6時30分　登山口着　雨を気にしながらの登山準備。

　山地～亜高山帯の湿った草地、湿原に自生する。花茎の高さは、1～2 m。根出葉はフキに似て長い葉柄があり、径40～60㎝の心円形で、葉の縁は鋸歯状になる。茎に付く葉柄は茎を抱く。花期は7～10月。茎の上部に黄色い頭花を総状に付ける。総状花序の下から上へ開花していく。全体がメタカラコウに似るが、メタカラコウの頭花の舌状花が3個ほどであるのに対し、オタカラコウは8個ほど。また全体的に大ぶり。　

フシグロセンノウ（節黒仙翁）

ナデシコ科　センノウ属

参考　☜

　前回のものと同株。花期は7～10月と長い。

ここから登山道をつづら折りに登る。ハガクレツリフネの花が続く。

　この木は気に入っているから、毎回立ち止まって見てしまう。春には、この木の苔むした部分にヤマブキソウ等が咲いていているから嬉しくなる。で、そんなことより、この木の名前は知らないし、知ろうという気持ちも起こってこないことが問題なのだと思う。

竜神平、引地山分岐

　本州、四国、九州に分布。山地の木陰に生える。草丈は30～150㎝の多年草。茎は直立し、軟毛があり、上部でよく分枝し、枝はやや横向きに広がる。根出葉は花時は枯れ、下部の葉は卵～卵状長楕円形で、長さ7～20㎝。縁には不揃いな鋸歯があり、基部はやや心形、葉柄に翼はない。中部の葉は長楕円形で、先は尖る。花期は7～10月。頭花は枝先に点頭し、径6～8㎜。小花は黄色で、総苞は卵球形で、総苞片は４列、外片は短い。花の基部に２～４個の線形の苞葉がある。

　本州、四国、九州に分布。湿地や沢沿い等に生える。根茎を地中に長くのばして繁殖し群生する。茎は円柱形で高さ40～70㎝、ほとんど分枝しない。基部は赤味を帯びる。葉は互生し無毛で全縁。長さは4～7㎝、幅1～1.5㎝で先端は急に細くなって尖る。葉肉に細かな油点が散在する。花期は7～8月。白花。茎の頂上に直立した総状花序を付ける。オカトラノオのように先が曲がらない。小花の径は5～6㎜、基部に腺形の包葉がある。花の後にできる実はさく果。（熟すると下部が裂け、種子が散布される）

シロガネヨシ（銀葦）

イネ科　シロガネヨシ属　

　高さ2～3mと大きく成長し、細長い葉が根元から密生して伸びる。葉は縁が鋭い。花期は8～10月。垂直に立ち上がった茎に、長さ50～70㎝の羽毛のような花穂を付ける。雄株と雌株があり、雄株の花穂は細長いのに対し、雌株は幅広く綿毛を持つ。色はやや淡紅色がかった白銀色である。種類によっては矮性のものや、穂の色が紫色のものもある。

　原産地は南米大陸の草原（パンパス）。各国で鑑賞用に栽培され、日本には明治時代に入ってきた。英名からパンパスグラスとも呼ばれている。何回か車窓等から目にしたことがあるように記憶しているが、今回少雨の中でも撮影できてよかったと思う。（帰路に。10時40分頃に撮影。）