。好きな方をコピーして,文章を書きましょう。
ポイント
1 読み手の立場を考えてレポートを作る
作成するレポートは,だれに読んでもらうものなのかを考えましょう。見てもらう相手によって,内容や文章表現などを変える必要があります。作成する前に,先生に確認しましょう。
2 考察する
物事を明らかにするために,よく考え調べることを考察といいます。「なぜ?」「どうして?」と疑問に思ったことを,実験や観察,調査の結果をもとによく考えて,自分の答えを出すことが考察です。「こんな風に感じた」「こうだと思う」というように,理由がなく,自分の思っていること,感じたことを書くのは感想です。まわりの人にも理解してもらえるように,はっきりとした理由から自分の考えを述べることが大切です。
考察するときは,整理・分析のページを参考にしましょう。
3 参考にした資料や書籍,Webサイトを明確にする
情報を集めるときには,参考にした資料や本の名前を記録しておくと,ふり返ったり,次に確認したりするときに役立ちます。Webサイトを参考にした場合も,URLやWebサイトの名前などを記録しておきましょう。
4 友達と一緒に編集 🤝
Google Workspaceの他のアプリと同様に,ドキュメントでも共同編集を行うことができます。画面右上の「共有」ボタンを選び,「ユーザーやグループを追加」したり,「リンクをコピー」したりして,友達と一緒に,相談しながら同時に編集することができます。
1 レポートの形式や内容について
レポートの形式は様々です。読み手の立場に立って,叙述の仕方や内容が適切かどうか確かめさせましょう。また,誰に読んでもらうレポートなのかを明確にし,相手意識を大切にした内容になるように指導しましょう。
2 Google ドキュメントの操作に関する参考動画
〇MナビTV「Google Workspaceを使ってみよう」 ドキュメント
〇みやぎの先生 ICT活用支援サイト「Google Workspace アプリの操作動画」
3 調べた情報について
入手した情報の正確さや信頼性を確認することが大切です。また,児童生徒の表現した文章が,ある著作物の表現をそのまま使用していないかを確認することも大切です。指導に当たっては,下記の参考資料を活用してください。
宮城県総合教育センター令和3年度長期研修専門研究情報教育グループが開発した,情報モラル育成パッケージ「#60秒情報モラル」の解説動画(YouTube) D01 「文章を書こう」 B02「撮影すればメモいらず」 G01「知りたい情報を検索しよう」