全国に分布する。丘陵地帯から山地に自生する。日本特産。 / 落葉広葉樹の小高木や高木で、樹高5~15mになる。幹、小枝はともに灰褐色の樹皮で滑らか。一年枝はやや細く、短枝がよく発達する点はコシアブラによく似るが、枝の髄は白くて詰まっている。材は柔らかい。 / 葉は3出複葉であるが、単葉、2小葉のものも混じる。3枚の小葉からなり長枝に互生し、短枝または枝の先端に束生あるいは集中する。葉の表面は緑色で無毛、裏面は灰緑色。葉縁は毛状の微細な鋸歯になっており、先端が急に細くなり尖る。葉柄の長さは4~15㎝。小葉は長さ5~15㎝の楕円形で質は薄い。芽吹きの葉には毛がなく艶がある。秋には美しく黄葉するが、黄葉する樹木の中でもひときわ鮮やかであり、各地で秋の里山に鮮やかな印象を与えることが多い。 / 花期は5~6月。中心部に白い淡緑色(黄緑色)の小さな花が集まった散形花序を総状に付ける。花弁、雄しべともに5個ずつで、花柱は2裂する。果実は球形で径8㎜の液果。花期は9~10月で、黒く熟す。 / 冬芽は緑褐色や暗紫色の芽鱗4~8枚にに包まれていて、頂芽は卵形や円錐形、側芽は小さい。葉痕は浅いV字形で、維管束痕は7個つく。 / 名は、冬芽が鷹の爪を思わせることによる。 / 若芽は山菜として食用になる。他に薪炭、箱、箸、楊枝、マッチの軸木等様々な用途に利用される。【Wikipedia】より要約引用