全国。低山から山地のやや湿った所に生育する。ツリフネソウとよく似た環境に育つが、ツリフネソウのように群生しない。草丈は40～80㎝。葉は鋸歯があり、楕円～広披針形。

　花期は8～10月。葉の下から細長い花序が伸び、その先に3～4㎝の横長で黄色い花が釣り下がるように咲く。花弁状の萼と唇形の花弁を持ち、距が長く筒状になっている。

キツリフネ（黄釣船）

ツリフネソウ科　ツリフネソウ属    

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クサフジ（草藤）

マメ科　ソラマメ属   

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ハクサンフウロ　Ⅱ

　本州、四国、九州に分布。海岸～山地の日当たりの良い草地や岩礫地などにやや稀に生育する。低木。株立ちで樹高20～100㎝。葉は単葉で互生し、葉身は長さ1～8㎝の披針～卵～広卵形で先は尖る。縁に不揃いの重鋸歯がある。

　花期は5～8月。本年枝の先に平らな複散房形花序に多数の花を付ける。両性花で香気がある。花の径は3～6㎜。花の色は濃紅色、紅色、薄紅色、稀に白色がある。花弁は5個、楕円～広楕円形で、長さは2.5～3.5㎜。雄しべは25～30個で花弁よりも長い。雌しべは5個、花柱は無毛で長さ1～1.5 ㎜。

シモツケ（下野）

バラ科　シモツケ属   

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　キバナノヤマオダマキは、ヤマオダマキの黄花種で、花の色以外は基本的に同じとされている。草丈は30～60㎝で直立し、上部でいくつかに枝分かれする。葉は、根生葉が2回3出複葉で、小葉は2～4㎝の扇形で2～3裂する。

　花期は6～8月。枝分かれしたそれぞれの茎の先端に径3～4㎝の花を下向きに付ける。形状は、花弁状の萼片（横に広がる5枚の萼片）、中央部の花弁（長さ1～1.5㎝、花弁も5枚）に分かれ、花弁状の萼片はやや白に近い淡黄色、花弁の方が若干濃い黄色である。

キバナノヤマオダマキ　　　　（黄花の山苧環）

キンポウゲ科　オダマキ属

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　本州の東北地方～北陸地方以北に分布する。山地の岩場に自生する。茎の高さは20～60㎝。葉は茎に対生し、茎の下方の葉には長い柄が付く。葉の形は広卵形で、幅は3～10㎝で、掌状に3～5中裂し、裂片は歯牙または欠刻がある。

　花期は7～8月。オミナエシに似た花冠が5裂した径5㎜の黄色の小花を集散花序に付ける。

ハクサンオミナエシ　　　　　（白山女郎花）

オミナエシ科　オミナエシ属

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オオカメノキ　Ⅱ

　茎は高さ0.5～1.5mで、ほとんど枝分れせずまっすぐ上に伸びる。葉は互生する。花期は7～9月。総状花序に濃紫色の花が下から順に咲く。花弁は長さ1～1.5㎝で4個。雄しべは8個。果実は細長く、白い綿毛を付けた種子が飛び散る。

モミジカラマツ（紅葉唐松）

キンポウゲ科　モミジカラマツ属   

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ツバメオモト（燕万年青）

ユリ科　ツバメオモト属   

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　写真は果実。

ハリブキ（針蕗）

ウコギ科　ハリブキ属   

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　本州では高原に、東北地方や北海道では海岸近くでも見られる。 正式名は〖ゼンテイカ（禅庭花）〗。各地で色々に呼ばれるが、一般的にニッコウキスゲとよばれることが多い。花期は5～8月上旬。当地では盛期を過ぎた頃に当たる群生すると山吹色の絨毯のようで美しい。。

　高さは50～80 ㎝になる花茎を伸ばして、その先端に数個の蕾を付けて、黄橙色の6弁花を次々に咲かせる。花はラッパ状、大きさは10㎝。花弁は、3枚は萼が変化したもので実際には3枚。朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花である。 

ニッコウキスゲ（日光黄菅）

ワスレグサ科　ワスレグサ属   

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　本州、四国、九州に分布。山野、草原など自生し、日当たりのよい所に多い。茎の高さは60～100㎝。上部で枝分かれする。葉は多形で変化があり、羽状に中裂し、葉縁にある鋸歯の先は硬くて鋭い棘になっている。茎につく葉は互生し、基部は茎を抱く。

　花期は5～8月。アザミ属の中では春咲きの特徴をもつ。花は、枝の頂に上向きに直立して頭花が付く頭状花序で、すべてが筒状花で構成され、径は4～5㎝。花の色は紅紫色がふつうで、淡紫色、まれに白色のものもある。

ノアザミ（野薊）

キク科　アザミ属   

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　北海道、本州近畿地方以北と四国に分布。深山の樹林下で苔に混じって湿った場所に生育。茎は細くひも状で下部は地を這い、高さ5～10㎝で無毛。根を出すことはまれ。3～5枚の葉がまばらに互生し、広卵形で長さ5～12㎜、表面に微突起と光沢があり、冬には枯れる。（写真。丸く見える葉はミヤマカタバミのもの）

　花期は7～8月。茎の先端に1～3個の白色、時に薄桃色の花を横向きに付ける。苞は膜質で、長さ4～6㎜の広披針形。唇弁は長さ6～7㎜の萼より長く、約1㎝で基部はふくれ、先端は2裂する。葯は広卵形で、薄紅色。草姿はアカネ科のツルアリドオシに似る。

アリドオシラン（蟻通し蘭）

ラン科　アリドオシラン属   

未設定

余談。アリドアシランには2022.07.25に至仏山から下山中（鳩待峠近く）に出会った記録がある。小さくて白くて撮影が難しすぎる。

　本州、四国に分布。山地や深山のやや湿った草地、林縁に自生する。茎の高さは40～120㎝になる。根出葉は長い葉柄があり、葉身はフキに似た腎円形で径30～40㎝になり、縁は鋸歯状になる。茎に付く葉の葉柄の基部は広くふくれて茎を抱く。

　花期は5～8月。茎の上部に散房状に5、6個の黄色い径5 ～8㎝の頭花を付ける。舌状花は10個ほど。

マルバダケブキ（丸葉岳蕗）

キク科　メタカラコウ属   

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