葉は広卵形で、縁に切れ込みがある。花期は7～8月。粟粒状の白花を茎先の大きな円錐花序に付け、下から徐々に開花していく。蕾が割れると、糸のように細い花弁が開き、花びらが散るとオレンジ色の花柱が残る。

朝食（おにぎり）、休憩後、5時40分「山の鼻」に下る。

距離3.3㎞　標高差181m

　花期は8～9月。茎の上部に球状の大きな散形花序を多数付け、柄がある径3㎜の白色or薄緑色の小さな花を咲かせる。花弁は5枚、上部は両性花、下部は雄花となる。雄しべは5本、下位子房に5本の花柱がある。果実は、秋に茎3㎜の球状の液果が実り、熟すと黒紫色になる。

　花期は5～ 6月。新枝の先に多数の白色の4弁の小花を散房花序に付ける。（写真はすでに結実している）果期は10～11月で、果実はは核果、球形で紫黒色に熟す。

　北海道、本州の中部地方以北の主に日本海側に分布。亜高山～温帯の林床や草原に生育する。草丈は➀高さ40～100㎝。②根出葉は3回3出複葉で、小葉は長さ5～12㎝の卵～広卵形で、先は尾状に鋭くとがり、基部はふつう心形まれに鈍形になり、縁に不ぞろいの鋭い重鋸歯がある。よく似たヤマブキショウマに比べて➂葉脈は少なく、不揃いである。花期は7～8月。根出葉とは別に花茎を出し、花茎は分枝しないで数個の茎葉を付け、その頂に円錐状の花序を付ける。花序の最下の側枝の長さは12～25㎝になる。萼裂片は5裂し、緑白色で長さ1.5㎜の長円～披針形になる。花弁は白色、さじ形で5個あり、長さ4～6㎜になる。雄しべは10個あり、長さ2.5～3㎜になり、花糸は白色で裂開直前の葯は黄白色になる。

　高さは1.5～2.0m。葉は茎に互生し、奇数羽状複葉で葉柄があり、頂小葉は大きく15～25㎝になり掌状に5裂する。葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱き目立つ。花期は6～8月。白色or淡赤紫色の小さな5弁花を散房状に付け、花序には短毛が密生する。

　記憶に残る場所。川上川も見え隠れして、山の鼻も近い感じがしてくる。花が少ないので、ちょっと元気が出ない。ベストシーズンは7月初頃か。でも、その時にしか出会えない花もあるので、元気は無理やりにでも出すしかない。

　本州の中部地方以北の日本海側山地に分布し、亜高山～高山帯、ときに山地帯の湿った草地、林縁などに生育する。茎は直立して、高さ50～100㎝。長い葉柄がある根出葉は径20㎝の大型になり、7～9中裂し、裂片はさらに浅裂し、裂片の先は尖る。根出葉は花時にも残る。花期は7～8月。茎先に長さ30㎝になる細長い総状花序を付け、淡黄色の花を多数付け、下側から咲く。花弁にみえるのは萼片であり5枚あり、1個の花の高さは2.5～3㎝になる。花弁は頂萼片の内側にかくれる。花弁の距は長さ4㎜以上に伸び、距の先が著しく内側に曲がる。

　亜高山から高山にかけての湿原、湿地に自生。ふつう群生する。花茎の高さは、20～40㎝。葉は根生し、形は剣状線形。花期は7～8月。花茎の上に花被片6枚の星型の黄色い花を総状に付け、下方から開花していく。毒性のあるサポニンを含む。

　花は小さく淡紫色の花弁であまり目立たないが、雄しべらしきものが突き出ているのが見てとれる。7枚撮影したものが、すべてこのような半ピンボケ状態で情けない。花の拡大写真も欲しかった。初めて出会ったものなので、Internetや図鑑等で色々と調べたが、どうしても同定に行きつかない。

　群馬県と福島、新潟、長野の県境の山地にだけ分布。岩場の草地などに生える。草丈は１m。オニアザミに似るが、根生葉の切れ込みはより深いのが特徴。茎には白い軟毛が密生し、葉には鋭い棘が生える。花期は７～８月。花は紅紫色。大きな頭花を垂れるように咲かせる。

　全国に分布。山地の草原や林縁等の湿り気のある所に生育する。草丈は50～100㎝。葉は根生葉、長さ30～40㎝の卵状長楕円形で、葉柄が付く。花期は6～8月。漏斗型の白or淡紫色の花をやや下向きに付ける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。

　湿った草原や湿地、林縁に自生する。高さは1～2m。葉の裏が緑白色をしている。花期は5～7月。花は白っぽい淡紅色。壷型をしており下垂して付き、長さ11～14㎜。先端が浅く5裂し外側へ反っている。

　樹高は1～3m。よく分枝する。葉は葉柄があり、密に互生し、光沢のある革質で、長さ2～3.5㎝の長卵～長楕円形で、先端は短くとがり、縁に浅い鋸歯がある。花期は6～7月。雌雄異株で雄花、雌花とも白色の花を咲かせる。萼片は4～5個。花弁は4～5個で長さ2㎜。雄花序は2～3個、雌花は1個が葉腋に付く。果実は径7㎜の球状で赤色に熟し、4～5個の種子がある。

　樹高は1～2m。よく分枝する。葉は互生、変異が多い。花期は5～7月。今年枝の先端に径3～3.5㎝になる散房、複散房の花序をつくり、径7～10㎜の白色の5弁花を多数付ける。当地のものはマルバイワシモツケだとする説や両方２種があるという説もあって困惑する。花後の萼片の反り方で決めるというのだからわかるわけがない。

　当日も「なんでしょうね」と言いながら撮影。花茎の先（上部　雌花が付く）だけが結実し、下の横枝に付いたもの（雄花が付く）は結実していないことから、コバイケイソウではないかと推定できる。自信度は【★★★☆☆】かな。

　北海道と本州中部地方以北に分布。亜高山～高山帯の草地に生育する。草丈は7～35㎝。タカネニガナに似るが、全体にやや大きい。根出葉は長さ3～8㎝の楕円～長楕円形で、茎葉は茎を抱く。花期は7～8月。頭花は5～10個付き、黄色で、径2㎝。

　北海道、本州中部地方以北に分布。高山の岩場や草地、瓦礫地に生育する。草丈は5～20㎝。ダイモンジソウの高山型とされ全体に小型で毛のないものをいうが、分けないとする説もある。当地には葉の裏が赤いものでウラベニダイモンジソウがあるが、後の編集中に知って残念に思う。知らなければ、葉裏を返すなどそこまで細かな観察はなかなかできない。

高山～亜高山帯の高層湿原に分布し、大群生することが多い。高さ30～50㎝。花期は5～6月。果期は6～8月で、花が終わると、径2～3㎝の名前の由来ともなっている白い綿毛を付ける。

　幹の径は15㎜。地表の他の植物を這い、時に高木に巻き付き這い上がる。葉は葉柄をもって茎に互生し、年枝ごとに4～10枚生える。葉は長さ5～15㎝で、卵～楕円形。葉先は急鋭頭、基部は浅心形～くさび形、縁は鈍鋸歯になる。両面とも無毛。花期は7～8月。枝先に円錐花序を付ける。花は径6㎜で緑白色。果実は幅、長さとも12～18㎜の翼果で、淡緑～淡緑紅色を帯びる。

　日本は分布の南限。氷期に北方から南下してきて、温暖化とともに日本に取り残されて高山に逃げ込んだ氷河遺存種。その南限は赤石山脈の光岳、西限は加賀の白山。比較的標高が高い富士山や男体山（栃木県）等では見られない。花期は6～7月。雌雄同株。その年に伸びた枝先に1～3個の雌花を、側面に多数の雄花を咲かせる。いずれも淡い紅紫色だが、雄花はより明るい色合いで、黄色い花粉を付ける。雌花の後には径3～6㎝の球果（まつぼっくり）ができ、翌年の夏～秋に成熟する。熟すと8～12㎜の黒い種子を含む。

　北海道、本州中部地方以北の日本海側に分布。高山や亜高山の湿原や湿り気のある場所に自生する。高さは10㎝になる。茎に付く葉は対生し、長さ7㎜、幅3㎜の披針形で茎に寄り添う。花期にも根元に卵形の根出葉が残る。花期は6～8月。漏斗状の淡青紫色の花を、茎の上部に1個、上向きに付ける。花は日があたっている時だけ開く。雨天時等には、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。まれに、白花の品種もある。

　茎は直立する。上部は分枝し、高さは10～30㎝になる。根出葉には長い葉柄があり、葉は3～4回羽状に全裂し、終裂片は幅0.5～1㎜と細く、先端は針状に尖る。茎につく葉は互生し、長さ5～10㎝で、葉柄の基部が鞘状に膨らみ、茎を抱く。花期は7～9月。茎頂か、分枝した先端に小型の複散形花序を付ける。花は小さく、白色の5弁花で、花弁は内側に曲がる。

　小低木。茎は細く地表を這い、よく分枝する。全体に芳香がある。花期は6～8月。枝の先端に短い花穂を付ける。花冠は紅紫色の唇形で、上唇はわずかに2裂して直立し、下唇は3裂して開出する。萼は筒状鐘形の唇形となる。雄しべは4本ある。果実は分果となり、やや扁平となる。

　安易にヒメシャジンと思い込んで作業を進めていたが、どうも前出のものとはかなり異なる気がして、Internetで調べていたら、写真と同じ個体と思われるものを、ヒメシャジンとするものやツリガネニンジン、イワシャジンとするものがあり、途方に暮れている。

　北海道、本州中部地方以北に分布。高山帯の岩礫地や草地に生育する。カワラナデシコの高山型。茎は直立して、高さは15～40㎝。葉は長さ3～7㎝、幅 2～5㎜で対生する。茎の先に径4～5㎝の紅紫色の花を1～3個付ける。花期は7～9月。花弁は5個で、先端が細かく裂ける。雄しべは10個。萼の基部に2対の苞がある。