終 活 ネ タ
1 皆さん、今朝のニュース見ましたか。
元総理大臣の小泉さんが家族に見守られながら静かに息を
しながら白いご飯を食べていました。
私にはいろいろなところから講演依頼が来ます。
子どもが多い講演会ではドラえもんやアンパンマンの話をしますし熟年女性が多い講演会ではシワの伸ばし方、シミの取り方、若く見える秘訣などを話します。高齢者が多い講演会ではいい火葬場の見分け方とか三途の川の渡り方などという話はしない。
2 ケチと豚は死んでからが美味しい。
ブタは○○と太らせてからトサツして美味しくお肉をいただきます。ケチな高齢者は生きている間、お金を一銭も使おうとしないで貯めてばかりいる。趣味はたまに預金通帳を開いて残高を確認して「うわああ、嬉しい、これだけ溜まっている」このようなお年寄りがお亡くなり遊ばされるとどのような状態が予想されますか。
タンスの奥、押入れの奥から残高いっぱいの通帳がザックザック出てくる。だから美味しい。
お金はためるものじゃないです。お金は人生を楽しむために使ってこそお金本来の価値が出てくるのです。
お金と肥料はばら撒かないと役に立たない。
肥料を倉庫に山積みしてどうなりますか。肥料は田んぼや畑にばら撒くから作物に栄養になり活きてくる。お金も同じですよ。
3 三途の川の渡し賃は神代の昔から六文と決まっている。
今の貨幣価値で言えば1文は約30円、だから6文×30円=
180円。180円あれば三途の川は渡れます。
180円だけ残して全部使っちゃいましょう。
秋田銀行秋田駅前支店はありますが、秋田銀行三途の川支店は
ないのです。使わないといけないですよ。
あんまり使い過ぎて150円しかなくて三途の川船頭に叱られたら戻ればいいのです。
戻ればいいと簡単に言ったけどね。戻られた方も容易でないよ。
葬式法事一切終わりやれやれ良かったと思ったら「ただいま」
じゃねえ。ご遺族の悲しみはいかばかりなものでしょう。
4 あちらの世界ってみんな嫌がるけどさ。とっても楽しい所かもしれない。なぜかというとね、戻ってきた人ひとりもいないんです。毎日飲めや歌えやってどんちゃん騒ぎしているかもしれないよ。
プラス思考ってこういうことなんです。
皆さん、知らない世界、不安だ。嫌だ、嫌だ。
私は逆なのよ。知らない世界だからきっと楽しいに違いない。と思う。思うのは自由だから、、、
私なんかユーモア話術コンサルタントだからね。三途の川を大笑いしながら「ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハッハ」と歩こうかと
今から楽しみにしています。
生れた時はオギャーと泣いて生れたでしょう。だからこの世とサヨナラするときはワッハッハでちょうどいいのです。
5 街を歩いていたらお寺の掲示板にこんなことが書かれていました。 「健康のため生き過ぎに注意しましょう」
お寺さんも長生きする人ばかりじゃ商売あがったりなのでしょう。
適当なところでね。ということを言いたかったらしいです。
お寺の名前が「長命寺」(脚注 架空のお寺です)
言っていることとやっていることが全然違うんだから、、、
6 今は少子高齢化社会だから子どもたちが誰もお墓に拝みに
こない。そんな時代背景なのでしょうか。最近はお墓を持たないで樹木葬や海洋散骨などが流行っていますね。
一生懸命家族のために働いたのにお墓にも入れてもらえない。
あああ、なんと ハカ無い 人生なのでしょうか。
7 シニア川柳はおもしろいですね。
お迎えは いつでもいいけど 今日はいや
延命は 不要と言って 医者通い
デイサービス お迎えですは やめてくれ
LED 使い切るまで ない寿命
8 死ぬこと以外はかすり傷 生きてるだけで丸儲け
生きていればいろいろ嫌なことあります。でもね何があっても死ぬこと以外は大したことないです。
かすり傷なのです。呼吸ができて白いおまんま美味しく食べれて排泄ができれば最高に幸せと思いましょうよ。
悩む人はああでもない、こうでもないと考えすぎるから悩むのです。
とりあえずねぐらとえさがあれば生きていけます。
9 60歳、70歳になってしまった。人生をやり直すことはできないです。でも人生の忘れ物を取りに行くことはできます。
少年少女時代には夢や希望がありました。あれもやりたい、これもやりたい。でも社会人となり結婚し仕事や家事に追われてやれなかった。今からでも遅くはないです。やりましょう。
「今さらこの年で」ではなく「この年で今から」やろうですよ。
私には大勢の弟子がいます。先日秋田県議会議員を4期務めた伊藤萬治郎さんが弟子入りしました。
彼の人生は挑戦の連続だと言っていました。
煎餅焼きの修行をして80歳で手焼きせんべい職人になったんです。五城目の道の駅やイオンに手焼き煎餅をおろしているそうです。
その彼がなんと82歳になってお笑い漫談に挑戦すると言うんです。凄まじい人生ではないですか。
皆さん、人生に遅すぎるということはないです。思い立ったが吉日。今日から始めればいいのです。人生が活き活きと輝いてきます。
10 命は大切にすれば一生使えます。
神様から与えれらたかけがえのないこの命をどのように使うかは個人の自由です。私の命の使い方を示す座右の銘です。
「人生の終わりに残るモノは集めたモノではなく与えたものである」 自分の幸せ、自分の家族の幸せだけを追い求めての幸せってわずかなものです。自分の幸せではなくて私と関わった人々の幸せを考えて行動する。人生の楽しみのなかで最高のモノは他人を喜ばせることだとアンパンマンの生みの親やなせたかしさんの言葉です。こんなことをやっていれば私がいなくなっても人々の心に残ります。モノをいくら集めてもあの世に持っていくことはできないです。モノは消える。行動は残る。
霊魂不滅説に立つならば私の行動はいつまでも私と共にあります。そして人々の記憶に残ります。
ユーモア話術コンサルタント 人星亭喜楽駄朗