東京の60歳くらいの夫婦が秋田県の田舎の旅館に宿泊した。
。
朝散歩に出かけようと玄関を出たら番頭さんが
「じいさんばあさんおでかけ」と言った。
まだ60歳なのに「じいさんばあさん」はないでしょう。
女将さんにクレームを言った。女将さん平謝りした。
その後番頭さんに聞いた
「なぜあんなに若い夫婦をじいさんばあさんと言ったのよ」
番頭さん
「私じいさんばあさんなんて言わなかったよ。
あの夫婦の部屋番号が13番だったからね。
13番さんおでかけと言いました」
「13番さんおでかけ」が秋田弁で訛るから
東京の夫婦には「じいさん、ばあさん、おでかけ」
と
聞こえた。
医師とおばあちゃんの会話
「おばあちゃんこの薬は座薬と言ってね。お尻に入れるんですよ」
「はい、わかりました」
と言っておばあちゃん、うちに帰ってお汁、味噌汁に
入れて飲んじゃった。
医者も悪いよ。秋田弁で訛るもの。「おしり」と「おしる」
それを聴いた長男が怒って病院に怒鳴り込みました。
「私の大切なおばあちゃんに座薬を飲ませるとは何事か」
医師がひとこと「しり ません」
秋田県出身女優浅利香津代さんが若い頃の話
友人と東京の街を歩いていた。その日は極めて暑かった。
つい秋田弁が出た「あぇぇ、なじぎほてる」
東京の友人「そのホテルどこにあるの?」
脚注 なじぎとは秋田弁で「おでこ」のこと。
集団就職時代の笑い話です。
東京の名家のお手伝いさんになった少女の話。
秋田県では、語尾に「こ」をつけることが多い。
雪っこ、酒っこ、わらしっこ(子ども)、、、
ある時、名家のおかみさんから言われた。
「あのね、語尾に「こ」をつけるのをやめて、
言葉のはじめに「お」をつけるとお上品に聞こえますよ」
秋田県の少女は素直だからね。
タバコのことを「おたば」と言って家の人がびっくりしたそうな。
秋田弁は「ん」で始まる言葉が多い。
んだんだ、んでね、んだべ、んだがや、んかんか、んめ
んた、んだんす、んだがら、んだげ、んでもね
だから秋田でしりとりやると大変よ。エンドレスなのです。
みかん で終わったと思えば んだんだ
きりん で終わったと思えば んでね
ニンジン で終わったと思えば んめ
おかあさん で終わったと思えば んだが
秋田でしりとりやる時は弁当持参した方がいいです。(笑い)
秋田弁の「け」には三つの意味があります。
こちらに来てください け!
食べてください け!
かゆい け!
北国秋田は寒い風が冷たい。だからなるべく口を開ける回数を
少なくして意思を伝える文化が生まれた。
け、く、んめ
食べてください。いただきます。美味しいです。