コケイラン（小蕙蘭）

ラン科　コケイラン属　

参考　☜  

　花期は5～7月。高さ30～40㎝になる花茎が直立し、10～40個の黄褐色の花を総状花序に付け、下方から開花していく。

ギンリョウソウ（銀竜草）

ツツジ科　ギンリョウソウ属   

参考　☜

4～8月頃に地下から花茎を伸ばし、15㎝まで伸びる。色素はなく全体が透けた白色だが、花が咲くと柱頭は紺色である。茎には鱗片状の葉を多数付ける。ツツジ科ということが納得できない。

エンレイソウ（延齢草）

シュロソウ科　エンレイソウ属 

参考　☜

　全国に分布し、低地や山林のやや湿った場所に生える。高さは20～50㎝の茎が一本伸び、その先端に3枚の葉が輪生する。葉は茎から直接生ずる。形は丸みを帯びた菱形で径は10～20㎝。花期は4～6月。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花を付ける。花は花弁がなく3枚の緑色または濃紫色の萼片を持ち、横向きに咲く。

チャルメルソウ（哨吶草）

ユキノシタ科　チャルメルソウ属   

参考　☜

　山地谷沿いの湿地に生える。根性葉は柄があり、長さ4〜8㎝の広卵形で基部は心形、葉柄と両面に長毛と腺毛がある。花期は4～5月。花茎は高さ15〜30㎝、多数の花を付ける。花弁は羽状に3〜5裂し、萼裂片は直立する。　写真がひどすぎる。

ギンリョウソウ　Ⅱ

同定出来ず

　この種のものはあまり目立たないので、話題になることもない。調べて、カヤツリグサ科のスゲ属と思われるが、生育地から推測してヤワラスゲ、アオスゲ、ヒゴスゲのどれかだろうが、同定には至らない。

ヤブデマリ（藪手毬）

ガマズミ科　ガマズミ属   

参考　☜

　花期は5～6月。枝先に径5〜10㎝の散房花序を出す。花序の中心部には小さな両性花が多数付き、そのまわりを径2〜4㎝の白い装飾花がとり囲む。装飾花は深く5裂して平開する。裂片は1個だけがとくに小さい。

ガマズミ（蒲染）

ガマズミ科　ガマズミ属  

参考　☜

　ガマズミは他に何種類かあってどれもよく似ているため、同定に自信が持てないことが多い。長さ1～2.5㎝の葉柄が認められ、托葉がないことからコバノガマズミではないと思われる。

クルマムグラ（車葎）

アカネ科　ヤエムグラ属　

参考　☜   

　対生する本来の葉と、残りの4個の葉と同形の托葉がまとまって付く。花期は6～7月。茎先の上部に集散花序を出し10数個の花を付ける。花柄は太く2～3回二又に分枝し、萼筒は半球形で長毛が生える。花冠は杯形で、径2～3.5㎜。白色で先は4裂し、ごく短い筒部がある。雄しべは4個。

タニギキョウ（谷桔梗）

キキョウ科　タニギキョウ属　

参考　☜

　花期は6～8月。茎頂または上部の葉腋から花柄を立て、白色の鐘形の花を付ける。花冠は長さ5〜8㎜、先は5深裂する。雄しべは5個。

コバノフユイチゴ（小葉の冬苺）

バラ科　キイチゴ属

参考　☜

　花期は5～7月。匍匐枝から花枝を直立させ、枝先に（まれに葉腋に）白色の5弁花を1個付ける。花弁は長さ10㎜、萼裂片は長さ15～20㎜で浅く羽状に尖裂する。果期は8～9月。果実は球形になって紅色に熟す。名は、冬に実を熟すフユイチゴに似て葉が小さい（丸い）ことによる。別名【マルバフユイチゴ】

トチバニンジン（栃葉人参）

ウコギ科　トチバニンジン属  

参考　☜

　花期は6～8月。茎頂の葉の集まり部分から長柄を出し、その先端に散状花序を付け、球状に淡黄緑色の小さい花を多数付ける。秋に赤い果実を付ける。果実はよく目立つが、花は目立たない。

ニワトコ（接骨木）

ガマズミ科　ニワトコ属   

参考　☜

　漢字名が接骨木というのも不思議。調べて、『枝や幹を煎じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布剤に用いたため。』なのだそうだ。林陽の湿気がある所に多いが、花期（3～5月）や果期（6～7月）以外にはあまり目立たない。

ホウチャクソウ（宝鐸草）

イヌサフラン科　チゴユリ属　

参考☜

　　草丈は30～60㎝で、葉は互生し、茎は上部で分かれする。花期は5～6月。先端の葉の付け根から長さ2㎝の花が1～3個垂れ下がって咲く。花被片は6枚（3枚の花びらと3枚の萼）で、合着しないが開かないので筒状に見える。花の先端ほど緑色が濃い。

ツボスミレ（坪菫）

スミレ科　スミレ属　

参考　☜

　花は白色で唇弁の紫色のすじが目立つのが特徴だが、この個体だけは全体が純白に近いと思って撮影。花期は4～5月。他の株はほとんど花を終えていた。

同定出来ず

　『野山の植物を楽しむ』で、説明を何回か聞いた記憶があるが、それも名前も思い出せない。いつもこんな感じで横たわり、花もなく目立たない。

サワフタギ（沢蓋木）

ハイノキ科　ハイノキ属   

参考　☜

　葉の形状からサワフタギと思われるが、蕾の状態が全開してみないと確定できない。自信度【★★★☆☆】次回の登山では開花していると思う。楽しみ。

コミネカエデ（小峰楓）

ムクロジ科　カエデ属

参考　☜

　山地に生え6～8m。葉は対生して径5～8㎝の掌状で5裂する。花期は5～6月。この個体は1mほどの幼木。

バイケイソウ（梅蕙草）

シュロソウ科　シュロソウ属　

参考　☜

　草丈は60～150㎝。中空で直立する。葉は長さ15～30㎝の長楕円形。先は尖る。基部は鞘状で茎を抱く。花期は6～8月。円錐花序を付け、径1.5～2㎝の緑白色の花を房状に多数付ける。6枚の花被片は長さ1～1.5㎝㎝の細卵形でその先尖り、雄しべはその半分程の長さ。

ナルコユリ（鳴子百合）

キジカクシ科　アマドコロ属   

参考　☜

　茎は高さ50〜130㎝、丸くて無毛。葉は披針形。長さ10〜20㎝。花期は5～6月。花柄は基部から下に曲がり、3〜8個の花を付ける。花被は長さ19〜22㎜、基部は1㎜ほどの短柄となる。花糸は中部まで花被の筒部に合生し無毛。花柱は無毛、先は頭状。果実は径7～10㎜の球形で、藍黒色。

ハスノハイチゴ（蓮の葉苺）

バラ科　キイチゴ属

参考　☜

　最近では四国・石鎚山で出会った。広島県東部では個体数が少ないのか、あまり出会った記憶がない。当地では山頂に近い林縁にかなり多くの個体が見られた。

トチノキ（栃の木）

ムクロジ科　トチノキ属

参考　☜

　樹高30～35m、径2 m。葉は対生し、非常に大きな掌状複葉で全体の長さは50㎝になる。長い葉柄の先に長さ15～40㎝の倒伏状長楕円形から倒卵形の小葉を5～7枚を掌状に付け、枝先に集まる。鋸歯がある。花期は5～6月。枝先の葉の間から長さ15～25㎝の円錐花序が現れて高く立ち上がり、黄白色の雄花と両性花を付ける。両性花は花弁が4個、雄しべ7個、雌しべ1個が付く。個々の花と花弁はさほど大きくないが、雄しべが長く伸び、全体としてはにぎやかで目立つ姿である。果期は10月。自生のものに出会ったのは初めてである。

　クマザサの花？

　きのこ図鑑で調べた限りでは、コフキサルノコシカケというものに似ている。

ツクバネソウ　Ⅱ

ユキザサ　Ⅱ

コマユミ（小檀）

ニシキギ科　ニシキギ属

参考　☜

　高さは1～3m。株から多数枝分かれする。葉は対生。葉身は長さ2～7㎝の長楕円～倒卵形。細かく鋭い鋸歯。花期は5～6月。本年枝に集散花序を出し、淡緑色の花を数個付ける。花序の柄は長さ1〜3㎝。花は径6〜8㎜。花弁は4個。ふちには鋸歯がある。雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する。花柄は3〜6㎜。果実はさく果。1〜2個の分果する。分果は長さ5〜8㎜の楕円形で、10〜11月に熟し、裂開して橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。

コハウチワカエデ（小葉団扇楓）

ムクロジ科　カエデ属

参考　☜

　樹高10〜15m、径60㎝になる。幹は直立し、分岐した枝もやや直立する。葉は対生。葉身は径5〜8㎝で掌状に5〜11裂する。基部は心形または切形。裂片は先が短く尖り、鋭い鋸歯がある。雌雄同株。花期は5～6月。ふつうひとつの花序に雄花と両性花が混在する。淡黄色の小さな花を複散房花序に15〜20個付ける。花弁は5個。子房には軟毛が密生する。萼片は淡黄色ときに紫色。今回花を確認することは出来なかった。果実は翼果。翼はほぼ水平に開く。6〜9月に熟す。

山頂の巨岩

　ここへは登れません。

オオヤマレンゲ（大山蓮華）

モクレン科　モクレン属

参考　☜

　旧羅漢山頂の大岩によじ登って撮影。「ひょっとして、今年一番のものが一輪だけでも咲いているかもしれない。」と思ったりもしたのですが、やっぱりだめでした。堅い蕾が「まだまだ」と言ってるようでした。今までに一度しか出会ったことがないので、今年はぜひ会いたいと思っていたもの。6月の花行動が楽しみになります。