沢渡バスターミナル(6:00)---------大正池(6:25~6:45)・・・・・田代池・田代湿原(7:20~7:35)・・・・・田代橋・穂高橋(8:20)・・・・ウエストン碑(8:40~45)・・・・・河童橋(9:10~小休憩(軽食)~9:50)・・・・・至岳湿原(10:45~11:00)・・・・・明神池(11:45~12:10)・・・・・明神(12:20~昼食含む~13:10)・・・・・河童橋(14:20~14:30)・・・上高地バスターミナル(15:00頃 臨時便続発)--------沢渡バスターミナル(15:30)
沢渡バスターミナルから大正池へ
大正池は、1915年(大正4年)の焼岳大噴火によって、梓川の流れが堰き止められて出来た池です。常になだらかに透明度も高く淡いブルーの清流が注ぎ込み、立ち枯れた樹木が幻想的な雰囲気を醸し出しています。池の西側には、今も噴煙を上げる活火山・焼岳が、標高2455mの雄姿をもって鎮座しています。110年の時空を超えて、ここに立っていることが嬉しいのです。
林内に入った後、大正池の一部の湿地帯に設けられた木製の橋を渡る。
以前ここで見た、オニシモツケ、ニシキウツギ、カラマツソウ等を思い出します。今は、深まりゆく初秋の頃。左右の木立も紅(黄)葉し始めています。一緒にバスを降りた十余の人たちは、すでに先に進んていて見えなくなりました。
再び林内に。私が追い付いたのではなくて、
次々にやってくる人たちに追い越されてしまいます。
「熊ベル」。鳴らす人と鳴らさない人がいます。私は連打します。熊の目撃情報もあちこちに掲示されています。人がいなくなると足が竦みます。出会うかどうかは熊さん次第ですから。
川(沢)の水は、清流です。雨や雪解け水が、長く穂高連峰の山々に抱かれて浄化され、湧水となって流れ出てきたものだからです。その沢音に耳を傾けることも楽しみのひとつです。
最初のものはシメジに似ていると思って図鑑で調べていたら、「〇〇シメジ」とシメジが付くものが20種近くもあって、色合いや形がかなり異なるものもあるが、3、4種はどれもよく似ていて同定できません。二、三番目の写真は、もうお手上げ状態です。それでも撮影してしまいます。
田代湿地から穂高連峰方向を見る。画面下は草紅葉。
この熊ベルを見るとお猿さんたちのことを思い出します。5、6月には、この辺りからたくさんのお猿さんに出会っていたのに、その後出会わなくなりました。「お猿さんたちはどこに行ったのかしら」と気になっています。
田代橋、穂高橋を渡って、梓川右岸に出る。
梓川右岸を上り、ウエストン碑をめざす。
遠く、前穂高(左)、明神岳(中)方向が見える。
この辺りは何回も通っているし、花期の5月にも通っているのに、ここでマユミを認識したのは初めてです。この辺りでは個体数もかなり多いのに、見落としていました。不覚です。どこを見て歩いていたんでしょうかね。観察力なしということでしょうかね。果実はよく目立って種子が飛び出た様子も可愛いです。
いつもここで立ち止まって小休憩をします。
紅葉・黄葉し始めた木々のトンネルの中を歩く。
冷んやりとした初秋の風が、心地よく通り過ぎていきます。
フキ(蕗)を除いて、「この群生はなんだ」と個々に注目したらフッキソウでした。
2014.05.25に「野山の植物を楽しむ(同好の会)」で当地を訪れた時に出会っている。今年は5月27日に訪れたが、見落としたようです。
梓川右岸を上る 河童橋も近い
正面に河童橋の賑わいを感じる。 やっと着いたという感じ。
あれ、ここは以前「野山の植物を楽しむ」で泊った所?
大正池から約2時間30分。
お腹が空いたので、ハンバーグとコーヒーを注文して小休憩
河童橋の賑わい
河童橋から穂高連峰(上流)方向を見る
河童橋から焼岳(下流)方向を見る
草紅葉(草もみじ)の濃い赤茶色の部分は、ヤマドリゼンマイだったように記憶しています。
みなさん、草紅葉に見惚れたり、撮影タイムに夢中で、熊ベルを鳴らしません。私?。私はもちろん連打しました。
ツツジ科 ツツジ属
草もみじに見惚れていたら、若い男性のガイドさんを先頭にした、シニア年齢中心で10人ほどの団体が、私を追い越して立ち止まりました。で、そのガイドさん曰く、「これは、レンゲツツジです。一見枯れたように見えますがしっかり生きていて、もう花芽を準備して冬の寒さにも耐えて、翌年の開花時期を待っています。」ということでした。私は「オットー。なるほどなるほど、うっかり見落とすところであった。」とあわてて撮影したのでした。
梓川右岸に近い明るい林内。初秋の穏やかな陽光が差し込み、黄葉が美しい。
黄葉している木々の名前が分からないのが残念です。名前が分かればもっと美しいと感じられると思うのです。
キンポウゲ科 トリカブト属
ユリ科 マイヅルソウ属
林内や湿地帯の黄葉を十分に楽しんだのですが、それを抜けるとなんだかホッとします。
「嘉門次小屋」。お昼時。いつもならここでざるそばをいただくが、混雑気味なので、バスする。
拝観料500円を支払って、明神池エリアに入る。支払う? これはおかしな言い方。私にこのような信心はない。
➡➡
倒卵形から倒卵状長楕円形の 大きな葉を見て、ホオノキかなと思いながら安易に撮影。
でもちょっと違うような気もして同定せず。
明神には、12時20分頃着で昼食含む13時10分までの大休憩となりました。
ムクロジ科 カエデ属
未設定
梓川左岸コースを
50分の休憩後。まだ続々と人が集まってくる。明神は何もしなくても楽しい。
キク科 コウモリソウ属
ねね
茎の高さは60~95㎝。葉は茎に3枚ほど互生し、茎の下方の葉には長い柄が付く。葉は長さ6~10㎝の腎形で縁には粗い鋸歯がある。カニの甲羅に似る。花期は8~9月。茎の先に円錐花序状に白色の頭花を付ける。総苞は長さ8~9㎜の筒状で、総苞片は3個。頭花は3~5個の小花からなり、すべて両性の筒状花。小花の花冠は長さ8~8.5㎜で深く5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返る。写真は花後。ちょっと寂しい感じがする。
明神からこの辺りまで40分の行程。やや惰性の行脚。やはり疲れているようだ。
ここまで来ると「帰ったぁ」という気持ちになる。
今回も「小梨平」には入らない。足が向かない。
清水川の清流 バイカモがゆれる
橋の下を通過 梓川に流れ着く
写真奥の川が梓川本流 手前が清水川
間もなく合流して「河童橋」の下を通過します
また「河童橋」 14時25分頃 まだまだ盛況を極めています
乗車待ちの列は長々と続く
しかし、臨時便の続発で待ち時間は15分くらい 15時頃に乗車
15時30分頃着
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