前日着の車中泊　5時00分頃起床　諸準備ＯＫ

撮影　5時27分

5時35分　活動開始

車中泊らしき車は、10台ほど止まっている。

　高さ2m以上はあるコンクリート塀の上に根付いている。いつも気にはなっていたもの。今回、葉がきれいだなと思いながら撮影。

　本州紀伊半島と四国、九州に分布。林内や谷筋などの湿った地に生育する。 草丈は30～80㎝。茎には赤紫褐色の毛がまばらにある。

ウラジロモミ（裏白樅）

マツ科　モミ属

　モミよりも寒冷な気候を好み、福島県から四国までの温帯北部～亜高山帯下部に分布する。本州中部では、おおよそ高度1000mでモミと入れ替わり、800～1700mでシラビソと入れ替わる。大きいものでは樹高40m、径2mにも達する。葉の裏側が白い。モミに似るが、葉先はモミほど鋭く2裂しない。

水場（お清めの水）

　ここから林内に入ります。登山リフトに乗らずこの道から登山するのは、2023(昨年).09.24が最初で、今年6月(２回)、7月、８月、今回で6回目になります。じつは、一番最初にこの場に立った時には、怖くて足が震えていました。

引き返して、登山リフト（8時始発）を待とうかなと思ったほどですが、登山者が次々に登って来るので、ちょっと安心したことと、早朝、林内に差し込むの木漏れ陽の美しさに見とれていたら、怖さを忘れしまったようなのです。今はもうへっちゃら(平気)であります。この写真は、2023.09.24に恐々（こわごわ）撮影したものです。

キツネノボタン（狐の牡丹）

キンポウゲ科　キンポウゲ属

参考　☜

　全国に分布。湿地の草地など湿り気のある土地に生える。ふつう、花期は5～7月。よく咲き残っていた。

テバコモミジガサ（手箱紅葉傘）

キク科　コウモリソウ属

参考　☜

　本州の関東～近畿地方の太平洋側、四国、九州に分布。落葉広葉樹林の林床や谷川の近くなどに生育する。四国の剣山、石鎚山から手箱山にかけては多数が群生する。花期は8～10月。 　

標識　6時27分

見ノ越から420m　西島駅へ930m

標識　6時52分

見ノ越から950m　西島駅へ400m

ウラジロモミ（裏白樅）

マツ科　モミ属　

参考　☜

　幼木（苗）の、立っている新葉の葉裏に2本の白い線があることからウラジロモミと同定出来る。全くの推測で3～5年生くらいと思われる。

コミヤマカタバミ（小深山片喰）

カタバミ科　カタバミ属

参考　☜

　全国。針葉樹林等の林床に生育。草丈は10㎝。ミヤマカタバミに近いが、各部とも少し小型で毛が少なく、小葉は丸みがありハート形であることから区別される。花期は5～6月。先端に1つ咲く花は花びらの中央は黄ばみ、花の色が白～淡紅色まであり、花びらにスジが入る。5月に登るしかない。 

　西島駅まであと100mほど、右側はキャンプ場に指定されている所。登山道脇に、ウラジロモミが実生からここまで大きく育っていることが嬉しい。撮影　2023.09.24

ナガサキとギリ　Ⅱ

シコクブシ　Ⅲ

　花時期、茎が垂れ下がる様子がサンヨウブシに似るが、葉は全深裂し、　花柄は無毛、花は淡紫色であることからシコクブシとした。

キレンゲショウマ　Ⅱ

アキチョウジ（秋丁字）

シソ科　ヤマハッカ属   

参考　☜

　本州岐阜県以西、四国、九州に分布。山の木陰に生える。茎は方形で高さ70〜100㎝、稜に下向きの毛がある。葉身は長さ7〜15㎝、幅2.5〜5㎝、まばらに毛があり、基部はくさび状の翼となって葉柄に移行する。花期は8～10月。茎頂及び葉腋にやや偏側生の細長い花穂を作って花を付ける。この時期、まだ花期の最中なのに、花の傷みが進んでいる。

サラシナショウマ（晒菜升麻）

キンポウゲ科　サラシナショウマ属   

参考　☜

　葉は互生、長い柄があり、2～3回3出の羽状複葉、小葉は3～8㎝の先が尖った卵～楕円形、さらに2～3裂して、葉縁には目立つ不揃いの鋭い鋸歯がある。花期は8～10月。総状花序に長さ5～ 10㎝の花柄を出して、多数の白い小花が咲く。花穂の長さは20～30㎝で、ひとつひとつの花が細かいため白いブラシのように見える。花には両性花と雄花がある。

イヌトウバナ（犬塔花）

シソ科　トウバナ属   

参考　☜

　全国。山地の木陰に生える。茎は方形で下部は倒れて斜上し、長さは20〜50㎝。葉は長さ2～5㎝の狭卵形～卵形で　5〜20㎜の葉柄がある。やや薄くまばらに毛があって裏面には腺点が目立つ。まばらな花穂を作る。萼は長さ5㎜で開出する長白毛が多い。花期は8～10月。花冠は白色で淡紅紫色を帯び、長さ6〜7㎜。

イヌトウバナ（犬塔花）

シソ科　トウバナ属   

参考　☜

　全国。山地の木陰に生える。茎は方形で下部は倒れて斜上し、長さは20〜50㎝。葉は長さ2～5㎝の狭卵～卵形で5〜20㎜の葉柄がある。やや薄くまばらに毛があって裏面には腺点が目立つ。まばらな花穂を作る。萼は長さ5㎜で開出する長白毛が多い。花期は8～10月。花冠は白色で淡紅紫色を帯び、長さ6〜7㎜。当地には、別にシコクハタザオがあるが花の形などから区別できる。

サラシナショウマのある風景

ネット（網）状の柵は、鹿からの食害防止のため設置されているもの。

シコクブシのある風景

リンドウ　Ⅱ

今回もこの子がお出迎え　9時38分着

　この辺りは、8月まで自然状態によく管理されているお花畑になっていて、撮影タイムを楽しむことが出来たのだが、編集中に「あれっ。ここの花(写真)が一枚もないじゃん。」と驚いているようなことである。花は少なくても、果実等も観察しないといけない。やはり、自身レベルが低く過ぎる。

朝食兼昼食

うどん700円、キツネ(トッピング)150円、椎茸(トッピング)150円

美味しくいただいて山頂に向かう　10時08分発

ツルギハナウド（剣花独活）

セリ科　ハナウド属

参考　☜

　写真は果実。

オタカラコウ（雄宝香）

キク科　メタカラコウ属   

参考　☜

　山頂までの一帯は、ミヤマクマザサの笹原で埋め尽くされています。その所々にリンドウの花が姿を見せています。少し生きづらそうに思えるのですが、それもいらぬお世話のお節介ということでしょうか。人、さほど思うほどもなく「ここで咲きたい花の命」です。